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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

12月実験学校

●むこう向きのおっとせい その474

土日は今年最後の実験学校だった。


今回のテーマは
「美し過ぎる実験スペシャル」

1時目は
「カラフル結晶を育てよう!」

尿素の結晶析出の実験。
尿素は再結晶までの時間がとても短く、
みるみる結晶が出来てくる。
結晶に着色して、
子どもたちはその成長する変化を楽しんだ。

2時間目は
「折り染めスタンドを作ろう!」

和紙を着色液に浸して、模様を作り、
これをホヤにして電気スタンドを作成。
世界にただ一つの電気スタンド。
その幻想的な光に子どもたちはうっとり。

すき焼きパーティーの後

3時間目は
「世の中ハートであふれている」
「瞬間色変わりコマを作ろう」

ホロスペックフィルムというのを使うと、
点光源の周りにハートやスパークができる。
悩んでいる時もこれを見れば笑顔が戻る。

「瞬間色変わりコマ」は、
回っているコマに手をふれると
瞬間に色が変わる。
その変化の面白さに、
子どもたちは何度もコマを回した。

すき焼きパーティーの後

4時間めは天体観測。
非常に寒かったが、夜空には星が煌めき、
冬のダイヤモンドを確認した後、
双眼鏡でスバルを観測した。
スバルの青白い輝きは圧倒的な美しさだった。


朝の釣りは寒む過ぎたので中止にした。


5時間目は
「幻想的に光る美し過ぎる籠ボールの製作」

「籠ボール」を荷造りPPバンドをつかって作成。

担当は関西環境教育学会のU先生。

6本のPPバンドを織り込んでいくのだが、
これがまた難しい。

しかしながら、出来上がりは幾何学模様が大変に美しい。

フルカラーLEDをボールに中に入れて、
電気を消すと、ボールの中もバンドの色も
刻々と変わり、とても綺麗だった。


最後の実験は
「鏡を組み合わせて万華鏡を作ろう」

光の反射についての規則を学習した後、
万華鏡作りに挑戦。

作成した筒を回しながら見ると
次々と模様が変わる。

その変化の美しさに、
子どもたちは、飽きずに眺めていた。


今回の6つの実験を通して、
「変化する美しさ」を感じ、
科学への興味が深まってくれれば
言うことはない。


次回は年明けの1月13.14日。

平成30年度の最終会になる。

「ロボット作成」と「表彰式」で
しっかりと締めくくろうと思う。


ではまた。


悩みは尽きない

森山's Honey Buket378


冬の入り口頃が多いかなあ…

夜中?暁の頃?
ふと目が覚める。

夢の中身に動揺して目覚め
そして
考えていると暫く眠れない。


その中身は
前日または近日にあった
子どもたちや
保護者の方との
ほんの些細なやりとり。


そのやりとりの言葉には
どれも


厳しい口調のものも
不平の台詞も
批判も

無い。



しかし、それは

自分の仕事を振り返らせ
これでよかったのか?

と立ち止まらせてしまう瞬間を作る。



だから
夢に出てくる。


不思議と
やりとりをしているリアルタイムより
夢の中の自分や
その夢で目覚めた自分の方が、
その事実と真剣に向き合っている。


今朝は朝焼けが美しかった。


次の授業で打つ手は何か?
どう接し、何を語り掛ければ良いか?


今回は
比較的短い時間で
〝こんなふうにやってみよう!〟
が頭に舞い降りた。



夢を見、悩んで、自分を言い聞かせ…

一連のことがまた
ひとつの夢になるかのように
再び眠りの中に入ることができた。



それにしても
何年この仕事やってんねん!俺は…
いつまで悩むねん…


また髪の毛が抜けていった(はずだ)。



























新たな出会いが始まる

●むこう向きのおとせい その473

今朝、M山先生と、この春、初めて合宿に来ることになった
M中学に打ち合わせに行った。


伝統あるM中学とご縁ができたことはとても喜ばしいことだ。


「星くずの村」に合宿に来ていただいている中学は
現在のところ2校。


T中学は25年。
I中学は10年と長いお付き合いになっている。


いずれも理科実験の合宿で、我々が実験を担当している。


普段学校ではできない実験をすることで、
子どもたちが、科学により興味を持つきっかけになればということで、
実施していただいている。


子どもたちの反応はとてもいい。


それが長く続く要因だろう。


今日M中学から帰ってから、
T中学が発行している、生徒の感想文を読み返してみた。


平成10年のものなので、もう20年も前のものになるのだが、
その中に「藤原真也先生の授業」というタイトルの文がある。


私が担当した「薬品のこわさ」実験の感想を書いてくれているだが、
読み返すたびに、ちょっと気恥ずかしい思いとともに、
身の引き締まる思いがする。


この文を書いてくれた人とは、あの時以来一度もあってない。


今はもう30歳を超えているだろうけど、
時には島でのことを思い出したりしてくれているのだろうか。
もしそうならばうれしいが。


T中学の生徒ともI中学の生徒とも、たった一度の出会いになる。


だからこそ、この一期一会を大事にしたいと思ってやってきた。


来春出会うM中学の生徒にとっても、
いつまでも心に残る合宿になるように、
できうる限りの準備をしようと思う。



ではまた。

お幸せにね

森山's Honey Buket377


式場に敷設されているチャペルでの結婚式には何度か参加させてもらったことがある。自分の娘の時もそうだった。

しかし正真正銘?教会での結婚式は久方ぶりだ。

堺教会を訪ねるのは初めてだったが、とても立派な教会だった。



挙式に先立って、牧師さまから、結婚式は新郎新婦のみならず、ここに集う全ての人にとって神聖なものと受け止め、式中の写真撮影は慎しんでください。
お二人の退場の時にたくさん撮ってくださいと…確認があった。

バージンロードを進む花嫁とお父様や、二人の指輪交換などは、瞼に焼付けるより他ないんだなあ…と思いながら、スマホの電源を落とした。


教会の凛とした空気が、一参列者である自分をも緊張感で包んだ。


これより結婚式を執り行いますとの牧師さまの言葉とともに、パイプオルガンの重奏な調べが教会に響いた。

いよいよ新婦の入場となり、ますます緊張の度が増す。

カメラを通すのではなく、バージンロードの新婦とお父様の歩みをつぶさに見ていたからだろう、あっという間に熱いものがこみ上げてきた。


新婦の手がお父様から、祭壇の前で待つ新郎へ託された。おっと、またまた心が震える。

今日一日いったいどれだけ感動することになるのだろう…


賛美歌312番 「いつくしみふかき」を参列者で合唱。

僕の父母が生前よく二人でハモっていたのを思い出し、またも涙腺が…
堺で青春を過ごした父母はきっとこの教会に幾度か足を運んでいたに違いない。
鞄の中に、父母ふたりの写真を忍ばせて来て良かった…なんて思った。




そしてふたりはそれぞれ、神と皆の前ではっきりと誓いの言葉を宣言した。


指輪交換。
ここでも僕はまた勝手に緊張。

落としたらあかんで!
指間違えたらあかんで…

落としたり間違えたりすることになんて無いはずなのに、要らぬ心配をしてしまう。

無事終えられた…ホッ。そして追っかけで感動…



牧師さまは、ふたりの結婚を皆に報告された後、ご自身の言葉でふたりに祝福のメッセージを贈られた。

そのお話の中で特に印象的だったのは…

「パートナーの人生において、自分は脇役であることを忘れてはいけません。

自分は良き脇役として、この人の人生の応援が出来ているか…と、ときに顧みることが大切です。」



往々にして、パートナーの人生なのに自分が主役然と振舞ってしまうことがある。
僕自身を振り返りつつ反省したり、いやいやとそんなことはきっと無かったはず?と打ち消したり、とにかく誰もの心にも届く、大切で素敵なお話をしてくださった。


ちなみに僕の知りうる限り、今日の新郎は殊の外誠実な方だから、パートナーとなられる彼女のことを一生大切にされるに違いない。



結婚式後、時と場所を移しての祝賀の宴。

新郎新婦が心を込め、おそらくかなりの時間を掛けて準備されたのだろう、細やかな配慮がなされた披露宴だった。
ここでもいっぱいの幸せを感じさせてもらった。


ご両親に、ビールを提げてご挨拶にあがったとき、お母さんが「息子の進路懇談のとき、先生が書いてくださった赤ペンのメッセージを今も大切にしています。先日も読み返しました…。息子をずっと応援くださってありがとうございます。」と話された。
びっくりするやら嬉しいやら恥ずかしいやら。

でも息子の晴れの日に、わざわざこのお話をしてくださったのだから、素直に喜んで感謝しよう。



園長も記しておられたが、披露宴にはたくさんの新旧スタッフが招かれていた。
久しぶりにお会いできた方もいて、それも併せとても素敵な時間を頂けた。


朝から夜まで、ほんとうに素晴らしい一日だった。



最後になったけれど

山中ちゃん 真実さん

どうか末永くお幸せにね。

ありがとうございました。





















いろいろあった。

●むこう向きのおっとせい その472

週末はいろんなことがあった。


23日は元学園スタッフのY君の結婚式。


51期の超真面目青年。


成績は優秀、人柄も、優しさに溢れた人だ。


たくさんの結婚式に出ているが、
学園関係の列席者の数では過去最高だったろう。

専任は全員招待され、
その数は現スタッフ、元スタッフと新郎側の8割近くを占めた。


Y君の『藤原愛』を強く感じた。


Y山先生の素敵なスピーチで始まったパーティーは
和気藹々と進み、54期生の余興も最高だった。


式が終わった後、せっかくこれだけ集まっているのだから
みんなで飲みに行こうとなって、現スタッフのK君がやっている
店に行くことになった。


店は貸し切りになったので
心置きなく楽しむことができた。


卒業してからもこうして交流があるのは嬉しいことだと
つくつく感じた。



翌日は朝から、学園の中学2年生の生徒の
サッカーの試合を盾津東中学まで観に行った。


普段接している生徒たちの別の姿を見たくて、
機会があれば本を借りたり、
クラブ活動の様子を見に行ったりしている。


彼のクラブでの話は時々聞いていて、
いつか観に行きたいと思っていたのが
今回初めて実現した。

試合は惜しくも負けてしまったが、
無心にボールを追っかけている姿は
なかなかにかっこがよかった。

普段何事にも一生懸命に取り組む生徒だが、
サッカーも彼らしく真剣にやっていると思って、
思わず笑みがこぼれた。



そして昨日は朝早くから、中3の「ミニ合宿」。

近づいてきた入試に向けて、よりやる気を出し、
また仲間同士の絆を深めるというのを目標に掲げて、
朝の9時から夜7時までの超ロングな勉強会である。

昼ご飯は自分たちで焼きそばを作って気分転換。

子どもたちは7時まで一生懸命に取り組んでいた。


1時からは他の学年も加わってのテスト対策だった。

質問をひっきりなしに聞いたので少々疲れたが、
いい時間だった。


その後、元スタッフのO君と現スタッフのM君に誘われて、
実にウン十年ぶりにゴルフの打ちっぱなしに行った。


ヒゲ先生の形見のゴルフクラブを持って行ったのだが、
思うようには飛ばず大苦戦だった。


しかしながら久々のゴルフはとても楽しかった。


もうクラブを握ることはないと思っていたのだが、
いい機会を与えてもらった。



というのが週末の出来事だったのだが、
全て学園がらみということを改めて思った。


もう少し活動の幅を広げないといけないのだろうけど、
こうして現役生や卒業生と時間を共にできるというのは
きっと幸せなことなんだろうと思う。


これからも機会があればお付き合いしていこう。



ではまた。

往く道

森山's Honey Buket376


義父は満89歳。

元小学校の校長先生であったからか、退職後おおよそ30年、毎朝夕の登下校時には必ず家の前に立ち、子どもたちに「おはよう。」やら「お帰り。」やらの声をかけながら、通学の安全を見守りを続けてきた。

同年代の親類の中でも際立って健脚で元気溌剌な父だった。

しかし、このところ少し気弱になって来たようだ。

それというのも、自慢の足腰が意のままにならなくなってきたからだ。

車椅子のお世話にこそなっていないが、このところ歩行時の杖は必需品となった。


そんな父に、たとえ車窓からでも美しい紅葉を見てもらえたら…と、家内が「比叡山辺りのドライブに行かないか?」と声を掛けた。

すると父は「大台ケ原に行ってみたい。」と返答したらしい。

「お父さん、大台ケ原はもう落葉していて、紅葉狩りには遅すぎるよ。」と家内が話すと…

「紅葉はいらん、わしは大台に行きたい…」と義父。


そんなこんなで、義父母と家内と僕の4人で、先の日曜日に大台ケ原に向かった。


幸いにも天候は快晴。秋晴れのドライブ日和となった。



終着点「大台ケ原ビジターセンター」へは国道169号から脇に入って約20キロのドライブウェイを走る。

ドライブウェイと言えども山道。対向車が来たらどうして行きかおうかとドキドキする小径も含まれる。

麓の谷間付近はまだ美しい紅葉が陽光に輝いていたが、山道を走り進めるうちに落葉した裸の木が目立ち始めた。


そんな道をかれこれ20~30分登った辺りに、西に大きく展望の広がった駐車スペースがあった。


父は「ここで車を停めてほしい。」と言った。

そこからは世界遺産「大峯奥駈道」が尾根に走っている大峰山系の雄大な風景が広がっていた。


「この景色が見たかった…」と父は満足そうに呟いた。


かつて自身も駆けた奥駈道。

若かった頃に夫婦一緒に眺めた大峰の山並。


「あそこが行者還、その隣が弥山そして八経ヶ岳…」と父は遠い目をしながら指差した。


父はここからの景色が見たいと強く思っていたのだ。


ややして終着点大台ケ原に到着したのち、父に

「今日はありがとう。よく連れて来てくれた。僕はもう大台ケ原に来られることはないと思う。今日はほんとうに素敵な時間だった。」と礼を言われた。


ふいに寂しくなった。


そしてこれからも父が再訪したいと思える場所を一つでも多く尋ね、出来るだけ一緒に出向きたい…と強く思った。


















楽しい時間だった

●むこう向きのおっとせい その471


昨日卒業生と飲みに行った。

二人は学園の元スタッフで
途切れることなくお付き合いしている、
ほんとに気の置けない人たちだ。


もう一人のSちゃんとは久しぶりに会った。、

Sちゃんは周りに惑わされることなく、
自分を生きているということを強く感じさせる人で、
保育士時代の話、
今の会社の話、
お母さんの話、
そして学園での思い出話と、
彼女らしいトークが次々に展開した。


どの話も興味深かったし、とても刺激的だった。


彼女は物覚えがよく、
私が話したこと、
私立高校入試の後でみんなで観た黒沢明監督の映画『生きる』のこと。
卒業旅行のことなど
学園でのこともよく覚えていた。

『生きる』は中学生にとっては解釈が難しいところもあると思うのだが、
彼女は驚くほどよく理解していた。

また私が話したことが、彼女の心のどこかに残っていたというのは、
恥ずかしいような気もしたが、ちょっと嬉しかった。


あっという間に楽しい語らいの時間は過ぎた。


家に帰って、その余韻に浸っていたら、
「先生まだまだ現役で頑張ってェー、
学びをこうして心の糧にして、
生きてる生徒もいてるから」
ととても嬉しいラインが入った。


学園での思い出を大切にしてくれている人たちがいる。


そんなことに時には思いを馳せながら、
今しばらく頑張らんとね。



ではまた。



















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