藤原学園の『年中夢求』日記
〜今日も顔晴るみんなへ〜
体が硬すぎる
●むこう向きのおっとせい その381
また腰を痛めてしまった。
いつもながら腰の状態はよくないのだが、
この間灯油缶18リットル入りを2缶、
階段を持ち運んだのがよくなかったようだ。
階段の下で隣の社長さんが私を見て
「先生、一つ運びましょうか。」と仰ったのだが、
変なプライドが湧いてしまって、
「いや、こんなのはどおってことないですよ。」なんてお断りしたのが、
いけなかったようだ。
また長引いたら嫌だなと思って、
前にNちゃんに教えてもらった整骨院に行ってみることにした。
人生初のマッサージ。
これは飛び上がるほど痛かった。
「ここ痛いでしょう。」と親指に力を入れる先生が
悪魔に感じる。
呻いている私に、
「これは硬いですなぁ。
普段からもうちょっと体の手入れをした方がいいですよ。」
と先生は仰った。
体が硬いので筋肉の可動域が狭いらしく、
より筋肉が疲れて硬くなるらしい。
「もっと柔軟体操をしてください。」と言われたので
これからは意識してやるとしよう。
もっと体が柔らかくなったら、
テニスももうちょいと上手くなるかもしれない。
今日も行った時に
「人間の体ってこんな扱いをしても大丈夫なのですね?」
と私が言ったら、
「そうですよ。全く大丈夫です。
なんならもっとバキバキいわせましょうか?」
とまた嬉しそうに悪魔のセリフ。
丁重にお断りした。
しばらく通うことになりそうだが、
これで体が柔らかくなったらいいな。
自分の変化が楽しみだ。
ではまた。
また腰を痛めてしまった。
いつもながら腰の状態はよくないのだが、
この間灯油缶18リットル入りを2缶、
階段を持ち運んだのがよくなかったようだ。
階段の下で隣の社長さんが私を見て
「先生、一つ運びましょうか。」と仰ったのだが、
変なプライドが湧いてしまって、
「いや、こんなのはどおってことないですよ。」なんてお断りしたのが、
いけなかったようだ。
また長引いたら嫌だなと思って、
前にNちゃんに教えてもらった整骨院に行ってみることにした。
人生初のマッサージ。
これは飛び上がるほど痛かった。
「ここ痛いでしょう。」と親指に力を入れる先生が
悪魔に感じる。
呻いている私に、
「これは硬いですなぁ。
普段からもうちょっと体の手入れをした方がいいですよ。」
と先生は仰った。
体が硬いので筋肉の可動域が狭いらしく、
より筋肉が疲れて硬くなるらしい。
「もっと柔軟体操をしてください。」と言われたので
これからは意識してやるとしよう。
もっと体が柔らかくなったら、
テニスももうちょいと上手くなるかもしれない。
今日も行った時に
「人間の体ってこんな扱いをしても大丈夫なのですね?」
と私が言ったら、
「そうですよ。全く大丈夫です。
なんならもっとバキバキいわせましょうか?」
とまた嬉しそうに悪魔のセリフ。
丁重にお断りした。
しばらく通うことになりそうだが、
これで体が柔らかくなったらいいな。
自分の変化が楽しみだ。
ではまた。
はたらく
ワクワクの土曜日担当、池畑ことあっくんです☆
本日も僕のヒトリゴトにお付き合い下さい♪
私立高校入試全員合格!
その余韻に浸っている暇もなく、中3生の公立高校入試に向けた特訓、そして中1・2生の学年末テスト対策がスタートし、さらに新年度に向けた準備もあって飛ぶように時間が過ぎていきます。
ブログもサボりがちになってしまいゴメンナサイ…
私立高校入試が終わって数日、子ども達がいち早く合格を伝えようと電話をかけてきてくれました。
いっぱい各所にやりがいを感じるこの仕事ですが、喜びの報せを受ける瞬間は格別です。
そこに辿り着くまでの道程を知っているから、心の底から「ホンマに良かったなぁ…」の言葉が出てきます。
「働く」とは「傍(はた)」を「楽にする」こと、つまりは周りの人を喜ばせることだと以前教えて頂いたことがあります。
そう考えると、僕もちゃんと「働く」ことができているのかなぁ…なんて思ってみたり。
公立高校入試まで約10日。
また沢山の喜びの報せを聞けるよう、働いていきます。
本日も僕のヒトリゴトにお付き合い下さい♪
私立高校入試全員合格!
その余韻に浸っている暇もなく、中3生の公立高校入試に向けた特訓、そして中1・2生の学年末テスト対策がスタートし、さらに新年度に向けた準備もあって飛ぶように時間が過ぎていきます。
ブログもサボりがちになってしまいゴメンナサイ…
私立高校入試が終わって数日、子ども達がいち早く合格を伝えようと電話をかけてきてくれました。
いっぱい各所にやりがいを感じるこの仕事ですが、喜びの報せを受ける瞬間は格別です。
そこに辿り着くまでの道程を知っているから、心の底から「ホンマに良かったなぁ…」の言葉が出てきます。
「働く」とは「傍(はた)」を「楽にする」こと、つまりは周りの人を喜ばせることだと以前教えて頂いたことがあります。
そう考えると、僕もちゃんと「働く」ことができているのかなぁ…なんて思ってみたり。
公立高校入試まで約10日。
また沢山の喜びの報せを聞けるよう、働いていきます。
誕生会を開いてもらった
●むこう向きのおっとせい その380
1月に入ってから、中3学年末テスト対策、そして私立高校入試特訓、実験学校と
ほぼ休みなしで対応してきた。
実験学校が終わった次の日は久しぶりの休みだった。
そんな時に専任の先生方が私の誕生会を開いてくれた。
休みがなかったし、実験学校で疲れているところだから、
休みの日にわざわざ祝ってもらわなくてもいいと、M山先生にはお伝えしたのだが、
「ゆっくりお祝いしましょう。」ということで、休みの月曜日に若江教室でお祝いしてもらうことになった。
最初、私の好きな、お寿司、餃子、お好み焼き、焼きそばを準備していただくことになっていたようなのだが、
H美先生が色々と調理してくれて、なんとふぐまで用意してくれていた。
これは予想もしなかったのでとても驚いたし、嬉しかった。
またM山先生の奥様も、いつものように手作りの美味しい料理をもって来てくださった。
みんな疲れているから早めに終わろうなんて最初は思っていたのだが、
宴が進むとそんなことは飛んでしまって、結局6時間、みんなでワイワイおしゃべりをすることになった。
こんな私のために、疲れているにも関わらず時間を割いてお祝いしていただいたことに
感謝すると同時に、もっと頑張らんとあかんなとの思いを強くした一日だった。
体はあちこちガタが来はじめているようだが、
後顧の憂い無く仕事ができ、自分の好きなことが出来るように、
今しばらく全力を尽くそう。
「限界はまだ先にある。」
皆さん改めて、ありがとうございました!
ではまた。
1月に入ってから、中3学年末テスト対策、そして私立高校入試特訓、実験学校と
ほぼ休みなしで対応してきた。
実験学校が終わった次の日は久しぶりの休みだった。
そんな時に専任の先生方が私の誕生会を開いてくれた。
休みがなかったし、実験学校で疲れているところだから、
休みの日にわざわざ祝ってもらわなくてもいいと、M山先生にはお伝えしたのだが、
「ゆっくりお祝いしましょう。」ということで、休みの月曜日に若江教室でお祝いしてもらうことになった。
最初、私の好きな、お寿司、餃子、お好み焼き、焼きそばを準備していただくことになっていたようなのだが、
H美先生が色々と調理してくれて、なんとふぐまで用意してくれていた。
これは予想もしなかったのでとても驚いたし、嬉しかった。
またM山先生の奥様も、いつものように手作りの美味しい料理をもって来てくださった。
みんな疲れているから早めに終わろうなんて最初は思っていたのだが、
宴が進むとそんなことは飛んでしまって、結局6時間、みんなでワイワイおしゃべりをすることになった。
こんな私のために、疲れているにも関わらず時間を割いてお祝いしていただいたことに
感謝すると同時に、もっと頑張らんとあかんなとの思いを強くした一日だった。
体はあちこちガタが来はじめているようだが、
後顧の憂い無く仕事ができ、自分の好きなことが出来るように、
今しばらく全力を尽くそう。
「限界はまだ先にある。」
皆さん改めて、ありがとうございました!
ではまた。
ドラマ《後編》
森山's Honey Bucket 330
(前編からの続き)
2016年度最終回の実験学校2日目の朝を迎えた。
運命の1日の始まりである。
6:30起床。
昨夜のミーティングが長引き、どのスタッフも瞼は重い。
まず、この日最初の行事である「日の出の観測」のため東の海岸に出かける。
この時刻の風は思いの外優しい。
確かに、昨日のように暴れる風ではない。
美しく上る朝日は、あっと言う間に眩しさと暖かさを子どもたちに届けた。
そのとき、眼下に
神戸港を夜中に発ったジャボフェリーが滑り込んで来るのが見えた。
定刻どおりだ!
これなら昼便もきっとうまくいく!
当初の計画通り大阪に戻れる…
ふと暖かいものを感じた。
餅つき
フィラメントを作り、輝かせる実験
片付け・昼食
表彰式
などの時間を子どもたちと楽しく過ごしながら、
いよいよ昼便のフェリーの運航状況を船会社に確認する頃となった。
今も風は穏やかだ…
「問題ありません。船は定時運航しています。
定刻通り高松東港に入港出来ます!」
船会社の方の声も明るく弾んで聞こえた。
ほっ…
よかった…
元の計画通りの帰阪が決定した瞬間だった。
閉校式を終え、約30名の高松移動班が、皆に見送られて「星くずの村」を後にした。
子どもたちを坂手港の待合所に引率した僕は、
岬の先に現れるだろう船影を一刻も早くこの目で確認したくて、ひとり岸壁に駆けた。
そしてそこに確かにフェリーの姿を確認した。
ほんとうに嬉しかった。
定刻に高松に行ける。
そして…17:00の高速バスにも確実に乗れる。
僕の心のどこかに
「おいおまえ、最後まで何があるかわからんぞ…」
と、一瞬悪魔の囁きが聞こえた気もした。
が、ちょうどその時、船会社の社長さんが僕に声を掛けて来てくれた。(昨日からずっと相談に乗ってくれた方だ。)
「良かったですね…
実は今日の船長さん腕が違うんですよ。
僕は、搭乗名簿でこの船長の名前を見た瞬間に、
どんなことがあっても、ちゃんと定刻に来るなあ…
と思いました。」
とニコニコ嬉しそうに話された。
安心は確信となった。
高松までの船は昨日とは打って変わってなめらかに海を進んだ。
どの子たちも嬉々としている。
組み立てたロボットで対戦ゲームをしている子が多い。
空いている船内、これくらいの賑やかさなら許されるだろう…
僕の関心事は
一般の方も乗り合わせる高速バス内で
いかにこの子たちが周りの方に迷惑を掛けることなく、3時間余りの時間を過ごせるか…にシフトしていた。
あと10分程で高松に入港というタイミングで、子どもたちを高速バス組と高松解散組に分けて、それぞれに諸注意を聞かせた。
あとは、タラップを降り、送迎バスに乗り込むだけだ…
送迎バスがいない!
いつもそこにいるはずの送迎バスが無い!
船着き場にアナウンスが流れた。
「本日送迎バスは16:45発となります。」
「お急ぎのところ申し訳ございません…
本日は高松駅からの送迎に先に向かっており、こちら高松東港から駅までの送迎は16:45発を予定しております。」
耳を疑った。
目の前が白くなった。
ここから高松駅までバスの所要時間は10分。
渋滞している場合もある…
高松解散の保護者の方へ子どもたちを手渡し挨拶をする時間も必要。
送迎バスの降車場所から高速バスターミナルまでの移動…子どもの足で少なくとも5分。
これでは17:00発の大阪行きの高速バスに間に合わないではないか!
やばい
これはまずすぎる
一目散に案内所に駆けた。
アナウンスの内容を再確認し
こちらの事情を矢継ぎ早に伝えた。
何がなんでも17:00発の高速バスに乗らねばならないのだと。
そして、船を降りるこの瞬間まで、送迎バスの運行についての断りがなかったことを責めた。
しかし、文句を言ったところで事態は好転しない。間に合わせる手立てを考えつくまま彼女らにぶつけた。
別のバスを手配して欲しい!
送迎バスを高速バスの乗り場近くにつけて欲しい!
運輸関係同士の繋がりを活かして、高速バスの出発を暫く待ってもらえるよう交渉して欲しい!
返答は…
「それも、これも出来かねます。送迎バスの到着を待っていただく他にない…」
らちがあかない。
タクシーに分乗させる方法があるかと、あっ君に確認してもらったが1台も溜まっていない。
タクシーを呼び寄せようとも、30人を運ぶための6~7台を瞬時に召集することは不可能に思えた。
僕自身、高速バスターミナルに連絡を入れ、事情を話した。
が…
「他の乗客の方がおられますので、定刻に発車せざるを得ません…」とにべもない。
しかし最後にこちらの窮状を見るに見かねてか、
「万が一は、ご乗車の方お一人でも出発までに間に合ってお越しいただければ…」と教えてくれた。
そうか…
もし全員が出発予定時刻に揃っていなくても、一人でも間に合って、運転士さんに懇願すれば、出発を待ってくれる可能性があるということか…
そんなことを考えつつも、僕はもし高速バスに間に合わなかった場合という最悪の事態への対処も並行して考えないといけなかった。
どのような手段で大阪に移動する?
どうすればいい?
少しでも早く難波に子どもを届ける方法は?
どうすればいい?
我が子を待ち侘びる親御さんの気持ちは?
どうすればいい?
にわかには出口の見えない どうすればいい? が頭に溢れた。
地獄を味わった。
やっと送迎バスが来た。
大きな荷物を持った子どもたちを急かせて乗車させ、バスの運転士さんに急いでもらうよう頼んだ。
送迎バス内は他の乗客も含めほぼ一杯だった。
非常識承知で大きな声を出した。
前後ろに分かれて立っているスタッフに、これから担っていただくべき役割について頼まねばならなかったからだ。
「高松組の解散は出来るところまであっ君、後はゆっちろう君に任せたい!(ゆっちろう先生は大学のある広島へ別便で帰る)。」
「イクちゃんとサヨちゃん子どもたちの引率お願い!」
「バスが出るまでに、一人だけでもそこに到着しておれるよう、僕はとにかく一目散にバスに向かうから!」
そんなやりとりのあと
最後に子どもたちに向かって
「すまないが、高速バスに向けひたすら走って欲しい!君たちの走りに最後はかかっている!」
と頼んだ。
「そうそう、高松解散組の子たちは走らなくっていいからね…」
子どもたちも自分の取るべき行動を理解してくれた…と信じた。
バスはたくさんの赤信号に捕まった。
携帯の時計と道路の状況を視線は何度も往き来した。
16:56
バスは降車場についた。
運転士さんに礼を伝え、扉が開くと同時に駆け出した。
待ってくださっていた高松組の保護者には大変失礼だったが、走りながら礼をし、「高速バスが…」と説明にならない説明を駆け抜けざまにお伝えした。
2分程全力で駆けたはずの僕だが、未だ道は残っていた。
あの角を一刻も早く回らねば…
あそこを曲がれれば高速バスターミナルだ…
もつれそうになる足
早鐘を打つ胸
諦めてはならぬ…という心の叫び
そんなとき、後ろから軽やかな足音が近づき、そして疾風の如く僕のそばを駆け抜けて行った。
「翔理!」
全力で駆け抜けて行ったのは、実験学校生の最年長高2生の男の子だった。
小さな頃から長年実験学校に通ってくれた彼が、
今、今回の実験学校の成功のために駆けてくれている…
「バスの扉が閉まるまでに駆けるのは自分だ!」
彼の想いが瞬時に伝わってきた。
無性に嬉しかった…
感謝が満ちてきた…
お陰で間に合った。
運転士さんに遅れた詫びを伝えた。
「大丈夫ですよ…」柔和な微笑みが嬉しかった。
チケットセンターのお姉さんにも「間に合われて良かったですね…」と声を掛けてもらった。
さっきの「一人でも間に合ってくだされば…」の秘策を教えてくれた方だったようだ。
「翔理、ありがとう。」
カラカラの喉から出た声は、彼には聞こえなかったかもしれない。
重い荷物抱えて最後まで走りぬいてくれた小学生のみんな、ありがとう。
一緒に走ってくださったお母さん、ありがとうございました。
かくして、我らを乗せた高速バスは定刻を過ぎて動き始めた。
心配してくれていたのだろう、高松解散の男の子とお父さんが近くまで来て、バスに大きく手を振ってくれているのが見えた。
たしかに乗れたよありがとう!
みんなに感謝していたら、ふと
さっき激戦を交わした港の受付の人に
間に合った報告をしておこうという気持ちになった。
電話の向こうのその人は、とても喜んでくれ、
「どうかお気をつけて…」と言ってくれた。
ありがとう…がまたひとつふえた。
暫くあとで報告を受けたのだが、高松解散の保護者の方が、挨拶を試みるあっ君先生に
「先生は早く子どもたちのところに行ってあげてください…」と声を掛けてくださったそうだ。
あっ君のあとを引き継いだ、ゆっちろう君がたいへんしっかり高松の保護者の方に報告とご挨拶をしてくれたとか…
やるな…ゆっちろう!
皆さんに支えられ、応援をいただき、2016年の実験学校も無事終了できた。
ありがとうございました…
という、長いドラマでした。
(今までの僕のブログ中最長の文でした。
前・後編共にお付き合いくださった方々に、改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。)
(前編からの続き)
2016年度最終回の実験学校2日目の朝を迎えた。
運命の1日の始まりである。
6:30起床。
昨夜のミーティングが長引き、どのスタッフも瞼は重い。
まず、この日最初の行事である「日の出の観測」のため東の海岸に出かける。
この時刻の風は思いの外優しい。
確かに、昨日のように暴れる風ではない。
美しく上る朝日は、あっと言う間に眩しさと暖かさを子どもたちに届けた。
そのとき、眼下に
神戸港を夜中に発ったジャボフェリーが滑り込んで来るのが見えた。
定刻どおりだ!
これなら昼便もきっとうまくいく!
当初の計画通り大阪に戻れる…
ふと暖かいものを感じた。
餅つき
フィラメントを作り、輝かせる実験
片付け・昼食
表彰式
などの時間を子どもたちと楽しく過ごしながら、
いよいよ昼便のフェリーの運航状況を船会社に確認する頃となった。
今も風は穏やかだ…
「問題ありません。船は定時運航しています。
定刻通り高松東港に入港出来ます!」
船会社の方の声も明るく弾んで聞こえた。
ほっ…
よかった…
元の計画通りの帰阪が決定した瞬間だった。
閉校式を終え、約30名の高松移動班が、皆に見送られて「星くずの村」を後にした。
子どもたちを坂手港の待合所に引率した僕は、
岬の先に現れるだろう船影を一刻も早くこの目で確認したくて、ひとり岸壁に駆けた。
そしてそこに確かにフェリーの姿を確認した。
ほんとうに嬉しかった。
定刻に高松に行ける。
そして…17:00の高速バスにも確実に乗れる。
僕の心のどこかに
「おいおまえ、最後まで何があるかわからんぞ…」
と、一瞬悪魔の囁きが聞こえた気もした。
が、ちょうどその時、船会社の社長さんが僕に声を掛けて来てくれた。(昨日からずっと相談に乗ってくれた方だ。)
「良かったですね…
実は今日の船長さん腕が違うんですよ。
僕は、搭乗名簿でこの船長の名前を見た瞬間に、
どんなことがあっても、ちゃんと定刻に来るなあ…
と思いました。」
とニコニコ嬉しそうに話された。
安心は確信となった。
高松までの船は昨日とは打って変わってなめらかに海を進んだ。
どの子たちも嬉々としている。
組み立てたロボットで対戦ゲームをしている子が多い。
空いている船内、これくらいの賑やかさなら許されるだろう…
僕の関心事は
一般の方も乗り合わせる高速バス内で
いかにこの子たちが周りの方に迷惑を掛けることなく、3時間余りの時間を過ごせるか…にシフトしていた。
あと10分程で高松に入港というタイミングで、子どもたちを高速バス組と高松解散組に分けて、それぞれに諸注意を聞かせた。
あとは、タラップを降り、送迎バスに乗り込むだけだ…
送迎バスがいない!
いつもそこにいるはずの送迎バスが無い!
船着き場にアナウンスが流れた。
「本日送迎バスは16:45発となります。」
「お急ぎのところ申し訳ございません…
本日は高松駅からの送迎に先に向かっており、こちら高松東港から駅までの送迎は16:45発を予定しております。」
耳を疑った。
目の前が白くなった。
ここから高松駅までバスの所要時間は10分。
渋滞している場合もある…
高松解散の保護者の方へ子どもたちを手渡し挨拶をする時間も必要。
送迎バスの降車場所から高速バスターミナルまでの移動…子どもの足で少なくとも5分。
これでは17:00発の大阪行きの高速バスに間に合わないではないか!
やばい
これはまずすぎる
一目散に案内所に駆けた。
アナウンスの内容を再確認し
こちらの事情を矢継ぎ早に伝えた。
何がなんでも17:00発の高速バスに乗らねばならないのだと。
そして、船を降りるこの瞬間まで、送迎バスの運行についての断りがなかったことを責めた。
しかし、文句を言ったところで事態は好転しない。間に合わせる手立てを考えつくまま彼女らにぶつけた。
別のバスを手配して欲しい!
送迎バスを高速バスの乗り場近くにつけて欲しい!
運輸関係同士の繋がりを活かして、高速バスの出発を暫く待ってもらえるよう交渉して欲しい!
返答は…
「それも、これも出来かねます。送迎バスの到着を待っていただく他にない…」
らちがあかない。
タクシーに分乗させる方法があるかと、あっ君に確認してもらったが1台も溜まっていない。
タクシーを呼び寄せようとも、30人を運ぶための6~7台を瞬時に召集することは不可能に思えた。
僕自身、高速バスターミナルに連絡を入れ、事情を話した。
が…
「他の乗客の方がおられますので、定刻に発車せざるを得ません…」とにべもない。
しかし最後にこちらの窮状を見るに見かねてか、
「万が一は、ご乗車の方お一人でも出発までに間に合ってお越しいただければ…」と教えてくれた。
そうか…
もし全員が出発予定時刻に揃っていなくても、一人でも間に合って、運転士さんに懇願すれば、出発を待ってくれる可能性があるということか…
そんなことを考えつつも、僕はもし高速バスに間に合わなかった場合という最悪の事態への対処も並行して考えないといけなかった。
どのような手段で大阪に移動する?
どうすればいい?
少しでも早く難波に子どもを届ける方法は?
どうすればいい?
我が子を待ち侘びる親御さんの気持ちは?
どうすればいい?
にわかには出口の見えない どうすればいい? が頭に溢れた。
地獄を味わった。
やっと送迎バスが来た。
大きな荷物を持った子どもたちを急かせて乗車させ、バスの運転士さんに急いでもらうよう頼んだ。
送迎バス内は他の乗客も含めほぼ一杯だった。
非常識承知で大きな声を出した。
前後ろに分かれて立っているスタッフに、これから担っていただくべき役割について頼まねばならなかったからだ。
「高松組の解散は出来るところまであっ君、後はゆっちろう君に任せたい!(ゆっちろう先生は大学のある広島へ別便で帰る)。」
「イクちゃんとサヨちゃん子どもたちの引率お願い!」
「バスが出るまでに、一人だけでもそこに到着しておれるよう、僕はとにかく一目散にバスに向かうから!」
そんなやりとりのあと
最後に子どもたちに向かって
「すまないが、高速バスに向けひたすら走って欲しい!君たちの走りに最後はかかっている!」
と頼んだ。
「そうそう、高松解散組の子たちは走らなくっていいからね…」
子どもたちも自分の取るべき行動を理解してくれた…と信じた。
バスはたくさんの赤信号に捕まった。
携帯の時計と道路の状況を視線は何度も往き来した。
16:56
バスは降車場についた。
運転士さんに礼を伝え、扉が開くと同時に駆け出した。
待ってくださっていた高松組の保護者には大変失礼だったが、走りながら礼をし、「高速バスが…」と説明にならない説明を駆け抜けざまにお伝えした。
2分程全力で駆けたはずの僕だが、未だ道は残っていた。
あの角を一刻も早く回らねば…
あそこを曲がれれば高速バスターミナルだ…
もつれそうになる足
早鐘を打つ胸
諦めてはならぬ…という心の叫び
そんなとき、後ろから軽やかな足音が近づき、そして疾風の如く僕のそばを駆け抜けて行った。
「翔理!」
全力で駆け抜けて行ったのは、実験学校生の最年長高2生の男の子だった。
小さな頃から長年実験学校に通ってくれた彼が、
今、今回の実験学校の成功のために駆けてくれている…
「バスの扉が閉まるまでに駆けるのは自分だ!」
彼の想いが瞬時に伝わってきた。
無性に嬉しかった…
感謝が満ちてきた…
お陰で間に合った。
運転士さんに遅れた詫びを伝えた。
「大丈夫ですよ…」柔和な微笑みが嬉しかった。
チケットセンターのお姉さんにも「間に合われて良かったですね…」と声を掛けてもらった。
さっきの「一人でも間に合ってくだされば…」の秘策を教えてくれた方だったようだ。
「翔理、ありがとう。」
カラカラの喉から出た声は、彼には聞こえなかったかもしれない。
重い荷物抱えて最後まで走りぬいてくれた小学生のみんな、ありがとう。
一緒に走ってくださったお母さん、ありがとうございました。
かくして、我らを乗せた高速バスは定刻を過ぎて動き始めた。
心配してくれていたのだろう、高松解散の男の子とお父さんが近くまで来て、バスに大きく手を振ってくれているのが見えた。
たしかに乗れたよありがとう!
みんなに感謝していたら、ふと
さっき激戦を交わした港の受付の人に
間に合った報告をしておこうという気持ちになった。
電話の向こうのその人は、とても喜んでくれ、
「どうかお気をつけて…」と言ってくれた。
ありがとう…がまたひとつふえた。
暫くあとで報告を受けたのだが、高松解散の保護者の方が、挨拶を試みるあっ君先生に
「先生は早く子どもたちのところに行ってあげてください…」と声を掛けてくださったそうだ。
あっ君のあとを引き継いだ、ゆっちろう君がたいへんしっかり高松の保護者の方に報告とご挨拶をしてくれたとか…
やるな…ゆっちろう!
皆さんに支えられ、応援をいただき、2016年の実験学校も無事終了できた。
ありがとうございました…
という、長いドラマでした。
(今までの僕のブログ中最長の文でした。
前・後編共にお付き合いくださった方々に、改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。)
ドラマ 《前編》
森山's Honey Bucket 329
2月は神戸と高松・小豆島を繋ぐジャボフェリーの定期検査の時期だ。
2隻あるジャボのうち1隻はドッグ入り。
残りの1隻で運航する。
よって究極の特別ダイヤになつている。
神戸港からの往路はともかく
復路のフェリーが神戸に戻るのが夜の10時となる。
小学低学年生の参加者もあるので、帰路は
①フェリー
②高松周り淡路島経由の高速バス(8時過に難波)
のうちから、ご家庭ごとに選択をしてもらうこととなった。
(結局29名の子たちやお母さんと5名のスタッフが高松へ渡ることとなった。)
さて、2016年度最終回の実験学校が始まった。
往路のフェリーは、
折からの強い季節風とそれに伴う高い波、
そして大潮と重なる激しい引き潮など、
悪条件が重なり、
小豆島着岸が予定より大幅に遅れた。
幸い子どもたちは船酔いもせず、
星くずの村へ続く坂道もへっちゃらな様子だったので、延着のことはさほど心に留めていなかった。
学園長を囲んで開校式があり、各宿舎に荷物を収めた後、早速1・2時間目のロボット製作がはじまった。
2時限目のロボット作りを手伝う傍で
「あっ…」不安がふと頭をよぎった。
不安とは…
明日高速バスで帰阪する者たちは
先ほど神戸から乗って来たのと同じ便のフェリーを利用して高松東港に渡る。
そしてフェリー乗場から高松駅まで約4km送迎バスに揺られ、そこで高松解散の子たちと別れ、高速バスターミナルまで5分ほど歩いて、やっとそれに乗り込む段取りだ。
計画では、高松東港着から高速バスターミナルまで50分間の時間をみている。ざっと30分間はゆとりを持っている算段だ。
が…
が、だ。
明日のフェリーがもし今日のように30分近く延着してしまったら…
まさか…17:00発の高速バスに乗れない??
明日吹く風の強さも波の高さも
潮流の影響も…神のみぞ知ることだ。
明日も今日と同じにならないとは限らない。
早速、船会社に連絡を取り不安をぶつけてみた。
「明日は今日のような強風ではない…でしょう、おそらく。
多少延着しても高速バスには間に合うでしょう、おそらく。」
当然といえば当然。
船会社は船の運航に携わるプロではあるが、
風や波や潮を操る神ではない。
しかし、
「何が何でも17:00発の高速バスに乗らないとならない!」と僕が食い下がるものだから、
船会社もだんだん
「う~ん、ちょっと厳しいかも知れませんね…」
とトーンダウンして来た。
結局、明日の昼過ぎにフェリーの運航状況を教えてもらう約束を取り付けて電話を置いた。
不安の解消を求めて投げかけた質問が、
結局、今の不安をより大きくするだけのことにしかならなかった。
とはいえ、
「17:00の高速バスに乗って、難波に子どもたちを送り届ける!」
ということだけは、どんなことがあっても成し遂げなければならない僕の責任だった。
小豆島から高松へ渡る船が発着する港は全部で3港。
島の南東の端にある坂手港が、「星くずの村」に
最寄りの港。明日もここから乗船予定だった。
島の中西部に池田港という港がある。
バスを利用すれば約40分程で到着出来る。
池田港↔︎高松港は航路が短く、殆ど欠航や延着が無い。この便ならば、17:00のバスに心配なく乗り込めそうだ。
だが、計画変更に伴って、子どもたちに余計な負担をかけることになる。また、学園が余分に負担することになる経費も少なく無い…
しかし、背に腹は変えられない。
明日の運航状況次第では、急な計画変更も致し方ないものと覚悟した。
覚悟と報告の準備をして学園長の元へ向かった。
約束通りに
元気に
それぞれの子たちを
それぞれの親御さんの元へ
笑顔でお返しするのが
我々の仕事なのだ…
(この辺りまでを一応「ドラマ《前編》」とさせてください。ほんまのドラマは《後編》だったかな…長文付き合ってくださりありがとうございました~)
2月は神戸と高松・小豆島を繋ぐジャボフェリーの定期検査の時期だ。
2隻あるジャボのうち1隻はドッグ入り。
残りの1隻で運航する。
よって究極の特別ダイヤになつている。
神戸港からの往路はともかく
復路のフェリーが神戸に戻るのが夜の10時となる。
小学低学年生の参加者もあるので、帰路は
①フェリー
②高松周り淡路島経由の高速バス(8時過に難波)
のうちから、ご家庭ごとに選択をしてもらうこととなった。
(結局29名の子たちやお母さんと5名のスタッフが高松へ渡ることとなった。)
さて、2016年度最終回の実験学校が始まった。
往路のフェリーは、
折からの強い季節風とそれに伴う高い波、
そして大潮と重なる激しい引き潮など、
悪条件が重なり、
小豆島着岸が予定より大幅に遅れた。
幸い子どもたちは船酔いもせず、
星くずの村へ続く坂道もへっちゃらな様子だったので、延着のことはさほど心に留めていなかった。
学園長を囲んで開校式があり、各宿舎に荷物を収めた後、早速1・2時間目のロボット製作がはじまった。
2時限目のロボット作りを手伝う傍で
「あっ…」不安がふと頭をよぎった。
不安とは…
明日高速バスで帰阪する者たちは
先ほど神戸から乗って来たのと同じ便のフェリーを利用して高松東港に渡る。
そしてフェリー乗場から高松駅まで約4km送迎バスに揺られ、そこで高松解散の子たちと別れ、高速バスターミナルまで5分ほど歩いて、やっとそれに乗り込む段取りだ。
計画では、高松東港着から高速バスターミナルまで50分間の時間をみている。ざっと30分間はゆとりを持っている算段だ。
が…
が、だ。
明日のフェリーがもし今日のように30分近く延着してしまったら…
まさか…17:00発の高速バスに乗れない??
明日吹く風の強さも波の高さも
潮流の影響も…神のみぞ知ることだ。
明日も今日と同じにならないとは限らない。
早速、船会社に連絡を取り不安をぶつけてみた。
「明日は今日のような強風ではない…でしょう、おそらく。
多少延着しても高速バスには間に合うでしょう、おそらく。」
当然といえば当然。
船会社は船の運航に携わるプロではあるが、
風や波や潮を操る神ではない。
しかし、
「何が何でも17:00発の高速バスに乗らないとならない!」と僕が食い下がるものだから、
船会社もだんだん
「う~ん、ちょっと厳しいかも知れませんね…」
とトーンダウンして来た。
結局、明日の昼過ぎにフェリーの運航状況を教えてもらう約束を取り付けて電話を置いた。
不安の解消を求めて投げかけた質問が、
結局、今の不安をより大きくするだけのことにしかならなかった。
とはいえ、
「17:00の高速バスに乗って、難波に子どもたちを送り届ける!」
ということだけは、どんなことがあっても成し遂げなければならない僕の責任だった。
小豆島から高松へ渡る船が発着する港は全部で3港。
島の南東の端にある坂手港が、「星くずの村」に
最寄りの港。明日もここから乗船予定だった。
島の中西部に池田港という港がある。
バスを利用すれば約40分程で到着出来る。
池田港↔︎高松港は航路が短く、殆ど欠航や延着が無い。この便ならば、17:00のバスに心配なく乗り込めそうだ。
だが、計画変更に伴って、子どもたちに余計な負担をかけることになる。また、学園が余分に負担することになる経費も少なく無い…
しかし、背に腹は変えられない。
明日の運航状況次第では、急な計画変更も致し方ないものと覚悟した。
覚悟と報告の準備をして学園長の元へ向かった。
約束通りに
元気に
それぞれの子たちを
それぞれの親御さんの元へ
笑顔でお返しするのが
我々の仕事なのだ…
(この辺りまでを一応「ドラマ《前編》」とさせてください。ほんまのドラマは《後編》だったかな…長文付き合ってくださりありがとうございました~)
年に一度の。
藤原学園には卒業式がある。
『卒業祝賀会』
まだ公立高校の受験はあるし、中学校の卒業式だって終わっていない。
卒業の季節…の少し前にやってくる、卒業式の準備の季節。
ここ3年ほど(3年だっけ?)、祝賀会のポスターを作らせてもらっている。
プロでもなんでもない私が描くものだから、
ちょっとだけ素材を作って、ちょっとだけ文字を入れて、ちょっとだけ加工して、で精一杯。
全ての工程において「ちょっとだけ」のはずが、なかなか悩む。
ちょうど今、中3生は自己申告書の提出があり、「うーん、うーん」と頭をひねりながら文章を作っている。
たぶん私も同じような顔をしている。
非常に難産。
まずテーマ曲(それぞれの年にテーマソングがある)を聴くが、ピンとくるイメージが浮かんでこない。
「どうしようかなぁ」と考えながらとりあえずミカンに落書きをする。
いやいや、そんなことしてる場合じゃないぞと気が付いて、モニターに向かう。
3度ほど明らかに違うイメージのものができあがり、ボツ。
寝ようと決心して布団をかぶるが気になる。
結局もう一度座るが、ボツが増えるだけで、夜もなかなかに更けてくる。
いっそさっきのミカンで提出してはならないのか。ならないな。わかってる。ていうか食べちゃったしな。
「あああ、もう明日じゃ明日!!!」とペンを投げ出す。
そんなわけで今夜もしかめっ面でPCモニターとにらめっこ。
ポスター、製作中。

『卒業祝賀会』
まだ公立高校の受験はあるし、中学校の卒業式だって終わっていない。
卒業の季節…の少し前にやってくる、卒業式の準備の季節。
ここ3年ほど(3年だっけ?)、祝賀会のポスターを作らせてもらっている。
プロでもなんでもない私が描くものだから、
ちょっとだけ素材を作って、ちょっとだけ文字を入れて、ちょっとだけ加工して、で精一杯。
全ての工程において「ちょっとだけ」のはずが、なかなか悩む。
ちょうど今、中3生は自己申告書の提出があり、「うーん、うーん」と頭をひねりながら文章を作っている。
たぶん私も同じような顔をしている。
非常に難産。
まずテーマ曲(それぞれの年にテーマソングがある)を聴くが、ピンとくるイメージが浮かんでこない。
「どうしようかなぁ」と考えながらとりあえずミカンに落書きをする。
いやいや、そんなことしてる場合じゃないぞと気が付いて、モニターに向かう。
3度ほど明らかに違うイメージのものができあがり、ボツ。
寝ようと決心して布団をかぶるが気になる。
結局もう一度座るが、ボツが増えるだけで、夜もなかなかに更けてくる。
いっそさっきのミカンで提出してはならないのか。ならないな。わかってる。ていうか食べちゃったしな。
「あああ、もう明日じゃ明日!!!」とペンを投げ出す。
そんなわけで今夜もしかめっ面でPCモニターとにらめっこ。
ポスター、製作中。

2016年度 実験学校最終回
●むこう向きのおっとせい その379
11日.12日と実験学校だった。
強風、荒波の中、島に到着。
非常に寒く、島に降り立った時には吹雪いていた。
長年来ているが、到着時にこんな天候はあまり経験がない。
だが、そんな天候もものともせず、
子どもたちは元気いっぱいで「星くずの村」を目指した。
今回のメインテーマは「ロボットスペシャル」
何度か経験している子どもが多く、慣れた手つきで作っていく。
2体のロボットを作成することになっていたが、
時間内に2体とも完成させたものが半数いた。
小学低学年の子達もよく頑張っていた。
作成後はバトルで優勝者を決めたが、大変な盛り上がりだった。
夜は気温は-3℃で非常に寒かったが。晴れていたので天体観測を実施。
オリオン大星雲と月を望遠鏡で観察した。
朝は6時半に起床して、すぐに日の出の観察に出発。
熱いスープで体を温めて、日の出を待った。
待つことしばし、山際から光り輝く太陽が登る。
いつ見てもギラギラ光る太陽の存在感は圧倒的だ。
日の出の観察後、村に帰って餅を撞いた。
突き上げた餅は、いちご大福やきな粉餅にして美味しく頂いた。
その後フィラメントを作って、それに電気を通して光らせる実験を実施。
まずは、裸電球にかぶせてあるガラスがないと、
スイッチをいれた時にどうなる?という質問から授業開始。
エジソンが京都の竹をフィラメントにしたというので、
竹串を乾留してフィラメントを作り、電気を通してみることになった。
できた炭に電気を流すと見事に光った。
最初上手くいかなかった班もめげずに何度も挑戦して、
全班が成功した。
何ども試すところが流石実験学校生だ。
最後は、今回が2016年度の最終回だったので、
表彰状と記念品を手渡した。
今回多くの子どもたちが参加してくれた。
中学入試を終えて、久し振りに実験学校に参加してくれた生徒も何人かいた。
中には3年ぶりにあった子もがいたが、
その成長ぶりには目を見はった。
顔の方はあまり変わっていないが、身長の変化には驚く。
3年という年月は、これほど人を変化させるだけの年月なのだ。
普段はあまり変化を感じないけれど、
きっと体の中はどんどん変化しているのだろうなと思うと(もちろん老化)
ちょっと恐ろしい。
にこやかな彼らを見ながら、
ちょっと不安になる「永遠の19歳」だった。
ではまた。
11日.12日と実験学校だった。
強風、荒波の中、島に到着。
非常に寒く、島に降り立った時には吹雪いていた。
長年来ているが、到着時にこんな天候はあまり経験がない。
だが、そんな天候もものともせず、
子どもたちは元気いっぱいで「星くずの村」を目指した。
今回のメインテーマは「ロボットスペシャル」
何度か経験している子どもが多く、慣れた手つきで作っていく。
2体のロボットを作成することになっていたが、
時間内に2体とも完成させたものが半数いた。
小学低学年の子達もよく頑張っていた。
作成後はバトルで優勝者を決めたが、大変な盛り上がりだった。
夜は気温は-3℃で非常に寒かったが。晴れていたので天体観測を実施。
オリオン大星雲と月を望遠鏡で観察した。
朝は6時半に起床して、すぐに日の出の観察に出発。
熱いスープで体を温めて、日の出を待った。
待つことしばし、山際から光り輝く太陽が登る。
いつ見てもギラギラ光る太陽の存在感は圧倒的だ。
日の出の観察後、村に帰って餅を撞いた。
突き上げた餅は、いちご大福やきな粉餅にして美味しく頂いた。
その後フィラメントを作って、それに電気を通して光らせる実験を実施。
まずは、裸電球にかぶせてあるガラスがないと、
スイッチをいれた時にどうなる?という質問から授業開始。
エジソンが京都の竹をフィラメントにしたというので、
竹串を乾留してフィラメントを作り、電気を通してみることになった。
できた炭に電気を流すと見事に光った。
最初上手くいかなかった班もめげずに何度も挑戦して、
全班が成功した。
何ども試すところが流石実験学校生だ。
最後は、今回が2016年度の最終回だったので、
表彰状と記念品を手渡した。
今回多くの子どもたちが参加してくれた。
中学入試を終えて、久し振りに実験学校に参加してくれた生徒も何人かいた。
中には3年ぶりにあった子もがいたが、
その成長ぶりには目を見はった。
顔の方はあまり変わっていないが、身長の変化には驚く。
3年という年月は、これほど人を変化させるだけの年月なのだ。
普段はあまり変化を感じないけれど、
きっと体の中はどんどん変化しているのだろうなと思うと(もちろん老化)
ちょっと恐ろしい。
にこやかな彼らを見ながら、
ちょっと不安になる「永遠の19歳」だった。
ではまた。
がんばれ。
かつての私は、「がんばれ」って言葉が苦手だった。
嫌いとかじゃないけど、苦手。
「頑張ってるのにこれ以上頑張れなんてボクはワタシは言わない主義」ってやつがちょっと近い。
言わない主義ってよりは、言われるとどうしたらいいかわからなくて困る。
「応援してもらってる気持ちはうれしいけど、でも私だってがんばるのつらいときもあるよ」
受け流すのはなんだか申し訳ないけど受け止めるには重すぎる。
そのくせ、その言葉に正直めちゃくちゃ支えてもらう日もある。
やっぱり困るんだ。
もてあますんだもの。
朝。7時ちょっとまえ。
これでもかというほど着ぶくれる。
玄関まで行って、
「もし忘れてしまった子が居たら…」
と思い出し、部屋に戻ってペン立てから数本抜き取る。
「いやいや、でもペン以外にも消しゴム無いとかものさし無いとか…」
万が一もある。ペンケースごとカバンにつっこむ。
ばたばたと外に出て一呼吸。
鼻の奥がツンッとする。
寒い。やっぱり寒い。
やっぱり受験の日は寒い。
「みんなはちゃんと眠れたかな」
「ちゃんと起きられたかな」
そんなことを考えながら駅へと向かう。
真也先生とMってぃ先生と、三人、改札の近くに並んで立つ。
まだかなぁ。
来た来た。
徐々に増えていく人の中から生徒の顔を探す。
みんな緊張が見え隠れ。だけど元気に改札へ入っていく。
がんばれ、がんばれ。
後姿をみながら思うのは、びっくりするくらいそればかり。
頑張ってる姿を毎日見ているのに、それでも。
応援する側になって、それ以上にしっくりくる言葉がいまだに見つからない。
「ここまで頑張った」を背負って未来の扉を開けにいく彼らが、どうか、
納得のいく戦いができますように
精一杯の力が出せますように
お腹がいたくなりませんように
そんなのも全部全部含めて。
いってらっしゃい。がんばれ。
出陣じゃー!
おはようございます。なりちゃんでした。
嫌いとかじゃないけど、苦手。
「頑張ってるのにこれ以上頑張れなんてボクはワタシは言わない主義」ってやつがちょっと近い。
言わない主義ってよりは、言われるとどうしたらいいかわからなくて困る。
「応援してもらってる気持ちはうれしいけど、でも私だってがんばるのつらいときもあるよ」
受け流すのはなんだか申し訳ないけど受け止めるには重すぎる。
そのくせ、その言葉に正直めちゃくちゃ支えてもらう日もある。
やっぱり困るんだ。
もてあますんだもの。
朝。7時ちょっとまえ。
これでもかというほど着ぶくれる。
玄関まで行って、
「もし忘れてしまった子が居たら…」
と思い出し、部屋に戻ってペン立てから数本抜き取る。
「いやいや、でもペン以外にも消しゴム無いとかものさし無いとか…」
万が一もある。ペンケースごとカバンにつっこむ。
ばたばたと外に出て一呼吸。
鼻の奥がツンッとする。
寒い。やっぱり寒い。
やっぱり受験の日は寒い。
「みんなはちゃんと眠れたかな」
「ちゃんと起きられたかな」
そんなことを考えながら駅へと向かう。
真也先生とMってぃ先生と、三人、改札の近くに並んで立つ。
まだかなぁ。
来た来た。
徐々に増えていく人の中から生徒の顔を探す。
みんな緊張が見え隠れ。だけど元気に改札へ入っていく。
がんばれ、がんばれ。
後姿をみながら思うのは、びっくりするくらいそればかり。
頑張ってる姿を毎日見ているのに、それでも。
応援する側になって、それ以上にしっくりくる言葉がいまだに見つからない。
「ここまで頑張った」を背負って未来の扉を開けにいく彼らが、どうか、
納得のいく戦いができますように
精一杯の力が出せますように
お腹がいたくなりませんように
そんなのも全部全部含めて。
いってらっしゃい。がんばれ。
出陣じゃー!
おはようございます。なりちゃんでした。
素敵な言葉
森山's Honey Bucket 328
毎週水曜の朝は八戸ノ里駅近くにある「健康ボーリング教室」に家内と通っている。
その名から想像できるとおり、教室に通っているほとんどの方がお年寄りだ。
僕の腕前はいっこうに向上しないが、毎回楽しい時間なので、2ヶ月ほど前に強引に真也先生やあっくん先生も仲間に引き込んでしまった。
コーチが日に3~4度声掛けをして、アドバイスをしてくれる。
そこそこの受講生数なので、コーチが誰かにつきっきりで指導している場面は今まであまり見たことがなかった。
なのに、なのに、である。
昨日はコーチが僕の横にずっと付いて、まさに手取り足取り懇切丁寧な指導をしてくれた。
「ごめんなさい。教えていただいていることが僕にはどうも理解できません。」と正直に訴えると…
「いやあ、頭での理解は必要ないです。身体で覚えていきましょう!慣れですよ…」とおっしゃる。
指導直後の投球が偶然よかったようで、「そうです!今のでいいんです。」と言ってもらっても、どこがどう良かったのかすらわからない僕。
コーチが優しく、かつ根気よく指導してくれればくれるほど、どのようにすれば良いのかわからない自分が情けなく、申し訳ない気持ちでいっぱいなってきた。
最後の方には「僕などのことはもういいですから、さっさと見捨ててください…」
とすら思ってしまうほど、コーチの指導は根気よかった。
その日の練習を全て終えた後に、コーチにお礼を言いに行った。
するとコーチが一言
「森山さんはのびしろがありますから…」
とおっしゃった。
「のびしろがある」って言葉、とても素敵な言葉だ…と改めて感じた。
さっきまでのがっくり沈んだ心がふわりと浮いた。
100点満点のテストで20点しか取れなかった子はおおいに「のびしろ」があるのだ。
「なんじゃ!この点は!」という言い方をせず、
「君にはまだまだのびしろがあるんだ!」と励ますこともできるのだ。
人を応援する気持ちは、そんな魔法のような言葉に宿るんだ…
コーチから教えていただいた。
毎週水曜の朝は八戸ノ里駅近くにある「健康ボーリング教室」に家内と通っている。
その名から想像できるとおり、教室に通っているほとんどの方がお年寄りだ。
僕の腕前はいっこうに向上しないが、毎回楽しい時間なので、2ヶ月ほど前に強引に真也先生やあっくん先生も仲間に引き込んでしまった。
コーチが日に3~4度声掛けをして、アドバイスをしてくれる。
そこそこの受講生数なので、コーチが誰かにつきっきりで指導している場面は今まであまり見たことがなかった。
なのに、なのに、である。
昨日はコーチが僕の横にずっと付いて、まさに手取り足取り懇切丁寧な指導をしてくれた。
「ごめんなさい。教えていただいていることが僕にはどうも理解できません。」と正直に訴えると…
「いやあ、頭での理解は必要ないです。身体で覚えていきましょう!慣れですよ…」とおっしゃる。
指導直後の投球が偶然よかったようで、「そうです!今のでいいんです。」と言ってもらっても、どこがどう良かったのかすらわからない僕。
コーチが優しく、かつ根気よく指導してくれればくれるほど、どのようにすれば良いのかわからない自分が情けなく、申し訳ない気持ちでいっぱいなってきた。
最後の方には「僕などのことはもういいですから、さっさと見捨ててください…」
とすら思ってしまうほど、コーチの指導は根気よかった。
その日の練習を全て終えた後に、コーチにお礼を言いに行った。
するとコーチが一言
「森山さんはのびしろがありますから…」
とおっしゃった。
「のびしろがある」って言葉、とても素敵な言葉だ…と改めて感じた。
さっきまでのがっくり沈んだ心がふわりと浮いた。
100点満点のテストで20点しか取れなかった子はおおいに「のびしろ」があるのだ。
「なんじゃ!この点は!」という言い方をせず、
「君にはまだまだのびしろがあるんだ!」と励ますこともできるのだ。
人を応援する気持ちは、そんな魔法のような言葉に宿るんだ…
コーチから教えていただいた。
片付けの天敵
ワクワクの土曜日担当、池畑ことあっくんです☆
本日も僕のヒトリゴトにお付き合いください♪
昨年の終わり頃から、今里本部校にて一大プロジェクトに着手を始めた。
「第二実験室復活計画」
である。
2015年春に完全倉庫化された第二実験室。
詳しくは森山先生の過去記事を読んでいただくとして…
とにかく動かなければ始まらないということで、ついに始まったわけである。
プロジェクトチームは、
隊長の森山先生
切り込み隊長の信ちゃん先生
雑用係の池畑
の3名だ。
週2回、普段よりも少し教室に行き、約1時間ほどの活動を行う。
まだまだゴールは遠いが、確実に成果はあがってきている。
少なくとも室内を苦労せずに歩き通れるくらいにはなった。
ところで、家でも職場でもそうなのだが、片付けという作業には天敵が存在する。
こいつのおかげで作業が一向に進まなくなることがある程だ。
こいつに出会ってしまったときは、心を鬼にせねばならない。
「思い出」
と言う名の天敵である。
手紙であったり、写真であったり…その形は様々だが、確実に我々を過去にタイムスリップさせるものたち。
時間が無限にあるのなら、いつまでも浸っていたくなる素敵な過去の記憶。
本当に危険である。
第二実験室からはこれからも数え切れないほどの思い出たちが現れるはずだ。
心してかからねば。
そんな思い出の1つ。
現生徒たちからヤンキーと言われまくった。
本日も僕のヒトリゴトにお付き合いください♪
昨年の終わり頃から、今里本部校にて一大プロジェクトに着手を始めた。
「第二実験室復活計画」
である。
2015年春に完全倉庫化された第二実験室。
詳しくは森山先生の過去記事を読んでいただくとして…
とにかく動かなければ始まらないということで、ついに始まったわけである。
プロジェクトチームは、
隊長の森山先生
切り込み隊長の信ちゃん先生
雑用係の池畑
の3名だ。
週2回、普段よりも少し教室に行き、約1時間ほどの活動を行う。
まだまだゴールは遠いが、確実に成果はあがってきている。
少なくとも室内を苦労せずに歩き通れるくらいにはなった。
ところで、家でも職場でもそうなのだが、片付けという作業には天敵が存在する。
こいつのおかげで作業が一向に進まなくなることがある程だ。
こいつに出会ってしまったときは、心を鬼にせねばならない。
「思い出」
と言う名の天敵である。
手紙であったり、写真であったり…その形は様々だが、確実に我々を過去にタイムスリップさせるものたち。
時間が無限にあるのなら、いつまでも浸っていたくなる素敵な過去の記憶。
本当に危険である。
第二実験室からはこれからも数え切れないほどの思い出たちが現れるはずだ。
心してかからねば。

そんな思い出の1つ。
現生徒たちからヤンキーと言われまくった。
やれば出来る
●むこう向きのおっとせい その378
「やばい!」「来た~!」と中3のMちゃんがテンションマックスで入ってきた。
学年末テストで人生初の5教科合計400点越えを達成した時のこと。
中2で入塾してきた時は250点前後。
中1の時の最も悪い時は200点前後だったらしい。
それが今回ほんとに頑張って大躍進を遂げた。
社会は1問1答問題を自分で作成し、
各科目の学校ワークも早くに仕上げていた。
英語も友達に大事なポイント教えてやり、
「教えてもらった所がテストに出た!」
と教えてもらった生徒が喜んでいた。
今まで以上に集中して勉強に取り組んだのが良かったのだろう。
やはり気持ちが入ると頭に入る量も違ってくる。
そしてもう一人。
土曜日五ツ木模試の結果が帰って来た。
これも開けてビックリ!
今まで偏差値が58位だった生徒の成績が66に大幅アップしていた。
その生徒は、学校が終われば学園にやってきて勉強し、
分からない問題は質問もし、
与えられた課題は手を抜くことなく仕上げと
やるべきことをきちんとする生徒だった。
ここ最近頑張っているにも関わらずちょっと伸び悩んでいたから、
本人も我々もとても嬉しかった。
子どもたちにはやはり大きな可能性がある。
やれば出来る。
その事を改めて実感出来た週末だった。
他の生徒たちにも大きな励みになることだろう。
みんな可能性を持っている。
これからも大いに期待して子どもたちと接していこう。
ではまた。
「やばい!」「来た~!」と中3のMちゃんがテンションマックスで入ってきた。
学年末テストで人生初の5教科合計400点越えを達成した時のこと。
中2で入塾してきた時は250点前後。
中1の時の最も悪い時は200点前後だったらしい。
それが今回ほんとに頑張って大躍進を遂げた。
社会は1問1答問題を自分で作成し、
各科目の学校ワークも早くに仕上げていた。
英語も友達に大事なポイント教えてやり、
「教えてもらった所がテストに出た!」
と教えてもらった生徒が喜んでいた。
今まで以上に集中して勉強に取り組んだのが良かったのだろう。
やはり気持ちが入ると頭に入る量も違ってくる。
そしてもう一人。
土曜日五ツ木模試の結果が帰って来た。
これも開けてビックリ!
今まで偏差値が58位だった生徒の成績が66に大幅アップしていた。
その生徒は、学校が終われば学園にやってきて勉強し、
分からない問題は質問もし、
与えられた課題は手を抜くことなく仕上げと
やるべきことをきちんとする生徒だった。
ここ最近頑張っているにも関わらずちょっと伸び悩んでいたから、
本人も我々もとても嬉しかった。
子どもたちにはやはり大きな可能性がある。
やれば出来る。
その事を改めて実感出来た週末だった。
他の生徒たちにも大きな励みになることだろう。
みんな可能性を持っている。
これからも大いに期待して子どもたちと接していこう。
ではまた。
修理して用ゐることぞ(後編)
こんにちは。なりちゃんです。
先週に引き続き、テーマは修理です。
今週は長ったらしい前置きは抜きにしていきますよ!
はい、どーぞ!!!!

ぷら~~ん
舞台はまたしても中3勉強会。
扉を開こうと引っ張った瞬間の悲劇だった。
なんかもう違うタイプのドアノブみたいになっちゃって、真也先生が取り外しておられますね!
こうも見事に金属部分が割れちゃってると、もう交換してもいいかなって思わなくもない。
でもなぁ…型もくっきり残っちゃってるしなぁ…。

違う形のものをこの上に取り付けるとやっぱりちょっとかっこわるいかなぁ。
う~ん。
「物は破れたる所ばかりを修理して用ゐる事ぞ」
そうだよね松下禅尼。天下とらないけど。
(このくだりは先週の記事を。徒然草もよろしくね!)
修理をしよう。天下とらないけど。
さぁ、どうやって直そうか…?
とりあえず割れた部分がハマらない。どうやら元からの変形もあったらしい。
叩けばなんとかなるだろうと安易な発想で金槌を持ち出す。
多少の変形はどうしようもないけどすんなり解決。
第一ラウンド勝利。
問題は、固定。
引っ張って使うものだから、耐えられるようにしないとなぁ…。
瞬間接着剤では弱いだろう。
実験室からハンダセットをもって戻ってくる真也先生。
ハンダ付けでなんとかしようと試みる。

しかし、ツルツルの表面にハンダがおとなしく固定されてはくれず、
無理やり乗せて固めるも、軽く叩いた瞬間はがれてしまった。
まぁ、ですよねぇ。
失敗。
第二ラウンド惨敗。
とりあえずもう固定してから考えよう。
なんしか接着するぞ!
と、某瞬間接着剤:ア●ンアルファを塗り、放置
放置…している間にはめた部分がズレた…。
ついでに瞬間接着剤って実はそんなにすぐ乾かないよね!
やりなおし。接着剤が乾ききる前で本当に良かった。
二回目はきちんと固定して、ドライヤーで乾かす。めっちゃ乾くやん。
何とか割れ目はくっついた。
なんしかくっついた。
第三ラウンド、前半戦優勢。
しかし、だ。
この取っ手は人に引っ張られなければならない。
明けても暮れても雨の日も風の日も雪の日も理不尽に引っ張られなければならない。
(こう書くとなんか可哀そうになってくるね、取っ手。)
先に書いた通り、ア●ンアルファだけでは絶対に弱い。
「何か金属を貼りましょう」と真也先生に相談すると、実験室からアルミ板を持ってきてくださった。
マジでなんでも出してくれる真也先生とマジでなんでも出てくる実験室。
グルーガン(これも実験室から)で樹脂をこれでもかというほど間に詰めて、固定!!

なかなかにしっかりしてくれた。グルーガン優秀。最高。愛してる。
そして、取り付け。

実はちょっと隙間あいてる(笑)
我々の勝利の瞬間である。
強敵だった。もう戦いたくない。
余談ですが、取っ手の無い扉ってものすごく不便ですね。
大切なものはだいたい失ってから思い知ります。
先週に引き続き、テーマは修理です。
今週は長ったらしい前置きは抜きにしていきますよ!
はい、どーぞ!!!!

ぷら~~ん
舞台はまたしても中3勉強会。
扉を開こうと引っ張った瞬間の悲劇だった。
なんかもう違うタイプのドアノブみたいになっちゃって、真也先生が取り外しておられますね!
こうも見事に金属部分が割れちゃってると、もう交換してもいいかなって思わなくもない。
でもなぁ…型もくっきり残っちゃってるしなぁ…。

違う形のものをこの上に取り付けるとやっぱりちょっとかっこわるいかなぁ。
う~ん。
「物は破れたる所ばかりを修理して用ゐる事ぞ」
そうだよね松下禅尼。天下とらないけど。
(このくだりは先週の記事を。徒然草もよろしくね!)
修理をしよう。天下とらないけど。
さぁ、どうやって直そうか…?
とりあえず割れた部分がハマらない。どうやら元からの変形もあったらしい。
叩けばなんとかなるだろうと安易な発想で金槌を持ち出す。
多少の変形はどうしようもないけどすんなり解決。
第一ラウンド勝利。
問題は、固定。
引っ張って使うものだから、耐えられるようにしないとなぁ…。
瞬間接着剤では弱いだろう。
実験室からハンダセットをもって戻ってくる真也先生。
ハンダ付けでなんとかしようと試みる。

しかし、ツルツルの表面にハンダがおとなしく固定されてはくれず、
無理やり乗せて固めるも、軽く叩いた瞬間はがれてしまった。
まぁ、ですよねぇ。
失敗。
第二ラウンド惨敗。
とりあえずもう固定してから考えよう。
なんしか接着するぞ!
と、某瞬間接着剤:ア●ンアルファを塗り、放置
放置…している間にはめた部分がズレた…。
ついでに瞬間接着剤って実はそんなにすぐ乾かないよね!
やりなおし。接着剤が乾ききる前で本当に良かった。
二回目はきちんと固定して、ドライヤーで乾かす。めっちゃ乾くやん。
何とか割れ目はくっついた。
なんしかくっついた。
第三ラウンド、前半戦優勢。
しかし、だ。
この取っ手は人に引っ張られなければならない。
明けても暮れても雨の日も風の日も雪の日も理不尽に引っ張られなければならない。
(こう書くとなんか可哀そうになってくるね、取っ手。)
先に書いた通り、ア●ンアルファだけでは絶対に弱い。
「何か金属を貼りましょう」と真也先生に相談すると、実験室からアルミ板を持ってきてくださった。
マジでなんでも出してくれる真也先生とマジでなんでも出てくる実験室。
グルーガン(これも実験室から)で樹脂をこれでもかというほど間に詰めて、固定!!

なかなかにしっかりしてくれた。グルーガン優秀。最高。愛してる。
そして、取り付け。

実はちょっと隙間あいてる(笑)
我々の勝利の瞬間である。
強敵だった。もう戦いたくない。
余談ですが、取っ手の無い扉ってものすごく不便ですね。
大切なものはだいたい失ってから思い知ります。
前前前世
森山's Honey Bucket 327
夫婦で久しぶりに映画を観た。
話題となって久しい『君の名は』だ。
たいへん美しい映像に魅せられた。
人は誰でも目には見えない不思議な存在に応援されながら今を生きているってことなんだなあ…
なんて勝手な解釈をしながら一人感動していた。
ようし!いつかレンタルショップでDVDが旧作扱いになったら必ず借りてもう一回見よう!と決意もした。
ところで
映画館には夫婦50割引という制度がある。
夫婦のどちらか一方が50歳を超えていていればチケット代が2人で¥2200になるというものだ。(以前は2人で2000円だった。)
同い年の我ら夫婦が48歳か49歳の頃…
ドキドキしながらこの制度の活用を試みた。
(ごめんなさい🙏)
「ちょっとお客様…50歳過ぎには見えませんが?」なんてチケットカウンターのお姉さん指摘されたらどうしよう…などとドキドキしながら列に並んでいたが、まったく疑われることもなくパスした。ガクッ…
互いに「君がババアぽくって幸いした。」とか
「あんたの加齢臭のお陰だ。」なんておおいに褒め合いながら入場したものだ。
残念なことにそんな会話は覚えているのに、何の映画を見たのかまったく記憶にない笑。
映画の題名も思い出せないくらいなので、さて泣いたんだったか笑ったんだったかも???だ。
数年前のことも思い出せないが、まさに先ほどのことも思い出せない…という場面がこのところ頻発し、自分でも恐ろしさを感じている。
老化…といえば
このところ、髪の毛が加速度を増して抜け落ちていく…
特に頭頂部がヤバ過ぎだ!
もはや自分の頭では無くなりつつある‼️
最近僕を呼ぶ生徒たちの呼称2位は「ハゲ!」だ。
(かろうじての1位は「もりもり」か…)
子どもたちは容赦の無い残酷な生き物なのだ。
オブラートの掛け方を知らない正直者たちだ。
そういえば3日ほど前、不意に背後に回った中2女子に後頭部を接写され、画像を見せつけられた。
勿論痛烈な言葉も添えられた…
嗚呼…今まで幾多の方々を平気で禿げ呼ばわりしてきた自分に遂に天誅がくだされたって感じる。
ごめんなさい、どうか許してください、
Y山先生…S君…ℹ︎君…Z先輩…
今回特に支離滅裂な内容のブログになりましたが…
『君の名は』(全然前世…)、まだの方はオススメします!是非劇場にお運びください。
夫婦で久しぶりに映画を観た。
話題となって久しい『君の名は』だ。
たいへん美しい映像に魅せられた。
人は誰でも目には見えない不思議な存在に応援されながら今を生きているってことなんだなあ…
なんて勝手な解釈をしながら一人感動していた。
ようし!いつかレンタルショップでDVDが旧作扱いになったら必ず借りてもう一回見よう!と決意もした。
ところで
映画館には夫婦50割引という制度がある。
夫婦のどちらか一方が50歳を超えていていればチケット代が2人で¥2200になるというものだ。(以前は2人で2000円だった。)
同い年の我ら夫婦が48歳か49歳の頃…
ドキドキしながらこの制度の活用を試みた。
(ごめんなさい🙏)
「ちょっとお客様…50歳過ぎには見えませんが?」なんてチケットカウンターのお姉さん指摘されたらどうしよう…などとドキドキしながら列に並んでいたが、まったく疑われることもなくパスした。ガクッ…
互いに「君がババアぽくって幸いした。」とか
「あんたの加齢臭のお陰だ。」なんておおいに褒め合いながら入場したものだ。
残念なことにそんな会話は覚えているのに、何の映画を見たのかまったく記憶にない笑。
映画の題名も思い出せないくらいなので、さて泣いたんだったか笑ったんだったかも???だ。
数年前のことも思い出せないが、まさに先ほどのことも思い出せない…という場面がこのところ頻発し、自分でも恐ろしさを感じている。
老化…といえば
このところ、髪の毛が加速度を増して抜け落ちていく…
特に頭頂部がヤバ過ぎだ!
もはや自分の頭では無くなりつつある‼️
最近僕を呼ぶ生徒たちの呼称2位は「ハゲ!」だ。
(かろうじての1位は「もりもり」か…)
子どもたちは容赦の無い残酷な生き物なのだ。
オブラートの掛け方を知らない正直者たちだ。
そういえば3日ほど前、不意に背後に回った中2女子に後頭部を接写され、画像を見せつけられた。
勿論痛烈な言葉も添えられた…
嗚呼…今まで幾多の方々を平気で禿げ呼ばわりしてきた自分に遂に天誅がくだされたって感じる。
ごめんなさい、どうか許してください、
Y山先生…S君…ℹ︎君…Z先輩…
今回特に支離滅裂な内容のブログになりましたが…
『君の名は』(全然前世…)、まだの方はオススメします!是非劇場にお運びください。