FC2ブログ

藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

よく分からない

●むこう向きのおっとせい その542

いろんな価値観がある。


何が正解で、不正解なのか。


答えはなかなか探せない。


白か黒か。


ダークなことだらけだ。


でもそれでいいのではないのか。


十人十色。もしかしたらそうではないのかもという考えは大事な気がする。


ちょっと考えるところがあったので書いてみた。


話は全く変わるが、
土曜日と日曜日に私立中学の入試があった。


学園からは3人が受験した。


合格目指して懸命に頑張ってきた子どもたちにどんな結果が待っているのか。


今は祈るしかない。


テスト終了後、受験したTちゃんから電話が入った。


テストの出来栄えを伝えてくれたのだが、
自分のやるべきことは出来たと明るい声で
話してくれた。


それを聞いてちょっと安心した。


結果がどうであれ、自分のベストを尽くせたと言えるなら、いずれの結果が出てもまた前を向いて歩いて行くだろう。


この入試だけでなく、子どもたちはこれから幾多の試練に出会っていくことだろう。生きていくのは大変だなとこの歳になってつくづく思う。


うーむ。これは若さがなくなったということか。


歳はとりたくないものだ。



何を書いているのだろう。
どうも今日の文はマイナーだ。


そんな時もあるさ。



ではまた。

子どもは変化する

●むこう向きのおっとせい その541

今実験学校の帰りのフェリーの中だ。


子どもたちは疲れも見せずに、
元気に遊んでいる。


今回は2019年度の最終回。


メインテーマはロボットの作成。


毎度のことながら、
作成にかかる時間は個人差が大きい。


普段から物を作る機会の多い子と、
そうでない子の差は、
かなりはっきりさりしている。


難しい工作だと思うのだが、
小2のJ 君は先生の助けをほとんど借りずに
自分の力で作りあげた。


これにはほんとに驚いた。


それに対して小4のK君は
なかなか出来ない。

設計図をろくに見もしないでやってしまうので、
すぐに行き詰まり、
「こんなのできない、
なんでこんな難しいことをやらせるんだ。.
もっと簡単なのがよかった。」
と苛立ち全開で、
諦めモード。


設計図をよく見てやればできるから頑張れと
横について励ます。


しばらく一緒にやっていると、
要領を掴めたのか
私の指示を受けなくても
先に進めるようになった。


そうなると、
さっきまでの投げやりな態度から、
劇的に取り組み方が変わった。


表情も笑顔満開になる。


ロボット作りは面白いなぁとまで言うようになった。


子どもはちょっとしたきっかけで、
自信を持ったり、落ち込んだりする。


出来るだけ、自信を持つ機会をつくること。


それが我々のやるべきことの一つなのだ。


理科実験にはそんな要素がいっぱいある。


来年度も様々な実験を通して、
子どもたちの自信につなげていきたいと思う。



ではまた。

今年もよろしくお願いします

●むこう向きのおっとせい その540

かなり遅くなりましたが

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。


令和になっての初めてのお正月。


今年は大神神社に初詣に行った。


広大な敷地。
本殿がなく三輪山をご神体とする神社は、
魅力にあふれていた。


ここ最近、行き先を変えているけれど、
これから初詣はここにしようかと思えるくらい、
素敵な神社だった。


受験する生徒の合格を祈願した。


普段神様のことは考えないのに、
まことに勝手なものだが、
願いが叶って欲しいものだ。


5日から昨日までは講習会。


中3生は問題を解いては解説というパターンを
長時間やった。


問題を解くのにかなり疲れが見えたので、
昨日の最後の授業は実験をした。


硼砂を使って硼砂球反応をやったが、
子どもたちは問題練習から解放され、
時間が来ても嬉々として、
飽きずに取り組んでいた。


とても平和な時間だった。


受験まであと30日ほど。


みんなが今日みたいな笑顔に包まれるように、
しっかりと応援していこうと思う。



ではまた。

冬合宿が終わった

●むこう向きのおっとせい その539

昨日まで本科の冬合宿だった。


今年は今までになくとても暖かかった。



毎年行きの船中で、
中3は英語の連語を100個覚えるというのがある。


島に着いたらすぐにテストがある。


子どもたちは船中で暗記に没頭した。


合格点は80点。


テストの結果は3人が不合格だった。


翌日の再テストでは2人が合格。


残る一人はなかなか覚えらない。


「こんなの覚えられない」「絶対に無理」
と涙を流し弱音を吐く。


大阪でなら、時間に制限があるが、
ここ小豆島では時間はいくらでもある。


何度かあきらめかけたが、
懸命に励まし、時には厳しく接する若きH先生の
情熱に導かれ、徐々に気持ちが前に向き始める。


そして合格点を取ればいいから、
満点を取るという目標に変わる。


再テストの時、
用紙を受け取る彼女の手は震えていた。


テスト終了後、すぐに丸付けをした。


結果は満点。


「満点!」と大きな声で結果を伝えると、
彼女の眼からは大粒の涙があふれた。
そして周りからは大きな拍手がおこった。


指導していたH先生も涙を流した。


あきらめずに取り組むことの大切さ、
そして応援してくれる人が自分にはいる、
ということが分かったと、
彼女は合宿最後の作文に書いていた。


それぞれにいろんな思い出をつくった合宿で
今年の行事はすべて終了。


厳しい試練の1年だったが、
来年も子どもたちの笑顔をたくさん見られるように、
もっと真摯に生きていこうと思う。


今年1年大変お世話になりました。
来る新しき年が、
皆さんにとって素敵な1年になりますように。
よいお年を。



ではまた。

藤原式不安全マッチを擦った

●むこう向きのおっとせい その538

昨日中3の2学期最後の理科授業だった。


2週に渡って作った「藤原式不安全マッチ」を擦った。


マッチをする前に、マッチ作りに使う
赤リンと塩素酸カリウムを混合して、
木づちでたたいて爆発する実験をやって見せた。


中学生の授業ではしばらくやっていなかったので
初めて見る子どもが多かった。


その爆発力には驚きの声があがった。


私の後でやってみたい者と声を掛けたら、
思いのほか希望者があった。


みんな緊張しながらも、木づちを振り下ろしていた。


無事に爆発実験を終えた後、
マッチを擦った。


爪楊枝と割りばしで作ったマッチには、
班ごとの模様が施されている。


どのマッチもしっかりと燃えた。


マッチを擦った後、天体の授業をした。


日周運動の説明をする予定で授業に臨んだのだが、
時間もあまりなかったし、
2学期最後の授業ということもあり、
星の話から始まった授業は、
どんどん星から離れていき、
最後はなぜか若江校開校のきっかけの話になった。


話が終わったあと、
「授業が進まなかったなぁ」と
私が言うと
「面白い、ためになる話がいっぱい聞けたからいいやん。」と
子どもたちは口々に、にこやかに答えてくれた。


この笑顔を見るために今の自分はある。


そんな思いを強く持った時間だった。


その笑顔を見れなくなった時、
私の存在理由は消える。


今日で2学期の授業が終わり、
26日から冬合宿が始まる。


子どもたちにとって最高の合宿になるように、
しっかり準備をしよう。



ではまた。

1周忌だった

●むこう向きのおっとせい その537

昨日は義弟の1周忌だった。


あれから1年。


何事もなかったかのように、
時はいつものように過ぎていく。


1人の死は何をもたらすのだろう。


生きるのも日常、死んでいくのも日常
             (樹木希林)

死は特別なものではない。


こんな達観したことを言える気は、
今のところしない。



「人は2度死ぬ。


肉体が滅びた時と
忘れ去られた時と。


50周忌まで忘れないで欲しい。」


と義弟の友人であった
おじゅっさん(住職)の締めの言葉。


「死者を死せりと思うなかれ
生者のあらん限り
死者は生きん 死者は生きん」
           (ゴッホ)


自分の中にも時折思い起こす人がいる。


やはりその人たちは今も生きているのだと思う。


死んだ人にはどうでもいいことかもしれないけれど。



死んだらどうなるのだろう。


「天国はすごくいいところらしい。
だって、行った人が誰一人帰ってこないのだから。」


そうだったらいいけどね。


義弟O君のご冥福を祈ります。



ではまた。

サンタに聞いてみたい

●むこう向きのおっとせい その536


昨日は舞洲に釣行した。


とてもロケーションのいいところで、
雰囲気は抜群だった。


釣り人も予想外に少なく、快適に釣りが出来た。


ただ魚は1匹も釣れなかった。


帰りは車でラジオを聞きながら帰った。


まだ少し早い気はするけれど、
もうクリスマスモード全開だ。


自分が欲しいと思っていたプレゼントではなかったので、
とてもがっかりしたことがあると、
DJが自分のクリスマスの思い出を語っていた。


それを聞きながら、
まだ幼かったころの自分のクリスマスの日のことを思い出した。


クリスマスを祝うことが今ほど大きなイベントではなかったと思うのだが、
それでもサンタさんはやってきた。


初めてのプレゼントは靴の入れ物に入ったお菓子だった。


これはとても嬉しかった。


サンタさんが来たという驚きが大きく、
プレゼントは二の次だった。


次の年もサンタさんは同じプレゼントを持ってやって来た。


そしてサンタさんの正体に気づいた頃、
枕元に置かれるプレゼントに期待するようになった。


寝たふりをしてプレゼント待ちわびていたが、
薄目を開けてみたプレゼントは、
いつも靴に入ったお菓子だった。


あまり喜ばなくなった私に、
サンタもプレゼント持ってこなくなった。


あの頃まだ30代だったサンタは
何を思ってあのプレゼントを何年も置いていたのだろう。



今となってはもう確かめることができないことがいっぱいある。


人は自分に忙しすぎるのか、何ほども人のことは分からない。



あれこれ忙しくしているうちに過ぎていくもの。
それが人生なんだ。


というジョンレノンの言葉が頭をよぎった。



ではまた。

いよいよ追い込みだ

●むこう向きのおっとせい その535

12月になった。


今年もあとひと月。


ほんとにあっという間に月日は流れる。


受験生にとっては、私立高校をどこにするか
決めないといけない時期になって、
子どもたちの勉強する姿も随分と真剣さが出てきた。


学校から帰ったらすぐに塾に来て自習勉強をし、
その後授業を受けて、授業終了後も残って質問をする。


今年の生徒も実によく頑張っている。


そして先日、11月の五ツ木模試の結果が返ってきた。


よく頑張っていた生徒の成績がどうなっているか気になっていたが、
嬉しいことに多くの生徒が大幅に成績がアップしていた。


頑張っても成績が上がらないと不安になったり、
自信をなくしそうになっていた生徒にとっては、
大きな励ましになったことだろう。


これからテストがまだまだ続く。


テストの結果が出るたびに一喜一憂するだろうが、
どんな結果が出ようが、入試までベストを尽くすしかない。


これから入試まで子どもたちは不安いっぱいになるだろうけれど、
彼らの納得のいく受験になるように、
スタッフみんなで励ましていこうと思う。


いよいよ追い込みだ。



ではまた。

理解するかな?

●むこう向きのおっとせい その534

土曜日、期末テストに向けたテスト対策を実施した。


中3は1時から5時まで、
中1.2は5時半から夕飯を挟んで10時まで。


中3の大半は10時まで居残って頑張っていた。


たくさんの質問を聞いたが、
その中で、中3理科の中和反応の計算問題の質問を聞いたのだが、これがなかなか難しい。


というか、説明が難しい。


数学の得意な生徒なら、比を使って何とかこなしていくのだが、数学の苦手な生徒にとっては、理解するのに一苦労する。


一応全ての問題を説明したが、
どうも生徒の顔を見ていると、
理解したかどうか怪しいし、
こちらも不完全燃焼の感がある。


もし別の問題が出たら、この子は解けるかというと不安しかない。


テスト対策が終わってから家に帰って、
なんかいい説明の方法がないかと考えてみた。


昔ヒゲ先生は天体の説明を理解しない生徒の為に、プラネタリウムを買った。


どう考えても豪快過ぎる。


まぁ、中和の問題を説明する道具なんてないだろから、説明の方法を考えるしかない。


あれやこれやと頭を巡らしている内に、
これはいける!という方法を考えついた。


これなら機械的に解けるし、
応用も効く。


我ながらいい方法だと自画自賛。


今日、その生徒が来るので、
もう一度教え直しをするつもりだ。


分かった!という声が聞けたら、
それはかなり嬉しいことだ。


まもなく授業が始まる。


さて、反応やいかに。



ではまた。





子どもは変化していく

●むこう向きのおっとせい その523

土曜日のジュニアサイエンスで
小1・2年は「ペーパークロマトグラフィー」の実験をした。


クロマトグラフィーとは、
今から100年以上前に発見された、
物質を分離させる仕組みのことで、
今でも化学、医学、薬学など幅広い分野で活用されている。


今回のペーパークロマトグラフィーの実験では、
水性ペンのインクを分離させてみた。


ろ紙に水性ペンで色を付け、
水をしみこましていくと、
色によって水に対する溶け方が違うので、
色が分離される。


一色に見えている色も、
この方法を使うと、
いろんな色が混じって出来ていることが分かる。


子どもたちは夢中になって、
色の分離を楽しんでいた。


実験をしていて、
目についたことがあった。

いつもはなかなか自分ではできないH君。


それが今回はてきぱきとこなしていく。


実験も彼が一番早くに出来た。


そして驚いたことに、
みんなの使った水性ペンを元のケースに、
自主的に戻してくれたのだ。


今までは自分のこともできないことがあったのに、
みんなの分まで片付けるとは、
思いもしなったことだった。


思わず
「H君、ありがとう!えらい進化したなぁ。」
と声をかけると、
照れくさそうに笑っていた。


その笑顔がとても可愛かった。


子どもはちょっとしたことがきっかけで進歩する。


さてこれから彼がどのように変化していくのか、
楽しみにしておくとしよう。


ではまた。

懐かしい人に会った

●むこう向きのおっとせい その522

昨日大学の同窓会があった。

毎年集まってはいるのだが、
今回は自分達の学年だけでなく、
4年上の先輩から、2年下の後輩までが、
50人ほど集まった。


ほんとにうん十年振りに会う人の
オンパレードで、懐かし過ぎた。

みんな昔の面影を残しつつ、
やはり歳を重ねている。

私のことなど先輩や後輩は覚えていないだろうなぁと、思っていたが、
その当時ロン毛だった私と、
同じくロン毛だった私の相方は、
テニスに似つかわしくない存在で、
目立ってたみたいで、思いの他覚えてくれていた。

行くのをどうしようかと思っていたのだが、
思いの他楽しかったので、
行ってよかったと思った。

一番嬉しかったのは、
我々のキャプテンだった、淡路島在住のk君に
これまたうん十年振りに会えたこと。

ずっと会いたいと思っていたのだが、
なかなか会うことが出来なかった。

超真面目なk君は、
チャランポランな私とはま反対で、
ずっと尊敬していた。

久しぶりに会話も出来て、
ほんとによかった。

この歳になると、
自分の来し方を見つめるようになる。

その時に若かりし頃に出会った友達は、
自分とはなんだったのだろうと考える時には、やはりかけがえのない存在となる。

5時間半に渡るロングな会だったが、
とても充実した時間だった。


来年もあるようなので、
また参加しようと思っている。


にしてもみんないいジジババだった。


ではまた。

今年も恒例の豆腐作りをした

●むこう向きのおっとせい その521

昨日は若江校で、朝から学園恒例の
「豆腐作りだった」

お豆の大変身!と銘打って
30人ほどの参加者が、豆腐作りにチャレンジした。


最初に三大栄養素の話をして、
次に人体模型を使って食べ物の行方と
消化について少し解説。

その後、プリントを使って、豆腐作りの手順を説明した。

一晩水に漬けてあった大豆は3倍ほどに膨れ上がっている。

それを潰すこと約40分。

ミキサーを使えばあっという間だろうが、
この手間をかけるのがいいのだ。

手作り感満載で、お腹もすく。

というのも豆腐が完成したら、
それをみそ汁に入れ、搾りかすのおからに味付けしたのを
(これが毎年驚くほど美味しい)おかずに会食をするので、
お腹はできるだけすいているほうが、
よりおいしく頂けるわけだ。


すりつぶした大豆に水を入れた後、
布に入れてぎゅっと絞って、豆乳とおからを作る。

豆乳を加熱した後、にがりを入れて豆乳を固まらせる。


ここが一番のクライマックスで、
長い時間頑張った結果が出る瞬間となる。


豆乳を入れて、しゃもじで静かにかき混ぜると
ぼろぼろと豆乳が固まる。

その時はみんな拍手喝采である。

それを型箱に入れ、固めたら豆腐は完成!


今年の豆腐は実にいい出来で、
とてもきめ細やかだった。


大豆が豆腐に変身する。

その劇的な変化は子どもたちに、
大きなインパクト与えたことだろう。


最後に、身近なものの中にも科学の要素はいっぱいある。
これからもいろんことに興味、関心を持とうと話をして、
楽しい会はお開きとなった。


この豆腐作りは学園伝統の行事だ。

これからも続けていこうと思っている。


来年もこの時期に、本部校にて実施予定。


卒業生で、懐かしいと思われる方はぜひご参加ください。


ではまた。

運動会を見に行った

●むこう向きのおっとせい その520

昨日英田北小学校の運動会を見に行った。


生徒とその保護者の方から、
ぜひ見に来て欲しいと言ってもらったので、
行くことにしたのだ。


生徒数が800人という、最近では珍しいマンモス校だ。


学校に着くと人が溢れていた。


あまりに人が多いので、前の方で競技を見るのが難しいのだが、
その対策はちゃんと立てられていた。


観覧席が3か所あって、メインの観覧席は交代制になっていた。


前もって各学年を示すリボンが配られていて、
学年が変わる度に、観客も交代するというシステムだった。


うまく機能していて、
親御さんたちはわが子の姿を写真やビデオに撮ったり、
手を振ったりと交流できていた。


その姿は見ていてほほえましいものだった。


わが子第1の気持ちがよく伝わってくる。


運動会に誘ってくれたOちゃんは
紅白のリレーに出ていて、
その走りはなかなか凛々しかった。


普段とは違う姿を見ることで、
より近づける気がする。


こうして見に来て欲しいと言われるのはとても嬉しいことだ。


運動会や部活動や文化祭、
はたまたピアンの発表会やダンスにバレエなどなど、
これからも誘われたら、子どもたちのいろんな表情を見るために、
いろんな場所に足を運ぼうと思っている。


ではまた。

10月実験学校

●むこう向きのおっとせい その518

今実験学校からの帰りのフェリーの中。


今回のテーマは
「動物の体を知ろう」

魚の解剖
ちりめんモンスターと星の砂アクセサリー
イカの解剖
鶏の脳の研究

今回の授業は関西環境教育学会の
T先生に全てお願いした。

T先生は生物のスペシャリストで
どの授業もかなり詳しいところまで教えて頂き、
興味深いものだった。

子どもたちにとっても、我々にとっても
とてもいい勉強になった。

「魚の解剖」では生きた魚ではなく、
生鮮のアジを使った。

腸を下げれば胃袋が現れ、
触るととても固い。

胃が筋肉からできていることの現れだとの説明を受け、なるほどと納得する。


「ちりめんモンスター」では、
自分の探した生物をレジンで閉じこめた。

そこに星の砂も入れるのだが、
出来上がったペンダントは、
とても素敵だった。
子どもたちは、嬉々として首から下げていた。


「イカの解剖」では、
イカは頭の上に足がある頭足類だとの
説明を受け、
口から醤油を流し込んで、
食べ物の流れを確認する。

エラに過酸化水素水をかけると、
青色になる。

これは血液の色素がヘモグロビンではなく、
ヘモシアニンということによる。

ヘモシアニンは酸素と結びつくと、
銅イオンの色を呈するだ。

解剖したイカは今日の昼ごはんに出て、
子どもたちの胃袋に収まった。


そして今回の極め付きは
「鶏の頭の研究」

犬の餌になる鶏頭の水煮缶を使った。

実験学校の案内に
その写真を載せるのを少し躊躇ったくらい、
鶏頭は不気味なものだったが、
そのことを知って参加した子どもたちはやはり強者だった。

先生の指示に従って、
躊躇することなく、
解剖を進めていった。

頭骨の縫合の様子、
大脳、小脳、
目とつながる視神経、
脳の下から延びる延髄
などを観察。

脳からの視神経が交差していること、
脳からでる視神経の先が黒い理由、
などを板書しながら、
T先生の授業は展開した。

子どもたちにとっては
かなり難しいものだったとは思うけれど、
知的好奇心は大いにくすぐられたことだろう。

もちろん、我々にとっても。


今回の実験学校を通して、
時にはこんなスペシャリストの方に
授業をして頂くのもいいものだと強く思った。


担当頂いた、T先生には心から感謝である。


次回の実験学校は1月。

少し間が空くが、例年のごとく、
ロボットの作成と表彰式をメインに実施する予定だ。


いつもながらの、子どもたちの笑顔に出会ることを楽しみにしておこう。


ではまた。

日曜勉強会

●むこう向きのおっとせい その517

一昨日、久しぶりに日曜日にテスト対策をした。


学園の働き方改革ということで、
日曜、祝日のテスト対策はやめようということに昨年からなった。


何しろそれまでは、実験学校、日曜勉強会、その他イベントと
あったので、休日は極端に少なかった。


やはりもう少し余裕を持たないといけないということになって、
休日のテスト対策はなしになったのだ。


自分としては、もっと子どもたちに付き合いたいという気持ちが強いのだが、
子どもたちにとっても、我々に頼りきるのではなく、
自分でやることは大切なことなので、
これはこれでよかったと今は思っている。


それが、あまりにテスト範囲のところが出来ていないし、
子どもたちも切羽詰まった顔をするので、
日曜日に勉強会をやったら来るかと聞いたら、
みんな来るというので、勉強会をすることになったのだ。


3時間の勉強会だったが、子どもたちは真剣に取り組んでいたし、
質問もいっぱい聞けた。


こうして頑張っている子どもたちに付き合っている時間は、
自分にとっても、とてもいい時間になっていると改めて思った。


さて、勉強会でやったことは結果として現れるのだろうか。


楽しみにしておこう。



ではまた。



これ以上

●むこう向きのおっとせい その516

昨日久しぶりに南芦屋浜に一人で釣行した。


人気の釣り場なので日曜日ともなれば
人だらけだ。


なのでいつも釣りをするところとは場所を変えて、
人のあまりいないところを探して釣りをした。


狙うはチヌと太刀魚。


3時間ほど粘ったが、
残念ながら魚の顔を見ることはできなかった。


釣りをしていて、
ハサミやプライヤーを持ってこなかったことに気づいた。


というのも、
この夏に小豆島で愛用していた釣り用のバッグをなくしたのだ。


その中にプライヤー、フィッシュグリップ、ナイフ、
太刀魚用のUVライトなどなど
いろんな釣りグッズが入っていた。


落とし物の届け出をZちゃんがしてくれたのだが、
未だに出てこない。


それからまだ再購入していなかった。


あるのが当たり前と思っていたので、
油断してしまった。


また買わないといけない。


今年になってから、
とても大事にしていたものが
よくなくなる。


もうこれ以上なくしたくないものだ。



ではまた。

バレエの発表会を観に行った

●むこう向きのおっとせい その515

昨日、中学1年生のMちゃんのバレエの発表会を
Y先生と観に行った。

Mちゃんの発表会は去年も観に行った。

バレエを観たのはその時が初めてだったけど、
その動きの滑らかさというのか、
静かな動きの中に、力強さがあって、
大変魅力的だった。

なので今年も楽しみにしていた。


発表会のメインは、セリフのないバレエでの劇。

去年は「ピーターパン」だった。

今年は「ピノキオ」で、Mちゃんが主役だった。


大役で緊張しているのだろうなと、
観ているこちらが心配だったけど、
Mちゃんは実に自然体で演技をしていた。

大したものだと感心しきり。

こうして大勢の前で演技出来ることは
彼女にとって大きな自信になることだろう。

こんな場を与えておられる関係者の方に、
拍手を送りたい気持ちになった。


会場は「文化創造館」の大ホール。


9月にオープンしたばかりの施設だが、
これがとても素敵な会館だった。

1500人収容できる大ホールをはじめとして、
300人収容の小ホール、音楽スタジオやライブラリーもある。


敷地も広く、ゆっくりと時間を過ごせそうな、
いい空間だった。


ここ最近心休まらないことが続いているけれど、
ほっと一息付けた時間だった。

来年もMちゃんが出るのなら、
必ず観に行こうと思う。


ではまた。

9月 実験学校

●むこう向きのおっとせい その514

15・16日と実験学校だった。


今回のテーマは「”かがく”への扉を開こう」


「つかめる水をつかもう」
「柿の葉寿司をつくろう」
「指紋の検出実験」
「時計反応に挑戦」
「果物・野菜電池を作ろう」


今回はちょっと地味な実験が多かったけれど、
子どもたちはどの実験にも
熱心に取り組んでいた。


これらの実験を通して、
子どもたちの”ドキドキ、ワクワク”の
好奇心が高まればいうことはない。


実験以外には
「天体観測」をした。

十六夜の月を望遠鏡で観察。

クレーターが実に美しかった。

中秋の名月からは二日遅れのお月見だったが、
月を見た後は、ススキを見ながら、
みんなで団子を食べた。


朝は恒例のフィッシング。

潮の周りが悪く、釣果は今一だった。


今回釣り好きの子どもがいて、
自分で釣竿を持ってきた。

その子は我々下見班と共に、4時半に起きて
みんなより一足早く釣りをした。

とても嬉しかったとみえて、
ずっと釣りのことを話していた。


最近釣り好きの子どもが増えた。

集合場所で一人の保護者の方が、
「一番の楽しみは釣りみたいです。」
と仰っていた。

子どもたちの声を聞いて
以前に一度やった「釣りスペシャル」を
またやってみようと思っている。


今回も多くのスタッフに支えられて、
無事に終えることが出来た。

若きスタッフ達は、
子どもの面倒を見、実験の助手をし、
風呂当番、釣りの引率と大車輪の活躍。

その献身的な働きには頭が下がる。

彼らがいてこそ実験学校は実施できる。

心より感謝。


次回のテーマは
「動物の体を知ろう」


子どもたちはまた好奇心をくすぐられることだろう。



ではまた。

大先輩を囲む会

●むこう向きのおっとせい その513

土曜日「大先輩を囲む会」というのを実施した。


2学期を迎え、いよいよ受験勉強に本腰を入れないと

いけない中3生を対象とした行事で、

長年続く、学園の恒例行事の一つだ。


・これからの受験スケジュール、

・高校入試のシステム、

・先輩たちの勉強法

・各科目の勉強法

について話をした。



子どもたちも真剣に聞いていた。


子どもたちの面倒を親身になって見てくれている、

若い助手スタッフもほぼ全員集まってくれて、

子どもたちに熱いメッセージを送ってくれた。



また、M山先生からも励ましのメッセージが届き、

子どもたちは大喜びだった。



この会で子どもたちは大きな刺激を受けたことだろう。



これからの日々の過ごし方で、

結果は大きく変わる。



これを機に、

子どもたちが真剣に勉強に取り組んで、

2月、3月に飛び切りの笑顔を見せてくれることを願いたい、



我々も精一杯応援していきたいと思う。



ではまた。





2学期が始まった

●むこう向きのおっとせい その512


土曜日、講習会最終日で実力テストを実施した。


中3の受験生たちの実力が、この夏でどれだけアップできたかを確かめたが、
不安がかなり残る。


こんな基礎の問題が出来ないのかと、
驚いてしまう。


今日から2学期の授業が始まる。


あと4か月もすれば私立高校を決めないといけない。


それぞれの希望校に行くには、
このままではだめで、相当な頑張りが必要だ。


土曜日には入試向けて「先輩を囲む会」というのを実施する。


これからどのように受験勉強に向き合っていけばいいのか、
資料を交えながら、話をする予定だ。


焦りは禁物だが、今のままでは希望校には届かない。


この会を通して、子どもたちのやる気にスイッチが入って、
自ら頑張りだすことを期待したい。



またこんな季節がやってきた。


2月3月に、子どもたちの飛び切りの笑顔を見られるように、
これから精一子こどもたちとつき合っていこう。


ではまた。




夏が終わる

●むこう向きのおっとせい その511

一昨日この夏最後の本科合宿が無事に終わった。

勉強時間も十分に取り、行事も盛りだくさんありと、
今年もメリハリのついた合宿になった。

主な行事として

中学生は「12キロメートルオリエンテーリング」
島の人にどこから来たのですかと聞かれて、
「古江」からですと応えたら、そんな遠いところからと、
随分と驚いておられたとのこと。

ゴールはふるさと村のプール。

歩いた後はプールでクールダウン。

子どもたちはとても元気だった。


今年初めての行事として、
S之介先生の提案で「シュノーケリング」に挑戦した。

大半の子どもが初めてだった。

水を飲まないかと心配もしたが、
子どもたちは「魚が見えた!」と大興奮で、
心配は杞憂に終わった。
これからも続く行事になりそうだ。


天候が悪く「ボートツーリング」は中止になったが、
その代わりにやった、全学年あげての「卓球大会」ではみんな大いに燃えた。


最後の夜の「キャンプファイヤー」は今年も大盛りあがりだった。
子どもたちはそれぞれに出し物を準備して、
出番を待った。

みんなの前でやることは緊張もあるが、
そうして人前で自分を表現することは、
今の時代には必要な力だと思うので、
いい経験になったのではないだろうか。
 
途中で雨が降ってきたので「太陽の間」で続きをした。

トリは和泉姉妹のバレエ。

優雅な舞は最後を飾るにふさわしいものだった。

みんな拍手喝采だった。


実験としては
「ウニの発生実験」「ラムネ作り」「アイスクリーム作り」
「海ほたるの観察」をした。


残念ながら天気が悪く「ボートツーリング」と「天体観測」は出来なかったが、
子どもたちは大いに楽しんだと思う。


閉講式の時に、
「帰りたくない人?」と聞いたら、ほとんどの子どもが手を挙げてくれた。


それを見て、今年も合宿が出来てよかったと心から思った。


この合宿を通して子どもたちは様々な感動を覚えたことだろう。

感動することは人を変えていく。

この体験が、子どもたちを前向きに推し進めていく原動力になれば言うことはない。


何はともあれ、大きな怪我も病気もなく無事に終える事ができてほんとに良かった。



今年の夏ももう終わる。



ではまた。

夏スペシャル

●むこう向きのおっとせい その510

17日から昨日まで、実験学校の合宿だった。

いつもは1泊2日だが、夏休みは2泊3日になる。

今回はのテーマは「夏スペシャル」

何ともファジーなタイトルだが、
夏にふさわしい実験観察をやろうということで、

「海辺の生物観察」
「アリの巣の観察器を作ってのアリの観察」
「われないシャボン玉を作る」
「海ほたるの観察」
「天体観測 夏の星座観察・月のクレーター・土星・木星を望遠鏡で観察」
「カヤックを漕ぐ」
「プールで泳ぐ」
「キャンプファイヤー」
「フィッシング」
「アイスキャンデーとアイスシャーベットを作る」
と盛りだくさんのことに、
子どもたちは取り組んだ。


朝から晩までほぼ動きっぱなしだったと思うのだが、子どもたちもスタッフも元気いっぱいに活動した。


そんな姿を見ていると、素敵な時間が流れているなぁとつくづく思う。


解散の時に、来月また絶対に行きたいと口々に言ってくれた。


子どもたちにとって、
最高の思い出になったのではないだろうか。



ではまた。

初盆と誕生日

●むこう向きのおっとせい その509

昨日義弟の初盆だった。


そして母の95歳の誕生日でもあった。


読経が聞こえるとすぐに
母のすすり泣きが聞こえてきた。


義弟は物事をよく知っているし、
よく動くとその人柄を母は絶賛していた。


その早い死が残念でならなかったのだろう。


すすり泣きはなかなか止まなかった。


読経が終了した後、会食。


母にとっての子どもが2人、
孫が5人、ひ孫が4人。


孫やひ孫に囲まれて、母はとても嬉しそうだった。


食事が終わった後、
今年生まれたひ孫の手を握っている時の母の顔が、
とてつもなく優しい顔だった。


ほぼ1世紀ほどの年の差。


母に手を握られらたことを、
このひ孫は大きくなった時にはきっと覚えてはいないだろう。


その手のぬくもりが、
記憶の奥の片隅にでも残っていたらいいなと思う。



母はずいぶんと足が弱ったので、長い距離は歩けない。


帰りは車で家まで送られたのだが、
駐車場まで孫たちが、力を合わせて母を運んだ。


こんな優しい孫たちに囲まれた母は、
幸せな人だと改めて思った。



そんな孫たちに比して、
私はどこまでも愚息である。



ではまた。

合宿が続く

●むこう向きのおっとせい その508

大幅に更新が遅れてしまった。


先ほど育英西中学の生徒が帰って、
まもなく常翔啓光のサイエンスクラブの生徒達がやって来る。


育英西は中学2年生。


「薬品の怖さと面白さ」「海辺の生物」「カエルの解剖」「LEDの研究」「花火作り」の実験に取り組んだ。


今年はなりちゃん先生が、
カエルの解剖の授業を
学園初の女性先生として子ども達を指導した。


きっちりとした予備実験をし、
話す内容をまとめ、
授業のシュミレーションをして、
授業に備えた。


相当なプレッシャーがあったと思うが、
見事にこなしきった。
我が身内ながら大したものだ。


様々な実験を
今年の子ども達も、
元気いっぱい実験に取り組んだ。


帰りのバスの中から、
一生懸命に手を振ってくれた。


彼女達が、いつか中学時代を振り返った時に、
この合宿が素敵な思い出の一つとして、
残っていてくれたら言うことはない。


今常翔啓光の生徒が到着した。


これから開講式だ。



ではまた。

夏の合宿が始まった

●むこう向きのおっとせい その507

この夏最初の合宿が無事に終わった。


元スタッフだった北川先生の関わっておられる
サイエンスサマーキャンプ。

60人近い子どもが参加し、学年をいくつかにグループに分けて
実験に取り組んだ。


私は中学生の実験を担当した。


実験内容は「ドラゴン花火作り」「水の合成実験」「隕石大衝突」


どの実験も他ではなかなか体験できない、
迫力満点の実験ばかりだ。


子どもたちは緊張しながらも、
実験を堪能したのではないだろうか。


実験の時の生き生きした顔。


そのわくわく感に溢れた笑顔を見るために
今の自分はある。


これがなくなった時が私の終焉だろう。


今は弟の主催する1週間英語漬けの
「あずき王国」の合宿の真っ最中だ。


ネイティブスピーカーの先生も13人ほどいて、
子どもたちは英語にどっぷりとつかる。


子どもたちにとっては貴重な時間だろうと思う。


こうして外国の人と接していると、
私のような、変な外国人コンプレックスなんてのはないのだろうなぁ。


子どもたちが逞しく見える。


何事もなく無事に終えるられることを願っておこう。


ではまた。

おふくろさん

●むこう向きのおっとせい その506

昨日選挙に行った後、実家に寄って、
おふくろさんとしばし話した。

この8月11日で、おん歳95になる。

全くボケることがない。

最近人の名前が思い出せないとか、
漢字が出てこないと言うけれど、
そんなものは私の方がもっとひどい。


部屋に上がるとクーラーもつけず、
うちわで扇ぎながらテレビで相撲観戦をしていた。

意外にスポーツ番組を観るのが好きなのだ。

熱中症にかかると大変だから、クーラーつけた方がいいよと言ってみるが、
そんなに暑くないから大丈夫と、涼しい顔をしている。

私は自分が耐えられないので、クーラーをつける。


この間、ひ孫が来たと写真を見せてくれた。

年齢差90歳以上。

とてつもない年月の隔たりだ。

この子が大きくなった時には、自分もそうだったように
ひいばあちゃんのことは全く覚えていないのだろう。


小6の時、急性腎臓炎になって、4ヶ月ほど入院した。

その間ほぼ毎日見舞いに来てくれた。

今思えばいろいろ忙しかっただろうに、
よく来てくれたと思う。

おふくろさんはやはり特別な存在だ。

その無償の愛に支えられて、今まで生きて来られたとつくづく思う。


実家を出た後、車の中でなぜか涙が溢れた。

いつまでも親は親だ。

できうる限り長生きしてほしいと心から願っている。



ではまた。


令和最初の実験学校

●むこう向きのおっとせい その505

土曜日はジュニアサイエンス

そして日曜日と月曜日は実験学校だった。

今回の実験学校は
「ロケットスペシャル」

まず最初になぜロケットは飛ぶのかを、
実験を通して教える。

台車に、上の蓋をとり、下の方に小さな穴をあげた空き缶を台車に取り付る。

そしてアルコールを注入。

その後、穴の方にマッチで点火する。

するとアルコールは爆発し、コップが飛ぶ。

その反作用で、台車はコップとは逆に動く。

大きな音と共に飛んでいくコップと、反対側に動く車を見て、子どもたちは作用と反作用を実感したのではないだろうか。

何度もコップを飛ばして、その反応を楽しんでいた。


2時間目は野菜ロケット

身近なものでもロケットは出来る。

オキシドールと人参のすりおろしを、フィルムケースに入れて蓋をする。

ものの十数秒でフイルムケースはポンという可愛い音と共に飛んでいく。

実験を担当したN先生は、自宅で何度も予備実験をした。

人参をすりすぎて、手が赤色に染まっていた。

いつもながら、納得できるまで、頑張る人だ。


3時間目は、今回メインのロケット作り

担当のS之介先生が、順を追って作り方を教えていった、

作成するロケットは、
火薬エンジンを積んだロケットで、
高度150メートル以上は飛ぶ。

雨の降る中、全員のロケットが完成した。


朝は雨が上がらら。フィッシング。

今回は胴付き仕掛け。
鯛を初めとして、ガシラ、グレ、べら、ススメ鯛、ハゼが釣れた。

釣り終了後、いよいよロケットの打ち上げ。


一生懸命作ったロケットが上手く飛ぶか、
不安いっぱいの子どもたち。

1人1人、順番に発車装置のボタンを押していく。

カウントダウンの後、シュッという音を発して、空高く飛ぶロケット。

全員打ち上げ成功。

上空でパラシュートが開き、ゆっくり降りてくるロケットを見る時の子どもたちの満足感にあふれた嬉しそうな顔。

これもとてもいい実験だと思う。


最後は宮崎式ペットボトルロケット、

宮崎というのは、高2の実験学校生で、
小さな頃から参加してくれている生徒の名前だ。

彼はとにかく実験が大好きで、日頃から何かと作っては楽しんでいる。

その彼が考えた発車装置を使って、
ロケットを飛ばした。

ロケットは見事に飛んだ。

子どもたちも大喜びだった。

宮崎君に感謝である。


どの実験も子どもたちにとってな、
は刺激のあるものだっただろう。


次回実験学校は。8月17.18.19日。

いつもより1泊多い、2泊3日の合宿となる。

実験以外には、プールで泳いだり、カヤックに乗ったりと夏ならではの行事もある。


子どもたちにとって、最高の思い出になるものにしたいと思っている。


ではまた。

# 惑星のパウチ

●むこう向きのおっとせい その504

先週の土曜日のジュニアサイエンスは
小学1.2年生が「モビールを作る」
小学3.4年生は「惑星パウチを作る」
小学5.6年は「フナの解剖」
だった。

「モビールを作る」では最初に力のモーメントの話をしてから工作に入ったが、これが大苦戦だった。

何しろ、ひもをくくるということもままならない。

一緒に来ておられる保護者の方も巻き込んで、
なんとか全員完成にまで持ち込めたが、
冷や汗ものだった。


「惑星パウチを作る」は、惑星の種類、
恒星との違い、地球が奇跡的な位置にあることなどを説明した後、惑星の写真と資料を配って、
各自で惑星のカードを作成した。

台紙に写真を貼って、自分が興味を引かれた事柄を記入していく。

そのあとパウチをして完成。

地味な作業なので、子どもたちはすぐに飽きるかなと思っていたが、子どもたちは夢中になって作っていた。

どの子も真剣で、それがとても可愛いかった。


「フナの解剖」はやはり子どもたちには大きなインパクトを残したと思う。

人体模型を使って内臓の説明をしてから、
解剖開始。

子どもたちは最初は戸惑っていたが、
次第にスムーズに手が動いてくる。

浮き袋、エラ、心臓、腸、胃、たんのう、
腎臓、肝臓、目のレンズ、
と観察は進んだが、
腸の長さには子どもたちは驚きを隠せなかった。

命を頂いての実験。

最後はフナに感謝の気持ちを込めて、
黙祷を捧げ、実験は終了した。



今年は全学年全ての実験を担当しているが、
準備から後片付けまで、なかなかに大変。

ても子どもたちの反応を見ていると、
その苦労も飛んでしまう。


どうしてあんなにいい顔をするのだろう。


そんな素敵な笑顔を見るために、
これからも老骨に鞭打って、頑張るとしよう。




ではまた。

7月 夏の合宿が始まる

●むこう向きのおっとせい その503

7月になった。


いよいよ今年も夏の行事が始まる。


14日15日の7月実験学校を皮切りに、
北川先生のところのサイエンスクラブ、
あずき王国英語村、
育英西中学、
8月実験学校、
常翔啓光中学サイエンスクラブ、
8月実験学校、
本科合宿
と多くの合宿が続く。


子どもたちにとっては、
普段できないことに挑戦する絶好の機会だ。


大自然の中で、
のびのびと躍動する。


多くの卒業生がそうであるように、
おそらく一生心に残る時間になるだろう。


昨今は気候が以前とは違ってきて、
野外活動をすることが難しくなってきている。


事故があっては何もならない。


出来るだけリスクを下げ、
無理をせず、
子どもたちに飛び切りの体験をさせる。


相反する難しい課題だが、
最高の接点を見つけ出し、
よき合宿にしていきたい。


今年もつつがなくすべての合宿を終えられるよう、
スタッフ一同、心を一つにして、
臨んでいこうと思う。


ではまた。

鹿の王

●むこう向きのおっとせい その502

先ほど卒業生に借りていた
『鹿の王』(上橋菜穂子作)をようやく読み終えた。


借りてからちょっと時間が経ってしまった。


「人は自分の身体の内側で何が起きているのかを知ることが出来ない」
「一人(あるいは生物の身体は、細菌やらウィルスやらが、
日々共生したり葛藤したりしている場である」
「それは社会に似ている」

とこの3つが重なって、物語が生まれたらしい。


見ることのできない体の中で起こっていること、
国と国の関係、個人と国、
死となり合わせで生きている人間への愛おしさ、
人と人とのつながり、危機に瀕したときにどのように行動するのか、
などなど、多くの物事ががリンクしながら、
壮大なスケールで物語が展開していく。


ここまでのストーリーを作る作家というのは、
本当にすごいなと思う。


これを読んだときにちょっと前にNHKで見た
「彼女は安楽死を選んだ」という番組がオーバーラップした。


日本では認められていない安楽死だが、
スイスでは認められている。


ある女の人が安楽死するまでを追ったドキュメントだったが、
薬剤注入後ものの2,3分で死を迎える姿は、
とてもインパクトがあった。


病や死にどのよう向き合っていくのか、
大きな課題だ。


こんなことを書いていると、
新婚ほやほやのY君は、またか思うのだろうなぁ。



でもこの年になってくるとこのテーマに敏感になるのは
致し方ないことなのだ。


確かなことは、
今をしっかり生きる、ということしかないのだろうけどね。


本を貸してくれたRちゃん、ありがとう!
とても素敵な本でした。



ではまた。

Newest

Designed by Akira.
Copyright © 藤原学園の『年中夢求』日記 All Rights Reserved.