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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

卒業生のコンサートに行った。

●むこう向きのおっとせい その433

昨日1時から6時までテスト対策をした後、
近江堂にあるリージョンセンターに卒業生のコンサートを観に行った。


テスト対策が6時までで、コンサートが6時半からだったので
間に合うかと思ったが、
なんとかぎりぎり間に合った。


コンサートはピアノとバイオリンの二重奏。


卒業生のRちゃんはピアノ担当で、
学園には小学校の3年生から中学3年生まで通ってくれた。


お母さんはピアノの先生で、
Rちゃんは2歳からピアノを始めた。


夕陽丘高校の音楽科を卒業して
同志社女子大に進学、
日本クラシック音楽コンクール全国大会第5位を初めとして
数々のコンクールで優秀な成績をあげている。


この夏からはフランスに音楽留学することが決まっている。


お母さんからコンサートの招待を頂き、
フランスに行くのならしばらくは会えないと思って、
行くことにした。


久しぶりに会ったRちゃんはすっかり大人っぽくなっていた。


会場では久しぶりの卒業生や思わぬ卒業生の保護者の方にも
会えたのがとてもうれしかった。


普段クラシックとは縁がないので
演奏中に寝てしまったらどうしようと思っていたが、
そんな私みたいな人が来る事を想定して、
「真田丸」のメインテーマやジブリメドレーなど
楽しめる楽曲を選んでくれていたので、
心地いい時間を過ごせた。


アンコールでは「情熱大陸」のテーマ音楽を演奏してくれて
大いに盛り上がった。


コンサート終了後、藤原関係者が集まって記念撮影をした。


Rちゃんのお父さんとも話をしたが、
ここに来るまで、やはり何度かこのまま続けるかどうか
悩んだ事もあったとのこと。



卒業生は自分の信じた道を力強く歩いている。



いい刺激をもらった。


負けずに頑張らねば。



ではまた。

今日もテスト対策

●むこう向きのおっとせい その432

昨日は1時から6時までのテスト対策だった。


それぞれの課題に取り組んで、
分からないところは質問する。

みんな真剣に取り組んでいる。

しかしすぐに気が散るものがいる。

ドアが開くたびに振り返り、
ちょっとやるとすぐにボーっとする。

毎回注意されるのだが、一向に直る気配はない。


一体どうなっているのだろう。


世の中には恵まれずに勉強出来ない子もいる中、
塾にまで通わせてもらって、またこんなチャンスを与えてもらっているのに、やらないとはなんだ。もうテスト対策には来るなと言ってやろうと思っていた。


昨日家に帰ってから、ユーチューブを見ていて感動する話に出会った。

小5担当の小学校の女の先生が、
遅刻はしてくる、声をかけても返事もしないと全く扱いにくい男の子を担当する。

先生はこの子が苦手で、毛嫌いするようになる。

ある時なんでこの子はこんな反応をするのだろうと思い、小1からの記録を見る。

小1の記録には明るく、みんなと楽しく過ごし、勉強も良くできると書いてあった。

意外な姿に驚いて、記録を読んでいくと小2の時に大好きなお母さんが病気になり、その看病をするようになる。

そして2年後にお母さんは亡くなり、お父さんは生きがいをなくし、子どもに当たるで、男の子から笑顔が消えていく。


そのことを知った先生は、彼に対して
放課後一緒に勉強しようと声をかける。

そして男の子は熱心に勉強するようになる。

小6の時は担当を外れるが、男の子からはその後手紙が何度か届く。

小6の時の手紙には、今までで一番の優しい先生でお母さんみたいでしたと書いてあった。

大学は医学部に行ったこと、そして結婚を伝える手紙にはお母さんの席に座ってほしいと書いてあった。

これを見て、感動した。

そうだ。子どもの反応の裏にはなんらかの原因があるのかもしれない。

表に出ている行動だけで判断してはいけないのだと改めて思った。


今日もこれからテスト対策がある。

複眼で子どもを見るようにしなくては。

なんて今は思っているが、こんなドラマチックなことはおそらくないので、いい加減にしろ!と生徒にダイレクトに注意しているのだろうなぁ。

やる気にさせるのはなかなかに難しい。


ではまた。

私立高校入試が終わった

ワクワクの土曜日担当池畑ことあっくんです☆
本日も僕のヒトリゴトにお付き合いください♪


私立高校入試が終了した。


結果は…







全員合格。






模試の結果を見て泣き出した者も、

連日「僕受かりますか?」と尋ねてきた者も、

謎のハイテンションになっていた者も。




良かった…。


しかも、今年は全員が第一志望のコースでの合格を手にした。


よくがんばったなぁ。



さぁ、次は公立高校入試。


また約1ヶ月後に、同じ報告ができることを願っている。 

誕生日だった。

●むこう向きのおっとせい その431

木曜日、誕生日だった。


有難いことに、
多くの人からお祝いのメッセージを頂いた。

一番にラインをくれたのは1人の生徒。

8日の午前零時になると同時にラインをくれた。

これは思いもしていなかったので、
とても嬉しかった。

そこには
「またまた19歳おめでとうございます!」
と書いてあった。

歳を聞かれる度に、往生際を悪く、
ずっと「19歳」と答えてきているので、
生徒たちも鼻で笑いながら、
しゃあなしに受け入れている。

またずっと言い続けているので、
お祝いメッセージをくれた
多くの人が「19歳おめでとうございます」
と書いてくれていた。

前に「となりの人間国宝さん」の
取材を受けた時に、
ディレクターが歳を聞くので、
「19歳」と答えていたら、
番組のホームページに
「藤原学園の学園長は19歳らしい」
と書いてあったのには笑った。

ここまでやれば「永遠の19歳」も
ほんまものだろう。

私が死んだ時に
僧侶が「享年19」と言って、
最後の最後まで言ってるよと
みんながずっこけるというのが
私の最後の願いだ。

今これは卒業生の僧侶に交渉中なのだが、
今のところ色よい返事はもらっていない。

また交渉を重ねていこうと思っている。



恐ろしい速さで歳をとって行くけれど、
まだまだやる気はある。


「歳がいくつであろうと
やれる仕事はたくさんある」。
65歳でケンタッキー・フライドチキン
(KFC)を起業した
カーネル・サンダースはこんな言葉を残した。

まだやれることはいっぱいあるはずだ。

多くの人から応援頂いたことを
こころに留めて、
また1年やれるだけのことは
やって行こうと強く思っている。

改めて、
誕生日をお祝い頂いた皆様、
ありがとうございました!
ご厚情に感謝しながら
また1年、頑張ります。


ではまた。













入試前夜

 ワクワクの土曜日担当、池畑ことあっくんです☆
本日も僕のヒトリゴトにお付き合いください♪


本日2/10は大阪府の私立高校入試。
子どもたちは大きな戦いの真っ只中だ。


多くの子たちにとって、人生で初めてとも言える大試練。

年が明けて以降、入試が現実のものとなってくるにつれて皆の様相が日々変わっていった。


模試の結果を見て泣き出す者。

連日「僕受かりますか?」と尋ねてくる者。

謎のハイテンションになっている者。



多くは入試というまだよく分からないものに与えられるプレッシャーからくる不安や緊張のためだろう。





そんな中、昨日入試前夜を迎えた。




昨日は中3生を集めて激励会を行った。

沢山の先生たちが教室に駆けつけて激励の言葉くれたり、来られない先生もメッセージを送ってくれたり、差し入れをしてくれたり。

遠くから速達でメッセージカードを送ってきてくれた先生もいた。


「入試の先輩」である、私立中学校に通う同級生たちもそれぞれ一生懸命に応援の言葉を伝えてくれた。


なんとも素敵な光景である。


最後は皆と握手をし、エネルギーを送って激励会は終了…


のハズだった。




皆帰らないのである。


色々な感情が混ざり合って爆発しているのか、号泣している。


まぁ…そうだよなぁ。


明日の数時間のことで、○か×がつけられる。

そんな経験これまで無いもんね。


今たくさん涙を流してちょっとスッキリすれば良いかとしばし付き合い励まし、そして半ば追い出すように子どもたちをお家へと帰した。



ただ、悔いなく戦いきってきてくれることを願っている。

大人相手に実験した

●むこう向きのおっとせい その430

土曜日授業終了後、夜行便で一人島に向かった。


「大阪天満橋ローターアクトクラブ」というところから依頼を受け、
実験指導をすることになったのだ。


このクラブは18歳から30歳までの、
学生、留学生、会社員、自営業者など様々な
若い人たちの集まりで、献血事業、淀川花火大会の運営補助、
天満音楽祭などの活動と、「提唱ロータリークラブ」と
一緒になって児童院の訪問も行っている。


きっかけは、15年前に桐蔭中学の合宿で
理科実験を体験した現在小学校教師のMさんが
このクラブに参加していて、
児童院の子どもたちに理科実験を指導したいので、
手伝ってほしいと言ってこられた事による。


桐蔭の卒業生だし、児童院の子どもたちに実験を経験させたいという
彼らの気持ちに共鳴出来たので即諾した。


夜行便は今までの経験では非常に寝にくいので、
今回は毛布、アイマスク、空気枕を持ちこんで
万全の態勢で乗り込んだ。


これは完璧だった。


今までになくちゃんと寝られた。


しかしながら朝の5時前に高松に着くと、
大きな音で放送が入るので、起きざるを得ない。
何とかならないものかといつも思う。


7時に島について「星くずの村」に荷物を降ろした後、
彼らが来るまでに少し時間があるので釣りをした。


がしかし、風が強く、また寒すぎた。


すぐに釣りは断念して村に戻った。


予定より早く彼らは到着。


実験を開始した。


彼らが子どもたちに教えるのに、
どんな実験がいいかいくつか考えて
材料とプリントを用意した。


大人ばかりを相手の実験は余りした事がないので
最初少しとまどったが、
時間がたつにつれていつも通りになった。


彼らも久しぶりの実験なので子どもと同じく
生き生きとしていた。


用意したほとんどの実験をこなし、
最後は記念撮影をして別れた。


「小学校の時に学校でこんな実験をしてくれてたら、
理科を好きになってたのになぁ。」と一人の女の子が言ってたのが
ちょっとうれしかった。


実験終了後すぐに帰阪。


島での滞在時間は10時間ばかりのかなりの強行軍だったが、
新たな出会いが出来てよかった。


また何かあったらお手伝いしようと思っている。



ではまた。

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