藤原学園の『年中夢求』日記
〜今日も顔晴るみんなへ〜
やり方を変えてみた
●むこう向きのおっとせい その668
土曜日のジュニアサイエンスで小12は
「ぺーパークロマトグラフィー」の実験をした。
水性ペンは見た目が一色でも
いろいろの色が混じって出来ている。
その水性ペンのインクに、何色の色素が入っているのかを
紙と水を使って調べる実験だ。
細長く切ったろ紙の下の方に
水性ペンで印をつけ、水につける。
しばらくすると、毛細管現象で水があがってくる。
インクは、色によって水への溶け方や紙へのつきやすさが違う。
だから水が紙にしみて上がって行くとき
それぞれの色のインクが分かれていくという訳だ。
最初に、10色のインクを選んで、
それぞれの色が何色から出来ているのを調べて
用紙に貼りつける。
その後丸く切ったろ紙に、
好みの色で模様を描かせる。
水につけると
花が咲いたように模様が広がる。
これはとてもきれいで子どもたちは喜んで
何枚も作っていた。
最後に、好きな絵を油性ペンで描いてから切り抜く。
そこに水性ペンで何箇所かに色を付けて、水につけると、
描いた絵に色が広がっていく。
この方法は思いついて初めてやったが、本当に綺麗だった。
子どもたちも大喜びだった。
出来た作品はパウチした。
パンチで穴をあけておくと
素敵な栞が出来上がった。
それをこどもたちは大事そうに持ち帰った。
今まで何度もこの実験をやってきたが、
初めてこんな風にやってみた。
やり方を変えると、子どもたちの反応も変わる。
やっている自分にとっても楽しい時間になった。
同じことをやるにも、やり方を変えることで
新しい息吹が吹き込まれる。
よきものに変えていこうという気持ちが、
新たな変化を生むということですね。
ではまた。
土曜日のジュニアサイエンスで小12は
「ぺーパークロマトグラフィー」の実験をした。
水性ペンは見た目が一色でも
いろいろの色が混じって出来ている。
その水性ペンのインクに、何色の色素が入っているのかを
紙と水を使って調べる実験だ。
細長く切ったろ紙の下の方に
水性ペンで印をつけ、水につける。
しばらくすると、毛細管現象で水があがってくる。
インクは、色によって水への溶け方や紙へのつきやすさが違う。
だから水が紙にしみて上がって行くとき
それぞれの色のインクが分かれていくという訳だ。
最初に、10色のインクを選んで、
それぞれの色が何色から出来ているのを調べて
用紙に貼りつける。
その後丸く切ったろ紙に、
好みの色で模様を描かせる。
水につけると
花が咲いたように模様が広がる。
これはとてもきれいで子どもたちは喜んで
何枚も作っていた。
最後に、好きな絵を油性ペンで描いてから切り抜く。
そこに水性ペンで何箇所かに色を付けて、水につけると、
描いた絵に色が広がっていく。
この方法は思いついて初めてやったが、本当に綺麗だった。
子どもたちも大喜びだった。
出来た作品はパウチした。
パンチで穴をあけておくと
素敵な栞が出来上がった。
それをこどもたちは大事そうに持ち帰った。
今まで何度もこの実験をやってきたが、
初めてこんな風にやってみた。
やり方を変えると、子どもたちの反応も変わる。
やっている自分にとっても楽しい時間になった。
同じことをやるにも、やり方を変えることで
新しい息吹が吹き込まれる。
よきものに変えていこうという気持ちが、
新たな変化を生むということですね。
ではまた。
サーモスタットの実験をした
●むこう向きのおっとせい その667
土曜日のジュニアサイエンスで
「サーモスタット」の実験をした。
こたつとかホットプレートのスイッチが
勝手に切れるのはなぜか?
との問いから授業はスタート。
金属環の輪に通っていた金属球を熱すると
輪を通らなくなり、冷やすと再び通るようになる、
という定番の実験をして、金属の体積は、
温度によって変化するというのを確かめる。
その後サーモスタット実験器を使って
金属の種類によって膨張率は違うことを確かめ、
サーモスタットの仕組みを考える。
そしてサーモスタットを自作。
黒く塗った紙に、アルミテープを巻いたものを
豆球で温めてスイッチにする。
上手くいくと、豆球が点いたり消えたりする。
目に見えないほどの動きで反応が変わる。
これはかなり面白い。
自分も作ってみて、その反応に
しばらく見とれていたぐらいだ。
初めて理科実験に参加した女の子も、
「これ無茶苦茶面白い。」
と生き生きした顔でお母さんに報告していた。
新しい知識得た嬉しさと、
上手くできたという満足感が、
表情に溢れていた。
理科実験は子どもの心をくすぐる。
やはり実験はいい。
ではまた。
土曜日のジュニアサイエンスで
「サーモスタット」の実験をした。
こたつとかホットプレートのスイッチが
勝手に切れるのはなぜか?
との問いから授業はスタート。
金属環の輪に通っていた金属球を熱すると
輪を通らなくなり、冷やすと再び通るようになる、
という定番の実験をして、金属の体積は、
温度によって変化するというのを確かめる。
その後サーモスタット実験器を使って
金属の種類によって膨張率は違うことを確かめ、
サーモスタットの仕組みを考える。
そしてサーモスタットを自作。
黒く塗った紙に、アルミテープを巻いたものを
豆球で温めてスイッチにする。
上手くいくと、豆球が点いたり消えたりする。
目に見えないほどの動きで反応が変わる。
これはかなり面白い。
自分も作ってみて、その反応に
しばらく見とれていたぐらいだ。
初めて理科実験に参加した女の子も、
「これ無茶苦茶面白い。」
と生き生きした顔でお母さんに報告していた。
新しい知識得た嬉しさと、
上手くできたという満足感が、
表情に溢れていた。
理科実験は子どもの心をくすぐる。
やはり実験はいい。
ではまた。
永遠のロックンローラー
●むこう向きのおっとせい その666
この間中学の時の同級生と久しぶりに会った。
中学3年に同じクラスになって
通う高校はみんな違っていたが、
バンドを組んでよく行動を共にしていた。
毎年夏には旅行した。
1年の時は小豆島。
2年の時は和歌山アメリカ村
3年の時は友が島
どれも思い出がいっぱいで
とてつもなく楽しかったし、
初めてが一杯の時期に出会った出来事は
今も全く色褪せない。
みんな随分歳をとってしまって、
話す内容も健康のことと、
歳のことが大半を占めるようになってしまったが、
その表情には時折あの頃の顔が現れる。
あと何年こうして元気に会えるのだろうかと
楽しかった半面、ちょっと寂しい気持ちにもなった。
谷村新司も死んだしなと思っていたら、
ローリングストーンが新しいアルバムを出すというニュースが
入ってきた。
ミックジャガー80歳。キースリチャーズ79歳
ロンウッド76歳。だって。
年齢を感じさせないエネルギー。
元気が出る。
若くふるまうと、心身ともに若くなるらしい。
希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる
(サムエル・ウルマン)
悲観はあかんだ。
永遠のロックンローラーを目指すべし。
にしてもローリングストーンズは凄い。
ではまた。
この間中学の時の同級生と久しぶりに会った。
中学3年に同じクラスになって
通う高校はみんな違っていたが、
バンドを組んでよく行動を共にしていた。
毎年夏には旅行した。
1年の時は小豆島。
2年の時は和歌山アメリカ村
3年の時は友が島
どれも思い出がいっぱいで
とてつもなく楽しかったし、
初めてが一杯の時期に出会った出来事は
今も全く色褪せない。
みんな随分歳をとってしまって、
話す内容も健康のことと、
歳のことが大半を占めるようになってしまったが、
その表情には時折あの頃の顔が現れる。
あと何年こうして元気に会えるのだろうかと
楽しかった半面、ちょっと寂しい気持ちにもなった。
谷村新司も死んだしなと思っていたら、
ローリングストーンが新しいアルバムを出すというニュースが
入ってきた。
ミックジャガー80歳。キースリチャーズ79歳
ロンウッド76歳。だって。
年齢を感じさせないエネルギー。
元気が出る。
若くふるまうと、心身ともに若くなるらしい。
希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる
(サムエル・ウルマン)
悲観はあかんだ。
永遠のロックンローラーを目指すべし。
にしてもローリングストーンズは凄い。
ではまた。
嬉しいニュース
●むこう向きのおっとせい その665
先日19期生の大東君から、
「このような素晴らしい賞を受賞しました。」というラインが入った。
その賞は、大東君が現在取締役会長を務める、
「株式会社ダイプラ」に対するもので、
「大阪ものづくり優良企業2023」の「最優秀企業賞」
で、1社だけが受賞できる賞だった。
大阪府内のものづくり中小企業で、「高度な技術力」
「高品質・低コスト・短納期」など総合力が高く、
市場で高い評価を得ている企業が対象で、
今後、基礎技術で大阪産業の活性化と地域社会への
貢献が期待される優秀な中小企業を表彰する、というものだ。
お父さんの後を継いで、
独自の技術を開発した、その努力と情熱には頭が下がる。
大したものだ。
4年前に、
「子どもと自然学会 第30回全国研究大会香川小豆島大会」が
「子どもと実験・観察子どもにとって実験・観察体験は価値があるのか>」
というテーマで開催された時に、
彼にも寄稿してもらった。
その中で彼は「実験を通して、子ども達の「なぜ」を引き出すことが
最大の目的でなくてはならない。
そしてその「なぜ」を追求し克服し、次の「なぜ」を見つけることが大切だ。
それを繰り返して成長し、人生を豊かなものに変えていく。」
と書いていた。
彼の生き方とリンクするもので、
この思いが、
今回の受賞にもつながったのではないだろうかと思った。
学園の生徒達にも、
こんな素敵な先輩がいるよと早速話をした。
勇気と元気をもらえる
とても嬉しいニュースだった。
ではまた。
先日19期生の大東君から、
「このような素晴らしい賞を受賞しました。」というラインが入った。
その賞は、大東君が現在取締役会長を務める、
「株式会社ダイプラ」に対するもので、
「大阪ものづくり優良企業2023」の「最優秀企業賞」
で、1社だけが受賞できる賞だった。
大阪府内のものづくり中小企業で、「高度な技術力」
「高品質・低コスト・短納期」など総合力が高く、
市場で高い評価を得ている企業が対象で、
今後、基礎技術で大阪産業の活性化と地域社会への
貢献が期待される優秀な中小企業を表彰する、というものだ。
お父さんの後を継いで、
独自の技術を開発した、その努力と情熱には頭が下がる。
大したものだ。
4年前に、
「子どもと自然学会 第30回全国研究大会香川小豆島大会」が
「子どもと実験・観察子どもにとって実験・観察体験は価値があるのか>」
というテーマで開催された時に、
彼にも寄稿してもらった。
その中で彼は「実験を通して、子ども達の「なぜ」を引き出すことが
最大の目的でなくてはならない。
そしてその「なぜ」を追求し克服し、次の「なぜ」を見つけることが大切だ。
それを繰り返して成長し、人生を豊かなものに変えていく。」
と書いていた。
彼の生き方とリンクするもので、
この思いが、
今回の受賞にもつながったのではないだろうかと思った。
学園の生徒達にも、
こんな素敵な先輩がいるよと早速話をした。
勇気と元気をもらえる
とても嬉しいニュースだった。
ではまた。
9月実験学校
●むこう向きのおっとせい その664
17日と18日は実験学校だった。
テーマは
「ロケット&フィッシング」
毎年実施しているが、人気の企画だ。
今回も多くの生徒が参加してくれた。
まずはロケットの制作。
スタッフが多くいることもあり、
時間通りに終えることが出来た。
2時間目は「ドライアイスロケット」
島でドライアイスは手に入らないので
大阪で購入して持って行った。
ドライアイスは昇華するので、
前日に購入しても、
実験の時間まで持たない可能性がある。
なので多めに買って持っていこうと思っていたら、
ドライアイスを売っている店の人が
休みの日にも関わらず、
朝に店を開けてあげるよと言ってくださった。
これはありがたかった。
世のには親切な人がいるものだ。
お陰で実験は上手くできた。
3時間目は「風はどのようにして起こるか」の実験。
プラスチックのケースを使って風の動きを調べた。
2日目の朝、子どもたち待望のフィッシング。
今回は投げ釣りに挑戦した。
釣果は思ったより良かった。
ベラ、カワハギ、タイ、ハゼ、スズメダイなど
大半の子どもが釣り上げた。
フィッシングの後はいよいよロケット発射。
近くの広場に移動して一人ひとり、
自分の作成したロケットを打ち上げる。
ロケットはよく晴れた青空に、
白煙を残しながら、
次々に吸い込まれて行った。
何人かのロケットは海の方に流されたが、
地元の人が網ですくってくださったので、
全員持ち帰ることが出来た。
今回も多くの若きスタッフ、
そして学園外の親切な方々の助けも受け、
大きなトラブルもなく、無事に終えることが出来た。
感謝である。
次は11月。
テーマは「音」
子どもたちの好奇心をくすぐる実験を用意して、
子どもたちの笑顔に囲まれたいものだ。
ではまた。
17日と18日は実験学校だった。
テーマは
「ロケット&フィッシング」
毎年実施しているが、人気の企画だ。
今回も多くの生徒が参加してくれた。
まずはロケットの制作。
スタッフが多くいることもあり、
時間通りに終えることが出来た。
2時間目は「ドライアイスロケット」
島でドライアイスは手に入らないので
大阪で購入して持って行った。
ドライアイスは昇華するので、
前日に購入しても、
実験の時間まで持たない可能性がある。
なので多めに買って持っていこうと思っていたら、
ドライアイスを売っている店の人が
休みの日にも関わらず、
朝に店を開けてあげるよと言ってくださった。
これはありがたかった。
世のには親切な人がいるものだ。
お陰で実験は上手くできた。
3時間目は「風はどのようにして起こるか」の実験。
プラスチックのケースを使って風の動きを調べた。
2日目の朝、子どもたち待望のフィッシング。
今回は投げ釣りに挑戦した。
釣果は思ったより良かった。
ベラ、カワハギ、タイ、ハゼ、スズメダイなど
大半の子どもが釣り上げた。
フィッシングの後はいよいよロケット発射。
近くの広場に移動して一人ひとり、
自分の作成したロケットを打ち上げる。
ロケットはよく晴れた青空に、
白煙を残しながら、
次々に吸い込まれて行った。
何人かのロケットは海の方に流されたが、
地元の人が網ですくってくださったので、
全員持ち帰ることが出来た。
今回も多くの若きスタッフ、
そして学園外の親切な方々の助けも受け、
大きなトラブルもなく、無事に終えることが出来た。
感謝である。
次は11月。
テーマは「音」
子どもたちの好奇心をくすぐる実験を用意して、
子どもたちの笑顔に囲まれたいものだ。
ではまた。
いい時間だった
●むこう向きのおっとせい その663
昨日は、学園の元スタッフで、
生徒時代はもちろん、
スタッフの時も今も
何事にもエネルギー全開で取り組む
N君の結婚式に行ってきた。
お相手のSさんは小学校の先生で
その笑顔に人柄が表れていた。
多くの人に祝福され、
満面の笑みを浮かべている二人を見ていると
こちらも幸せな気持ちになる。
いつ出ても結婚式は素敵だなと思う。
式、2次会には多くの学園卒業生が来ていた。
卒業後もこうして交流が続いているのは
ほんとに嬉しいことだ。
そして今日は、元実験学校スタッフの
SちゃんとS君、そしてZ先生の4人で久しぶりに会って
楽しいひと時を過ごした。
二人とも小学生の時から、
実験学校に参加し、大学生になってからは
スタッフとして手伝ってくれた。
昔の写真や時間割を見ながら
思い出話に花が咲いた。
色々と話をしながら
実験学校もいろいろと変化していったのだなと
改めて思ったし、
二人の変わらない、
実験学校愛、小豆島愛は感動的だった。
心地よい、とてもいい時間が流れた。
多くの人の中に、
学園で過ごした時間が刻まれている。
ではまた。
昨日は、学園の元スタッフで、
生徒時代はもちろん、
スタッフの時も今も
何事にもエネルギー全開で取り組む
N君の結婚式に行ってきた。
お相手のSさんは小学校の先生で
その笑顔に人柄が表れていた。
多くの人に祝福され、
満面の笑みを浮かべている二人を見ていると
こちらも幸せな気持ちになる。
いつ出ても結婚式は素敵だなと思う。
式、2次会には多くの学園卒業生が来ていた。
卒業後もこうして交流が続いているのは
ほんとに嬉しいことだ。
そして今日は、元実験学校スタッフの
SちゃんとS君、そしてZ先生の4人で久しぶりに会って
楽しいひと時を過ごした。
二人とも小学生の時から、
実験学校に参加し、大学生になってからは
スタッフとして手伝ってくれた。
昔の写真や時間割を見ながら
思い出話に花が咲いた。
色々と話をしながら
実験学校もいろいろと変化していったのだなと
改めて思ったし、
二人の変わらない、
実験学校愛、小豆島愛は感動的だった。
心地よい、とてもいい時間が流れた。
多くの人の中に、
学園で過ごした時間が刻まれている。
ではまた。
夏合宿、無事終了!
●むこう向きのおっとせい その662
19日から23日まで、この夏最後の合宿だった。
夏合宿での扇の要のS先生がコロナのため来れなくなり、
また男子スタッフがいつもより少ないという、
不安だらけのスタートだった。
その上異常な暑さ。
この夏の暑さは過去経験したことのない暑さだった。
太陽の熱が、空気を通さずに、
肌に直に伝わってくる感じがした。
アウトドア満載の夏合宿だけに、
この暑さは大きな不安材料だった。
合宿は慰霊祭から始まった。
この慰霊祭は、子どもたちに命の大切さ、
思わぬことが起こりえるということを伝え、
自分の身は自分で守るという意識を持たせることが目的だ。
そうしてスタートした合宿だったが、
コロナは出る、熱中症は出る、
食堂のクーラーが故障すると
いつになく多くの困難に見舞われた。
どうなることかと思ったが、
若きスタッフが私の想像をはるかに超えて
行事遂行のため、寝食を忘れて奔走してくれた。
ほんとに頼もしかった。
また島在住のI先生が、
S先生の抜けた穴を十分に補ってくれたし、
有難いことに、I先生の島でのお友達の方からも
多くの支援を頂いた。
また、H先生はクーラーの利かない食堂で
Gさんと大奮闘。
炊事場には簡易のクーラーを急遽付けたが
火を使えば、ほぼ役に立たない。
それでも暑さに負けず、
子どもたちやスタッフのお腹を
滞ることなく満たして頂いた。
様々な困難に見舞われたが、
子どもたちのためにという、
多くの人の強い気持ちがあって、
合宿は無事に終えることが出来た。
子どもたちの作文を読むと、
「帰りたくない。」「もっと島にいたかった。」
「また来たい。」と大半の子が書いていたので
子どもたちにとって、いい時間が流れたのだと思い、
とても嬉しかった。
応援してくれたすべての人に感謝である。
しかしながら、来年以降もこの暑さが続くようであれば、
合宿の行事も考え直さないといけない。
いろんなことが過渡期を迎えているようだ。
ではまた。
19日から23日まで、この夏最後の合宿だった。
夏合宿での扇の要のS先生がコロナのため来れなくなり、
また男子スタッフがいつもより少ないという、
不安だらけのスタートだった。
その上異常な暑さ。
この夏の暑さは過去経験したことのない暑さだった。
太陽の熱が、空気を通さずに、
肌に直に伝わってくる感じがした。
アウトドア満載の夏合宿だけに、
この暑さは大きな不安材料だった。
合宿は慰霊祭から始まった。
この慰霊祭は、子どもたちに命の大切さ、
思わぬことが起こりえるということを伝え、
自分の身は自分で守るという意識を持たせることが目的だ。
そうしてスタートした合宿だったが、
コロナは出る、熱中症は出る、
食堂のクーラーが故障すると
いつになく多くの困難に見舞われた。
どうなることかと思ったが、
若きスタッフが私の想像をはるかに超えて
行事遂行のため、寝食を忘れて奔走してくれた。
ほんとに頼もしかった。
また島在住のI先生が、
S先生の抜けた穴を十分に補ってくれたし、
有難いことに、I先生の島でのお友達の方からも
多くの支援を頂いた。
また、H先生はクーラーの利かない食堂で
Gさんと大奮闘。
炊事場には簡易のクーラーを急遽付けたが
火を使えば、ほぼ役に立たない。
それでも暑さに負けず、
子どもたちやスタッフのお腹を
滞ることなく満たして頂いた。
様々な困難に見舞われたが、
子どもたちのためにという、
多くの人の強い気持ちがあって、
合宿は無事に終えることが出来た。
子どもたちの作文を読むと、
「帰りたくない。」「もっと島にいたかった。」
「また来たい。」と大半の子が書いていたので
子どもたちにとって、いい時間が流れたのだと思い、
とても嬉しかった。
応援してくれたすべての人に感謝である。
しかしながら、来年以降もこの暑さが続くようであれば、
合宿の行事も考え直さないといけない。
いろんなことが過渡期を迎えているようだ。
ではまた。
一服の清涼剤
●むこう向きのおっとせい その661
台風で常翔啓光学園サイエンスクラブの合宿が出来なくなったので
思わぬ休暇になった。
ゆっくり時間を過ごすことで
ようやく自分を取り戻すことが出来たように思う。
ここ最近あまりに忙しすぎて
ずっと時間に追われていた。
気が付いていなかったけれど、
だいぶ疲れていたようだ。
久しぶりにゆっくり寝た。
気になっていた部屋の片付けも随分と出来た。
部屋が片付くとやはり気持ちがいい。
やろうやろうと思っていながら、日々の忙しさを理由に
やって来なかった断捨離も始めだすことが出来た。
この歳だから断捨離=終活かな。
どんどん捨てていかないと、
残していてもあまり意味はない。
と言いながらちょっと昔の文章とかが目に入ってしまうと
手は動きを止めてしまう。
簡単なようで難しい断捨離。
でも今回はやり切ってしまおうと思っている。
昨日はその断捨離を一時中止して、
元スタッフのÝ君、Cちゃん夫妻のお家にお邪魔した。
2人が結婚する前は何度か私の家で飲んだりしたのだが
今回は私が2人の家に行くことになった。
Y君は最近カクテル作りに凝っていると聞いたので
ジンを買って持って行った。
玄関をあがると多種多様なお酒が一杯置いてあった。
メジャーカップ、シェーカー、バースプーン、カクテルグラスなどなど
私の知っているのはこれくらいだが、
いろいろと揃えてあった。
彼はカクテルを作る教本を持っていて、
それを元にいろいろなカクテルを作っているらしい。
まずはビールで乾杯してから、
彼の怒涛のカクテル攻勢が始まった。
ものすごい情熱だ。
次から次にいろんなカクテルが出てくる。
私はカクテルとは全くなじみがないのだが、
出してくるカクテルはどれもすごくおいしいので、
出されるがまま次に次に飲んででいく。
この日のためにわざわざボール型の氷まで用意してくれていた。
Cちゃんは美味しいあてをこれまたいっぱい作ってくれた。
特にエビの刺身はうまく捌いてあって
めちゃくちゃ美味しかった。
何尾食べただろう。
2人のもてなしてくれる気持ちが
ひしひしと伝わってきて、
カクテルも料理も極上の味になった。
そしてもう一つ嬉しかったのは
2人が飼っている2匹の猫に出会ったこと。
今まで犬も猫も飼ったことはない。
小学生の頃捨てられていた子犬を飼いたいと
おふくろさんに懇願したことがあったが、
おふくろさんは頑として願いを聞いてくれなかった。
生き物はいつかは死ぬ。
それがつらいからだとおふくろさんは言っていた。
昔に悲しい思いをしたのだろう。
というわけで犬も猫も飼えなかった。
まぁ、こんないい加減な男なので
生き物は飼えなかったとは思うが。
初めて身近に長い時間猫と時間を過ごすことになった。
何しろ昼の3時ごろから、夜中の3時ころまで
12時間も飲み食い喋ったもので。
2匹の猫は劇的に可愛かった。
何なのだろう。
触れているだけで、心が穏やかになる。
まだ子猫の方は顔もあどけなく、
好奇心旺盛で、どの動作、表情も可愛すぎた。
もうメロメロになってしまった。
何かとストレスのたまることもあるが
Y君、Cちゃん、そして2匹の猫。
一服の清涼剤だった。
こんな素敵な時間を作ってくれたことに
心から感謝である。
またもうすぐ日常に戻るけれど、
また元気に頑張れるだろう。
ではまた。
台風で常翔啓光学園サイエンスクラブの合宿が出来なくなったので
思わぬ休暇になった。
ゆっくり時間を過ごすことで
ようやく自分を取り戻すことが出来たように思う。
ここ最近あまりに忙しすぎて
ずっと時間に追われていた。
気が付いていなかったけれど、
だいぶ疲れていたようだ。
久しぶりにゆっくり寝た。
気になっていた部屋の片付けも随分と出来た。
部屋が片付くとやはり気持ちがいい。
やろうやろうと思っていながら、日々の忙しさを理由に
やって来なかった断捨離も始めだすことが出来た。
この歳だから断捨離=終活かな。
どんどん捨てていかないと、
残していてもあまり意味はない。
と言いながらちょっと昔の文章とかが目に入ってしまうと
手は動きを止めてしまう。
簡単なようで難しい断捨離。
でも今回はやり切ってしまおうと思っている。
昨日はその断捨離を一時中止して、
元スタッフのÝ君、Cちゃん夫妻のお家にお邪魔した。
2人が結婚する前は何度か私の家で飲んだりしたのだが
今回は私が2人の家に行くことになった。
Y君は最近カクテル作りに凝っていると聞いたので
ジンを買って持って行った。
玄関をあがると多種多様なお酒が一杯置いてあった。
メジャーカップ、シェーカー、バースプーン、カクテルグラスなどなど
私の知っているのはこれくらいだが、
いろいろと揃えてあった。
彼はカクテルを作る教本を持っていて、
それを元にいろいろなカクテルを作っているらしい。
まずはビールで乾杯してから、
彼の怒涛のカクテル攻勢が始まった。
ものすごい情熱だ。
次から次にいろんなカクテルが出てくる。
私はカクテルとは全くなじみがないのだが、
出してくるカクテルはどれもすごくおいしいので、
出されるがまま次に次に飲んででいく。
この日のためにわざわざボール型の氷まで用意してくれていた。
Cちゃんは美味しいあてをこれまたいっぱい作ってくれた。
特にエビの刺身はうまく捌いてあって
めちゃくちゃ美味しかった。
何尾食べただろう。
2人のもてなしてくれる気持ちが
ひしひしと伝わってきて、
カクテルも料理も極上の味になった。
そしてもう一つ嬉しかったのは
2人が飼っている2匹の猫に出会ったこと。
今まで犬も猫も飼ったことはない。
小学生の頃捨てられていた子犬を飼いたいと
おふくろさんに懇願したことがあったが、
おふくろさんは頑として願いを聞いてくれなかった。
生き物はいつかは死ぬ。
それがつらいからだとおふくろさんは言っていた。
昔に悲しい思いをしたのだろう。
というわけで犬も猫も飼えなかった。
まぁ、こんないい加減な男なので
生き物は飼えなかったとは思うが。
初めて身近に長い時間猫と時間を過ごすことになった。
何しろ昼の3時ごろから、夜中の3時ころまで
12時間も飲み食い喋ったもので。
2匹の猫は劇的に可愛かった。
何なのだろう。
触れているだけで、心が穏やかになる。
まだ子猫の方は顔もあどけなく、
好奇心旺盛で、どの動作、表情も可愛すぎた。
もうメロメロになってしまった。
何かとストレスのたまることもあるが
Y君、Cちゃん、そして2匹の猫。
一服の清涼剤だった。
こんな素敵な時間を作ってくれたことに
心から感謝である。
またもうすぐ日常に戻るけれど、
また元気に頑張れるだろう。
ではまた。
台風は要らない
●むこう向きのおっとせい その660
6・7・8日と2泊3日の実験学校の予定だった。
しかしながら村に着いて間もなく
台風6号のせいで、
フェリーが8日に出なくなる可能性があるとの連絡が入った。
8日にフェリーが出るかどうかは
7日のフェリー会社の朝の会議で決まるというので、
7日に帰ることも考えて、時間割を変更。
実験は全て先にやってしまうことにした。
今回の実験のテーマは「水スペシャル」
「マーブリング」「水をつかむ」「燃料電池」「水の合成実験」
に子どもたちは取り組んだ。
6日の夕方までは晴れていたが、
夜になって雨が降り始めた。
「天体観測」と「海ほたる」の観察が出来なくなったので、
恒星、惑星、衛星の違いを話した後、
星座ビンゴをやることにした。
子どもたちは大盛り上がりだった。
7日は「海辺の生物観察」の後、プールに行く予定だった。
子どもたちはてるてる坊主を作って
晴れることを祈った。
しかしながら朝は雨が降ったりやんだりで
「海辺の生物観察」は出来なかったので、
8日に回すことにした。
「燃料電池」の実験の時、
いつもやんちゃで、元気いっぱいの小学2年のA君が
「フェリーが出なくなったらどうするの?」と聞いたから、
8日帰れなかったら、台風が行き過ぎるまで、
ずっと島にいることになるから
しばらく帰れないと冗談交じりに答えた。
そうしたら実験中にふと見ると、A君が泣いている。
どうした?と周りが声をかけても泣き止まない。
しばらくしたら泣き止んで
いつものA君に戻っていた。
実験が終わった頃にフェリーの会社から連絡があり
出航1時間くらい前にならないと
船が出るかどうかは分からないと、
なんとも言えない回答だった。
ジャンボフェリーが、ちょっと前に着岸ミスで
係留ロープをつなぐブロックと橋を壊してしまった。
それで船を着岸させるのに漁船で
ロープを引っ張る人を運ばないといけなくなった。
その漁船が台風の影響で出ない可能性があるので、
ジャンボフェリーは出航できても、
坂手港には着岸できないということらしい。
何ともやり切れない人為的なミスだ。
子どもたちの気持ちを考えると船が出る方にかけたいが、
もし出なかったらもう1日島に滞在することになる。
これはいろんな面で難しい。
それで断腸の思いで7日に帰ることに決めた。
そのことを子どもたちに伝えたが、
子どもたちはがっくり肩を落としていた。
でも閉校式の時に、「楽しかったですか?」と聞いたら
大きな声で、「楽しかった!」と言ってくれたので
少し救われた気がした。
船を降りる時、あのA君が横にいた。
それで「実験の時に泣いていたのは、
もしかして、お母さんにしばらく会えないと思ったからか?」
と聞いてみたら、はにかんだ顔で「うん。」と答えた。
あまりに可愛かったので、思わず抱きしめてしまった。
1泊2日になってしまったけれど、
子どもたちはそれなりに
いい時間を過ごしてくれたのではないだろうか。
にしても、もう台風は要らない。
ではまた。
6・7・8日と2泊3日の実験学校の予定だった。
しかしながら村に着いて間もなく
台風6号のせいで、
フェリーが8日に出なくなる可能性があるとの連絡が入った。
8日にフェリーが出るかどうかは
7日のフェリー会社の朝の会議で決まるというので、
7日に帰ることも考えて、時間割を変更。
実験は全て先にやってしまうことにした。
今回の実験のテーマは「水スペシャル」
「マーブリング」「水をつかむ」「燃料電池」「水の合成実験」
に子どもたちは取り組んだ。
6日の夕方までは晴れていたが、
夜になって雨が降り始めた。
「天体観測」と「海ほたる」の観察が出来なくなったので、
恒星、惑星、衛星の違いを話した後、
星座ビンゴをやることにした。
子どもたちは大盛り上がりだった。
7日は「海辺の生物観察」の後、プールに行く予定だった。
子どもたちはてるてる坊主を作って
晴れることを祈った。
しかしながら朝は雨が降ったりやんだりで
「海辺の生物観察」は出来なかったので、
8日に回すことにした。
「燃料電池」の実験の時、
いつもやんちゃで、元気いっぱいの小学2年のA君が
「フェリーが出なくなったらどうするの?」と聞いたから、
8日帰れなかったら、台風が行き過ぎるまで、
ずっと島にいることになるから
しばらく帰れないと冗談交じりに答えた。
そうしたら実験中にふと見ると、A君が泣いている。
どうした?と周りが声をかけても泣き止まない。
しばらくしたら泣き止んで
いつものA君に戻っていた。
実験が終わった頃にフェリーの会社から連絡があり
出航1時間くらい前にならないと
船が出るかどうかは分からないと、
なんとも言えない回答だった。
ジャンボフェリーが、ちょっと前に着岸ミスで
係留ロープをつなぐブロックと橋を壊してしまった。
それで船を着岸させるのに漁船で
ロープを引っ張る人を運ばないといけなくなった。
その漁船が台風の影響で出ない可能性があるので、
ジャンボフェリーは出航できても、
坂手港には着岸できないということらしい。
何ともやり切れない人為的なミスだ。
子どもたちの気持ちを考えると船が出る方にかけたいが、
もし出なかったらもう1日島に滞在することになる。
これはいろんな面で難しい。
それで断腸の思いで7日に帰ることに決めた。
そのことを子どもたちに伝えたが、
子どもたちはがっくり肩を落としていた。
でも閉校式の時に、「楽しかったですか?」と聞いたら
大きな声で、「楽しかった!」と言ってくれたので
少し救われた気がした。
船を降りる時、あのA君が横にいた。
それで「実験の時に泣いていたのは、
もしかして、お母さんにしばらく会えないと思ったからか?」
と聞いてみたら、はにかんだ顔で「うん。」と答えた。
あまりに可愛かったので、思わず抱きしめてしまった。
1泊2日になってしまったけれど、
子どもたちはそれなりに
いい時間を過ごしてくれたのではないだろうか。
にしても、もう台風は要らない。
ではまた。
暑い、そして熱い夏が始まった。
●むこう向きのおっとせい その659
7月31日、育英西中学立命館コース中学2年生の生徒が
理科実験をするために若江校にやってきた。
昨年は小豆島で実施したが、
今年は若江校での実施になった。
実験の後は工場見学のために尼崎に移動するので、
時間的な制約があった。
担当のF先生が情熱を持った先生で、
できるだけ多くの実験を生徒たちにさせたいということで、
1実験の時間を短めにして、
「薬品の怖さと面白さ」「カエルの解剖」「レンズカメラ作り」
「水の合成実験」「テルミット反応」と5つの実験をこなした。
休憩時間もそこそこに、次々と実験が続いたけれど、
生徒たちは疲れも見せず、元気に取り組んでいた。
教える側はちょっとしんどくはあったけれど、
生徒たちの反応が後押ししてくれて
気持ちよく終えることが出来た。
帰り際に「楽しかったです。」と言ってくれたのが嬉しかった。
さてもう8月。
今はあずき王国の合宿の真っ最中。
6日~8日は「実験学校」、9日~10日は「常翔啓光サイエンスクラブ」
19日~23日は「本科夏合宿」とこれから合宿が続く。
とてつもなく暑い日が続く中、
いずれの合宿も無事に終えれるよう、
スタッフ一丸となって取り組んでいかねばと思っている。
でもまずは自分が気を付けないとね。
ではまた。
7月31日、育英西中学立命館コース中学2年生の生徒が
理科実験をするために若江校にやってきた。
昨年は小豆島で実施したが、
今年は若江校での実施になった。
実験の後は工場見学のために尼崎に移動するので、
時間的な制約があった。
担当のF先生が情熱を持った先生で、
できるだけ多くの実験を生徒たちにさせたいということで、
1実験の時間を短めにして、
「薬品の怖さと面白さ」「カエルの解剖」「レンズカメラ作り」
「水の合成実験」「テルミット反応」と5つの実験をこなした。
休憩時間もそこそこに、次々と実験が続いたけれど、
生徒たちは疲れも見せず、元気に取り組んでいた。
教える側はちょっとしんどくはあったけれど、
生徒たちの反応が後押ししてくれて
気持ちよく終えることが出来た。
帰り際に「楽しかったです。」と言ってくれたのが嬉しかった。
さてもう8月。
今はあずき王国の合宿の真っ最中。
6日~8日は「実験学校」、9日~10日は「常翔啓光サイエンスクラブ」
19日~23日は「本科夏合宿」とこれから合宿が続く。
とてつもなく暑い日が続く中、
いずれの合宿も無事に終えれるよう、
スタッフ一丸となって取り組んでいかねばと思っている。
でもまずは自分が気を付けないとね。
ではまた。
実験学校 7月
●むこう向きのおっとせい その658
8日・9日と実験学校だった。
今回のテーマは「浮かす」
まずは紙飛行機を作り、
ギネス世界記録の飛行機に挑戦した。
2時間目は塩酸とアルミホイルで水素を発生させ、
ビニール袋を浮かした。
3時間目は磁石の反発力で鉛筆を浮かす。
上手く作った子は鉛筆が長い間回転していた。
4時間目は食塩水で卵を浮かす。
水と食塩水の浮力の違いを実感しただろう。
水銀も紹介したが、
子どもたちはその重さに驚いていた。
最後は発泡入浴剤を使って、
自動で浮き沈みするペットボトルを作った。
残念ながら雨だったので
天体観測とフィッシングは出来なかったが、
フィッシングの代わりにブーメラン飛行機と
水の合成実験をやった。
実験を通して、
こどもたちは科学の面白さを楽しんだことだろう。
2日目の朝、私は5時に子どもたちに起こされて
2時間ほど相手をした。
子どもたちのパワーに対応するのはなかなかに大変だったが
子どもたちはほんとに可愛いかった。
実験準備は大変だったけど
今回も心地よい疲れを感じながら
終えることが出来た。
次回は2泊3日の合宿になる。
こどもたちにとって、
夏休みの最高の思い出になるように
しっかりと準備しよう。
ではまた。
8日・9日と実験学校だった。
今回のテーマは「浮かす」
まずは紙飛行機を作り、
ギネス世界記録の飛行機に挑戦した。
2時間目は塩酸とアルミホイルで水素を発生させ、
ビニール袋を浮かした。
3時間目は磁石の反発力で鉛筆を浮かす。
上手く作った子は鉛筆が長い間回転していた。
4時間目は食塩水で卵を浮かす。
水と食塩水の浮力の違いを実感しただろう。
水銀も紹介したが、
子どもたちはその重さに驚いていた。
最後は発泡入浴剤を使って、
自動で浮き沈みするペットボトルを作った。
残念ながら雨だったので
天体観測とフィッシングは出来なかったが、
フィッシングの代わりにブーメラン飛行機と
水の合成実験をやった。
実験を通して、
こどもたちは科学の面白さを楽しんだことだろう。
2日目の朝、私は5時に子どもたちに起こされて
2時間ほど相手をした。
子どもたちのパワーに対応するのはなかなかに大変だったが
子どもたちはほんとに可愛いかった。
実験準備は大変だったけど
今回も心地よい疲れを感じながら
終えることが出来た。
次回は2泊3日の合宿になる。
こどもたちにとって、
夏休みの最高の思い出になるように
しっかりと準備しよう。
ではまた。
桐蔭中学理科実験合宿 2023
●むこう向きのおっとせい その657
8日、9日と桐蔭中学の理科実験合宿だった。
中1生全員参加の学校挙げての行事で、
桐蔭1期生の時から続いていて、
今年で29年目になる。
去年からまた小豆島での合宿が復活して
今年も「星くずの村」で実施することが出来た。
実施する実験は
「薬品の怖さと面白さ」「カエルの解剖」
「LEDを使った光の実験」「テルミット反応」
「化石琥珀磨き」「レンズカメラ作り」
私の担当は「薬品の怖さと面白さ」
例年通り桐蔭の生徒の反応は
とてつもなくいい。
一つ一つの実験に目がキラキラ光って、
無邪気に歓声を上げ、
こちらの問いかけに即座に反応する。
こんなに気持ちよく授業できることは
なかなかない。
あるクラスの子たちは、授業終了後
私のサインを欲しいと言い出して、
クラスの大半の生徒に書くことになった。
これには驚いたが、
授業が楽しかったということかと思って
ちょっと嬉しかった。
どの実験も普段できないことなので
生徒たちにとっては大きな刺激があったと思う。
特に「カエルの解剖」は、
M山先生の絶妙なトークと共に、
心に残る実験になったことだろう。
これを機に、体験することの素晴らしさを
生徒たちが感じてくれたら言うことはない。
また桐蔭合宿は、子どもたちとの交流もさることながら、
最も信頼のおける、気の置けない人たちとの3泊の合宿にもなるので、
我々にとっても大変楽しい時間となっている。
来年もこんな素敵な時間を過ごせることを願っておこう。
ではまた。
8日、9日と桐蔭中学の理科実験合宿だった。
中1生全員参加の学校挙げての行事で、
桐蔭1期生の時から続いていて、
今年で29年目になる。
去年からまた小豆島での合宿が復活して
今年も「星くずの村」で実施することが出来た。
実施する実験は
「薬品の怖さと面白さ」「カエルの解剖」
「LEDを使った光の実験」「テルミット反応」
「化石琥珀磨き」「レンズカメラ作り」
私の担当は「薬品の怖さと面白さ」
例年通り桐蔭の生徒の反応は
とてつもなくいい。
一つ一つの実験に目がキラキラ光って、
無邪気に歓声を上げ、
こちらの問いかけに即座に反応する。
こんなに気持ちよく授業できることは
なかなかない。
あるクラスの子たちは、授業終了後
私のサインを欲しいと言い出して、
クラスの大半の生徒に書くことになった。
これには驚いたが、
授業が楽しかったということかと思って
ちょっと嬉しかった。
どの実験も普段できないことなので
生徒たちにとっては大きな刺激があったと思う。
特に「カエルの解剖」は、
M山先生の絶妙なトークと共に、
心に残る実験になったことだろう。
これを機に、体験することの素晴らしさを
生徒たちが感じてくれたら言うことはない。
また桐蔭合宿は、子どもたちとの交流もさることながら、
最も信頼のおける、気の置けない人たちとの3泊の合宿にもなるので、
我々にとっても大変楽しい時間となっている。
来年もこんな素敵な時間を過ごせることを願っておこう。
ではまた。
松の木を採取できた
●むこう向きのおっとせい その656
またまた随分と更新が遅くなってしまった。
連休中は、大学のサークルの同窓会の打ち合わせ、
小豆島での車中泊釣りとゴルフ、
そして学園の元バンドの、
4年ぶりのライブハウスでの親睦会
と一杯の出来事があったのに
書くタイミングを逸してしまった。
なので近々の出来事の方を書きます。
この間中1理科で裸子植物の単元を教えることになった。
いつもなら小豆島から松を持って帰るのだが、
今回はタイミングが合わなかったので、
持ち帰らなかった。
写真で説明するだけにしようと思ったが、
やはり実物を見せたいと思って、
近くの公園に探しにいった。
しかしながら見つけることは出来なかった。
そこで生駒ならあるかもと思って行ってみることにした。
父親のお墓が生駒にあるので行ってみようと思ったのだ。
まずはお墓参り。
父親と義弟のお墓の掃除を済ませてから、
作業をしていた人に、松の木はあるかと尋ねてみた。
実験で使いたいとの目的を伝えたら、
その人は2本あると思うと言って案内してくれた。
道路をちょっと上ったところに松はあった。
とりあえず許可をもらいに事務所に行った。
責任者の方には、最初ちょっと訝しがられたが、
事情を説明したら、快く受け入れて下さり、
剪定ばさみまで貸していただいた。
松を採ってからお二人に
松の雄花、雌花、受粉の仕組み、
松ぼっくりの説明をさせてもらった。
子どもたちに実物を見せるのはいいことですねと
素敵な笑顔で見送ってくださった。
授業の方はこの時の話を交えながら、
雄花、雌花の鱗片の双眼実体顕微鏡での観察、
花粉の顕微鏡観察をさせることが出来た。
子どもたちにとっては貴重な時間になったことだろう。
お二人に感謝だ。
準備にかなり時間を取られたが、
いい出会いもあったし、
思ったら行動することが大事だなと改めて思った。
ではまた。
またまた随分と更新が遅くなってしまった。
連休中は、大学のサークルの同窓会の打ち合わせ、
小豆島での車中泊釣りとゴルフ、
そして学園の元バンドの、
4年ぶりのライブハウスでの親睦会
と一杯の出来事があったのに
書くタイミングを逸してしまった。
なので近々の出来事の方を書きます。
この間中1理科で裸子植物の単元を教えることになった。
いつもなら小豆島から松を持って帰るのだが、
今回はタイミングが合わなかったので、
持ち帰らなかった。
写真で説明するだけにしようと思ったが、
やはり実物を見せたいと思って、
近くの公園に探しにいった。
しかしながら見つけることは出来なかった。
そこで生駒ならあるかもと思って行ってみることにした。
父親のお墓が生駒にあるので行ってみようと思ったのだ。
まずはお墓参り。
父親と義弟のお墓の掃除を済ませてから、
作業をしていた人に、松の木はあるかと尋ねてみた。
実験で使いたいとの目的を伝えたら、
その人は2本あると思うと言って案内してくれた。
道路をちょっと上ったところに松はあった。
とりあえず許可をもらいに事務所に行った。
責任者の方には、最初ちょっと訝しがられたが、
事情を説明したら、快く受け入れて下さり、
剪定ばさみまで貸していただいた。
松を採ってからお二人に
松の雄花、雌花、受粉の仕組み、
松ぼっくりの説明をさせてもらった。
子どもたちに実物を見せるのはいいことですねと
素敵な笑顔で見送ってくださった。
授業の方はこの時の話を交えながら、
雄花、雌花の鱗片の双眼実体顕微鏡での観察、
花粉の顕微鏡観察をさせることが出来た。
子どもたちにとっては貴重な時間になったことだろう。
お二人に感謝だ。
準備にかなり時間を取られたが、
いい出会いもあったし、
思ったら行動することが大事だなと改めて思った。
ではまた。
テレビの撮影場所になった
●むこう向きのおっとせい その655
テレビ大阪の「もしものマネー道」という番組がある。
私は見たことがないのだが、
番組のホームページには
「・・・もしもの時に備える、マネー活用バラエティー!」とある。
その番組で扱う会社の、昔の再現場面を撮るのに、
学園の教室を貸して欲しいと頼まれた。
なぜ学園の教室が選ばれたのかというと
昭和の実験室の雰囲気が欲しかったということらしい。
そう聞くとちょっと微妙な気もするが、
滅多にあることではないので引き受けることにした。
そして金曜日にその撮影があった。
実験室の雰囲気を伝えたいというので
フラスコや上皿天秤を用意するなど、
場を作るのに私も一役買った。
その会社で扱っている商品が
ちょっと言いにくいもので、
俳優さんたちが演技の中で、
大きな声で「〇〇ドーム」というので、
ちょっと近所に気を使ってしまった。
子どもたちには言いにくいので
まだ撮影のあったことは伝えていない。
にしてもテレビの撮影を見るのはなかなか面白かった。
6月4日に放映らしいので、
どんな風になっているのか楽しみにしておこう。
ではまた。
テレビ大阪の「もしものマネー道」という番組がある。
私は見たことがないのだが、
番組のホームページには
「・・・もしもの時に備える、マネー活用バラエティー!」とある。
その番組で扱う会社の、昔の再現場面を撮るのに、
学園の教室を貸して欲しいと頼まれた。
なぜ学園の教室が選ばれたのかというと
昭和の実験室の雰囲気が欲しかったということらしい。
そう聞くとちょっと微妙な気もするが、
滅多にあることではないので引き受けることにした。
そして金曜日にその撮影があった。
実験室の雰囲気を伝えたいというので
フラスコや上皿天秤を用意するなど、
場を作るのに私も一役買った。
その会社で扱っている商品が
ちょっと言いにくいもので、
俳優さんたちが演技の中で、
大きな声で「〇〇ドーム」というので、
ちょっと近所に気を使ってしまった。
子どもたちには言いにくいので
まだ撮影のあったことは伝えていない。
にしてもテレビの撮影を見るのはなかなか面白かった。
6月4日に放映らしいので、
どんな風になっているのか楽しみにしておこう。
ではまた。
2023年度 第1回実験学校
●むこう向きのおっとせい その654
1日2日は2023年度の第1回実験学校だった。
テーマは「薬品の怖さと面白さ&化学実験」
薬品の怖さ実験は毎年やっている。
これから薬品を使う実験もあるので、
大事な実験だと思っている。
その他の実験は「ガスバーナーの使い方」「酸素の捕集」
「二酸化炭素の捕集」「ラムネ菓子作り」
ガスバーナーの使い方では
ガスバーナーを分解して、その仕組みを学んでから、
1人1人実際に火をつけた。
酸素の捕集実験では、
酸素を入れた集気びんに線香、針金を入れて燃やした。
音を立てて燃える線香や、
花火のように燃える針金を見て、
子どもたちはとても喜んでいた。
二酸化炭素の実験では、
ろうそくを立てた手に、濡れた集気びんをかぶせると
集気びんが手に吸い付くという実験もやらせた。
ろうを手に垂らすのが怖くて、
子どもたちは大騒ぎだった。
ラムネ菓子は重曹とクエン酸の吸熱反応を説明してから
作らせた。
思い思いの形のラムネを作って、
子どもたちは楽しんでいた。
私はすべての実験を指導したが、
スタッフの助けを借り、
どの実験もスムーズに出来たし、
子どもたちの反応はとてもよかった。
子どもたちの無邪気な反応見るのが楽しくて仕方ない。
1月から、高校入試、卒業式、春合宿、明星中学理科実験と続き、
この実験学校でようやく一息ついた。
新年度も気持ちを新たに、
子どもたちの笑顔にいっぱい出会えるように
頑張っていこう。
ではまた。
1日2日は2023年度の第1回実験学校だった。
テーマは「薬品の怖さと面白さ&化学実験」
薬品の怖さ実験は毎年やっている。
これから薬品を使う実験もあるので、
大事な実験だと思っている。
その他の実験は「ガスバーナーの使い方」「酸素の捕集」
「二酸化炭素の捕集」「ラムネ菓子作り」
ガスバーナーの使い方では
ガスバーナーを分解して、その仕組みを学んでから、
1人1人実際に火をつけた。
酸素の捕集実験では、
酸素を入れた集気びんに線香、針金を入れて燃やした。
音を立てて燃える線香や、
花火のように燃える針金を見て、
子どもたちはとても喜んでいた。
二酸化炭素の実験では、
ろうそくを立てた手に、濡れた集気びんをかぶせると
集気びんが手に吸い付くという実験もやらせた。
ろうを手に垂らすのが怖くて、
子どもたちは大騒ぎだった。
ラムネ菓子は重曹とクエン酸の吸熱反応を説明してから
作らせた。
思い思いの形のラムネを作って、
子どもたちは楽しんでいた。
私はすべての実験を指導したが、
スタッフの助けを借り、
どの実験もスムーズに出来たし、
子どもたちの反応はとてもよかった。
子どもたちの無邪気な反応見るのが楽しくて仕方ない。
1月から、高校入試、卒業式、春合宿、明星中学理科実験と続き、
この実験学校でようやく一息ついた。
新年度も気持ちを新たに、
子どもたちの笑顔にいっぱい出会えるように
頑張っていこう。
ではまた。
明日は卒業式
●むこう向きのおっとせい その653
今日は公立高校入試の発表の日だった。
残念ながら全員合格とはならなかった。
ダメだった生徒は覚悟の上での受験だった。
学園での判定は△。
かなり厳しい受験だった。
しかし私立高校に合格していることもあり、
自分が納得のいく受験をするということで、
チャレンジすることにした。
入試までの日々、懸命に頑張っている姿を見てきた。
出来れば通してやりたかった。
願いを叶えてやることが出来なかった悔しさと
申し訳なさで一杯になる。
発表後、話をした。
もちろん悔しさは抑えていたのだろうが
私が思ったより元気だったし、前を向いていた。
今までも涙をのんだ生徒を見てきた。
しかし悔しさをばねに飛躍した生徒はいくらでもいる。
悔しさは次への原動力にもなる。
やってきたことは決して無駄にはならない。
ほんの少しスタート位置がずれただけだ。
自信を無くすことなく、また元気に歩き出して欲しいと心から願う。
明日は学園の卒業式だ。
涙をのんだ生徒もやってくる。
彼らの人生はまだ始まったばかり。
そんな彼らの門出を、
スタッフみんなで、明るく、楽しく、祝ってやろうと思う。
感動に溢れた卒業式になりますように。
ではまた。
今日は公立高校入試の発表の日だった。
残念ながら全員合格とはならなかった。
ダメだった生徒は覚悟の上での受験だった。
学園での判定は△。
かなり厳しい受験だった。
しかし私立高校に合格していることもあり、
自分が納得のいく受験をするということで、
チャレンジすることにした。
入試までの日々、懸命に頑張っている姿を見てきた。
出来れば通してやりたかった。
願いを叶えてやることが出来なかった悔しさと
申し訳なさで一杯になる。
発表後、話をした。
もちろん悔しさは抑えていたのだろうが
私が思ったより元気だったし、前を向いていた。
今までも涙をのんだ生徒を見てきた。
しかし悔しさをばねに飛躍した生徒はいくらでもいる。
悔しさは次への原動力にもなる。
やってきたことは決して無駄にはならない。
ほんの少しスタート位置がずれただけだ。
自信を無くすことなく、また元気に歩き出して欲しいと心から願う。
明日は学園の卒業式だ。
涙をのんだ生徒もやってくる。
彼らの人生はまだ始まったばかり。
そんな彼らの門出を、
スタッフみんなで、明るく、楽しく、祝ってやろうと思う。
感動に溢れた卒業式になりますように。
ではまた。
今日は公立高校入試
●むこう向きのおっとせい その652
今若江校にいる。
今日は公立高校の受験日で
朝から子どもたちの応援に行って来た。
スタッフが手分けして、
駅や高校前に行って激励するというのは
もう何十年も続けている。
入試を迎える子どもたちに、
勉強面ではもうやってやれることはない。
後は子どもたちが焦らず、
いつも通りの気持ちで受験出来るように
メンタル面をケアするだけだ。
昨日は各教室で激励会。
多くのスタッフが集まって
子どもたちに檄を飛ばす。
学園恒例の「ヒゲ薬」「力餅」に加え、
たくさんの応援の品をもらって、
最後は握手をして送り出した。
子どもたちの緊張感も少しはほぐれただろう。
嬉しかったのは、
私立専願や国立を受けて受験を終えた生徒も
仲間の応援に来てくれたこと。
スタッフにまじって、
応援のメッセージを送ってくれた。
みんなの前で話すプレッシャーが大きかったと思うが、一生懸命に話してくれた。
その姿が微笑ましかった。
そして今朝は応援に来たスタッフの顔を見て、
子どもたちは安心して、
受験に向かえたことだろう。
私の送り出した生徒は、
緊張感を見せつつも、
普段通りのいい顔をしていた。
しっかりと問題に向き合えるだろう。
今1時間目の国語が終わった。
上手く出来ただろうか。
心配は尽きないが、
懸命に闘っている彼らを信じて、
入試が終わるまで、
遠くから応援しておこう。
みんな頑張れよ。
ではまた。
今若江校にいる。
今日は公立高校の受験日で
朝から子どもたちの応援に行って来た。
スタッフが手分けして、
駅や高校前に行って激励するというのは
もう何十年も続けている。
入試を迎える子どもたちに、
勉強面ではもうやってやれることはない。
後は子どもたちが焦らず、
いつも通りの気持ちで受験出来るように
メンタル面をケアするだけだ。
昨日は各教室で激励会。
多くのスタッフが集まって
子どもたちに檄を飛ばす。
学園恒例の「ヒゲ薬」「力餅」に加え、
たくさんの応援の品をもらって、
最後は握手をして送り出した。
子どもたちの緊張感も少しはほぐれただろう。
嬉しかったのは、
私立専願や国立を受けて受験を終えた生徒も
仲間の応援に来てくれたこと。
スタッフにまじって、
応援のメッセージを送ってくれた。
みんなの前で話すプレッシャーが大きかったと思うが、一生懸命に話してくれた。
その姿が微笑ましかった。
そして今朝は応援に来たスタッフの顔を見て、
子どもたちは安心して、
受験に向かえたことだろう。
私の送り出した生徒は、
緊張感を見せつつも、
普段通りのいい顔をしていた。
しっかりと問題に向き合えるだろう。
今1時間目の国語が終わった。
上手く出来ただろうか。
心配は尽きないが、
懸命に闘っている彼らを信じて、
入試が終わるまで、
遠くから応援しておこう。
みんな頑張れよ。
ではまた。
誕生会を開いてもらった
●むこう向きのおっとせい その651
日曜日、1時から4時までテスト対策をした後、
誕生日会を開いてもらった。
集まってくれたのは私が最も信頼を置いている人たち。
貴重な休みのところを時間を割いて集まってくれた。
この人たちとの付き合いは、
それはそれは、とてつもなく長い時間になる。
今もこうしてお付き合い出来ているのが奇跡的なことだと思う。
乾杯の後、Zちゃん先生の呼びかけで作ってもらった
寄せ書きをもらった。
これはとても嬉しかった。
それ以外にも、それぞれに気持ちのこもったプレゼント頂いた。
誕生会の方は、
始まったばかりは確かに誕生日会だったと思うのだが、
後はM先生とZちゃん先生の爆裂トークで
なんの集まりかわからないという、いつもの展開になった。
でもそれがほんとに楽しくて、
あっという間に時間は過ぎた。
最後はカラオケまで付き合ってもらい、
楽しい会はお開きになった。
自分の人生もいよいよ最終章に入った。
多くの人と出会ってきたが、
長きにわたって深く関わってくれる人はそう多くはない。
いずれこの世を去る時に何を思うのか。
きっと今までに出会った人たちのことに想いを馳せることだろう。
そんな時に、今日集まってくれた人たちのことは、
笑顔で思い出すことだろう。
ボケてなければの話だが。
いつ何が起きても不思議ではない歳になった。
今日の誕生会に来てくれた人たちのように、
心許してお付き合いいただいている方々への
感謝の気持ちを忘れずに、
これからの一日一日を
目一杯自分に正直に生きていこうと思う。
ほんとに素敵な一日だった。
ではまた。
日曜日、1時から4時までテスト対策をした後、
誕生日会を開いてもらった。
集まってくれたのは私が最も信頼を置いている人たち。
貴重な休みのところを時間を割いて集まってくれた。
この人たちとの付き合いは、
それはそれは、とてつもなく長い時間になる。
今もこうしてお付き合い出来ているのが奇跡的なことだと思う。
乾杯の後、Zちゃん先生の呼びかけで作ってもらった
寄せ書きをもらった。
これはとても嬉しかった。
それ以外にも、それぞれに気持ちのこもったプレゼント頂いた。
誕生会の方は、
始まったばかりは確かに誕生日会だったと思うのだが、
後はM先生とZちゃん先生の爆裂トークで
なんの集まりかわからないという、いつもの展開になった。
でもそれがほんとに楽しくて、
あっという間に時間は過ぎた。
最後はカラオケまで付き合ってもらい、
楽しい会はお開きになった。
自分の人生もいよいよ最終章に入った。
多くの人と出会ってきたが、
長きにわたって深く関わってくれる人はそう多くはない。
いずれこの世を去る時に何を思うのか。
きっと今までに出会った人たちのことに想いを馳せることだろう。
そんな時に、今日集まってくれた人たちのことは、
笑顔で思い出すことだろう。
ボケてなければの話だが。
いつ何が起きても不思議ではない歳になった。
今日の誕生会に来てくれた人たちのように、
心許してお付き合いいただいている方々への
感謝の気持ちを忘れずに、
これからの一日一日を
目一杯自分に正直に生きていこうと思う。
ほんとに素敵な一日だった。
ではまた。
丁寧に
●むこう向きのおっとせい その650
8日は誕生日だった。
多くの人からお祝いの言葉を頂いた。
有難いことだ。
9日は私立高校入試に向けての激励会。
中3生相手にスタッフが励ましの言葉をかける。
来れなかったスタッフはラインでメッセージを送ってきた。
受験当日、我々にできることは何もない。
ただ子どもたちの健闘を祈るだけだ。
なので少しでも不安を和らげようとの思いで
毎年この激励会を実施している。
初めての入試を前にして、不安いっぱいの生徒にとっては
大きな励ましになったことだろう。
そして10日は入試本番。
早い学校は今日に合否の連絡が入っている。
子どもたちはしっかりと自分の力を発揮出来たのだろう。
今のところいい結果だ。
そして今日は中1・2の定期テスト対策を
1時から5時まで実施した。
ある生徒と一緒に電流の問題を解いている時、
その生徒が実にゆっくりと丁寧に文字を書いたり
図を描くことに気が付いた。
私は多くの生徒の質問を聞かないといけないので、
つい早口で、乱雑な図になってしまう。
この子にとっては、今までの説明のペースは速すぎのだろうなと思うと同時に、
どんな場合ももっと丁寧に説明しないといけないと、
普段の子どもたちへの接し方を反省することになった。
1人1人に丁寧に向きあって行くことが大切だという、
自明のことを改めて感じた時間だった。
これから定期テスト対策、公立高校入試対策と続く。
「丁寧に」という言葉を頭に置いて
子どもたちと向き合っていこう。
ではまた。
8日は誕生日だった。
多くの人からお祝いの言葉を頂いた。
有難いことだ。
9日は私立高校入試に向けての激励会。
中3生相手にスタッフが励ましの言葉をかける。
来れなかったスタッフはラインでメッセージを送ってきた。
受験当日、我々にできることは何もない。
ただ子どもたちの健闘を祈るだけだ。
なので少しでも不安を和らげようとの思いで
毎年この激励会を実施している。
初めての入試を前にして、不安いっぱいの生徒にとっては
大きな励ましになったことだろう。
そして10日は入試本番。
早い学校は今日に合否の連絡が入っている。
子どもたちはしっかりと自分の力を発揮出来たのだろう。
今のところいい結果だ。
そして今日は中1・2の定期テスト対策を
1時から5時まで実施した。
ある生徒と一緒に電流の問題を解いている時、
その生徒が実にゆっくりと丁寧に文字を書いたり
図を描くことに気が付いた。
私は多くの生徒の質問を聞かないといけないので、
つい早口で、乱雑な図になってしまう。
この子にとっては、今までの説明のペースは速すぎのだろうなと思うと同時に、
どんな場合ももっと丁寧に説明しないといけないと、
普段の子どもたちへの接し方を反省することになった。
1人1人に丁寧に向きあって行くことが大切だという、
自明のことを改めて感じた時間だった。
これから定期テスト対策、公立高校入試対策と続く。
「丁寧に」という言葉を頭に置いて
子どもたちと向き合っていこう。
ではまた。
心地よい疲れ
●むこう向きのおっとせい その649
昨日は英検のテストだった。
今年から学園は準会場になったので、
学園で実施する初の英検テストということになる。
会場登録にはZちゃん先生に随分とお世話になった。
彼がいなければ実施にこぎつけなかっただろう。
感謝である。
朝の9時から夕方5時まで。
ハードスケジュールだったが、生徒も真剣に受験していたし、
滞りなくできてほんとによかった。
英検のテストの後、
本部教室に自習に来ていた中3生の相手をした。
その後若江教室に移動して、
これまた中3生の相手をした。
テストに向けて、
懸命に取り組んでいる子どもたちを相手にしている時間は、
自分にとっても充実感のある、とてもいい時間だ。
私はこの時間が好きだ。
若江教室に行ったら、助手のN君が来ていた。
自分のテスト勉強がてら、
生徒の相手もしようと思ってくれたらしい。
そうこうしていると同じく助手の、K君、Mちゃん、Rちゃんも
同じように来てくれた。
こちらからお願いしたのではない。
彼らは自主的に来てくれたのだ。
後輩を思うその気持ちがとても嬉しかった。
冬合宿での交流も大きかったようだ。
彼らと共に過ごしている生徒たちの顔も生き生きとしていた。
ほのぼのとした素敵な時間だった。
22時に勉強会は終了。
朝の9時から夜の10時まで、
超ロングな1日だったが、
心地よい疲労に浸りながら家に帰ることが出来た。
幸せなことだ。
まだまだやれる。
ではまた。
昨日は英検のテストだった。
今年から学園は準会場になったので、
学園で実施する初の英検テストということになる。
会場登録にはZちゃん先生に随分とお世話になった。
彼がいなければ実施にこぎつけなかっただろう。
感謝である。
朝の9時から夕方5時まで。
ハードスケジュールだったが、生徒も真剣に受験していたし、
滞りなくできてほんとによかった。
英検のテストの後、
本部教室に自習に来ていた中3生の相手をした。
その後若江教室に移動して、
これまた中3生の相手をした。
テストに向けて、
懸命に取り組んでいる子どもたちを相手にしている時間は、
自分にとっても充実感のある、とてもいい時間だ。
私はこの時間が好きだ。
若江教室に行ったら、助手のN君が来ていた。
自分のテスト勉強がてら、
生徒の相手もしようと思ってくれたらしい。
そうこうしていると同じく助手の、K君、Mちゃん、Rちゃんも
同じように来てくれた。
こちらからお願いしたのではない。
彼らは自主的に来てくれたのだ。
後輩を思うその気持ちがとても嬉しかった。
冬合宿での交流も大きかったようだ。
彼らと共に過ごしている生徒たちの顔も生き生きとしていた。
ほのぼのとした素敵な時間だった。
22時に勉強会は終了。
朝の9時から夜の10時まで、
超ロングな1日だったが、
心地よい疲労に浸りながら家に帰ることが出来た。
幸せなことだ。
まだまだやれる。
ではまた。
一年の計は元旦にあり
●むこう向きのおっとせい その648
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
新しい年が明けて1週間。
今日から新学期の授業が始まる。
「1年の計は元旦にあり。」
講習会の時に、
この言葉を知っているかと生徒に聞いたら
ほとんどの生徒が知らなかった。
あまり耳にすることのない言葉になってしまったのかもしれない。
計ということは計画をしっかりと立てるということなのだろうが、
あまり深く考えずに
今年の目標と考えて、10個ばかり考えてみた。
もしこれが実現出来たら、
今年はかなり満足感いっぱいで終われるだろう。
そう考えるとちょっとワクワクする。
生徒達に、私の立てた計の一部を話して、
みんなも今年の目標を立ててみようと話したら、
意外に反応は良かった。
早速に考えてみようと素直に言う。
可愛いものだ。
私はもういい年だから、今更なぁと思わないこともないが、
向上心をなくしたら、老けるだけだ。
前を向く気持ちがあれば
まだまだ進化できるはず。
なので考えた”計”が実現できるように
この1年、常に意識しながら、
頑張ってみようと思っている。
さて年末にはどんなことになっているだろう。
楽しみだ。
ではまた。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
新しい年が明けて1週間。
今日から新学期の授業が始まる。
「1年の計は元旦にあり。」
講習会の時に、
この言葉を知っているかと生徒に聞いたら
ほとんどの生徒が知らなかった。
あまり耳にすることのない言葉になってしまったのかもしれない。
計ということは計画をしっかりと立てるということなのだろうが、
あまり深く考えずに
今年の目標と考えて、10個ばかり考えてみた。
もしこれが実現出来たら、
今年はかなり満足感いっぱいで終われるだろう。
そう考えるとちょっとワクワクする。
生徒達に、私の立てた計の一部を話して、
みんなも今年の目標を立ててみようと話したら、
意外に反応は良かった。
早速に考えてみようと素直に言う。
可愛いものだ。
私はもういい年だから、今更なぁと思わないこともないが、
向上心をなくしたら、老けるだけだ。
前を向く気持ちがあれば
まだまだ進化できるはず。
なので考えた”計”が実現できるように
この1年、常に意識しながら、
頑張ってみようと思っている。
さて年末にはどんなことになっているだろう。
楽しみだ。
ではまた。
今日から冬合宿が始まっているが・・・
●むこう向きのおっとせい その647
またまた随分と間が空いてしまった。
今日はクリスマス。
恒例の冬合宿が始まっているのだが、
コロナの陽性になってしまって、
島には2日遅れの
明後日から行くことになった。
いつかはなるかもと思っていたが、
このタイミングでなるとは。
病状は、熱と咳が出たが、
熱はすぐに平熱に戻り、
咳もしばらくすると随分と治まった。
体のだるさはなく、
熱、咳以外はいたって普通だった。
コロナは急変することがあると聞いていたので、
ちょっと緊張もしたが、
今のところは軽い症状で済んでいる。
自分の冬合宿の長い歴史の中で、
遅れて参加するのは初めてのことだ。
最初から行きたがったが、
致し方ない。
可愛い子どもたちが待っている。
一緒に過ごせる時間は短くなってしまったが、
遅れた分、
出来る限り子どもたちの相手をしようと思っている。
さて今年もあっという間に1年が過ぎようとしている。
今年1番印象に残ったのは、
大学時代のサークルの同窓会を
「星くずの村」でやったことだ。
2月には戦争が始まり、
暗い気持ちになったが、それを明るくしてくれたのが、
大学の友人との合宿だった。
自分の中ではとても大きな、楽しい出来事だった。
ここに気の置けない、
同じように歳を重ねてきた友人がいる、
というのを再確認できたことは、
ほんとに嬉しい出来事だった。
後楽しかったことは、
ゴルフがちょっぴり上手くなったこと。
そして同窓会に向けて久しぶりにテニスをしたこと。
やはりテニスは面白かった。
またはまりそうな気がする。
そして年の終わりにコロナ感染。
これで終わるのは寂しすぎる。
「星くずの村」での子どもたちとの時間で、
明るく1年を締めくくりたいと思っている。
このブログが今年最後のブログとなります。
最近ブログの更新が滞りがちです。
前のようにはいかないと思いますが、
ブログはできるだけ続けていきますので、
またご笑読いただけると幸いです。
皆さんにとりまして、
来るべき年が、
明るく楽しい1年になりますように。
よいお年を。
ではまた。
またまた随分と間が空いてしまった。
今日はクリスマス。
恒例の冬合宿が始まっているのだが、
コロナの陽性になってしまって、
島には2日遅れの
明後日から行くことになった。
いつかはなるかもと思っていたが、
このタイミングでなるとは。
病状は、熱と咳が出たが、
熱はすぐに平熱に戻り、
咳もしばらくすると随分と治まった。
体のだるさはなく、
熱、咳以外はいたって普通だった。
コロナは急変することがあると聞いていたので、
ちょっと緊張もしたが、
今のところは軽い症状で済んでいる。
自分の冬合宿の長い歴史の中で、
遅れて参加するのは初めてのことだ。
最初から行きたがったが、
致し方ない。
可愛い子どもたちが待っている。
一緒に過ごせる時間は短くなってしまったが、
遅れた分、
出来る限り子どもたちの相手をしようと思っている。
さて今年もあっという間に1年が過ぎようとしている。
今年1番印象に残ったのは、
大学時代のサークルの同窓会を
「星くずの村」でやったことだ。
2月には戦争が始まり、
暗い気持ちになったが、それを明るくしてくれたのが、
大学の友人との合宿だった。
自分の中ではとても大きな、楽しい出来事だった。
ここに気の置けない、
同じように歳を重ねてきた友人がいる、
というのを再確認できたことは、
ほんとに嬉しい出来事だった。
後楽しかったことは、
ゴルフがちょっぴり上手くなったこと。
そして同窓会に向けて久しぶりにテニスをしたこと。
やはりテニスは面白かった。
またはまりそうな気がする。
そして年の終わりにコロナ感染。
これで終わるのは寂しすぎる。
「星くずの村」での子どもたちとの時間で、
明るく1年を締めくくりたいと思っている。
このブログが今年最後のブログとなります。
最近ブログの更新が滞りがちです。
前のようにはいかないと思いますが、
ブログはできるだけ続けていきますので、
またご笑読いただけると幸いです。
皆さんにとりまして、
来るべき年が、
明るく楽しい1年になりますように。
よいお年を。
ではまた。
素敵な番組に出会えた
●むこう向きのおっとせい その646
授業が終わり、土曜日のジュニアサイエンスの準備をして、
家に着いたのが0時半。
それからビールを飲んで、
遅い晩御飯。
ビールの後は日本酒の燗を吞む。
テレビをつけてはいるが、あまり気を引く番組がない。
と思ってリモコンをいじってたら、
画面に渡辺貞夫が出てきた。
子どもたちと舞台の上で演奏している。
まだ元気で活躍してるんだと、
思わず見入ってしまった。
故郷の栃木県の子どもたちとの演奏会だったようだ。
もう相当な歳だろうなと思って調べたら、
なんと89歳。
矍鑠として、演奏している姿に年寄りの気配が全くない。
昔と変わらず、相当にかっこよかった。
番組を見たのは終わりの方だった。
ウクライナでの戦争に触れた後、
子どもたちと演奏したのは、
「IMGINE」だった。
その後で「GIVE PEACE A CHANCE]
が演奏された。
子どもたちと演奏する渡辺貞夫の顔は、
目の前の子どもたちに対する優しさ、
戦争の最中にいる子どもたちへの思い、
そして戦争を遂行する者への怒りとが
入り混じった表情のように見えた。
アンコールで演奏されたのは
「花は咲く」だった。
そのサックスの音色は本当に心にしみた
自然と涙が出た。
この演奏会前のインタビューで
来年90歳になる渡辺はその原動力を何かと問われて
「自分に納得していないから続いてるんじゃないですか。
どんな世界でもそうだと思うんですが、
やはり完成というか、いいていうのはないんじゃ
ないでしょうかね」
と答えていた。
こんな風に歳を重ねたいと心から思った。
渡辺貞夫に比べたら、まだまだひよっこだ。
前を向いて頑張ろうと元気が出た。
いい番組に出会たものだ。
ではまた。
授業が終わり、土曜日のジュニアサイエンスの準備をして、
家に着いたのが0時半。
それからビールを飲んで、
遅い晩御飯。
ビールの後は日本酒の燗を吞む。
テレビをつけてはいるが、あまり気を引く番組がない。
と思ってリモコンをいじってたら、
画面に渡辺貞夫が出てきた。
子どもたちと舞台の上で演奏している。
まだ元気で活躍してるんだと、
思わず見入ってしまった。
故郷の栃木県の子どもたちとの演奏会だったようだ。
もう相当な歳だろうなと思って調べたら、
なんと89歳。
矍鑠として、演奏している姿に年寄りの気配が全くない。
昔と変わらず、相当にかっこよかった。
番組を見たのは終わりの方だった。
ウクライナでの戦争に触れた後、
子どもたちと演奏したのは、
「IMGINE」だった。
その後で「GIVE PEACE A CHANCE]
が演奏された。
子どもたちと演奏する渡辺貞夫の顔は、
目の前の子どもたちに対する優しさ、
戦争の最中にいる子どもたちへの思い、
そして戦争を遂行する者への怒りとが
入り混じった表情のように見えた。
アンコールで演奏されたのは
「花は咲く」だった。
そのサックスの音色は本当に心にしみた
自然と涙が出た。
この演奏会前のインタビューで
来年90歳になる渡辺はその原動力を何かと問われて
「自分に納得していないから続いてるんじゃないですか。
どんな世界でもそうだと思うんですが、
やはり完成というか、いいていうのはないんじゃ
ないでしょうかね」
と答えていた。
こんな風に歳を重ねたいと心から思った。
渡辺貞夫に比べたら、まだまだひよっこだ。
前を向いて頑張ろうと元気が出た。
いい番組に出会たものだ。
ではまた。
子どもたちの笑顔
●むこう向きのおっとせい その645
土曜日はジュニアサイエンスの授業があった。
小1・2は「ミニジェットコースターを作ろう」
小3・4は「乾電池作り」
小5・6jは「肺と血流について」
の実験をした。
小1・2の「ミニジェットコースターを作ろう」は
小さい子にとっては
なかなかにハードルの高い工作だ。
最初に、ジェットコースターが
どのようにして動いているのかを
エネルギー保存の法則にも触れながら説明。
その後で工作開始。
まずはハサミを上手く使って
型紙を切らないといけない。
出来たコースにおもりを乗せる。
上手くいくとゴールまでクルクルと
ゆっくり回転しながら転がっていく。
型紙を上手に切らないと、
途中で止まってしまうよと最初に話したら、
子どもたちは思いのほか慎重になった。
型紙を切りながら
「緊張する。」「あっ、ちょっとずれた。」などなど
真剣な顔で型紙と格闘している。
その様子がとても可愛かった。
他にもたくさんの作業をこなしながら工作は進んでいく。
出来る時間に個人差はかなりあるが、
それぞれのペースで黙々と取り組んだ。
出来上がったコースにおもりを置く時の
子どもたちの緊張感がまた可愛い。
そして最後まで転がってゴールした時の喜び方が
またまた可愛い。
子どもたちの笑顔は
他のどんなものより素敵だと思ってしまう。
こんな笑顔に触れることが出来るのは
ほんとに幸せなことだ。
子どもたちに感謝である。
次回も笑顔に溢れる時間になるように、
しっかりと準備をして、
子どもたちを迎えよう。
ではまた。
土曜日はジュニアサイエンスの授業があった。
小1・2は「ミニジェットコースターを作ろう」
小3・4は「乾電池作り」
小5・6jは「肺と血流について」
の実験をした。
小1・2の「ミニジェットコースターを作ろう」は
小さい子にとっては
なかなかにハードルの高い工作だ。
最初に、ジェットコースターが
どのようにして動いているのかを
エネルギー保存の法則にも触れながら説明。
その後で工作開始。
まずはハサミを上手く使って
型紙を切らないといけない。
出来たコースにおもりを乗せる。
上手くいくとゴールまでクルクルと
ゆっくり回転しながら転がっていく。
型紙を上手に切らないと、
途中で止まってしまうよと最初に話したら、
子どもたちは思いのほか慎重になった。
型紙を切りながら
「緊張する。」「あっ、ちょっとずれた。」などなど
真剣な顔で型紙と格闘している。
その様子がとても可愛かった。
他にもたくさんの作業をこなしながら工作は進んでいく。
出来る時間に個人差はかなりあるが、
それぞれのペースで黙々と取り組んだ。
出来上がったコースにおもりを置く時の
子どもたちの緊張感がまた可愛い。
そして最後まで転がってゴールした時の喜び方が
またまた可愛い。
子どもたちの笑顔は
他のどんなものより素敵だと思ってしまう。
こんな笑顔に触れることが出来るのは
ほんとに幸せなことだ。
子どもたちに感謝である。
次回も笑顔に溢れる時間になるように、
しっかりと準備をして、
子どもたちを迎えよう。
ではまた。
フィッシングスペシャル
●むこう向きのおっとせい その644
5日6日と実験学校だった。
今回のテーマは
「フィッシングと浮力」
実験学校の生徒の中には、
実験学校のフィッシングを通して
釣り好きになった子どもたちが結構いる。
普段のフィッシングの時間は朝の小1時間程度。
もっと釣っていたいと思う子どもたちの思いに応えるために、
2年前からフィッシングスペシャルを実施している。
「永遠に幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。」
という言葉があるが、
釣りはやはり魅力に溢れている。
海を前にして、
時間と共に移り変わる景色を目の当たりにしながら、
自然と対話をする時間は、
子どもたちの心を豊かにすると心から思う。
いつもなら仕掛けはこちらで作って、
子どもたちは釣るだけになるのだが、
今回は自分たちでロッドに糸を通し、
仕掛けも自分たちでセットさせることにした。
初めての子にとっては難しかったと思うが、
どの子も真剣に取り組んでいた。
自分でセットできるようになれば、
島から帰ってからも、釣りをする機会が増えるだろう。
そうなればいうことはない。
釣果の方は残念ながら、
今一つだったが、
楽しかったかと子どもたちに帰りに聞いたら、
多くの子どもたちが楽しかったと答えてくれた。
釣れなくても釣りは楽しい。
子どもたちも
そんな風に感じてくれていたことが嬉しかった。
この間38年振りに訪ねてくれた卒業生も
フィッシングの応援に来てくれた。
彼に聞くと
最近島での釣果もかなり厳しいらしい。
やはり水温が変化しているのだろうか。
次回はいっぱい釣れて、
子どもたちの歓声に包まれることを願っておこう。
ではまた。
5日6日と実験学校だった。
今回のテーマは
「フィッシングと浮力」
実験学校の生徒の中には、
実験学校のフィッシングを通して
釣り好きになった子どもたちが結構いる。
普段のフィッシングの時間は朝の小1時間程度。
もっと釣っていたいと思う子どもたちの思いに応えるために、
2年前からフィッシングスペシャルを実施している。
「永遠に幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。」
という言葉があるが、
釣りはやはり魅力に溢れている。
海を前にして、
時間と共に移り変わる景色を目の当たりにしながら、
自然と対話をする時間は、
子どもたちの心を豊かにすると心から思う。
いつもなら仕掛けはこちらで作って、
子どもたちは釣るだけになるのだが、
今回は自分たちでロッドに糸を通し、
仕掛けも自分たちでセットさせることにした。
初めての子にとっては難しかったと思うが、
どの子も真剣に取り組んでいた。
自分でセットできるようになれば、
島から帰ってからも、釣りをする機会が増えるだろう。
そうなればいうことはない。
釣果の方は残念ながら、
今一つだったが、
楽しかったかと子どもたちに帰りに聞いたら、
多くの子どもたちが楽しかったと答えてくれた。
釣れなくても釣りは楽しい。
子どもたちも
そんな風に感じてくれていたことが嬉しかった。
この間38年振りに訪ねてくれた卒業生も
フィッシングの応援に来てくれた。
彼に聞くと
最近島での釣果もかなり厳しいらしい。
やはり水温が変化しているのだろうか。
次回はいっぱい釣れて、
子どもたちの歓声に包まれることを願っておこう。
ではまた。
にわとりの解剖
●むこう向きのおっとせい その643
先週の土曜日のジュニアサイエンスで鶏の解剖をした。
羽はむしってあるけれど、
頭も内臓も全てついている。
まずは人体模型を使って
人間の体の臓器について復習。
鶏にもほぼ同じような臓器があるので、
鶏と比較しながら説明する。
その後で解剖の要領について説明。
そして実習開始。
まずは皮を切って、食道と気管を見る。
胸肉を切る。
大胸筋(胸肉)と小胸筋(ささみ)を交互に引っ張って
翼が動く様子を見る。
羽を動かすのに、
これだけの筋肉がいるというのを実感する。
内臓の形、色、位置、働きを確認。
心臓を取り出し、下の方を輪切りにする。
左心室が大きいので、左心室の穴が開いている。
そこにスポイトで水を入れると
大動脈から水があふれだす。
全身に血液を送り出していることを確認する。
前胃と砂のうを取りだして切ってみる。
食べたものを確認した後、
砂のうの膜をはがすと、筋肉が出てくる。
人間の胃の筋肉と同じように見える。
小腸にある腸間膜には血管が走り、
栄養分を肝臓に送っていることを説明する。
肺を取り出す。
気管とつながって出てきた肺に
ストローで息を吹き込んでみる。
肺が少し膨らむ。
手羽を取り出し皮をはぐ。
筋肉と骨をつなぐ腱が見える。
筋肉を引っ張ると、骨が動く。
脚の骨を切ると筋が出てくる。
それを引っ張ると、足の指が動く。
ここまでやってくると、もう時間がオーバーしている。
何しろ80分の授業だから、
ここまでが限界。
子どもたちは非常に熱心に取り組んでいた。
この間国語の問題文に、小林秀雄の文があった。
言葉は目の邪魔になるというもので、
奇麗な花だと思って近づいてみると
菫の花だと分かる。
なんだ菫の花かと思った瞬間に、
その人は花の形も色も見るのをやめてしまい、
本来あるものの美しさを
見えなくしてしまうという内容だった。
「そのことを知っているよ」と言葉に置き換えた瞬間に、
そのことに対する興味をなくしてしまうということだろう。
今回解剖した子どもたちは
実際に鶏の臓器を見ることで、
言葉として知っているだけではない、
生きているものへの興味、
関心を深めたのではないだろうか。
そんな時間になっていたらいいのになと思う。
ではまた。
先週の土曜日のジュニアサイエンスで鶏の解剖をした。
羽はむしってあるけれど、
頭も内臓も全てついている。
まずは人体模型を使って
人間の体の臓器について復習。
鶏にもほぼ同じような臓器があるので、
鶏と比較しながら説明する。
その後で解剖の要領について説明。
そして実習開始。
まずは皮を切って、食道と気管を見る。
胸肉を切る。
大胸筋(胸肉)と小胸筋(ささみ)を交互に引っ張って
翼が動く様子を見る。
羽を動かすのに、
これだけの筋肉がいるというのを実感する。
内臓の形、色、位置、働きを確認。
心臓を取り出し、下の方を輪切りにする。
左心室が大きいので、左心室の穴が開いている。
そこにスポイトで水を入れると
大動脈から水があふれだす。
全身に血液を送り出していることを確認する。
前胃と砂のうを取りだして切ってみる。
食べたものを確認した後、
砂のうの膜をはがすと、筋肉が出てくる。
人間の胃の筋肉と同じように見える。
小腸にある腸間膜には血管が走り、
栄養分を肝臓に送っていることを説明する。
肺を取り出す。
気管とつながって出てきた肺に
ストローで息を吹き込んでみる。
肺が少し膨らむ。
手羽を取り出し皮をはぐ。
筋肉と骨をつなぐ腱が見える。
筋肉を引っ張ると、骨が動く。
脚の骨を切ると筋が出てくる。
それを引っ張ると、足の指が動く。
ここまでやってくると、もう時間がオーバーしている。
何しろ80分の授業だから、
ここまでが限界。
子どもたちは非常に熱心に取り組んでいた。
この間国語の問題文に、小林秀雄の文があった。
言葉は目の邪魔になるというもので、
奇麗な花だと思って近づいてみると
菫の花だと分かる。
なんだ菫の花かと思った瞬間に、
その人は花の形も色も見るのをやめてしまい、
本来あるものの美しさを
見えなくしてしまうという内容だった。
「そのことを知っているよ」と言葉に置き換えた瞬間に、
そのことに対する興味をなくしてしまうということだろう。
今回解剖した子どもたちは
実際に鶏の臓器を見ることで、
言葉として知っているだけではない、
生きているものへの興味、
関心を深めたのではないだろうか。
そんな時間になっていたらいいのになと思う。
ではまた。
うれしい再会だった
●むこう向きのおっとせい その642
この間のブログで初期実験学校生だった人が
訪ねてきてくれたと書いた。
実験学校は現在の形になる前に
別の形で実施されていた。
週休2日制になる前のことで、
集めた子どもたちを地元の小学校に通わせ、
学校から帰ってきた子どもたちを、
星くずの村で教育しようというのがヒゲ先生の構想だった。
これは地元で賛否両論を巻き起こし、
テレビでも放映された。
結局この形での実施は断念し、
土曜日に子どもたちを集めて、寝泊まりさせ、
日曜日にかけて
国語や算数、理科実験、自然体験を
星くずの村でさせるという形になった。
実施したのは1年だけだったように記憶している。
それから8年ほどして、学校が週休2日制になったのを機に、
今の実験学校が始まった。
あの時の生徒だった人が訪ねてくれたのだ。
また会う時が来るなんて想像もしていなかった。
顔を見て、一気に時が巻き戻り、
あの頃が蘇った。
彼は地元のオリーブを扱う有名な会社で、
パソコン関連の仕事を一手に引き受けておられる。
その時の仲間の消息はあまり分からないらしいが、
1人はお医者さんになっておられるとのことだった。
ヒゲ先生が生きていたら、
彼の成長した姿を見て、
涙を流して喜んだだろうことは想像に難くない。
星くずの村での体験を心に留めてくれている人が、
ここにもいた。
こんな人たちがいることを忘れずに、
信頼を裏切ることなく、
星くずの村が
最高の場所であり続けるように、
残りの時間を過ごしていこうと思う。
また彼と会える時を楽しみにしておこう。
ちなみに彼が村を訪ねてくれたきっかけの一つが、
このブログを読んだことだったそうだ。
大したことは書いてないけれど、
続けて書いてきてよかったと思った。
ではまた。
この間のブログで初期実験学校生だった人が
訪ねてきてくれたと書いた。
実験学校は現在の形になる前に
別の形で実施されていた。
週休2日制になる前のことで、
集めた子どもたちを地元の小学校に通わせ、
学校から帰ってきた子どもたちを、
星くずの村で教育しようというのがヒゲ先生の構想だった。
これは地元で賛否両論を巻き起こし、
テレビでも放映された。
結局この形での実施は断念し、
土曜日に子どもたちを集めて、寝泊まりさせ、
日曜日にかけて
国語や算数、理科実験、自然体験を
星くずの村でさせるという形になった。
実施したのは1年だけだったように記憶している。
それから8年ほどして、学校が週休2日制になったのを機に、
今の実験学校が始まった。
あの時の生徒だった人が訪ねてくれたのだ。
また会う時が来るなんて想像もしていなかった。
顔を見て、一気に時が巻き戻り、
あの頃が蘇った。
彼は地元のオリーブを扱う有名な会社で、
パソコン関連の仕事を一手に引き受けておられる。
その時の仲間の消息はあまり分からないらしいが、
1人はお医者さんになっておられるとのことだった。
ヒゲ先生が生きていたら、
彼の成長した姿を見て、
涙を流して喜んだだろうことは想像に難くない。
星くずの村での体験を心に留めてくれている人が、
ここにもいた。
こんな人たちがいることを忘れずに、
信頼を裏切ることなく、
星くずの村が
最高の場所であり続けるように、
残りの時間を過ごしていこうと思う。
また彼と会える時を楽しみにしておこう。
ちなみに彼が村を訪ねてくれたきっかけの一つが、
このブログを読んだことだったそうだ。
大したことは書いてないけれど、
続けて書いてきてよかったと思った。
ではまた。
10月 実験学校 「ロケットと大気圧」
●むこう向きのおっとせい その641
昨日一昨日と実験学校を実施した。
9月実験学校が台風で延期になったので
この日になった。
テーマは
「ロケットと大気圧」
今度こそと張り切っていたら、
天気予報では雨と風が強いとなっている。
まるで狙われたように
天気には恵まれない。
祈るような気持ちで島に向かった。
初日は雨。
ロケット作成、大気圧の実験とこなし、
天体観測は出来ないので、
望遠鏡の説明をした後、星座ビンゴをやった。
これはかなり盛り上がった。
2日目、朝は雨。
フィッシングは中止。
しかし思ったより風は強くない。
フィッシングを変更して、大気圧の実験をした。
その間に天気は回復。
ロケット打ち上げが可能になった。
発射場所まで移動。
子どもたちの期待は高まっていく。
風はやはりあったが、それほどでもない。
いよいよ打ち上げ開始。
最初にデモンストレーションで、
先生の作ったロケットを打ち上げた。
大きめのエンジンを積んだので、
無茶苦茶飛ぶ。
発射されたロケットは雲の中に消えてしまった。
子どもたちはとても驚いていた。
そして自分たちの出番だ。
1人1人発射のボタンを押していく。
ロケットは150メートル以上は優に飛ぶ。
ロケットはちゃんと飛ぶのか、
また一生懸命に作ったロケットが、
うまく自分のところへ帰ってくるのか、
子どもたちの緊張が伝わってくる。
風が強いので、海の方や、民家の方に飛んで行って、
帰ってくるロケットの数は少ないかもと、
打ち上げる前は思っていたし、
子どもたちにもそう伝えていた。
ところが予想をいい方に裏切って、
なんとロケットは全機子どもたちの手元に帰ってきた。
パラシュートの代わりに、
ストリーマーというのに替えたのが、
功を奏したようだ。
子どもたちは大喜びだった。
行く前は、ロケット打ち上げが出来るのか、
随分と気を揉んだが、結果は大成功だった。
ほんとによかった。
大気圧の実験も上手くいったし、
大満足の合宿となった。
そして嬉しいことがもう一つあった。
38年前の初期の実験学校の生徒さんだった人が
村を訪ねてきてくれたのだ。
最初誰だかよくわからなかったけれど、
途中から完全に思い出した。
あの時の面影が大きく残っていた。
これはかなり驚いたし、感動した。
文が長くなったので、
初期の実験学校については、
また次のブログで書くとしよう。
懐かしい人が訪ねてくれることが続いている。
ほんとに嬉しいことだ。
ではまた。
(前回、前々回とブログの回数を間違えていました。
今回のが正しい回数です)
昨日一昨日と実験学校を実施した。
9月実験学校が台風で延期になったので
この日になった。
テーマは
「ロケットと大気圧」
今度こそと張り切っていたら、
天気予報では雨と風が強いとなっている。
まるで狙われたように
天気には恵まれない。
祈るような気持ちで島に向かった。
初日は雨。
ロケット作成、大気圧の実験とこなし、
天体観測は出来ないので、
望遠鏡の説明をした後、星座ビンゴをやった。
これはかなり盛り上がった。
2日目、朝は雨。
フィッシングは中止。
しかし思ったより風は強くない。
フィッシングを変更して、大気圧の実験をした。
その間に天気は回復。
ロケット打ち上げが可能になった。
発射場所まで移動。
子どもたちの期待は高まっていく。
風はやはりあったが、それほどでもない。
いよいよ打ち上げ開始。
最初にデモンストレーションで、
先生の作ったロケットを打ち上げた。
大きめのエンジンを積んだので、
無茶苦茶飛ぶ。
発射されたロケットは雲の中に消えてしまった。
子どもたちはとても驚いていた。
そして自分たちの出番だ。
1人1人発射のボタンを押していく。
ロケットは150メートル以上は優に飛ぶ。
ロケットはちゃんと飛ぶのか、
また一生懸命に作ったロケットが、
うまく自分のところへ帰ってくるのか、
子どもたちの緊張が伝わってくる。
風が強いので、海の方や、民家の方に飛んで行って、
帰ってくるロケットの数は少ないかもと、
打ち上げる前は思っていたし、
子どもたちにもそう伝えていた。
ところが予想をいい方に裏切って、
なんとロケットは全機子どもたちの手元に帰ってきた。
パラシュートの代わりに、
ストリーマーというのに替えたのが、
功を奏したようだ。
子どもたちは大喜びだった。
行く前は、ロケット打ち上げが出来るのか、
随分と気を揉んだが、結果は大成功だった。
ほんとによかった。
大気圧の実験も上手くいったし、
大満足の合宿となった。
そして嬉しいことがもう一つあった。
38年前の初期の実験学校の生徒さんだった人が
村を訪ねてきてくれたのだ。
最初誰だかよくわからなかったけれど、
途中から完全に思い出した。
あの時の面影が大きく残っていた。
これはかなり驚いたし、感動した。
文が長くなったので、
初期の実験学校については、
また次のブログで書くとしよう。
懐かしい人が訪ねてくれることが続いている。
ほんとに嬉しいことだ。
ではまた。
(前回、前々回とブログの回数を間違えていました。
今回のが正しい回数です)
新しい出会い
●むこう向きのおっとせい その638
昨日小豆島と神戸を往来するフェリー会社の社長さんと、
大手の旅行会社の顧問の方と昼食をとった。
妹の娘婿が、顧問の方とつながりがあり、
小豆島の話になった時に、
我々とフェリー会社の社長さんを引き合わせたら、
何かできるのではないかということで、
場を設定してくれたのだ。
大きな会社の社長さんや役員の方と接触する機会は、
今までになかったので、
どんなことになるのだろうと、
期待半分、戸惑い半分で約束の場所に行った。
お会いするとお二人とも大変に気さくで、
楽しく話はできた。
社長さんのフェリー会社では、10月から新しい船が就航する。
今までのフェリーは、もともとトラック輸送のものに、
客席を継ぎ足したようなものだったので、
観光を考えた場合は、ちょっと物足りない感じだった。
それが今度の新造船は、観光客の満足感を深めることを
十分に考えたもので、
今までのフェリーよりかなり大きく、
内装も充実している。
これはかなり人気が出そうだ。
社長さんの話にも力が籠る。
我々は実験学校の案内をお見せし、
学園の今までやってきたことを話した。
子どもたちの将来にわたって、
心に残ることを長年続けている、
行政が出来ないことをやっている、
という具合に捉えて頂いたようだ。
今回の出会いで何か変化があるのかは分からないし、
自分たちがやってきたことを変えるつもりも全くないけれど、
お互いに協力できる場があれば、
一緒に出来ればいいなと思った。
何かと刺激を受けるひと時だった。
ではまた。
昨日小豆島と神戸を往来するフェリー会社の社長さんと、
大手の旅行会社の顧問の方と昼食をとった。
妹の娘婿が、顧問の方とつながりがあり、
小豆島の話になった時に、
我々とフェリー会社の社長さんを引き合わせたら、
何かできるのではないかということで、
場を設定してくれたのだ。
大きな会社の社長さんや役員の方と接触する機会は、
今までになかったので、
どんなことになるのだろうと、
期待半分、戸惑い半分で約束の場所に行った。
お会いするとお二人とも大変に気さくで、
楽しく話はできた。
社長さんのフェリー会社では、10月から新しい船が就航する。
今までのフェリーは、もともとトラック輸送のものに、
客席を継ぎ足したようなものだったので、
観光を考えた場合は、ちょっと物足りない感じだった。
それが今度の新造船は、観光客の満足感を深めることを
十分に考えたもので、
今までのフェリーよりかなり大きく、
内装も充実している。
これはかなり人気が出そうだ。
社長さんの話にも力が籠る。
我々は実験学校の案内をお見せし、
学園の今までやってきたことを話した。
子どもたちの将来にわたって、
心に残ることを長年続けている、
行政が出来ないことをやっている、
という具合に捉えて頂いたようだ。
今回の出会いで何か変化があるのかは分からないし、
自分たちがやってきたことを変えるつもりも全くないけれど、
お互いに協力できる場があれば、
一緒に出来ればいいなと思った。
何かと刺激を受けるひと時だった。
ではまた。
グルッペ in 小豆島
●むこう向きのおっとせい その637
23日から25日かけて、星くずの村にて
大学の時に所属していた、
テニスサークル(愛称グルッペ)の同窓会を実施した。
随分と長いお付き合いをしているが、
今まで島に来てもらったことがなかった。
みんなもそろそろいい年だし、
一度島に来てもらったらいいなと思って
軽い気持ちで、
去年の年末に提案してみた。
遠いところなので、
参加希望者はあまりいないだろうと思っていたら、
思いのほか反応が良く、
多くの希望者がいてくれた。
それで実施に向けて動き出した。
3月に日程のアンケートを取る。
4月日程決定。
6月第1回合宿準備委員会会合。
スケジュール決定。
7月集合解散のアンケートを取る。
9月合宿準備委員会最終打ち合わせ。
という流れで当日を迎えた。
小豆島を満喫してもらいたいと思って、
かなり密なスケジュールを作った。
初日は村の見学とバーベキュー。
火起こし、買い出し、材料切り出しと
みんなでワイワイと準備をする。
久しぶりに会ったというのに
何の違和感もない。
まぁ、見た目は大きく変わったけれど。
諸事情で参加できなかった仲間からは、
差し入れが届いた。
ライン電話でも喋れたのもよかった。
バーベキュー終了後、花火作り。
せっかく村に来てもらっているので、
普段体験できないことをしてもらおうと思って企画した。
お酒を飲んだ後なので大丈夫かと思ったが、
薬品は下手に扱うと爆発するというのを見せてからやったので、
みんな慎重に薬品を量っていた。
ジュニアサイエンスならずシニアサイエンス。
反応は子どもとほぼ変わらい。
みんな無邪気なものだ。
2日目はロープウィで寒霞渓に登り、
頂上で予約したレストランで昼食。
その後、オリーブ公園に移動してテニス。
テニスの後は温泉に浸かった。
帰村してから、夜はしゃぶしゃぶを食べ、
食後花火に点火。その後天体観測。
天の川、夏の大三角、ぺガスス座、カシオペア座が見え、
そして冬の星座が昇りつつあった。
望遠鏡で木星とスバルを見てもらった。
望遠鏡で星を見ることはめったにないので、
みんなとても喜んでくれた。
行く前は天気がかなり心配だったけれど
見事に晴れて、天体観測も出来てよかった。
最終日はもう一度オリーブ公園に行ってから、
映画村に行った。
映画村、は田中裕子主演の「二十四の瞳」の
映画のロケ地を残したものだ。
着くとタイミングよく「二十四の瞳」の紙芝居を上演するところだった。
紙芝居は最近始めたのだろうか、初めて見た。
とてもよかった。
映画村の休憩所を貸し切って昼食。
「せんせいのおべんと」というのを食べた。
最後はマルキン醤油に行って
醤油ソフトを食べた。
あっという間の2泊3日だったけれど、
企画した行事はすべてこなせたし、
気の置けない仲間との時間は最高だった。
スケジュール作成、もろもろの予約と
労力は使ったけれど、
みんなの笑顔を見ていたら、
そんな疲れもぶっ飛んだ。
合宿終了後、温かい、嬉しい言葉が一杯届いた。
実施出来てほんとによかったと思った。
こんな合宿が出来たのも、実行委員のM君が
去年ライングループを作ってくれたからだ。
あれがなければ、
こんな楽しい時間を過ごすことは出来なかった。
M君は仲間を大事にし、心配りの出来る人だと
つくづく思う。
心から感謝。
今回の合宿終えて、
素敵な仲間と出会えたんだなと改めて思った。
次またいつ会えるかは分からないけれど、
みんな元気でいて欲しいものだ。
ではまた。
(学園に関係のない文章でした)
23日から25日かけて、星くずの村にて
大学の時に所属していた、
テニスサークル(愛称グルッペ)の同窓会を実施した。
随分と長いお付き合いをしているが、
今まで島に来てもらったことがなかった。
みんなもそろそろいい年だし、
一度島に来てもらったらいいなと思って
軽い気持ちで、
去年の年末に提案してみた。
遠いところなので、
参加希望者はあまりいないだろうと思っていたら、
思いのほか反応が良く、
多くの希望者がいてくれた。
それで実施に向けて動き出した。
3月に日程のアンケートを取る。
4月日程決定。
6月第1回合宿準備委員会会合。
スケジュール決定。
7月集合解散のアンケートを取る。
9月合宿準備委員会最終打ち合わせ。
という流れで当日を迎えた。
小豆島を満喫してもらいたいと思って、
かなり密なスケジュールを作った。
初日は村の見学とバーベキュー。
火起こし、買い出し、材料切り出しと
みんなでワイワイと準備をする。
久しぶりに会ったというのに
何の違和感もない。
まぁ、見た目は大きく変わったけれど。
諸事情で参加できなかった仲間からは、
差し入れが届いた。
ライン電話でも喋れたのもよかった。
バーベキュー終了後、花火作り。
せっかく村に来てもらっているので、
普段体験できないことをしてもらおうと思って企画した。
お酒を飲んだ後なので大丈夫かと思ったが、
薬品は下手に扱うと爆発するというのを見せてからやったので、
みんな慎重に薬品を量っていた。
ジュニアサイエンスならずシニアサイエンス。
反応は子どもとほぼ変わらい。
みんな無邪気なものだ。
2日目はロープウィで寒霞渓に登り、
頂上で予約したレストランで昼食。
その後、オリーブ公園に移動してテニス。
テニスの後は温泉に浸かった。
帰村してから、夜はしゃぶしゃぶを食べ、
食後花火に点火。その後天体観測。
天の川、夏の大三角、ぺガスス座、カシオペア座が見え、
そして冬の星座が昇りつつあった。
望遠鏡で木星とスバルを見てもらった。
望遠鏡で星を見ることはめったにないので、
みんなとても喜んでくれた。
行く前は天気がかなり心配だったけれど
見事に晴れて、天体観測も出来てよかった。
最終日はもう一度オリーブ公園に行ってから、
映画村に行った。
映画村、は田中裕子主演の「二十四の瞳」の
映画のロケ地を残したものだ。
着くとタイミングよく「二十四の瞳」の紙芝居を上演するところだった。
紙芝居は最近始めたのだろうか、初めて見た。
とてもよかった。
映画村の休憩所を貸し切って昼食。
「せんせいのおべんと」というのを食べた。
最後はマルキン醤油に行って
醤油ソフトを食べた。
あっという間の2泊3日だったけれど、
企画した行事はすべてこなせたし、
気の置けない仲間との時間は最高だった。
スケジュール作成、もろもろの予約と
労力は使ったけれど、
みんなの笑顔を見ていたら、
そんな疲れもぶっ飛んだ。
合宿終了後、温かい、嬉しい言葉が一杯届いた。
実施出来てほんとによかったと思った。
こんな合宿が出来たのも、実行委員のM君が
去年ライングループを作ってくれたからだ。
あれがなければ、
こんな楽しい時間を過ごすことは出来なかった。
M君は仲間を大事にし、心配りの出来る人だと
つくづく思う。
心から感謝。
今回の合宿終えて、
素敵な仲間と出会えたんだなと改めて思った。
次またいつ会えるかは分からないけれど、
みんな元気でいて欲しいものだ。
ではまた。
(学園に関係のない文章でした)