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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

明日から新学期

●むこう向きのおっとせい その678

3月になってから、公立入試、発表、卒業式、
卒業旅行、実験学校、講習会と
息つき間もなく次々と行事があった。

そして、昨日の花見と新年度初のスタッフ会議で
ようやく一段落着いた。

昨日は天気も良く、満開宣言もあり、
絶好の花見日和だった。

若江教室の前の公園も桜満開で、
あちこちに花見をする家族連れがいた。

我々は若江教室の廊下に机を出して、
タコ焼きを焼き、
H先生の作ったくれたとおでんに舌鼓を打ち、
各自が持ってきたおつまみもつまみ、
美しい桜の花を前に、
心地よい風を感じながら、楽しい宴を開いた。

宴の後は実験室にて
新年度の授業についての会議。

今年から授業担当する先生もあり、
色々と情報交換した。

和やかに、かつ真剣な話し合いは3時間近く続いた。

若きスタッフからは新たな提案もあり、
今年も一致団結して、
子どもたちに向き合っていくことを確認して会議は終了。

その様子を見ていて、大変頼もしく感じた。


明日からまた新学期が始まる。

今年はどんなドラマが待っているのだろう。

楽しみでしかない。


ではまた。

2024年度の実験学校が始まった

●むこう向きのおっとせい その677

昨日、一昨日と今年度第1回目の実験学校だった。

また新たな実験学校が始まった。


今回のテーマは「薬品の怖さと科学マジック」


まずは薬品の怖さ実験。

毎年やっている実験だが、これから実験をしていく上で
薬品の怖さを知っておくことは大事なので、
やっておく必要はあると思っている。

アルコール、ブタン、硫酸の3つの薬品を使って実験した。

ブタンの実験では、ブタンを閉じ込めたシャボン玉を手ですくって、
それに火をつける実験をして見せた。

火をつけると、しばらく手のひらで燃えている。

子どもたちは手を火傷しないのか、心配そうに見ていた。

もちろん手は何ともない。ちょっと毛は焦げたが。


2時間目の科学マジックは、
善ちゃん先生の、「マジック」を使ったマジックでスタート。
ちょっとややこしい。

スプーン曲げがメインだったが、
全員上手くできていた。


3時間目は封筒の中の文字や模様を読み取る実験。
封筒がマジックミラーのようになる。


4時間目は天体観測。

残念ながら「ポン・プルックス彗星」は見ることは出来なかったが、

春の星座は、春の大曲線、春の大三角を見ることが出来た。


5時間目はフィッシング。

まだ海水温は上がってないので、
あまり釣れないだろうなと思っていたが、
思ってた以上に釣れなかった。

釣果はたったの1匹。

また次にリベンジしよう。


6時間目は水の中で花火を燃やす実験と
二酸化炭素の中でマグネシウム燃やす実験。

普通は酸素がなければ燃えないはずなのだが、
これが燃えてしまう。

なぜ燃えるのかを、子どもたちは一生懸命に考えていた。


最後の実験は「共振」の実験。

棒に糸を結んでそれにワッシャーを通す。

それを糸の長さを変えて、棒につるす。

そして指定したおもりだけを手を触れずに動かす実験だ。

なかなかに難しいが、なれると自由自在に動かすことが出来る。


どの実験も子どもたちは生き生きと取り組んでいた。

これらの実験を通して、
科学の面白さを感じたことだろう。


次回はちょっと日が飛んで、7月になる。

また興味を引く実験をいっぱい用意して、
子どもたちを迎えよう。


ではまた。

68期生諸君、また会おう!

●むこう向きのおっとせい その676

中3生は、公立高校入試、学園の卒業式と終え、
23日から25日まで卒業旅行だった。

卒業旅行は、入試も終わり、最も開放感に溢れたこの時期に
小豆島の星くずの村での2泊3日の合宿で、
30期の時に始まって、もうすぐ40年になる。

スケジュールは子どもたち自身で作って、
自由に行動する。

もちろん万が一のことを考えて、
各グループには学園スタッフがついている。

高松にうどんを食べに行ったり、
タコ焼き器を持ってきてタコ焼きパーティーをしたり、
宇宙の間で卓球大会をしたり、
夜遅くまで友や先生と語らったりと
楽しい時間を目いっぱい過ごした。

この合宿が学園での最後の合宿になるし、
最後の行事になる。

これが終われば子どもたちは、
学園から離れて、新しいステージに向かっていく。

子どもたちは楽しい時間を過ごしながらも、
これで大好きな友や先生と過ごす最後の時間となることも感じているので、
どこかしら寂しげでもある。

あっという間に時間は過ぎて、
神戸での解散式。

帰りたくないという言葉をいっぱい聞きながら、
別れの切なさを体験するごとに、人は成長していくのだよと話した後、
68期生らしく、最後は元気に別れようと、
S之介先生の音頭で一本締めで締めた。

その後、学園スタッフが一列に並んで
1人1人に声をかけながら握手でのお別れ。

送る方も送られる方も涙が溢れる。

子どもたちはなかなか帰ろうとしなかった。

こんなに学園のことを思ってくれている子どもたちや
スタッフがいる。

ほんとに幸せなことだ。

素敵な1年の締めくくりとなった。


余韻に浸る間もなく、新年度の授業が始まる。

気持ちを切り変えて、
また子どもたちと向き合っていかねば。


ではまた。

入試まで1週間になった

●むこう向きのおっとせい その675

3月になった。

公立高校入試まであと1週間。

子どもたちの緊張もいやがうえにも高まっている。

昨日も1時から入試特訓を実施した。

子どもたちは真剣に過去問に取り組んでいる。

「先生、質問」との声がかかる。

「この浮力の問題が分からない」というので、
一緒に考える。

アルキメデスの原理をもう一度説明する。

理解するのにしばらくかかったが、
「分かった!」と顔に笑みが浮かぶ。

この生徒とは小学3年生の時から付き合っている。

それがもう中学3年生。

中1の時は勉強に実が入らず、成績も低迷していたが、
今では成績はオール5に近くなり、
しっかりと目の前の課題に取り組める人になった。

ほんとに成長したなと、
質問を聞きながらつくづく思った。

それぞれの生徒にたくさんの思い出がある。

ここでこうして彼らと一緒に勉強できるのもあとわずか。

悔いの残らないように、
入試の日まで精一杯付き合っていこうと思う。


ではまた。

天寿を全うした

●むこう向きのおっとせい その674

11日、母が天国に召された。

今年の正月には
久しぶりに、親族のお祝いの席に元気な姿を見せていた。

片手にビール、片手にお寿司をもち、
ずっと飲み食いしていた。

それが食べ納めになるとは
その時には想像もしていなかった。

お祝いから4日後、肺炎を患って入院。

食事をとることは出来ず、点滴だけになってしまった。

人間食べないとやはり弱ってしまう。

もう年も年だけに治療することも出来ず、
退院して大好きだった施設に戻った。

頭は最後までしっかりしていたので、
施設に帰った日は、みんな大好きと喜びを口にしていた。

亡くなった日、
ジュニアサイエンスがあった。

後片づけをしないといけなかったのだが、
母の顔を見てからにしようと思って、
片付けはほどほどにして、
母に会いに行った。

しきりに何かを訴えているのだが、
何を言っているのか分からない。

のどがイガイガすると聞き取れたので
お茶を飲ませた。

その後も何か言おうとしているのだが、
どうしても聞き取れない。

両の手を握って様子を見ていたのだが、
生徒が待っているとの連絡を受けたので、
その手を放して施設を出た。

その3時間後に息をしていないとの連絡が入った。

あのままもっと母の側にいたらよかった。

後悔は尽きない。

でも母はあんたの鈍感さはしょうがないなぁと。
笑っているに違いない。


私の一番の思い出は、
小学校6年生の時に4ヶ月ほど入院していた時に
毎日来てくれたことだ。

今考えてもよく来てくれたとつくづく思う。

そんな無償の愛に支えられて、
私はここまで生きてこられた。

ただただ感謝しかない。


自分のことは二の次で、
いつも相手のために尽くし、
多くの人に元気と勇気を与えた人生だった。

行年100歳。母は天寿を全うした。



葬儀は身内で済ませました。

生前に賜りましたご厚情に対し、
厚くお礼申し上げます。
ありがとうございました。

祝ってもらった

●むこう向きのおっとせい その673

8日は誕生日だった。

多くの人からお祝いのメッセージをもらった。

メッセージを送ってもらった年齢層はとても幅が広い。

こんなことはこの仕事をしているからこそだろう。


生徒からは、動画付きのメッセージが送られてきた。

これはかなり嬉しかった。


それぞれに温かい言葉をもらって、
気持ちがほっこりすると同時に、
身の引き締まる思いがあった。

ここまで好きな仕事を続けられていること、
そしてまだ体も元気で動けていることは
ほんとに有難いことだ。

また大きな変化があって、
今まで通りにはいかない事態になるかもしれないが、
残り少なくなった人生だ、
自分のやりたいことに注力して、
新たな時間を刻んでいこうと思っている。

まだ気持ちは年をとっていない。


ところで今日は私立高校の入試の日だ。

動画を送ってくれた生徒達も、
人生初の試練に臨んでいる。

昨日の激励会で、
多くのスタッフからもらった励ましの言葉を胸に、
精一杯自分の力を発揮してくれることを願っておこう。



ではまた。

2023年度 実験学校最終回

●むこう向きのおっとせい その672

この土日は2023年度の最終の実験学校だった。

テーマは毎年恒例の「ロボットスペシャル」

今回のロボットはモーターで動くのではなく
バネで動くロボットだった。

3通りに変身するロボットで
かなり複雑なものだったが、
小さな子どもたちも先生の助けを借りながら、
第一段階は全員が作り上げた。

中には1段階目ですっかり満足して、
あとのは作らず、
作ったロボットで嬉々として遊んでいる生徒もいた。

小2のA君に至っては、
食事の時も、日の出を観に行くときも、
天体観測の時も、ずっと手に持っていた。

ここまで気に入ってくれたら、
担当のS先生も、
このロボットを選んだ甲斐があったことだろう。

にしても子どもの反応はやはり可愛い。


そして今回は2023年度の最終回なので、
この1年頑張ってきてくれた生徒には
表彰状と記念品を渡した。

年回6回、皆勤の生徒もかなりいる。

中には4年、5年と皆勤、準皆勤の生徒も少なからずいる。

ほんとに嬉しいことだ。

また、皆勤や準皆勤ではないが、
小1から高3まで、12年間も来てくれている生徒や
遠く茨城県からきてくれた生徒もいる。

茨城県から来た生徒は、
夜行バスに乗って10時間近くもかけて来てくれた。

帰りも夜行バスで、家に着くのは翌日の朝になり、
それから学校に行くという。

彼の実験学校に対する情熱と行動力には頭が下がる。


こんなにも強い思いを持ってきてくれる生徒がいる。

その期待に応えるべく、
子どもたちの琴線に触れる実験を数多く用意して、
新年度の実験学校を迎えたいと思う。


ではまた。

今年もよろしくお願いします

●むこう向きのおっとせい その671

遅くなりましたが

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。


新しい年になって1週間が過ぎた。


1日は地震があって、波乱の幕開けになった。

結構長い間揺れたので、阪神淡路大震災を思い出し
椅子につかまりながら、ちょっと身構えた。

石川では大きな被害が出たようで、
心よりお見舞いを申し上げたい。



2日は家族でお祝い。

久しぶりに今年は母ちゃんも参加。

今年で御年99歳、白寿を迎えることになる。

百の一画目を取ると白。

すなわち100から1を引くと白になるので、
白寿という訳だ。

誰が考えたのだろう。上手く考えたものだ。

今まで全くボケていない母ちゃんを見ていると、
すごく元気をもらえる。

この先もできうる限り元気でいて欲しいものだ。

目指せ皇寿(111歳)だ。


5日、6日は講習会。

13時から22時まで、子どもたちの相手をした。

やはり子どもたちの顔を見て授業をするのは
いい時間だ。


昨日は初ゴルフ。

プレイが終わった後食べに行ったが、
笑いの絶えない、楽しい時間になった。

スコアは、言えない。


ここまでこんな風に過ごしてきた。


さて今年はどんな年になるのだろう。

またまたおおきな変化の年になるかもしれないが、
なるようになるだ。

どんなことも受け入れて進んでいくしかない。

今年も老骨に鞭打って、
仕事に遊びに、フル回転でやっていこうと思っている。



ではまた。


(追記)
来週は大学入学共通テストがある。

受験する卒業生諸君!悔い残らないように全力で頑張れよ!

健闘を祈っています。

渇を入れられた

●むこう向きのおっとせい その670

25日から29日まで冬合宿だった。

11期生から始まったこの合宿も今年で57年。

始まった当初は設備も全くそろっていなかった。

暖房もない。

持ち物の中には毛布というのがあった。

寝具類さえ足りていなかったのだ。

隙間風の入ってくる部屋の中で、
「頭寒足熱がいいのだ。」というヒゲ先生の言葉を受けて、
毛布を膝にまいて勉強していた。

こうして始まった冬合宿だが、
それ以降多くの生徒が、
この小豆島で受験に向けて頑張ってきた。

今年も多くのスタッフに囲まれて、
子どもたちは懸命に勉強に取り組んだ。

学習の後に、例年作文練習もかねて中3生には
毎日日記を書かせている。

少し前までは、専任が毎日添削していたが、
最近はスタッフが日々の添削をしてくれていて、
我々は徹夜学習前だけ書くことにしている。

今年は若きスタッフのNちゃんとK君が、
自分たちも生徒にメッセージを書いてもいいかと
言ってきたのでOKした。

私はいつもは日記を読んで、
1人1人に対して文を書いてきたのだが、
今年は忙しいこともあって、
全員に同じメッセージを書いた。

それに対してNちゃんとK君は一人一人に
思いのこもったメッセージを書いていた。

二人のメッセージを読んだ子どもたちの中には
涙を流しているものもいた。

何人かの子どもから
私にも個別にメッセージを書いて欲しかったと言われた。

ちょっと楽しようと思った自分が恥ずかしくなった。

どんな状況であれ、
子どもたち一人一に真剣に向き合わないといけないのだ。

今年の最後に渇を入れられた。

来年はまた気を引き締めて
子どもたちに向きあっていこう。


今年も大変お世話になりました。
来るべき年が皆さんにとってよき年になりますように。


ではまた。

自分を信じる力

●むこう向きのおっとせい その669

卒業生のM君から
「9月に若江教室で授業中に撮ってた写真が
APAに入選しました。」とのラインが入った。

送られてきた写真には
私が生徒の質問を聞いているところと
実験道具、板書が写っていた。

作品タイトルは
「恩師たち」

M君はいま写真の専門学校に通っていて
将来写真家を目指している。

在学当時からユニークな生徒で
周りのことは気にせずに
自分のやりたいことをやる人だった。

高校受験前に受験勉強そっちのけで
電気技師の資格試験を受けて
合格してしまった時には流石に驚いた。

なんで今?とその時は思ったけれど
型にはまらない彼にとっては
不思議でも何ともなかったのだろう。

その彼が写真家を目指し始めた。

作品を作るのに、私の授業に入って
私や理科実験の様子を撮りたいと言ってきたのでOKした。

夢に向かって突き進む卒業生を
応援しないという選択肢は私にはない。

彼は実験大好きな生徒だったので
写真を撮る目は生き生きしている。

そしてその時に撮った写真が
『APAアワード2024』という
日本広告写真協会が主催する大きなアワードに
入選したというのだ。

歴史のある写真の公募展で、
これまで多くの著名な写真家を輩出しているとのこと。

入選するだけでもすごいことのようで、
ネット見ていると
「在校生がAPAアワードに入選しました!
APAアワードは60年の歴史があり、
プロのカメラマンの登竜門ともいわれる栄誉ある賞です。
例年応募数は写真作品部門だけでも600~700作品(1000点以上)
あり、多くのプロも参加します。そんな中、生徒が入選したことは
まさに快挙だと言えます。」なんて
どこかの写真専門学校のホームページに書いてあった。

まだ専門学校1年生の彼が取ることが出来たなんて
何とも喜ばしいことだ。

彼に才能があるのかなと
H先生が聞いてきたが、それは私には分からない。

ただ、才能というものが、自分を信じる力だとすれば、
彼にはまさに才能がたっぷりとある。

学校の先生には、実験の写真なんてと言われても
「僕はこれを撮りたいから撮るんや。」と
自分のやりたいことを突き進める彼に迷いはない。

また来月も実験の写真を撮りに来る。

いい写真が撮れるように協力していこうと思っている。

彼の撮った写真は、
4月30日~5月5日まで、京都市美術館で展示されるとのことなので
観に行くとしよう。


この間の角川春樹小説賞を取った東圭一さん,
大阪ものづくり優良企業の最優秀企業賞を取った大東さんといい、
卒業生が活躍するのはとても嬉しいことだ。



ではまた。

やり方を変えてみた

●むこう向きのおっとせい その668

土曜日のジュニアサイエンスで小12は
「ぺーパークロマトグラフィー」の実験をした。

水性ペンは見た目が一色でも
いろいろの色が混じって出来ている。

その水性ペンのインクに、何色の色素が入っているのかを
紙と水を使って調べる実験だ。

細長く切ったろ紙の下の方に
水性ペンで印をつけ、水につける。

しばらくすると、毛細管現象で水があがってくる。

インクは、色によって水への溶け方や紙へのつきやすさが違う。

だから水が紙にしみて上がって行くとき
それぞれの色のインクが分かれていくという訳だ。

最初に、10色のインクを選んで、
それぞれの色が何色から出来ているのを調べて
用紙に貼りつける。

その後丸く切ったろ紙に、
好みの色で模様を描かせる。

水につけると
花が咲いたように模様が広がる。

これはとてもきれいで子どもたちは喜んで
何枚も作っていた。

最後に、好きな絵を油性ペンで描いてから切り抜く。

そこに水性ペンで何箇所かに色を付けて、水につけると、
描いた絵に色が広がっていく。

この方法は思いついて初めてやったが、本当に綺麗だった。

子どもたちも大喜びだった。

出来た作品はパウチした。

パンチで穴をあけておくと
素敵な栞が出来上がった。

それをこどもたちは大事そうに持ち帰った。


今まで何度もこの実験をやってきたが、
初めてこんな風にやってみた。

やり方を変えると、子どもたちの反応も変わる。

やっている自分にとっても楽しい時間になった。


同じことをやるにも、やり方を変えることで
新しい息吹が吹き込まれる。

よきものに変えていこうという気持ちが、
新たな変化を生むということですね。




ではまた。

サーモスタットの実験をした

●むこう向きのおっとせい その667

土曜日のジュニアサイエンスで
「サーモスタット」の実験をした。

こたつとかホットプレートのスイッチが
勝手に切れるのはなぜか?
との問いから授業はスタート。

金属環の輪に通っていた金属球を熱すると
輪を通らなくなり、冷やすと再び通るようになる、
という定番の実験をして、金属の体積は、
温度によって変化するというのを確かめる。

その後サーモスタット実験器を使って
金属の種類によって膨張率は違うことを確かめ、
サーモスタットの仕組みを考える。

そしてサーモスタットを自作。

黒く塗った紙に、アルミテープを巻いたものを
豆球で温めてスイッチにする。

上手くいくと、豆球が点いたり消えたりする。

目に見えないほどの動きで反応が変わる。

これはかなり面白い。

自分も作ってみて、その反応に
しばらく見とれていたぐらいだ。

初めて理科実験に参加した女の子も、
「これ無茶苦茶面白い。」
と生き生きした顔でお母さんに報告していた。

新しい知識得た嬉しさと、
上手くできたという満足感が、
表情に溢れていた。


理科実験は子どもの心をくすぐる。

やはり実験はいい。


ではまた。

永遠のロックンローラー

●むこう向きのおっとせい その666

この間中学の時の同級生と久しぶりに会った。

中学3年に同じクラスになって
通う高校はみんな違っていたが、
バンドを組んでよく行動を共にしていた。

毎年夏には旅行した。

1年の時は小豆島。
2年の時は和歌山アメリカ村
3年の時は友が島

どれも思い出がいっぱいで
とてつもなく楽しかったし、
初めてが一杯の時期に出会った出来事は
今も全く色褪せない。

みんな随分歳をとってしまって、
話す内容も健康のことと、
歳のことが大半を占めるようになってしまったが、
その表情には時折あの頃の顔が現れる。

あと何年こうして元気に会えるのだろうかと
楽しかった半面、ちょっと寂しい気持ちにもなった。

谷村新司も死んだしなと思っていたら、
ローリングストーンが新しいアルバムを出すというニュースが
入ってきた。

ミックジャガー80歳。キースリチャーズ79歳
ロンウッド76歳。だって。

年齢を感じさせないエネルギー。

元気が出る。

若くふるまうと、心身ともに若くなるらしい。

希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる
(サムエル・ウルマン)

悲観はあかんだ。

永遠のロックンローラーを目指すべし。

にしてもローリングストーンズは凄い。



ではまた。

嬉しいニュース

●むこう向きのおっとせい その665

先日19期生の大東君から、
「このような素晴らしい賞を受賞しました。」というラインが入った。

その賞は、大東君が現在取締役会長を務める、
「株式会社ダイプラ」に対するもので、
「大阪ものづくり優良企業2023」の「最優秀企業賞」
で、1社だけが受賞できる賞だった。

大阪府内のものづくり中小企業で、「高度な技術力」
「高品質・低コスト・短納期」など総合力が高く、
市場で高い評価を得ている企業が対象で、
今後、基礎技術で大阪産業の活性化と地域社会への
貢献が期待される優秀な中小企業を表彰する、というものだ。

お父さんの後を継いで、
独自の技術を開発した、その努力と情熱には頭が下がる。

大したものだ。

4年前に、
「子どもと自然学会 第30回全国研究大会香川小豆島大会」が
「子どもと実験・観察子どもにとって実験・観察体験は価値があるのか>」
というテーマで開催された時に、
彼にも寄稿してもらった。

その中で彼は「実験を通して、子ども達の「なぜ」を引き出すことが
最大の目的でなくてはならない。
そしてその「なぜ」を追求し克服し、次の「なぜ」を見つけることが大切だ。
それを繰り返して成長し、人生を豊かなものに変えていく。」
と書いていた。

彼の生き方とリンクするもので、
この思いが、
今回の受賞にもつながったのではないだろうかと思った。
 
学園の生徒達にも、
こんな素敵な先輩がいるよと早速話をした。

勇気と元気をもらえる
とても嬉しいニュースだった。


ではまた。

9月実験学校

●むこう向きのおっとせい その664

17日と18日は実験学校だった。

テーマは
「ロケット&フィッシング」

毎年実施しているが、人気の企画だ。

今回も多くの生徒が参加してくれた。

まずはロケットの制作。

スタッフが多くいることもあり、
時間通りに終えることが出来た。


2時間目は「ドライアイスロケット」

島でドライアイスは手に入らないので
大阪で購入して持って行った。

ドライアイスは昇華するので、
前日に購入しても、
実験の時間まで持たない可能性がある。

なので多めに買って持っていこうと思っていたら、
ドライアイスを売っている店の人が
休みの日にも関わらず、
朝に店を開けてあげるよと言ってくださった。

これはありがたかった。

世のには親切な人がいるものだ。

お陰で実験は上手くできた。


3時間目は「風はどのようにして起こるか」の実験。

プラスチックのケースを使って風の動きを調べた。


2日目の朝、子どもたち待望のフィッシング。

今回は投げ釣りに挑戦した。

釣果は思ったより良かった。

ベラ、カワハギ、タイ、ハゼ、スズメダイなど
大半の子どもが釣り上げた。


フィッシングの後はいよいよロケット発射。

近くの広場に移動して一人ひとり、
自分の作成したロケットを打ち上げる。

ロケットはよく晴れた青空に、
白煙を残しながら、
次々に吸い込まれて行った。

何人かのロケットは海の方に流されたが、
地元の人が網ですくってくださったので、
全員持ち帰ることが出来た。


今回も多くの若きスタッフ、
そして学園外の親切な方々の助けも受け、
大きなトラブルもなく、無事に終えることが出来た。
感謝である。


次は11月。

テーマは「音」

子どもたちの好奇心をくすぐる実験を用意して、
子どもたちの笑顔に囲まれたいものだ。


ではまた。

いい時間だった

●むこう向きのおっとせい その663

昨日は、学園の元スタッフで、
生徒時代はもちろん、
スタッフの時も今も
何事にもエネルギー全開で取り組む
N君の結婚式に行ってきた。

お相手のSさんは小学校の先生で
その笑顔に人柄が表れていた。

多くの人に祝福され、
満面の笑みを浮かべている二人を見ていると
こちらも幸せな気持ちになる。

いつ出ても結婚式は素敵だなと思う。

式、2次会には多くの学園卒業生が来ていた。

卒業後もこうして交流が続いているのは
ほんとに嬉しいことだ。


そして今日は、元実験学校スタッフの
SちゃんとS君、そしてZ先生の4人で久しぶりに会って
楽しいひと時を過ごした。

二人とも小学生の時から、
実験学校に参加し、大学生になってからは
スタッフとして手伝ってくれた。

昔の写真や時間割を見ながら
思い出話に花が咲いた。

色々と話をしながら
実験学校もいろいろと変化していったのだなと
改めて思ったし、
二人の変わらない、
実験学校愛、小豆島愛は感動的だった。

心地よい、とてもいい時間が流れた。


多くの人の中に、
学園で過ごした時間が刻まれている。



ではまた。

夏合宿、無事終了!

●むこう向きのおっとせい その662

19日から23日まで、この夏最後の合宿だった。

夏合宿での扇の要のS先生がコロナのため来れなくなり、
また男子スタッフがいつもより少ないという、
不安だらけのスタートだった。

その上異常な暑さ。

この夏の暑さは過去経験したことのない暑さだった。
太陽の熱が、空気を通さずに、
肌に直に伝わってくる感じがした。

アウトドア満載の夏合宿だけに、
この暑さは大きな不安材料だった。

合宿は慰霊祭から始まった。

この慰霊祭は、子どもたちに命の大切さ、
思わぬことが起こりえるということを伝え、
自分の身は自分で守るという意識を持たせることが目的だ。

そうしてスタートした合宿だったが、
コロナは出る、熱中症は出る、
食堂のクーラーが故障すると
いつになく多くの困難に見舞われた。

どうなることかと思ったが、
若きスタッフが私の想像をはるかに超えて
行事遂行のため、寝食を忘れて奔走してくれた。
ほんとに頼もしかった。

また島在住のI先生が、
S先生の抜けた穴を十分に補ってくれたし、
有難いことに、I先生の島でのお友達の方からも
多くの支援を頂いた。

また、H先生はクーラーの利かない食堂で
Gさんと大奮闘。

炊事場には簡易のクーラーを急遽付けたが
火を使えば、ほぼ役に立たない。

それでも暑さに負けず、
子どもたちやスタッフのお腹を
滞ることなく満たして頂いた。

様々な困難に見舞われたが、
子どもたちのためにという、
多くの人の強い気持ちがあって、
合宿は無事に終えることが出来た。

子どもたちの作文を読むと、
「帰りたくない。」「もっと島にいたかった。」
「また来たい。」と大半の子が書いていたので
子どもたちにとって、いい時間が流れたのだと思い、
とても嬉しかった。

応援してくれたすべての人に感謝である。

しかしながら、来年以降もこの暑さが続くようであれば、
合宿の行事も考え直さないといけない。

いろんなことが過渡期を迎えているようだ。


ではまた。

一服の清涼剤

●むこう向きのおっとせい その661

台風で常翔啓光学園サイエンスクラブの合宿が出来なくなったので
思わぬ休暇になった。

ゆっくり時間を過ごすことで
ようやく自分を取り戻すことが出来たように思う。

ここ最近あまりに忙しすぎて
ずっと時間に追われていた。

気が付いていなかったけれど、
だいぶ疲れていたようだ。

久しぶりにゆっくり寝た。

気になっていた部屋の片付けも随分と出来た。

部屋が片付くとやはり気持ちがいい。

やろうやろうと思っていながら、日々の忙しさを理由に
やって来なかった断捨離も始めだすことが出来た。

この歳だから断捨離=終活かな。

どんどん捨てていかないと、
残していてもあまり意味はない。

と言いながらちょっと昔の文章とかが目に入ってしまうと
手は動きを止めてしまう。

簡単なようで難しい断捨離。

でも今回はやり切ってしまおうと思っている。

昨日はその断捨離を一時中止して、
元スタッフのÝ君、Cちゃん夫妻のお家にお邪魔した。

2人が結婚する前は何度か私の家で飲んだりしたのだが
今回は私が2人の家に行くことになった。

Y君は最近カクテル作りに凝っていると聞いたので
ジンを買って持って行った。

玄関をあがると多種多様なお酒が一杯置いてあった。

メジャーカップ、シェーカー、バースプーン、カクテルグラスなどなど
私の知っているのはこれくらいだが、
いろいろと揃えてあった。

彼はカクテルを作る教本を持っていて、
それを元にいろいろなカクテルを作っているらしい。

まずはビールで乾杯してから、
彼の怒涛のカクテル攻勢が始まった。

ものすごい情熱だ。

次から次にいろんなカクテルが出てくる。

私はカクテルとは全くなじみがないのだが、
出してくるカクテルはどれもすごくおいしいので、
出されるがまま次に次に飲んででいく。

この日のためにわざわざボール型の氷まで用意してくれていた。

Cちゃんは美味しいあてをこれまたいっぱい作ってくれた。

特にエビの刺身はうまく捌いてあって
めちゃくちゃ美味しかった。

何尾食べただろう。

2人のもてなしてくれる気持ちが
ひしひしと伝わってきて、
カクテルも料理も極上の味になった。

そしてもう一つ嬉しかったのは
2人が飼っている2匹の猫に出会ったこと。

今まで犬も猫も飼ったことはない。

小学生の頃捨てられていた子犬を飼いたいと
おふくろさんに懇願したことがあったが、
おふくろさんは頑として願いを聞いてくれなかった。

生き物はいつかは死ぬ。

それがつらいからだとおふくろさんは言っていた。

昔に悲しい思いをしたのだろう。

というわけで犬も猫も飼えなかった。

まぁ、こんないい加減な男なので
生き物は飼えなかったとは思うが。

初めて身近に長い時間猫と時間を過ごすことになった。

何しろ昼の3時ごろから、夜中の3時ころまで
12時間も飲み食い喋ったもので。

2匹の猫は劇的に可愛かった。

何なのだろう。

触れているだけで、心が穏やかになる。

まだ子猫の方は顔もあどけなく、
好奇心旺盛で、どの動作、表情も可愛すぎた。

もうメロメロになってしまった。

何かとストレスのたまることもあるが
Y君、Cちゃん、そして2匹の猫。
一服の清涼剤だった。

こんな素敵な時間を作ってくれたことに
心から感謝である。

またもうすぐ日常に戻るけれど、
また元気に頑張れるだろう。



ではまた。

台風は要らない

むこう向きのおっとせい その660

6・7・8日と2泊3日の実験学校の予定だった。

しかしながら村に着いて間もなく
台風6号のせいで、
フェリーが8日に出なくなる可能性があるとの連絡が入った。

8日にフェリーが出るかどうかは
7日のフェリー会社の朝の会議で決まるというので、
7日に帰ることも考えて、時間割を変更。
実験は全て先にやってしまうことにした。

今回の実験のテーマは「水スペシャル」

「マーブリング」「水をつかむ」「燃料電池」「水の合成実験」
に子どもたちは取り組んだ。

6日の夕方までは晴れていたが、
夜になって雨が降り始めた。

「天体観測」と「海ほたる」の観察が出来なくなったので、
恒星、惑星、衛星の違いを話した後、
星座ビンゴをやることにした。

子どもたちは大盛り上がりだった。

7日は「海辺の生物観察」の後、プールに行く予定だった。

子どもたちはてるてる坊主を作って
晴れることを祈った。

しかしながら朝は雨が降ったりやんだりで
「海辺の生物観察」は出来なかったので、
8日に回すことにした。

「燃料電池」の実験の時、
いつもやんちゃで、元気いっぱいの小学2年のA君が
「フェリーが出なくなったらどうするの?」と聞いたから、
8日帰れなかったら、台風が行き過ぎるまで、
ずっと島にいることになるから
しばらく帰れないと冗談交じりに答えた。

そうしたら実験中にふと見ると、A君が泣いている。

どうした?と周りが声をかけても泣き止まない。

しばらくしたら泣き止んで
いつものA君に戻っていた。

実験が終わった頃にフェリーの会社から連絡があり
出航1時間くらい前にならないと
船が出るかどうかは分からないと、
なんとも言えない回答だった。

ジャンボフェリーが、ちょっと前に着岸ミスで
係留ロープをつなぐブロックと橋を壊してしまった。
それで船を着岸させるのに漁船で
ロープを引っ張る人を運ばないといけなくなった。
その漁船が台風の影響で出ない可能性があるので、
ジャンボフェリーは出航できても、
坂手港には着岸できないということらしい。

何ともやり切れない人為的なミスだ。

子どもたちの気持ちを考えると船が出る方にかけたいが、
もし出なかったらもう1日島に滞在することになる。
これはいろんな面で難しい。

それで断腸の思いで7日に帰ることに決めた。

そのことを子どもたちに伝えたが、
子どもたちはがっくり肩を落としていた。

でも閉校式の時に、「楽しかったですか?」と聞いたら
大きな声で、「楽しかった!」と言ってくれたので
少し救われた気がした。

船を降りる時、あのA君が横にいた。
それで「実験の時に泣いていたのは、
もしかして、お母さんにしばらく会えないと思ったからか?」
と聞いてみたら、はにかんだ顔で「うん。」と答えた。
あまりに可愛かったので、思わず抱きしめてしまった。

1泊2日になってしまったけれど、
子どもたちはそれなりに
いい時間を過ごしてくれたのではないだろうか。

にしても、もう台風は要らない。


ではまた。

暑い、そして熱い夏が始まった。

●むこう向きのおっとせい その659

7月31日、育英西中学立命館コース中学2年生の生徒が
理科実験をするために若江校にやってきた。

昨年は小豆島で実施したが、
今年は若江校での実施になった。

実験の後は工場見学のために尼崎に移動するので、
時間的な制約があった。

担当のF先生が情熱を持った先生で、
できるだけ多くの実験を生徒たちにさせたいということで、
1実験の時間を短めにして、
「薬品の怖さと面白さ」「カエルの解剖」「レンズカメラ作り」
「水の合成実験」「テルミット反応」と5つの実験をこなした。

休憩時間もそこそこに、次々と実験が続いたけれど、
生徒たちは疲れも見せず、元気に取り組んでいた。

教える側はちょっとしんどくはあったけれど、
生徒たちの反応が後押ししてくれて
気持ちよく終えることが出来た。

帰り際に「楽しかったです。」と言ってくれたのが嬉しかった。


さてもう8月。

今はあずき王国の合宿の真っ最中。

6日~8日は「実験学校」、9日~10日は「常翔啓光サイエンスクラブ」
19日~23日は「本科夏合宿」とこれから合宿が続く。

とてつもなく暑い日が続く中、
いずれの合宿も無事に終えれるよう、
スタッフ一丸となって取り組んでいかねばと思っている。

でもまずは自分が気を付けないとね。


ではまた。

実験学校 7月

●むこう向きのおっとせい その658

8日・9日と実験学校だった。

今回のテーマは「浮かす」

まずは紙飛行機を作り、
ギネス世界記録の飛行機に挑戦した。

2時間目は塩酸とアルミホイルで水素を発生させ、
ビニール袋を浮かした。

3時間目は磁石の反発力で鉛筆を浮かす。
上手く作った子は鉛筆が長い間回転していた。

4時間目は食塩水で卵を浮かす。
水と食塩水の浮力の違いを実感しただろう。
水銀も紹介したが、
子どもたちはその重さに驚いていた。

最後は発泡入浴剤を使って、
自動で浮き沈みするペットボトルを作った。

残念ながら雨だったので
天体観測とフィッシングは出来なかったが、
フィッシングの代わりにブーメラン飛行機と
水の合成実験をやった。

実験を通して、
こどもたちは科学の面白さを楽しんだことだろう。

2日目の朝、私は5時に子どもたちに起こされて
2時間ほど相手をした。
子どもたちのパワーに対応するのはなかなかに大変だったが
子どもたちはほんとに可愛いかった。

実験準備は大変だったけど
今回も心地よい疲れを感じながら
終えることが出来た。

次回は2泊3日の合宿になる。

こどもたちにとって、
夏休みの最高の思い出になるように
しっかりと準備しよう。


ではまた。

桐蔭中学理科実験合宿 2023

●むこう向きのおっとせい その657

8日、9日と桐蔭中学の理科実験合宿だった。

中1生全員参加の学校挙げての行事で、
桐蔭1期生の時から続いていて、
今年で29年目になる。

去年からまた小豆島での合宿が復活して
今年も「星くずの村」で実施することが出来た。

実施する実験は
「薬品の怖さと面白さ」「カエルの解剖」
「LEDを使った光の実験」「テルミット反応」
「化石琥珀磨き」「レンズカメラ作り」

私の担当は「薬品の怖さと面白さ」

例年通り桐蔭の生徒の反応は
とてつもなくいい。

一つ一つの実験に目がキラキラ光って、
無邪気に歓声を上げ、
こちらの問いかけに即座に反応する。

こんなに気持ちよく授業できることは
なかなかない。

あるクラスの子たちは、授業終了後
私のサインを欲しいと言い出して、
クラスの大半の生徒に書くことになった。

これには驚いたが、
授業が楽しかったということかと思って
ちょっと嬉しかった。

どの実験も普段できないことなので
生徒たちにとっては大きな刺激があったと思う。

特に「カエルの解剖」は、
M山先生の絶妙なトークと共に、
心に残る実験になったことだろう。

これを機に、体験することの素晴らしさを
生徒たちが感じてくれたら言うことはない。

また桐蔭合宿は、子どもたちとの交流もさることながら、
最も信頼のおける、気の置けない人たちとの3泊の合宿にもなるので、
我々にとっても大変楽しい時間となっている。

来年もこんな素敵な時間を過ごせることを願っておこう。


ではまた。

松の木を採取できた

●むこう向きのおっとせい その656

またまた随分と更新が遅くなってしまった。

連休中は、大学のサークルの同窓会の打ち合わせ、
小豆島での車中泊釣りとゴルフ、
そして学園の元バンドの、
4年ぶりのライブハウスでの親睦会
と一杯の出来事があったのに
書くタイミングを逸してしまった。

なので近々の出来事の方を書きます。

この間中1理科で裸子植物の単元を教えることになった。

いつもなら小豆島から松を持って帰るのだが、
今回はタイミングが合わなかったので、
持ち帰らなかった。

写真で説明するだけにしようと思ったが、
やはり実物を見せたいと思って、
近くの公園に探しにいった。

しかしながら見つけることは出来なかった。

そこで生駒ならあるかもと思って行ってみることにした。

父親のお墓が生駒にあるので行ってみようと思ったのだ。

まずはお墓参り。

父親と義弟のお墓の掃除を済ませてから、
作業をしていた人に、松の木はあるかと尋ねてみた。

実験で使いたいとの目的を伝えたら、
その人は2本あると思うと言って案内してくれた。

道路をちょっと上ったところに松はあった。

とりあえず許可をもらいに事務所に行った。

責任者の方には、最初ちょっと訝しがられたが、
事情を説明したら、快く受け入れて下さり、
剪定ばさみまで貸していただいた。

松を採ってからお二人に
松の雄花、雌花、受粉の仕組み、
松ぼっくりの説明をさせてもらった。

子どもたちに実物を見せるのはいいことですねと
素敵な笑顔で見送ってくださった。

授業の方はこの時の話を交えながら、
雄花、雌花の鱗片の双眼実体顕微鏡での観察、
花粉の顕微鏡観察をさせることが出来た。

子どもたちにとっては貴重な時間になったことだろう。

お二人に感謝だ。

準備にかなり時間を取られたが、
いい出会いもあったし、
思ったら行動することが大事だなと改めて思った。


ではまた。

テレビの撮影場所になった

●むこう向きのおっとせい その655

テレビ大阪の「もしものマネー道」という番組がある。

私は見たことがないのだが、
番組のホームページには
「・・・もしもの時に備える、マネー活用バラエティー!」とある。

その番組で扱う会社の、昔の再現場面を撮るのに、
学園の教室を貸して欲しいと頼まれた。

なぜ学園の教室が選ばれたのかというと
昭和の実験室の雰囲気が欲しかったということらしい。

そう聞くとちょっと微妙な気もするが、
滅多にあることではないので引き受けることにした。

そして金曜日にその撮影があった。

実験室の雰囲気を伝えたいというので
フラスコや上皿天秤を用意するなど、
場を作るのに私も一役買った。

その会社で扱っている商品が
ちょっと言いにくいもので、
俳優さんたちが演技の中で、
大きな声で「〇〇ドーム」というので、
ちょっと近所に気を使ってしまった。

子どもたちには言いにくいので
まだ撮影のあったことは伝えていない。

にしてもテレビの撮影を見るのはなかなか面白かった。

6月4日に放映らしいので、
どんな風になっているのか楽しみにしておこう。


ではまた。

2023年度 第1回実験学校

●むこう向きのおっとせい その654

1日2日は2023年度の第1回実験学校だった。

テーマは「薬品の怖さと面白さ&化学実験」

薬品の怖さ実験は毎年やっている。

これから薬品を使う実験もあるので、
大事な実験だと思っている。

その他の実験は「ガスバーナーの使い方」「酸素の捕集」
「二酸化炭素の捕集」「ラムネ菓子作り」

ガスバーナーの使い方では
ガスバーナーを分解して、その仕組みを学んでから、
1人1人実際に火をつけた。

酸素の捕集実験では、
酸素を入れた集気びんに線香、針金を入れて燃やした。

音を立てて燃える線香や、
花火のように燃える針金を見て、
子どもたちはとても喜んでいた。

二酸化炭素の実験では、
ろうそくを立てた手に、濡れた集気びんをかぶせると
集気びんが手に吸い付くという実験もやらせた。

ろうを手に垂らすのが怖くて、
子どもたちは大騒ぎだった。

ラムネ菓子は重曹とクエン酸の吸熱反応を説明してから
作らせた。

思い思いの形のラムネを作って、
子どもたちは楽しんでいた。

私はすべての実験を指導したが、
スタッフの助けを借り、
どの実験もスムーズに出来たし、
子どもたちの反応はとてもよかった。

子どもたちの無邪気な反応見るのが楽しくて仕方ない。


1月から、高校入試、卒業式、春合宿、明星中学理科実験と続き、
この実験学校でようやく一息ついた。

新年度も気持ちを新たに、
子どもたちの笑顔にいっぱい出会えるように
頑張っていこう。


ではまた。

明日は卒業式

●むこう向きのおっとせい その653

今日は公立高校入試の発表の日だった。

残念ながら全員合格とはならなかった。

ダメだった生徒は覚悟の上での受験だった。

学園での判定は△。

かなり厳しい受験だった。

しかし私立高校に合格していることもあり、
自分が納得のいく受験をするということで、
チャレンジすることにした。

入試までの日々、懸命に頑張っている姿を見てきた。

出来れば通してやりたかった。

願いを叶えてやることが出来なかった悔しさと
申し訳なさで一杯になる。

発表後、話をした。

もちろん悔しさは抑えていたのだろうが
私が思ったより元気だったし、前を向いていた。

今までも涙をのんだ生徒を見てきた。

しかし悔しさをばねに飛躍した生徒はいくらでもいる。

悔しさは次への原動力にもなる。

やってきたことは決して無駄にはならない。

ほんの少しスタート位置がずれただけだ。

自信を無くすことなく、また元気に歩き出して欲しいと心から願う。


明日は学園の卒業式だ。

涙をのんだ生徒もやってくる。

彼らの人生はまだ始まったばかり。

そんな彼らの門出を、
スタッフみんなで、明るく、楽しく、祝ってやろうと思う。

感動に溢れた卒業式になりますように。



ではまた。

今日は公立高校入試

●むこう向きのおっとせい その652

今若江校にいる。

今日は公立高校の受験日で
朝から子どもたちの応援に行って来た。

スタッフが手分けして、
駅や高校前に行って激励するというのは
もう何十年も続けている。

入試を迎える子どもたちに、
勉強面ではもうやってやれることはない。

後は子どもたちが焦らず、
いつも通りの気持ちで受験出来るように
メンタル面をケアするだけだ。

昨日は各教室で激励会。

多くのスタッフが集まって
子どもたちに檄を飛ばす。

学園恒例の「ヒゲ薬」「力餅」に加え、
たくさんの応援の品をもらって、
最後は握手をして送り出した。

子どもたちの緊張感も少しはほぐれただろう。

嬉しかったのは、
私立専願や国立を受けて受験を終えた生徒も
仲間の応援に来てくれたこと。

スタッフにまじって、
応援のメッセージを送ってくれた。

みんなの前で話すプレッシャーが大きかったと思うが、一生懸命に話してくれた。

その姿が微笑ましかった。

そして今朝は応援に来たスタッフの顔を見て、
子どもたちは安心して、
受験に向かえたことだろう。

私の送り出した生徒は、
緊張感を見せつつも、
普段通りのいい顔をしていた。

しっかりと問題に向き合えるだろう。

今1時間目の国語が終わった。

上手く出来ただろうか。

心配は尽きないが、
懸命に闘っている彼らを信じて、
入試が終わるまで、
遠くから応援しておこう。

みんな頑張れよ。


ではまた。

誕生会を開いてもらった

●むこう向きのおっとせい その651

日曜日、1時から4時までテスト対策をした後、
誕生日会を開いてもらった。

集まってくれたのは私が最も信頼を置いている人たち。

貴重な休みのところを時間を割いて集まってくれた。

この人たちとの付き合いは、
それはそれは、とてつもなく長い時間になる。

今もこうしてお付き合い出来ているのが奇跡的なことだと思う。

乾杯の後、Zちゃん先生の呼びかけで作ってもらった
寄せ書きをもらった。
これはとても嬉しかった。

それ以外にも、それぞれに気持ちのこもったプレゼント頂いた。


誕生会の方は、
始まったばかりは確かに誕生日会だったと思うのだが、
後はM先生とZちゃん先生の爆裂トークで
なんの集まりかわからないという、いつもの展開になった。

でもそれがほんとに楽しくて、
あっという間に時間は過ぎた。

最後はカラオケまで付き合ってもらい、
楽しい会はお開きになった。


自分の人生もいよいよ最終章に入った。

多くの人と出会ってきたが、
長きにわたって深く関わってくれる人はそう多くはない。

いずれこの世を去る時に何を思うのか。

きっと今までに出会った人たちのことに想いを馳せることだろう。

そんな時に、今日集まってくれた人たちのことは、
笑顔で思い出すことだろう。
ボケてなければの話だが。


いつ何が起きても不思議ではない歳になった。

今日の誕生会に来てくれた人たちのように、
心許してお付き合いいただいている方々への
感謝の気持ちを忘れずに、
これからの一日一日を
目一杯自分に正直に生きていこうと思う。


ほんとに素敵な一日だった。


ではまた。

丁寧に

●むこう向きのおっとせい その650

8日は誕生日だった。

多くの人からお祝いの言葉を頂いた。

有難いことだ。


9日は私立高校入試に向けての激励会。

中3生相手にスタッフが励ましの言葉をかける。

来れなかったスタッフはラインでメッセージを送ってきた。

受験当日、我々にできることは何もない。

ただ子どもたちの健闘を祈るだけだ。

なので少しでも不安を和らげようとの思いで
毎年この激励会を実施している。

初めての入試を前にして、不安いっぱいの生徒にとっては
大きな励ましになったことだろう。

そして10日は入試本番。

早い学校は今日に合否の連絡が入っている。

子どもたちはしっかりと自分の力を発揮出来たのだろう。

今のところいい結果だ。


そして今日は中1・2の定期テスト対策を
1時から5時まで実施した。

ある生徒と一緒に電流の問題を解いている時、
その生徒が実にゆっくりと丁寧に文字を書いたり
図を描くことに気が付いた。

私は多くの生徒の質問を聞かないといけないので、
つい早口で、乱雑な図になってしまう。

この子にとっては、今までの説明のペースは速すぎのだろうなと思うと同時に、
どんな場合ももっと丁寧に説明しないといけないと、
普段の子どもたちへの接し方を反省することになった。

1人1人に丁寧に向きあって行くことが大切だという、
自明のことを改めて感じた時間だった。


これから定期テスト対策、公立高校入試対策と続く。

「丁寧に」という言葉を頭に置いて
子どもたちと向き合っていこう。



ではまた。

心地よい疲れ

●むこう向きのおっとせい その649

昨日は英検のテストだった。

今年から学園は準会場になったので、
学園で実施する初の英検テストということになる。

会場登録にはZちゃん先生に随分とお世話になった。

彼がいなければ実施にこぎつけなかっただろう。

感謝である。

朝の9時から夕方5時まで。

ハードスケジュールだったが、生徒も真剣に受験していたし、
滞りなくできてほんとによかった。

英検のテストの後、
本部教室に自習に来ていた中3生の相手をした。

その後若江教室に移動して、
これまた中3生の相手をした。

テストに向けて、
懸命に取り組んでいる子どもたちを相手にしている時間は、
自分にとっても充実感のある、とてもいい時間だ。

私はこの時間が好きだ。


若江教室に行ったら、助手のN君が来ていた。

自分のテスト勉強がてら、
生徒の相手もしようと思ってくれたらしい。

そうこうしていると同じく助手の、K君、Mちゃん、Rちゃんも
同じように来てくれた。

こちらからお願いしたのではない。

彼らは自主的に来てくれたのだ。

後輩を思うその気持ちがとても嬉しかった。

冬合宿での交流も大きかったようだ。

彼らと共に過ごしている生徒たちの顔も生き生きとしていた。

ほのぼのとした素敵な時間だった。


22時に勉強会は終了。

朝の9時から夜の10時まで、
超ロングな1日だったが、
心地よい疲労に浸りながら家に帰ることが出来た。

幸せなことだ。


まだまだやれる。



ではまた。

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