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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

唄を忘れた金糸雀

むこう向きのおっとせい その597

ブログの更新が大幅に遅れてしまった。


この間耳鼻咽喉科に行った。

声枯れが長い間続くので、ネットで調べてみたら、
声帯ポリープとか癌の可能性があるとか書いてあったので、
心配になって病院に行くことにしたのだ。

もし声が出なくなったら、
授業が出来なくなってしまう。
今の自分には、それは最もつらいことだ。

癌と言われたらどうしようと、
かなり不安だったが、
結果は、初めて聞いた「声帯結節」という症状だった。

学校の先生や歌手など、声帯をよく使う職業に多いらしい。

とりあえずは薬を飲んで、様子を見ることになった。

声帯をなくしたらどうしようと心配したが、
その可能性は低くなったので、ほっとした。

病院に行く前に頭に浮かんだのは
「歌を忘れたカナリア」という唄だった。

唄はよく覚えていなかったが、
「唄を忘れたカナリアは~♪」のフレーズだけは覚えている。

自分も「唄を忘れたカナリア」になるのかと思いつつ、
そのフレーズが頭を巡った。


今日薬を飲んだ後、
ネットで調べて聴いてみた。

歌詞を見てこんな唄だったのかと、
ちょっと驚いた。

唄を忘れたカナリアは後ろの山に棄(す)てましょか~
唄を忘れたカナリアは背戸(裏の戸)の小藪に埋(い)けましょか~
唄を忘れたカナリアは柳の鞭でぶちましょか~

その後には
「いえいえそれはなりませぬ」と否定はしているが
唄を忘れたカナリアに対してかなり酷い仕打ちだ。

唄の最後は

唄を忘れたカナリアは
象牙の船に銀の櫂(かい)
月夜の海に浮かべれば
忘れた唄を思い出す

とある。

この「唄」は唄というだけでなく
それぞれにとっての「大切なもの」も意味しているかもしれない。


時に大切なものをなくしたり、なくしそうな時がある。

その時に象牙の船や銀の櫂が、
自分のあるべき姿を思い出させてくれる。

棄てられても仕方なかった自分にとっての象牙の船は、
目の前の子どもたちだった。そう思う。


薬を飲むのがほんとに下手糞なので
飲むのが億劫だけど、
元の声に戻るためにもしっかりと飲まなくては。


ではまた。

今年も理科実験が始まった

●むこう向きのおっとせい その596

先週から新年度のジュニアサイエンスが始まった。


第1回は恒例の薬品の怖さの実験。


続けてきている子たちにとっては、
また同じような実験となるのだが、
いつやっても、子どもたちの反応はすこぶるいい。


実験では、最初に燃焼系の薬品のアルコールとブタンを紹介。


最近では、学校では使わなくなったアルコールランプも使って、
燃やしたり、爆発させてその怖さと面白さを演示する。


アルコールランプもさることながら、
学校ではマッチを使うこともない。


アルコールランプの代わりにガスコンロ、
マッチの代わりにチャッカマンを使う。


だからマッチを擦ったことのない子どもも多くいる。


実験ではマッチを擦らすのだが、
初めてする時の子どもたちの緊張感は、
かなり大きい。


なので、うまく擦れた時は非常に嬉しそうな顔をする。


これからはマッチを擦れるというのは、
レアのことになるのかもしれない。


学校での実験の様子を聞いていると、
体験している子どもたちの少なさに驚く。


何かと制限があるのだろうけど、
実験をしない理科の授業てなんだろうと思ってしまう。


一昨年、「理科実験は果たして必要なのか」
というテーマで、星くずの村で会議があった。


与えられた、結果の分かったことをすることに意味があるのか。
将来研究をしていく時には、必要ないのではないかということの検証だった。


海外では理科実験はしないで、哲学を勉強している国もあるらしい。


しかしだ、大人から見て結論の分かっていることでも、
未知に対する好奇心旺盛な子どもたちは、
たとえどんな小さな実験でも、目を輝かせ、
生き生きとして実験に取り組む。


そこには発見の喜びと、
自らが実験して確かめたという
達成感がある。


普段実験をしていて、このことは実感する。


高邁な理屈をこねくり回すだけでは意味がない。


それよりも今目の前にいる子どもたちと
実験の楽しさを共有していきたい。


そしてそれが子どもたちの原体験になればいうことはない。


自分はきっかけづくりの職人でありたい。


最近つくづくそう思う。



ではまた。

不老不死

●むこう向きのおっとせい その595
 
先週金曜日、合宿に参加していた小学生の男の子が
泣きながら電話してきた。

「どうしたの?」とあわてて聞いたら

「僕な、お父さんとお母さんに絶対死んでほしくないねん。
生物はいつか死ぬけど、絶対死んでほしくないねん。
だから不老不死を手に入れる方法を教えて欲しい。」

という。

「なんでそんなこと思ったの?」と聞いたら

「だって、お父さんもお母さんもめちゃくちゃ優しいから
ずっとおって欲しいねん。」

と答える。


なんて可愛いのだろう。


日頃から、ご両親の愛を身に染みて感じているのだろう。


それが最近のコロナのニュースを見て、
不安が芽生えたのかもしれない。


「僕も研究するから、先生も調べておいて欲しい。」
と言って電話は切れた。


その後の電話で、
彼は、自身が調べたベニクラゲの話、
私は、冷凍人間の話をした。

ベニクラゲのことを知らなかったが、
衰弱後、通常なら溶けてしまうところを、
クラゲの前段階のようなポリプに戻るらしい。

これはまさに不老不死の生物だ。

本格的に研究している学者もいる。

よく調べたなと思った。


そして昨日また電話があった。

「先生、僕な不老不死の薬を作りたい。
そのために、まずは一生懸命に勉強する。
どうやってこれから勉強していったらいいか、
一緒に考えて欲しい。」

と彼は言った。


どうしたものかと思っていたが、
いい方向に話が行ったので、一安心。


この純粋な気持ちに応えられるように、
出来るだけお付き合いしていこうと思う。


小さい子でも、
いろんなことを感じ、生きているということですね。


ではまた。

嬉しい言葉をもらえた

●むこう向きのおっとせい その594

春合宿の帰りにフェリーの中で
合宿の感想文を書かせた。

「この3泊4日の間で、一番印象に残っていることは
天体観測です。望遠鏡を使って月を見ました。
最初月を見た時は明るすぎて目がおかしくなるかと思いました。」
(小5)

「勉強は自分でもよく頑張ったと思います。
合計20時間くらいやったと思います。
(母ちゃんに伝えて。ほめてもらおっ)」
(小5)

「正の数・負の数の加法と減法の学習に入ったら、
最初はあまり分からなかったけど、
先生に考え方や解き方を教えてもらって、
すごく簡単に出来て楽しかったです。」
(中1)

子どもたちは、勉強はしっかりと頑張った。
また勉強以外にも天体観測、ロボット作り、理科実験、醤油工場見学と
メリハリのある生活が出来たと思う。


卒業旅行の高1生の文を
読み返すと、嬉しい言葉に溢れている。

「私は藤原学園が大好きです。こんなに楽しくて、面白くて、
でもしっかり勉強に集中できる塾は、これからの人生で二度とない塾だと思います。」

「藤原学園で約6年間お世話になった私には、この合宿が最後になることはとても切なく思います。
でも、これまでの経験を通して、いろんなことが学べてとてもよかったです。
本当に藤原学園の生徒でよかったと心の底から思います。」

「仲間だけじゃなく、先生とも大切な思い出を作れる、そんな藤原学園が僕は大好きです。
またみんなと再会できることを僕は信じています。」

「この合宿で濃厚な藤原生活が終わってしまうんだと、S先生の言葉で実感しました。
そう思うといつどこにいても泣いてしまいそうです。
僕は学校よりも家よりもどこよりもこの藤原学園が好きです。
こんなにも美しい思い出を共に作ってくださった先生方には心の底から感謝します。
本当にありがとうございました。
いつまでもこの思い出は僕の中で、みんなの中で輝き続けると思います。」

こんな言葉を聞けるなんて、ほんと幸せなことだ。

涙腺が崩壊しそうになる。


もう次が始まっている。

またこんな言葉に出会えるように、
子どもたちとの時間に全力を注ごう。


ではまた。

今星くずの村にいる

●むこう向きのおっとせい その593

先週に引き続き、春合宿で小豆島にいる。

先週は実験学校。

1月に実施出来なかった分の振り替え合宿だ。

恒例の「ロボット作り」と「綿菓子作り」
「フィールドビンゴ」「表彰式」を実施した。

ロボットは今までて一番難しいものだったが、
子どもたちは完成目指して、ほんとによく頑張った。

小さい子たちも、
先生の助けを借りながらも、
全員が完成させた。

苦労して作り上げたロボットが上手く動いた時の、子どもたちの喜びに満ちた顔は最高だった。

こうした達成感を味わうことが、
子どもたちの自信にも繋がるのだ。


そして今は、本科の春合宿。

在校生は、朝から夜まで勉強が続く。

合間に理科実験もあるが、
新たに受験生になった中3生は実験もなく、
超ハードな勉強スケジュールになっている。

でもみんなよく頑張っている。

そんな在校生とは対照的に、
ついこの間受験の終わった新高1生は、
自分たちで行動スケジュールを組み、
朝から夜まで、完全に自由な時間を過ごしている。

あのプレッシャーのかかった受験から解放され、
実に伸び伸びとしている。

先ほどは、朝4時に起きて星の写真を撮りに行った生徒が帰って来た。

またつい今、
島内観光に行く生徒が出発した。

いずれも学園スタッフが付き添っている。

彼らは、生徒たちに飛びきりのいい思い出を作ってやろうという気持ちに溢れていて、
寝食を忘れて付き合ってくれている。

その奮闘振りには頭が下がる。

信頼のおける先生たちと共に過ごす時間は、
子ども達にとってかけがえのない
時間になっていることだろう


合宿も残り後1日。

怪我、病気なく終えたいものだ。


ではまた。

最高の結果だった

●むこう向きのおっとせい その592

昨日は公立高校の合格発表だった。


結果は、大変大変嬉しいことに、
全員合格だった。


ほんとに嬉しかった。


学校から帰ったらすぐに塾に来て、
授業終了後も残って問題と格闘した。


そんな姿をずっと見てきただけに、
彼らの希望が叶うことを、
心から願っていた。


発表の結果を知らせて来た彼らの声は、
明るく弾んでいた。


夢叶い、新たなスタート位置に、
気持ちよく立てたことだろう。


よく晴れた青空も、
彼らを祝福しているかのようだった。


そんな空を見ながら、
合格の喜びに浸っている生徒がいる反面、
夢叶わなかった受験生も少なからずいただろうことに思いがいった。


学園の生徒と同じように
合格目指して懸命に頑張った生徒もいただろう。


そんな子達のことを思うと、
たまらないものがある。


彼らには昨日の青空は、
どのように映ったのだろう。


入試はやはり残酷だなと思ってしまう。


少しばかり違ったスタートにはなるけれど、
前を向いて次のステージに向かってくれることを願うばかりだ。


いずれにしても、ようやく受験が終わった。


自分としては、足らずはあるけれど、
やれることはやったのではないかと、
小さな満足感を味わっている。


でもそれも束の間、
また次が始まる。


明日からは久しぶりの実験学校。
帰った翌日は新中3生との懇談と
また慌ただしく、日々が流れていきそうだ。


気持ちを切り替えて、
自分も次のステージに向かわなくては。


ではまた。

いいやつだ

●むこう向きのおっとせい その591

10日に公立高校の受験が終わった。


当日いつものようにスタッフが手分けして、
各高校に応援に行った。


そんな中、友達の応援にスタッフと共に参加した中3生がいた。


入試前日、彼は応援に行くかどうか迷っていた。


というのも、私立専願組は入試の日は、
学校に登校することになっていたからだ。


どうするのかなと思っていたら、
友人の受ける高校前で、
機嫌よく写真に収まっている彼の写真が送られてきた。


やはり応援に行ったのか、いいやつだなと思っていた。


でもいいやつどころではなかった。


後で聞いて驚いたのだが、
彼は中学1年から3年まで、
無遅刻、無欠席だったのだ。


学校は12日が卒業式だったので、
後3日で完全な皆勤だった。


にもかかわらず、
彼は友人の応援の方を選んだ。


なんていいやつなんだろう。


自分のことより、
友人を思いやる気持ちがほんとに素敵だと思った。


少し緊張気味だった友人のK君も、
きっと大きな励みになったことだろう。


小学校の時からのお付き合いだが、
この話を聞いて、
いい生徒を持ったなと改めて思った。



それぞれに心揺れ動いた入試も
18日の発表で全てが終わる。


いい結果でありますように。



ではまた。

受験まであと3日

●むこう向きのおっとせい その590

今日も高校入試対策で2時から教室に行った。


今年に入ってからずっと続けてきた
日曜日の質問会も今日で最後。


3日後には入試が待っている。


昨日は出願状況も新聞に載った。


子どもたちの受験する高校には、
1.4倍前後の学校が複数ある。


なかなか厳しい受験だ。


子どもたちの緊張もいやがうえにも高まる。


質問を聞いていると、
まだこんなことも覚えていないのかとか、
こんな基礎的なことも解けないのかと、
こちらが焦ることがしばしばある。


あ~ぁ、こんな問題も解けないまま受験を迎えさせるのか、
俺は一体何をしてきたのだと
頭を抱えてしまう。


しかしだ、足らずはあるが、
子どもたちは頑張った来たのだ。


そのことを信じずしてどうするというのだ。


不安いっぱいの子どもたちを
少しでも勇気づけられるように、
あと2日、しっかりとつき合っていこう。


どうか、みんなの希望が叶いますように。



ではまた。

子どもたちの笑顔に後押しされて

●むこう向きのおっとせい その589

今日から3月。

昨日も2時から9時半まで質問タイム。

年頭に、今年はできうる限り生徒と時間を共にすると決めた。

新学期が始まってから、まる2か月。

休んだのは1日だけ。

ずっと生徒の相手をしてきた。

よくなりたいという子どもたちの気持ちに応えたい。

そんな思いでつき合っている。

分からなかったことが出来るようになった時の、
子どもたちの笑顔が何よりの原動力になっている。


子どもたちの笑顔は、今の自分にとって
何よりもエネルギーをくれるものだ。

休みがなくて辛いというより、
楽しいことの方が多い。

こんな思いを持てるというのは、
ある意味幸せなことのだろう。



土曜日のジュニアサイエンスに小3の女の子が
お母さんに連れられて体験に来た。

受付表を見ると、お母さんは学園の卒業生になっていた。

30数年ぶりの再会だった。

「Gちゃんか。」と言ったら、
「憶えているんですか。」と驚いた声が返ってきた。

昔の卒業生のことは本当によく憶えている。

それだけ自分もがむしゃらにやっていたのだろう。

娘さんと一緒に実験に参加した彼女は、
この教室もまるで変わっていないと、
感慨深げだった。

親子2代という生徒が増えた。

嬉しいし、有難いことだ。


実験が上手くいった娘さんが、
ほんとにうれしそうな顔をして
お母さんと話しているのが、
とてつもなく可愛かった。


こんな笑顔に出会える以上、
まだまだ頑張れそうだ。


公立高校入試まであと、10日。

そこまでは休まずに子どもたちに付き合っていこう。

希望が叶った子どもたちの笑顔を見るために。


ではまた。

スローモーション

●むこう向きのおっとせい その588

木曜日と金曜日に中3はテルミット反応の実験をした。


例年私立高校入試が終わった後にこの実験は
実施している。


入試結果は、全員合格となりたかったが、
無理を覚悟で受けた生徒一人は、
残念ながら、やはりダメだった。


かなり追い込んで、あと少しのところだった。


届いた入試結果を見たが、入試前に必死で追い込んだ苦手の英語は、合格平均に近い点が取れていた。


よく頑張ったと思う。


気を取り直して1.5次入試を受験し、
希望コースに無事に合格した。


最初の結果が出た時は、随分と落ち込んでいたが、今は気持ちも切り替わり、
表情も明るくなった。


この悔しさをバネに、自分の目標とする大学の理工学部合格を目指して、これからきっと頑張るだろう。


実験大好き少年の彼は、テルミット反応の実験の時も、準備をしているわたしを積極的に手伝ってくれた。


ここ最近、本来の明るさがちょっとなくなっていたが、以前の彼に戻った気がした。


手伝ってくれている姿を見て、
涙が出そうになった。



テルミット反応はいつも通り激しい反応で、
子ども達も大興奮たった。


一人の生徒が反応の様子をスローモーションで撮っていた。


実験終了後、その映像を見せてもらったが、
これが衝撃的だった。


火柱は天井近くまで、激しく噴き上がっていた。


肉眼で見ている時は、そこまでの激しさを感じていなかったので、これにはほんとに驚いた。



見たものが、そのものの全てではない。


本当はもっといろんなことが起こっているのだ。


自然現象も人の気持ちも。


スローモーションを見ながら、
ふとそんなことを思った。




ではまた。

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駅に立つ

●むこう向きのおっとせい その587

今日は私立高校入試の日だ。


起きてすぐに生徒達にに励ましのLINEを送り、
その後、子どもたちを見送りに駅に行き、
先ほど帰ってきた。


駅で子どもたちを見送るようになって
もう何年経つだろう。


最初の頃はそんなことをしている塾は他にはなかったが、
今は多くの塾の先生が駅に来るようになった。


子どもたちと話している様子を見ていると、
塾生を思う気持ちは同じなんだなと思う。


子どもたちを待っていると、
1人の青年が近づいてきた。


にこやかな笑顔で、
「先生、久しぶりです。」と声をかけてきた。


見ると、10年ほど前に卒業したT君だった。


久しぶりに会うので、
嬉しくて思わずハグしてしまった。


今は体育の教師を目指して、、
地元の中学を手伝っているとのこと。


T君の年代の生徒は、ラグビー部の生徒が多く、
T君はキャプテンで、全国大会で2位になったこともある。


高校はそれぞれ違うところに行ったが、
全員が花園に出場した。


その活躍をスタッフとよく見に行ったものだ。


今はもう1児のパパとなったと言う彼の姿を見て、
とても感慨深いものがあった。


駅に立つと、時に懐かしい卒業生や保護者の方に会う。


それが長年続けている理由の一つでもある。


今日はT君に会えて本当によかった。


もう駅に立つのはやめようかと思うこともあるのだが、
足腰が丈夫な間は、まだ続けることになりそうだ。



さて、間もなく1時間目のテストが始まる。


こどもたちは緊張していることだろう。


昨日の激励会のことを思い出し、
プレッシャーに負けず、
精一杯自分の力を発揮してくれることを祈っておこう。


頑張れ!みんな!



ではまた。

嬉しいことが二つあった

●むこう向きのおっとせい その586

昨日会議の後で妹のH美先生が、
少し早いけどと言って、
バースデーケーキをプレゼントしてくれた。


それがとても素敵なケーキで、
上面になんと鉄人28号が描いてあった。


私は鉄人28号をその昔大好きで、
その絵をよく描いていた。


それをH美先生も覚えていて、
この絵を選んだらしい。


「鉄人になって、
これからも元気で頑張ってください」と
の言葉もかけてくれた。


今まで意識してなかったけれど、
28号の28は私の誕生日とも重なる。


鉄人28号がより身近なものに感じた。


余りに嬉しかったので、
生徒にも見せて回った。


これから自分の励みになりそうなので、
フィギュアを買って、
側に置いておこうかと思った。



授業終了後、中3の女の子2人が、
生まれ変わったとしたら、
何になりたいかと、先生も交えて話し始めた。


それぞれに自分の思いを話していた。


私も聞かれたので、
海洋学者かなと答えた。


いろいろと話していた最後に
「生まれ変わっても藤原学園に通いたい」と
一人の子が言った。


もう1人の子も私もと言った。


思いもしない言葉だった。


これはとてつもなく嬉しかった。


こんなに思ってくれている子達がいる。


思いを裏切ってはいけないと、
強く思った。



誕生日を前に、
思いがけない嬉しいことが二つもあった。


凄く元気が湧いた。


今日のジュニアサイエンスも、
張り切って頑張ろう!


ではまた。

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ケーキの横には
「また19さい おめでとう」
と書いてあった(笑)

特錬理科 最終授業

●むこう向きのおっとせい その585

昨日は小学生特錬組の理科の最終授業だった。


彼らとの授業はとても楽しいものだった。


目標に向かって、素直に頑張る姿勢は心地よかった。


学園の生徒はやはり実験好きが集まるのか、
問題の解説の時に実験を入れてやると、
とても喜んだ。


特錬の授業ではそんなに多く実験時間は取れなかったが、昨日はもう入試も終わったので、
実験だけをすることにした。


彼らもそれを心待ちにしていた。


改めて、この一年の頑張りを誉めたあと、
実験開始。


何をやらせてやろうかと思ったが、
何か記念になるものがいいと考え、
「ビー玉ライト」と「レンズカメラ」を作ることにした。


ビー玉ライトにスイッチを入れた時、
レンズカメラに風景が映った時、
いずれも大きな歓声があがつた。


その表情はすこぶる明るかった。


学園の中学生は地元の公立中学の生徒が対象になるので、彼らとこうして時間を過ごすことはもうない。


そう思うと寂しい限りだ。


昨日は授業の最後に
「これで学園での授業は最後だが、
この学園で学んだことを忘れずに、
これからも頑張れ。君たちなら大丈夫。
ずっと応援しているから、
何かあったら訪ねてくればいい。」と話した。


永久の別れではないが、
この時期にはいつも切なさを感じる。


でもそんな気持ちを味わえることも、
ある意味幸せなのかもしれない。


また気持ちを切り替えて、
次は高校入試に向けて、
良き結果が出るように頑張らねば。


無理して受ける受験生がいる。


入試まで後2週間弱。


さてどこまで伸ばせるか。


ではまた。

うれしい結果

●むこう向きのおっとせい その584

私立中学入試の結果が出た。

うれしいことに、
全員希望校に合格出来た。

学園の特錬クラスは、
それほど授業時間も長くないし、
宿題も多くはない。

そして土曜日の理科の時は、
実験を楽しみ、
夏合宿では、勉強だけでなく、
多くの行事を楽しむ。

そんな体験もしながら、
受験するというのが、
学園のスタイルだ。

保護者の方もそんなので、
大丈夫なのかと心配されることもあるが、
ちゃんと意識を持って、取り組んでいれば、
成績は伸びる。

今年の子達も、この1年、
ほんとによく頑張った。


今日は入試が終わった後の理科の授業だったが、全員休むことなくやって来た。

1人だけが、まだ入試が残っているので、
問題練習をやったが、
みんなぶつぶつ言わずに、
普通に問題をこなしていた。

解答が終わった後、少し時間が余った。

子どもたちが何か実験をしようというので、酸素ボンベを持って来て、
線香やスチールウールを燃やす実験をした。

子どもたちはとても喜んでいた。

受験から解放された来週は、
特錬の最後の授業になる。

問題練習はなしにして、
この1年精一杯頑張って来た彼らの頑張りを称えて、思いきり実験を楽しもうと思っている。


目標に向かって頑張る姿はいつ見ても感動する。

子どもたちに負けないように、
頑張らないとね。


ではまた。

かけがえのない時間

●むこう向きのおっとせい その583

土曜日、日曜日、月曜日の3連休は
ずっと勉強会だつた。

私立中学入試が土曜日から始まる。

その対策と
中3生の私立高校入試対策。

長時間に渡って実施したが、
子どもたちは真剣に取り組んでいた。

やんちゃで、なかなか勉強に身が入らなかったK君も、見違えるほど頑張っている。

「もっと前からこうしておけば、
成績ももっと上がっていたのになぁ。」と言うと、
「ほんとそれ。」と答えながらも表情
は明るい。

過去問を何度も繰り返し、
ちょっと手応えを感じ始めているのだろう。

そんな反応を見ていると、
やはり可愛いもんだと思う。

今年は出来うる限り、
子どもと時間を共にすると決めた。

教えることの一つの目的は、
子どもたちに自信を与えること。

出来なかったことが出来るようになる。

得意なものがますます得意になる。

学園の実験や合宿や学習を通して、
その機会を出来るだけ多く作りたい。

今までもそうやって来たと思うのだが、
いろいろと刺激を受けることが多く、
もっとやれると強く思った。

自分と接触することで、
子どもたちを変えていきたい。


かりゆし58の「オワリはじまり」が
最近頭の中でヘビーローテーションしている。

またすぐ明日に変わる
忘れてしまっていないかい
残された日々の短さ
過ぎゆく時の早さを
人生なんて一瞬さ
命を燃やしてるかい
かけがえのない時間を胸に
刻みこんだかい
もうすぐ今日が終わる
もうすぐ今日が終わる
かけがえのない時間を胸に
刻みこんだかい


これからの日々を
かけがえのない時間にしたいものだ。


残された時間はそう多くないからね。


ではまた。

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こって牛

●むこう向きのおっとせい その582

新年が始まってから1週間が過ぎた。

遅ればせながら


明けましておめでとうございます!


今年は丑年。

ヒゲ先生が生きていたら、
8回目の年男だった。

ヒゲ先生は、自分のことを「こって牛」だと言っていた。

こって牛て何だろうと、
よく考えずにその当時は聞いていた。

ニュアンスからして、
ちょっとやそっとでは動かない牛のことなのかと思っていた。

調べてみるといろんな解釈があった。

元気のいい牛、、暴れ牛、
言うことを聞かない牛、
強情な牛
などなど。

ヒゲ先生がどんなつもりで、
自分をそう呼んでいたかは分からないが、
人がどう言おうが、自分の意志を貫くというところをこって牛と言ってたのではないかと改めて思う。


今年は自分の中で、
子どもたちに対して、
こうしていきたいと思うところがある。

こって牛のごとく、
人に左右されず、
その思いに向かって、
突き進んで行こうと思っている。

さてどんな1年になるだろうか。

今年もよろしくお願いします。


ではまた。
iPhoneから送信

2020年 大晦日

●むこう向きのおっとせい その581

昨日で前半の講習会が終了した。

今年は冬合宿が実施できなかったので、
大阪での講習会になった。

受験を控えた中3生は、
毎日12時から22時までの長時間の講習。

島に行きたかったという、
彼らの声を何度も聞いた。

本当にそうやなぁと、
その都度こちらも同調する。

言っても仕方ないが、
無念さは消えない。

子どもたちはそんな気持ちを抑えながら、
本当によく頑張った。

何か印象に残ることをやってやりたいと思って、
「マッチ作り」「餃子の皮でのピザ作り」をやらせた。

この時ばかりは子どもたちも生き生きしていた。

笑顔にあふれた姿を見ていると、
やっぱりこうしている時間は、
何にも代えがたいと改めて思う。

春にはみんながこんな笑顔に包まれることを願いたいものだ。


今年は自分にとって、今までで最も試練の時だった。

試練を乗り越えたのかは分からないが、
今の自分にとって何が最も大切なのか、
そしてこれからどうあるべきなのか、
はっきりと自覚できた1年になった。


まだやれることはある。

そして周りには驚くほど頑張っている人がいる。

負けずに、自分のやれるだけのことをやっていこう。

「与えられたものでベストをつくす」(フォレスト ガンプ)


今日で2020年もおしまい。

今年1年、大変お世話になりました。

まだもう少し頑張っていきますので、
来年もよろしくお願いします。

皆さんよいお年を。


ではまた。

さてどう思ったのだろう

●むこう向きのおっとせい その580

昨日は中1の理科実験の日だった。

まずは前回作ったレンズカメラを使って
像の見え方を説明した。

その後光学実験台を使って、
凸レンズの実験。


後半は音の実験。

音叉を使って、
音の伝わり方を説明。

次にギターを持ち出して、
音の大きさと高さについて説明。

自分が初めてギターに触れた時の話しをし、
初めて弾いた曲を歌った。

その後で、昨日が誕生日の生徒がいたので、
ハッピーバースデーを歌ってお祝いした。

実験に戻り、
真空では音は伝わらないという実験の後、
音の出るものを作ろうということで、
紙笛とストロー笛を作り、
最後は音の振動でクルクル回る蛇を作った。

紙コップにモールで作った蛇を乗せ、
紙筒を通して、
声を出すとコップの上の蛇が回転する。

その面白い動きに、
子どもたちは大喜びだった。

実験の見本を見せるのにマスクを外した時、
初めて先生の顔を見たと言った生徒が数名いた。

中1から来た生徒は
私の素顔を知らなかったのだ。

マスクをしていると目しか見えない。

目だけを見て思い描いている顔と、
実際にマスクを外した顔では、
かなり印象が違うのは、
自分も経験しているのでよく分かる。

そんな顔やったんや
と言った声には意外に思った感じが滲んでいた。

出会ってから随分と日が経つのに、
ほんとの顔を知らなかったというのは
かなり驚いたが、
さて彼らは私を見てどう思ったのだろう。

ちょっと気にはなる。


ではまた。

冬合宿中止

●むこう向きのおっとせい その579

コロナは止まる所を知らない。

感染は広がるばかりだ。

そんな中、
学園恒例の冬合宿も中止せざるを得なくなった。

大阪に赤信号が出た時は、
まだ実施するつもりでいた。

島に行けばずっと村にいて、
外部との接触はないし、
広い敷地なので、
密になることもないと考えていた。

ところが島の方でクラスターが発生し、
感染者が出たとの情報が入った。

普段お世話になっている中央病院からは、
救急患者と発熱患者以外の受け入れはしないとの通達も出た。

そうなると、もし子どもたちに何かあった時には、診てもらうのが難しくなる。

安全面を考えて、
断腸の思いで、
今年の合宿は中止することにした。

楽しみにしていた子どもたち、
そして貴重な体験を子どもたちにさせてやりたいと張り切っていたスタッフの思いを考えると、
苦渋の決断だった。

冬合宿が始まって54年。

初めてのことだ。

今年は卒業式も延期になったままだし、
コロナには本当に翻弄される。

しかしながら、
嘆いていても事態が変わるわけではないので、
前を向いていくしかない。

大阪で子どもたちが満足出来るように、
講習会に工夫を凝らして、
臨みたいと思う。


ではまた。

12月5日のジュニアサイエンス

●むこう向きのおっとせい その578

今回は欠席する生徒がちらほらいた。


微熱があるので大事をとって休む、という生徒が数名。


奈良からきてくれている生徒は、
大阪のコロナ赤信号を見て、
欠席。


コロナの影響は大きい。


そんな中、
来てくれた子どもたちは、
元気いっぱい実験に取り組んだ。


小1・2は「鏡の研究 Ⅰ」ということで
潜望鏡を作った。


最初に光の性質の説明をしてから、
工作開始。


出来上がった潜望鏡に、
それぞれが思い思いのデザインを施して、
素敵なものが出来上がった。


子どもたちは机の陰に隠れて
潜望鏡で見える景色を楽しんでいた。


小3・4は「ポンポン船を作ろう 水蒸気の働き」
ということでポンポン船を作った。


ガラス管をつけたフラスコを水につけ、
熱湯と水を交互にかける。
すると空気が押し出された後、
フラスコ内に噴水が起こる。


という実験を最初に見せて。
なぜ船は動くのかを考えさせてから工作開始。


ろうそくに火をともしてしばらく待つと、
アルミのパイプがブルブルと震えだし、
船は力強く動き出す。


いつ見てもとても楽しい反応だ。


見ていて飽きない。


子どもたちも大喜びだった。



小5・6は「指示薬の研究」


まずは水溶液とは何かの説明をする。


その後、リトマス紙・フェノールフタレインを使って
13種類の水溶液の酸性・中性・アルカリ性を調べた。


地味な実験だったが、
子どもたちは熱心に取り組んでいた。


BTB溶液もやる予定だったが、
思ったより時間がかかったので、
次回の「色変わりラーメン作り」の時にまわすことにした。



どの実験も子どもたちの反応はすこぶるよかった。


欠席を余儀なくされた子どもたちは
さぞかし残念だったことだろう。


収まる気配を見せないコロナだが、
早く収束して欲しいとつくづく思う。


ではまた。

鶏を解剖をした

●むこう向きのおっとせい その577

土曜日のジュニアサイエンスで、
鶏の解剖実習を実施した。


例年なら解剖の後、肉を焼いて食べるのだが、
今年はコロナのこともあるので、
子どもたちは楽しみにしていたが、
食べるのは断念した。


その分解剖には今まで以上に、
じっくり取り組めた。


・気管と食道の違いの観察。
・肺を取り出して観察。
・心臓を切って心房心室の観察。
・そのう、砂のう、前胃を切り開いて中身を観察。
・それぞれの内臓の観察。
・腸間膜の観察。
・大胸筋(胸肉)と小胸筋(ささみ)を切り分け、
 肉を引っ張っると翼が動くことを確認。
・手羽先を切り取り、筋肉、腱のつながりの観察。
 筋肉を引くと翼が動く。
・もも肉を切り取り、関節の観察と
 腱を引っ張って指が動くことを確認。

などなど、多くのことが観察できた。


助手に入ってくれた、
医学部在籍のSちゃんが詳しい解説を
してくれたのもとてもよかった。


子どもたちも興味を持って、
熱心に取り組んでいた。


食べることは出来なかったけれど、
子どもたちは満足したことだろう。


いろんなところでコロナの影響を受けるけど、
いい方に受け止めていかないとですね。



ではまた。

紅葉と鳳凰

●むこう向きのおっとせい その576

先日、京都の宇治まて、
紅葉を見に行った。


久しぶりの京都だったが、
京都の街を歩いていると、
時の流れ方が、
大阪とは違うものを感じる。

毎年紅葉を観に行くのだが、
今年は三室戸寺に行った。


コロナの影響もあるのだろうが、
人は少なかった。


可愛い三重塔を背景にした紅葉が、
とても綺麗だった。


三室戸の紅葉を観た後、
平等院まで足を伸ばした。


10円玉に描かれていて、
馴染みのあるものだが、
まだ観たことがなかった。


初めて観た平等院はとても魅力的だった。


屋根の上にある鳳凰が、
存在感を示していた。


なぜ鳳凰を選んだのかと聞かれた、
当時の日本銀行の総裁は


「人々に幸せや喜びをもたらすという伝説の鳥が、お札になって世界中に流通すれば素敵(すてき)だと思ったからです」
と答えたそうだ。

鳳凰とはそんな鳥だったのかと、
初めて知った。


最初の顕微鏡の授業で、
十円玉の平等院の上にある
鳳凰を見つけさせている。

発見した子どもたちはいつも大喜びだ。

でも屋根の上の鳳凰は
実物とは全く違って、
ひよこサブレみたいな形をしている。

これはこれで愛嬌があって、
私は好きなのだが、
ギャップが大き過ぎる。

見たことのない人は
是非一度見てみてください。
笑えます。


ほんま物は10000円札の裏に描かれたいるので、
これと比べてみるのも一興かと。


鳳凰にあやかって
コロナが早く収まって欲しいものだ。


ではまた。

ちょっと焦った

●むこう向きのおっとせい その575

今懇談中でなかなかブログが更新できない。


昨日その懇談の最中に、
消防車の音が聞こえてきた。


最初は気にしていなかったのだが、
その音はどんどん近づいて来て、
あろうことか、教室の前に止まった。


保護者の方と慌てて外に出てみたら、
下の方から煙が上がっているではないか。


下のスーパーが火事かと思って降りてみたら、
消防員の方が、スーパーの前に停めてあるバイクに放水していた。


どういう訳だか、
バイクが炎上したらしい。


大勢の消防員がいて、
大騒ぎだったが、
バイク1台が燃えただけだったので、
まずはよかった。


なぜ燃えたのかは
これから調べると消防員の方は言っていた。


消防車を見ると思い出すことがある。


今から25年ほど前の出来事だ。


ガスバーナーの使い方を指導している時に、
元栓に直接ホースを繋いで、
その先に火をつけて生徒に見せていた。


調子に乗って、
ゴジラだとか言いながら、
火を振りかざしていたら、
突然下のスーパー及び廊下から、
非常ベルの音が鳴り響いた。


炎の熱で、警報機が作動してしまったのだ。


消防車は来る、
警察は来る、セコムは来るで


これはもう大騒ぎだった。


もう平謝りに謝った。


あの時のスーパーでなっていた
「火事です。2階が火事です」
というアナウンスは、
未だに耳にこびりついている。


今実験室の前の方の警報機には
どん兵衛のカップがかぶさっている。


生徒たちは、
何であんなところにどん兵衛があると聞くのだが、その都度あの時の話をして、
子どもたちに笑われている。


もう二度と警報機はなって欲しくはない。


そんなことを思い出させる、
昨日の出来事だった。



ではまた。

移動図書館

●むこう向きのおっとせい その574

水曜日懇談で早くに教室に行った。


教室の前の公園の木々も
少しづつ紅葉し始めている。


奇麗だなと思ってみていたら、
車が1台公園の中に入ってきた。


教室下のスーパーに買い物に行ってから、
教室に戻ろうとしたら、
その車から、
「月の砂漠」がずっと流れている。


なんだろうと思って近づいてみたら、
それは移動図書館だった。


こんなものがあるんだと、
車に積んである本を見てみた。


思ったより多くの本が置かれていた。


これはちょっと面白いと思って、
係の人にどうすれば借りられるのか聞いてみた。


手続きは、
名前と住所と生年月日と身分証明書を提示するだけの
簡単なものだった。


生年月日はさすがにごまかせなかった。


カードを作ってから、
早速に2冊借りることにした。


本を見ている時に、
かなり高齢のおばあちゃんが、
私の横で、熱心に本を選んでおられた。


こんな歳になっても、
本を読まれることにちょっと驚いたし、
感心もした。


そうか、移動図書館は、
こんな人たちのためにあるのかと理解した。


図書館に行くチャンスは私も滅多とないので、
これはいいものに巡り合えたものだ。


本の注文も出来るらしいので、
これから大いに利用しようと思っている。


にしてもなぜ「月の砂漠」なのだろう。



ではまた。

風が強すぎた

●むこう向きのおっとせい その573

昨日和歌山に釣りに行った。


前日は太刀魚を釣るための餌を調達し、
それに加工を施して、
やる気満々だった。


天気予報では天気は晴れ。


風が強そうなのが気がかかりだったが、
行く気がその懸念に勝った。


いざ行ってみると、
予想をはるかに超えた強風だった。


風速7メートルと天気予報には書いてあったが、
海上はおそらくもっと強く吹いていたと思われる。


堤防に打ち付ける波の飛沫が
反対側の道路にまで飛び散っている。


もう台風だった。


風裏がないかと、
いくつかの場所を探したが、
どこも同じようなもので、
残念ながら全く釣りにならなかった。


だいぶ粘りはしたが、すごすごと帰った。


でも釣りのためにかけた時間には
没頭出来た。


これが趣味のいいところだろう。


十分に英気を養った。


今日からは仕事に没頭しよう。


やるべきことがいっぱいある。


まずは懇談の資料作りから。



ではまた。

フィッシングスペシャル

●むこう向きのおっとせい その572

10月実験学校が終わった。


今回はフィッシングスペシャルということで、
多くの時間を釣りに割いた。


出来るだけ釣りの時間を作ろうと、
開校式も港で済ませ、
即釣りをした。


今まではサビキ釣り、浮き釣り、胴付き釣りをしてきたが、
今回は投げ釣りに挑戦した。


今までは手作り竿で、二人に1本だったが、
竿も新調し、1人1本使えるようにした。


まずはキャストの練習。


投げ方を学んでから、
テストを受け、
合格した者から仕掛けをつけて釣り開始。


あまり時間がなかったが、
とりあえずは全員合格した。


夜、高学年は太刀魚の浮き釣りに挑戦。


あたりが出てから、
釣り上げるまでの駆け引きが難しい釣りだが、
半数の子が釣り上げた。


低学年は夜釣りは危ないので、
村にて魚のパウチ作り。


海で釣れる代表的な魚の名前を覚えた。


二日目は朝6時に起床して、
釣り場に移動。


チョン投げ釣りで魚を狙った。


一番のターゲットだったキスは釣れなかったが、
ベラやカワハギが釣れた。


自分たちでキャストして、
魚のあたりを感じた子どもたちは、
時間のたつのも忘れて、夢中で釣りをしていた。


納竿の後は村に帰って、
月の満ち欠けと潮汐、
釣果の関連性を学んだあと、
月がいつ、どの場所にあるのかを調べる装置を作成した。


今の子どもたちはゲームに夢中だ。


そこにはバーチャルな世界が展開する。


釣りは、生身の命あるものを相手にする。


バーチャルの世界に夢中な子どもたちにとって、
釣りは、生あるものの尊さを実感できる機会になっているのではないだろうか。


また移り行く景色の美しさを感じることも
釣りの楽しさの一つだ。


美しいものを美しいと感じる感受性は、
実際に触れることでより豊かになる。


出会った美しい景色や楽しかった体験は、
いつまでも心に残ることだろう。


釣りは子どもたちを成長させる要素に溢れている。


これからも子どもたちと共に
釣りを楽しんでいこうと思っている。


ではまた。

岡山中学初合宿

●むこう向きのおっとせい その571

21日から始まった岡山中学の合宿が、
無事に終了した。

初めての合宿で、
双方とも戸惑うことが多々あったけれど、
子どもたちも、引率の先生方も
喜んで帰られたのではないだろうか。

3月に話を頂いてから約半年。

コロナの影響で、
今年の合宿はなきものと思っていた。

それが実施でき、
成功の内に終えることが出来た。


何事も初めてのことを実行するには、
多大なるエネルギーがいる。

ましてや合宿となると、
大きな大きなエネルギーがいる。


そこには、合宿に意義を見出し、
是非ともやるという強い思いを持った人がいないと、出来るものではない。


岡山中学には、情熱を持った、熱き先生がいた。


そんな人がいないと、
こういう合宿は上手くいかないというか、
実施することは出来ない。


合宿中にいろいろと話をさせてもらったが、
強い気持ちが伝わって来た。

新たな出会いが嬉しかった。


この合宿も、桐蔭中学や育英西中学のように、
永きに渡って続いて欲しいものだと思っている。


明日から実験学校が始まる。


また気持ちを切り替えて、
子どもたちを迎えようと思う。


ではまた。

いい出会いでありますように

●むこう向きのおっとせい その570

最近ブログの更新が不規則だ。


来週21日、22日に、
岡山中学1年生の初の実験合宿がある。


今年の3月に下見に来られて、実施予定だったのが、
コロナがなかなか収まらず、今年の実施は無理かと思っていた。


しかしながら、担当の先生の開催に向けての情熱や、
保護者の方の後押しもあり、
紆余曲折を経て、実施することになった。


コロナに対する備えを十分にして、
初めて出会う子どもたちに、
理科実験の面白さ、
星の美しさを伝えたい。


今年は島での合宿は出来なかったが、
桐蔭中学は20年以上、
育英西中学は10年以上合宿が続いている。


この岡山中学の合宿も、
続くものになって欲しいものだ。


合宿に対する期待は大きい。


その期待に応えられるよう、
スタッフみんなで力を合わせて、
お迎えしようと思っている。


また合宿終了後、報告します。


ではまた。

ここ最近で感心したこと、うれしかったこと

●むこう向きのおっとせい その569

・小3の男の子が授業前に
「先生、白血球の名前いくつ知ってますか?」
と聞いてきた。

白血球?

言い淀んでいると、
「好酸球、好塩基球、好中球、
Tリンパ球とBリンパ球、NK細胞、マクロファージ」
と聞き覚えのない名前が彼の口から次々と出てくる。

これには驚いた。

どうしてそんなに知っているのかと聞いたら、
「はたらく細胞」という漫画で覚えたとのこと。

そんな漫画のあることを知らなかった。

彼は何度も読んで記憶したらしい。


彼に「その漫画を貸してくれる?」
と頼んだら、早速に持ってきてくれた。

1,2巻読んだが、
体内を擬人化した漫画は思った以上に専門的で、
とても面白かった。

同じく初めてこの漫画を読んだ、
ジュニアサイエンスを手伝ってくれている、
医者の卵のSちゃんも
「とても勉強になる漫画でびっくりするぐらいでした。」
と驚いていた。


こんな漫画を何度も読んで記憶している小3生が
凄いなぁと思った。


・小6の女の子が
コロナで学校が休校中に描いた絵を見せてくれた。

それはとても素敵な絵だった。

一本の木を取り巻く夕暮れの空が
下の方からだんだんに暗くなっていくのが
ブルーのグラデーションで
描かれている。

空には淡い満月が光り、
蝶が星を降らしている。

こんなのを小学生が描くのかと驚いてしまった。

あまりに気に入ったので、
写真に撮ってスマホの待ち受けにした。


・昨日中2の授業の時に
今回の中間テストの結果を書かせた。

その中に初めて平均90点を超えた生徒がいた。

中1の時は平均70点そこそこだったのが
大躍進である。

とても頑張っている姿を見ていたので、
この結果は素直に嬉しかった。

これが自信になって、
いろんな面で大きく成長する予感がする。



子どもはやはり変化の卵だ。


よき方向に変化していくようにお手伝いをする。

それが我々の仕事なのだと思う。


年は取っていくけど、
自分の感受性が鈍らないように
いろんなアンテナを伸ばしておかなくては。



ではまた。

元気をもらった

●むこう向きのおっとせい その568

この間テレビでNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」
で黒柳徹子が出ているのを見た。


御年87歳。


未だに現役バリバリ。


彼女が熱望していた「ハロルドとモード」という
作品を朗読劇として上演するとのこと。


老いてなお、新たなことにチャレンジする
そのエネルギーが凄まじい。


どんなストーリーなのか気になって観てみた。


これは相当にインパクトのある映画だった。


80歳の主人公ハロルドの言葉には感じるものがたくさんあった。

今日あるものが明日あるとは限らない。
どう生きるかは自分で決められる。
何でもないことも、美しく見えるんだ。
こだわり過ぎることは視野を狭めること。


最後は自分の死まで自分で決めてしまう。


意志の強さが半端ない。



インタビューの中で
黒柳徹子が言っていた


「現在だけを考えて生きている。」

という言葉とリンクした。



番組の最後にプロフェッショナルとはと聞かれて、
黒柳徹子は


「高度の知識と技術をもって、仕事を継続してやっていくこと」

と思ったけど・・・

「情熱をもって、熟練した仕事を、継続してやっていける人」

と答えていた。


長年やっていても上手くいかないことの方が多いけれど、
継続するというのは自分にも出来る気がする。


もうそろそろ潮時かと思う時もあるけれど、
とことん継続することで、
新たなことも見えてくるかもしれない。


なのでどこまでできるかは分からないけれど、
これからも、この仕事に情熱を傾けていこうと思う。


そんな元気のもらえる番組だった。



ではまた。

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