藤原学園の『年中夢求』日記
〜今日も顔晴るみんなへ〜
お幸せにね
森山's Honey Buket377
式場に敷設されているチャペルでの結婚式には何度か参加させてもらったことがある。自分の娘の時もそうだった。
しかし正真正銘?教会での結婚式は久方ぶりだ。
堺教会を訪ねるのは初めてだったが、とても立派な教会だった。
挙式に先立って、牧師さまから、結婚式は新郎新婦のみならず、ここに集う全ての人にとって神聖なものと受け止め、式中の写真撮影は慎しんでください。
お二人の退場の時にたくさん撮ってくださいと…確認があった。
バージンロードを進む花嫁とお父様や、二人の指輪交換などは、瞼に焼付けるより他ないんだなあ…と思いながら、スマホの電源を落とした。
教会の凛とした空気が、一参列者である自分をも緊張感で包んだ。
これより結婚式を執り行いますとの牧師さまの言葉とともに、パイプオルガンの重奏な調べが教会に響いた。
いよいよ新婦の入場となり、ますます緊張の度が増す。
カメラを通すのではなく、バージンロードの新婦とお父様の歩みをつぶさに見ていたからだろう、あっという間に熱いものがこみ上げてきた。
新婦の手がお父様から、祭壇の前で待つ新郎へ託された。おっと、またまた心が震える。
今日一日いったいどれだけ感動することになるのだろう…
賛美歌312番 「いつくしみふかき」を参列者で合唱。
僕の父母が生前よく二人でハモっていたのを思い出し、またも涙腺が…
堺で青春を過ごした父母はきっとこの教会に幾度か足を運んでいたに違いない。
鞄の中に、父母ふたりの写真を忍ばせて来て良かった…なんて思った。
そしてふたりはそれぞれ、神と皆の前ではっきりと誓いの言葉を宣言した。
指輪交換。
ここでも僕はまた勝手に緊張。
落としたらあかんで!
指間違えたらあかんで…
落としたり間違えたりすることになんて無いはずなのに、要らぬ心配をしてしまう。
無事終えられた…ホッ。そして追っかけで感動…
牧師さまは、ふたりの結婚を皆に報告された後、ご自身の言葉でふたりに祝福のメッセージを贈られた。
そのお話の中で特に印象的だったのは…
「パートナーの人生において、自分は脇役であることを忘れてはいけません。
自分は良き脇役として、この人の人生の応援が出来ているか…と、ときに顧みることが大切です。」
往々にして、パートナーの人生なのに自分が主役然と振舞ってしまうことがある。
僕自身を振り返りつつ反省したり、いやいやとそんなことはきっと無かったはず?と打ち消したり、とにかく誰もの心にも届く、大切で素敵なお話をしてくださった。
ちなみに僕の知りうる限り、今日の新郎は殊の外誠実な方だから、パートナーとなられる彼女のことを一生大切にされるに違いない。
結婚式後、時と場所を移しての祝賀の宴。
新郎新婦が心を込め、おそらくかなりの時間を掛けて準備されたのだろう、細やかな配慮がなされた披露宴だった。
ここでもいっぱいの幸せを感じさせてもらった。
ご両親に、ビールを提げてご挨拶にあがったとき、お母さんが「息子の進路懇談のとき、先生が書いてくださった赤ペンのメッセージを今も大切にしています。先日も読み返しました…。息子をずっと応援くださってありがとうございます。」と話された。
びっくりするやら嬉しいやら恥ずかしいやら。
でも息子の晴れの日に、わざわざこのお話をしてくださったのだから、素直に喜んで感謝しよう。
園長も記しておられたが、披露宴にはたくさんの新旧スタッフが招かれていた。
久しぶりにお会いできた方もいて、それも併せとても素敵な時間を頂けた。
朝から夜まで、ほんとうに素晴らしい一日だった。
最後になったけれど
山中ちゃん 真実さん
どうか末永くお幸せにね。
ありがとうございました。



式場に敷設されているチャペルでの結婚式には何度か参加させてもらったことがある。自分の娘の時もそうだった。
しかし正真正銘?教会での結婚式は久方ぶりだ。
堺教会を訪ねるのは初めてだったが、とても立派な教会だった。
挙式に先立って、牧師さまから、結婚式は新郎新婦のみならず、ここに集う全ての人にとって神聖なものと受け止め、式中の写真撮影は慎しんでください。
お二人の退場の時にたくさん撮ってくださいと…確認があった。
バージンロードを進む花嫁とお父様や、二人の指輪交換などは、瞼に焼付けるより他ないんだなあ…と思いながら、スマホの電源を落とした。
教会の凛とした空気が、一参列者である自分をも緊張感で包んだ。
これより結婚式を執り行いますとの牧師さまの言葉とともに、パイプオルガンの重奏な調べが教会に響いた。
いよいよ新婦の入場となり、ますます緊張の度が増す。
カメラを通すのではなく、バージンロードの新婦とお父様の歩みをつぶさに見ていたからだろう、あっという間に熱いものがこみ上げてきた。
新婦の手がお父様から、祭壇の前で待つ新郎へ託された。おっと、またまた心が震える。
今日一日いったいどれだけ感動することになるのだろう…
賛美歌312番 「いつくしみふかき」を参列者で合唱。
僕の父母が生前よく二人でハモっていたのを思い出し、またも涙腺が…
堺で青春を過ごした父母はきっとこの教会に幾度か足を運んでいたに違いない。
鞄の中に、父母ふたりの写真を忍ばせて来て良かった…なんて思った。
そしてふたりはそれぞれ、神と皆の前ではっきりと誓いの言葉を宣言した。
指輪交換。
ここでも僕はまた勝手に緊張。
落としたらあかんで!
指間違えたらあかんで…
落としたり間違えたりすることになんて無いはずなのに、要らぬ心配をしてしまう。
無事終えられた…ホッ。そして追っかけで感動…
牧師さまは、ふたりの結婚を皆に報告された後、ご自身の言葉でふたりに祝福のメッセージを贈られた。
そのお話の中で特に印象的だったのは…
「パートナーの人生において、自分は脇役であることを忘れてはいけません。
自分は良き脇役として、この人の人生の応援が出来ているか…と、ときに顧みることが大切です。」
往々にして、パートナーの人生なのに自分が主役然と振舞ってしまうことがある。
僕自身を振り返りつつ反省したり、いやいやとそんなことはきっと無かったはず?と打ち消したり、とにかく誰もの心にも届く、大切で素敵なお話をしてくださった。
ちなみに僕の知りうる限り、今日の新郎は殊の外誠実な方だから、パートナーとなられる彼女のことを一生大切にされるに違いない。
結婚式後、時と場所を移しての祝賀の宴。
新郎新婦が心を込め、おそらくかなりの時間を掛けて準備されたのだろう、細やかな配慮がなされた披露宴だった。
ここでもいっぱいの幸せを感じさせてもらった。
ご両親に、ビールを提げてご挨拶にあがったとき、お母さんが「息子の進路懇談のとき、先生が書いてくださった赤ペンのメッセージを今も大切にしています。先日も読み返しました…。息子をずっと応援くださってありがとうございます。」と話された。
びっくりするやら嬉しいやら恥ずかしいやら。
でも息子の晴れの日に、わざわざこのお話をしてくださったのだから、素直に喜んで感謝しよう。
園長も記しておられたが、披露宴にはたくさんの新旧スタッフが招かれていた。
久しぶりにお会いできた方もいて、それも併せとても素敵な時間を頂けた。
朝から夜まで、ほんとうに素晴らしい一日だった。
最後になったけれど
山中ちゃん 真実さん
どうか末永くお幸せにね。
ありがとうございました。



いろいろあった。
●むこう向きのおっとせい その472
週末はいろんなことがあった。
23日は元学園スタッフのY君の結婚式。
51期の超真面目青年。
成績は優秀、人柄も、優しさに溢れた人だ。
たくさんの結婚式に出ているが、
学園関係の列席者の数では過去最高だったろう。
専任は全員招待され、
その数は現スタッフ、元スタッフと新郎側の8割近くを占めた。
Y君の『藤原愛』を強く感じた。
Y山先生の素敵なスピーチで始まったパーティーは
和気藹々と進み、54期生の余興も最高だった。
式が終わった後、せっかくこれだけ集まっているのだから
みんなで飲みに行こうとなって、現スタッフのK君がやっている
店に行くことになった。
店は貸し切りになったので
心置きなく楽しむことができた。
卒業してからもこうして交流があるのは嬉しいことだと
つくつく感じた。
翌日は朝から、学園の中学2年生の生徒の
サッカーの試合を盾津東中学まで観に行った。
普段接している生徒たちの別の姿を見たくて、
機会があれば本を借りたり、
クラブ活動の様子を見に行ったりしている。
彼のクラブでの話は時々聞いていて、
いつか観に行きたいと思っていたのが
今回初めて実現した。
試合は惜しくも負けてしまったが、
無心にボールを追っかけている姿は
なかなかにかっこがよかった。
普段何事にも一生懸命に取り組む生徒だが、
サッカーも彼らしく真剣にやっていると思って、
思わず笑みがこぼれた。
そして昨日は朝早くから、中3の「ミニ合宿」。
近づいてきた入試に向けて、よりやる気を出し、
また仲間同士の絆を深めるというのを目標に掲げて、
朝の9時から夜7時までの超ロングな勉強会である。
昼ご飯は自分たちで焼きそばを作って気分転換。
子どもたちは7時まで一生懸命に取り組んでいた。
1時からは他の学年も加わってのテスト対策だった。
質問をひっきりなしに聞いたので少々疲れたが、
いい時間だった。
その後、元スタッフのO君と現スタッフのM君に誘われて、
実にウン十年ぶりにゴルフの打ちっぱなしに行った。
ヒゲ先生の形見のゴルフクラブを持って行ったのだが、
思うようには飛ばず大苦戦だった。
しかしながら久々のゴルフはとても楽しかった。
もうクラブを握ることはないと思っていたのだが、
いい機会を与えてもらった。
というのが週末の出来事だったのだが、
全て学園がらみということを改めて思った。
もう少し活動の幅を広げないといけないのだろうけど、
こうして現役生や卒業生と時間を共にできるというのは
きっと幸せなことなんだろうと思う。
これからも機会があればお付き合いしていこう。
ではまた。
週末はいろんなことがあった。
23日は元学園スタッフのY君の結婚式。
51期の超真面目青年。
成績は優秀、人柄も、優しさに溢れた人だ。
たくさんの結婚式に出ているが、
学園関係の列席者の数では過去最高だったろう。
専任は全員招待され、
その数は現スタッフ、元スタッフと新郎側の8割近くを占めた。
Y君の『藤原愛』を強く感じた。
Y山先生の素敵なスピーチで始まったパーティーは
和気藹々と進み、54期生の余興も最高だった。
式が終わった後、せっかくこれだけ集まっているのだから
みんなで飲みに行こうとなって、現スタッフのK君がやっている
店に行くことになった。
店は貸し切りになったので
心置きなく楽しむことができた。
卒業してからもこうして交流があるのは嬉しいことだと
つくつく感じた。
翌日は朝から、学園の中学2年生の生徒の
サッカーの試合を盾津東中学まで観に行った。
普段接している生徒たちの別の姿を見たくて、
機会があれば本を借りたり、
クラブ活動の様子を見に行ったりしている。
彼のクラブでの話は時々聞いていて、
いつか観に行きたいと思っていたのが
今回初めて実現した。
試合は惜しくも負けてしまったが、
無心にボールを追っかけている姿は
なかなかにかっこがよかった。
普段何事にも一生懸命に取り組む生徒だが、
サッカーも彼らしく真剣にやっていると思って、
思わず笑みがこぼれた。
そして昨日は朝早くから、中3の「ミニ合宿」。
近づいてきた入試に向けて、よりやる気を出し、
また仲間同士の絆を深めるというのを目標に掲げて、
朝の9時から夜7時までの超ロングな勉強会である。
昼ご飯は自分たちで焼きそばを作って気分転換。
子どもたちは7時まで一生懸命に取り組んでいた。
1時からは他の学年も加わってのテスト対策だった。
質問をひっきりなしに聞いたので少々疲れたが、
いい時間だった。
その後、元スタッフのO君と現スタッフのM君に誘われて、
実にウン十年ぶりにゴルフの打ちっぱなしに行った。
ヒゲ先生の形見のゴルフクラブを持って行ったのだが、
思うようには飛ばず大苦戦だった。
しかしながら久々のゴルフはとても楽しかった。
もうクラブを握ることはないと思っていたのだが、
いい機会を与えてもらった。
というのが週末の出来事だったのだが、
全て学園がらみということを改めて思った。
もう少し活動の幅を広げないといけないのだろうけど、
こうして現役生や卒業生と時間を共にできるというのは
きっと幸せなことなんだろうと思う。
これからも機会があればお付き合いしていこう。
ではまた。
往く道
森山's Honey Buket376
義父は満89歳。
元小学校の校長先生であったからか、退職後おおよそ30年、毎朝夕の登下校時には必ず家の前に立ち、子どもたちに「おはよう。」やら「お帰り。」やらの声をかけながら、通学の安全を見守りを続けてきた。
同年代の親類の中でも際立って健脚で元気溌剌な父だった。
しかし、このところ少し気弱になって来たようだ。
それというのも、自慢の足腰が意のままにならなくなってきたからだ。
車椅子のお世話にこそなっていないが、このところ歩行時の杖は必需品となった。
そんな父に、たとえ車窓からでも美しい紅葉を見てもらえたら…と、家内が「比叡山辺りのドライブに行かないか?」と声を掛けた。
すると父は「大台ケ原に行ってみたい。」と返答したらしい。
「お父さん、大台ケ原はもう落葉していて、紅葉狩りには遅すぎるよ。」と家内が話すと…
「紅葉はいらん、わしは大台に行きたい…」と義父。
そんなこんなで、義父母と家内と僕の4人で、先の日曜日に大台ケ原に向かった。
幸いにも天候は快晴。秋晴れのドライブ日和となった。
終着点「大台ケ原ビジターセンター」へは国道169号から脇に入って約20キロのドライブウェイを走る。
ドライブウェイと言えども山道。対向車が来たらどうして行きかおうかとドキドキする小径も含まれる。
麓の谷間付近はまだ美しい紅葉が陽光に輝いていたが、山道を走り進めるうちに落葉した裸の木が目立ち始めた。
そんな道をかれこれ20~30分登った辺りに、西に大きく展望の広がった駐車スペースがあった。
父は「ここで車を停めてほしい。」と言った。
そこからは世界遺産「大峯奥駈道」が尾根に走っている大峰山系の雄大な風景が広がっていた。
「この景色が見たかった…」と父は満足そうに呟いた。
かつて自身も駆けた奥駈道。
若かった頃に夫婦一緒に眺めた大峰の山並。
「あそこが行者還、その隣が弥山そして八経ヶ岳…」と父は遠い目をしながら指差した。
父はここからの景色が見たいと強く思っていたのだ。
ややして終着点大台ケ原に到着したのち、父に
「今日はありがとう。よく連れて来てくれた。僕はもう大台ケ原に来られることはないと思う。今日はほんとうに素敵な時間だった。」と礼を言われた。
ふいに寂しくなった。
そしてこれからも父が再訪したいと思える場所を一つでも多く尋ね、出来るだけ一緒に出向きたい…と強く思った。

義父は満89歳。
元小学校の校長先生であったからか、退職後おおよそ30年、毎朝夕の登下校時には必ず家の前に立ち、子どもたちに「おはよう。」やら「お帰り。」やらの声をかけながら、通学の安全を見守りを続けてきた。
同年代の親類の中でも際立って健脚で元気溌剌な父だった。
しかし、このところ少し気弱になって来たようだ。
それというのも、自慢の足腰が意のままにならなくなってきたからだ。
車椅子のお世話にこそなっていないが、このところ歩行時の杖は必需品となった。
そんな父に、たとえ車窓からでも美しい紅葉を見てもらえたら…と、家内が「比叡山辺りのドライブに行かないか?」と声を掛けた。
すると父は「大台ケ原に行ってみたい。」と返答したらしい。
「お父さん、大台ケ原はもう落葉していて、紅葉狩りには遅すぎるよ。」と家内が話すと…
「紅葉はいらん、わしは大台に行きたい…」と義父。
そんなこんなで、義父母と家内と僕の4人で、先の日曜日に大台ケ原に向かった。
幸いにも天候は快晴。秋晴れのドライブ日和となった。
終着点「大台ケ原ビジターセンター」へは国道169号から脇に入って約20キロのドライブウェイを走る。
ドライブウェイと言えども山道。対向車が来たらどうして行きかおうかとドキドキする小径も含まれる。
麓の谷間付近はまだ美しい紅葉が陽光に輝いていたが、山道を走り進めるうちに落葉した裸の木が目立ち始めた。
そんな道をかれこれ20~30分登った辺りに、西に大きく展望の広がった駐車スペースがあった。
父は「ここで車を停めてほしい。」と言った。
そこからは世界遺産「大峯奥駈道」が尾根に走っている大峰山系の雄大な風景が広がっていた。
「この景色が見たかった…」と父は満足そうに呟いた。
かつて自身も駆けた奥駈道。
若かった頃に夫婦一緒に眺めた大峰の山並。
「あそこが行者還、その隣が弥山そして八経ヶ岳…」と父は遠い目をしながら指差した。
父はここからの景色が見たいと強く思っていたのだ。
ややして終着点大台ケ原に到着したのち、父に
「今日はありがとう。よく連れて来てくれた。僕はもう大台ケ原に来られることはないと思う。今日はほんとうに素敵な時間だった。」と礼を言われた。
ふいに寂しくなった。
そしてこれからも父が再訪したいと思える場所を一つでも多く尋ね、出来るだけ一緒に出向きたい…と強く思った。

楽しい時間だった
●むこう向きのおっとせい その471
昨日卒業生と飲みに行った。
二人は学園の元スタッフで
途切れることなくお付き合いしている、
ほんとに気の置けない人たちだ。
もう一人のSちゃんとは久しぶりに会った。、
Sちゃんは周りに惑わされることなく、
自分を生きているということを強く感じさせる人で、
保育士時代の話、
今の会社の話、
お母さんの話、
そして学園での思い出話と、
彼女らしいトークが次々に展開した。
どの話も興味深かったし、とても刺激的だった。
彼女は物覚えがよく、
私が話したこと、
私立高校入試の後でみんなで観た黒沢明監督の映画『生きる』のこと。
卒業旅行のことなど
学園でのこともよく覚えていた。
『生きる』は中学生にとっては解釈が難しいところもあると思うのだが、
彼女は驚くほどよく理解していた。
また私が話したことが、彼女の心のどこかに残っていたというのは、
恥ずかしいような気もしたが、ちょっと嬉しかった。
あっという間に楽しい語らいの時間は過ぎた。
家に帰って、その余韻に浸っていたら、
「先生まだまだ現役で頑張ってェー、
学びをこうして心の糧にして、
生きてる生徒もいてるから」
ととても嬉しいラインが入った。
学園での思い出を大切にしてくれている人たちがいる。
そんなことに時には思いを馳せながら、
今しばらく頑張らんとね。
ではまた。
昨日卒業生と飲みに行った。
二人は学園の元スタッフで
途切れることなくお付き合いしている、
ほんとに気の置けない人たちだ。
もう一人のSちゃんとは久しぶりに会った。、
Sちゃんは周りに惑わされることなく、
自分を生きているということを強く感じさせる人で、
保育士時代の話、
今の会社の話、
お母さんの話、
そして学園での思い出話と、
彼女らしいトークが次々に展開した。
どの話も興味深かったし、とても刺激的だった。
彼女は物覚えがよく、
私が話したこと、
私立高校入試の後でみんなで観た黒沢明監督の映画『生きる』のこと。
卒業旅行のことなど
学園でのこともよく覚えていた。
『生きる』は中学生にとっては解釈が難しいところもあると思うのだが、
彼女は驚くほどよく理解していた。
また私が話したことが、彼女の心のどこかに残っていたというのは、
恥ずかしいような気もしたが、ちょっと嬉しかった。
あっという間に楽しい語らいの時間は過ぎた。
家に帰って、その余韻に浸っていたら、
「先生まだまだ現役で頑張ってェー、
学びをこうして心の糧にして、
生きてる生徒もいてるから」
ととても嬉しいラインが入った。
学園での思い出を大切にしてくれている人たちがいる。
そんなことに時には思いを馳せながら、
今しばらく頑張らんとね。
ではまた。
格好良い中1!
森山's Honey Buket375
学園の中1生にK君という男の子がいる。
この子はなかなかの秀才だ。が、僕が思うに、成績より遥かに抜きん出て凄いなあ…と感心することがある。
絵心というか芸術的なセンスが人並みはずれている。
彼の手にかかれば、北朝鮮の彼の方も、アメリカの某大統領も、1~2分間でリアルな姿を現す。


また、彼はいつも愛用のカメラ持参で学園に来ている。
たしか小6の誕生日にお父さんからプレゼントされたと言っていたかな?とにかく本格的な一眼レフだ。
通塾途中にふと心の目に留まった風景を収めたり、実験中も気に入った現象や色彩を記録したり。
塾にも持参するくらいだから、土日は何処へ出かけるのにもカメラ片手は必然らしい。
きっと一瞬のシャッターチャンスを逃したくないのだろう。
そんな彼と先日ライン交換したのを機に、「君の撮った写真のうちのいくつかをラインで送ってよ!」って頼んでみた。帰宅後パソコンから届けてくれたそれらはまさに作品レベル。僕は言葉なく唸るほかなかった。
(本人には既に断りも入れたので)この場を借りてその一部を掲載させてもらうと…







僕も写真を撮るのは好きだ。でも、ど素人の僕でさえ、自分の写真と彼の写真ではレベルが全く違うことは分かる。
世の中には才能を持った人っているんだなあ…
才能と年齢って関係ないんだなあ…
いろいろ感じた。
でも彼はこう言っていた。
「写真や絵の勉強はこれからもずっと続けたい。
一生の大切な『趣味』にしたいんだ。」と。
職業にしようとは思ってないのか…
ちょっぴり惜しいような、でもやっぱり彼の考え方のほうが素敵なような…
中1の男の子のいろんなところに感心してしまう僕だ。格好良い!
学園の中1生にK君という男の子がいる。
この子はなかなかの秀才だ。が、僕が思うに、成績より遥かに抜きん出て凄いなあ…と感心することがある。
絵心というか芸術的なセンスが人並みはずれている。
彼の手にかかれば、北朝鮮の彼の方も、アメリカの某大統領も、1~2分間でリアルな姿を現す。


また、彼はいつも愛用のカメラ持参で学園に来ている。
たしか小6の誕生日にお父さんからプレゼントされたと言っていたかな?とにかく本格的な一眼レフだ。
通塾途中にふと心の目に留まった風景を収めたり、実験中も気に入った現象や色彩を記録したり。
塾にも持参するくらいだから、土日は何処へ出かけるのにもカメラ片手は必然らしい。
きっと一瞬のシャッターチャンスを逃したくないのだろう。
そんな彼と先日ライン交換したのを機に、「君の撮った写真のうちのいくつかをラインで送ってよ!」って頼んでみた。帰宅後パソコンから届けてくれたそれらはまさに作品レベル。僕は言葉なく唸るほかなかった。
(本人には既に断りも入れたので)この場を借りてその一部を掲載させてもらうと…







僕も写真を撮るのは好きだ。でも、ど素人の僕でさえ、自分の写真と彼の写真ではレベルが全く違うことは分かる。
世の中には才能を持った人っているんだなあ…
才能と年齢って関係ないんだなあ…
いろいろ感じた。
でも彼はこう言っていた。
「写真や絵の勉強はこれからもずっと続けたい。
一生の大切な『趣味』にしたいんだ。」と。
職業にしようとは思ってないのか…
ちょっぴり惜しいような、でもやっぱり彼の考え方のほうが素敵なような…
中1の男の子のいろんなところに感心してしまう僕だ。格好良い!
お誕生日会
●むこう向きのおっとせい その470
先週木曜日、お誕生日会を開いた。
数少ない専任なのに、
11月生まれが3人もおられる。
毎回誕生日月でない人が、
誕生日月の人を招待して、
ささやかなお祝いすることになっている。
大概は授業終了後に「鳥貴族」でのお祝いとなる。
いつも顔を突き合わせているので、
新鮮さはないのだが、
こうしてお店に入って、
お酒を飲むとちょっと雰囲気が変わる。
毎度のことながら、
終始笑いの絶えない、
大変楽しい時間になる。
それぞれにほんとに長いお付き合いだ。
でも飽きることがない。
癒されたり、刺激をもらったり。
ライバルであると同時に、
同士でもある。
自分の人生にとって、
これほど大きな出会いはない。
こんな出会いがあったことに感謝して、
これからもお付き合い出来たらと心から思う。
次の誕生日会は1月かな。
今から楽しみである。
ではまた。
先週木曜日、お誕生日会を開いた。
数少ない専任なのに、
11月生まれが3人もおられる。
毎回誕生日月でない人が、
誕生日月の人を招待して、
ささやかなお祝いすることになっている。
大概は授業終了後に「鳥貴族」でのお祝いとなる。
いつも顔を突き合わせているので、
新鮮さはないのだが、
こうしてお店に入って、
お酒を飲むとちょっと雰囲気が変わる。
毎度のことながら、
終始笑いの絶えない、
大変楽しい時間になる。
それぞれにほんとに長いお付き合いだ。
でも飽きることがない。
癒されたり、刺激をもらったり。
ライバルであると同時に、
同士でもある。
自分の人生にとって、
これほど大きな出会いはない。
こんな出会いがあったことに感謝して、
これからもお付き合い出来たらと心から思う。
次の誕生日会は1月かな。
今から楽しみである。
ではまた。
美しすぎる!
森山's Honey Buket 374
実験学校翌日の月曜日、お休みを頂いていたので、夫婦で出掛けることにした。
遊歩道が復活した箕面の滝へ行こうか?それとも能勢の妙見山に行こうか?
はっきりと行き先を定めぬまま、取り敢えず北西へ向け出発した。
阪神高速を大阪城辺りまで走ったとき、嫁が「天滝の紅葉が見頃って言ってた…」と呟いた。
天滝は兵庫県養父市にある滝で、「日本の滝100選」にも選ばれ、兵庫県一98mの落差を誇る名爆だ。
以前ホタル観賞に行く途中立ち寄ったことがあり、その威容に心奪われたことを覚えていた。
「少し足を延ばしてみるか!」と、相談がまとまり、急遽行き先を変更した。
ほぼ満車状態の天滝駐車場に辛うじてスペースを見つけ、そこに降り立つと、もう正午だと言うのに早朝の様な冷気に震えた。
ここからほぼ40分、天滝渓谷を上流へと登って行く。息の上がる箇所もあったが、随所に見所の滝が現れたり、山の木々の紅葉が目を楽しませてくれたたりしたので、苦痛なく足を進めることが出来た。
到着。
「天から降り注ぐかのような滝」まさに「天滝」
紅葉の赤や黄
空の青
流れ落ちる滝の白
美しすぎる自然にしばし見惚れて、そして無心にスマホのシャッターを切った。


もしあなたがまだ天滝をお訪ねでないなら、どの季節でも良いので、一度ご覧になってください。
さて、美しすぎる…と言えば、次回12月の「星くずの村」実験学校は「美しすぎる実験スペシャル!」だ。
結晶の美しさ

光の反射織りなす美しさ

幻想的な淡い灯の美しさ

幾何学的な造形の美しさ

そして降るような星空の美しさ

などなど
(天体観測を除けば)どれも実験・実習によって「科学的&造形的な美しさ」を堪能してもらうつもりだ。
どうぞご期待ください。
紅葉・滝・青空・星空・山・流れ星…自然の織りなす美しさにも…
また、人の手によって科学的に造形されたものの美しさにも…
どちらにも心動かされる子どもたちであってほしいと思う。
実験学校翌日の月曜日、お休みを頂いていたので、夫婦で出掛けることにした。
遊歩道が復活した箕面の滝へ行こうか?それとも能勢の妙見山に行こうか?
はっきりと行き先を定めぬまま、取り敢えず北西へ向け出発した。
阪神高速を大阪城辺りまで走ったとき、嫁が「天滝の紅葉が見頃って言ってた…」と呟いた。
天滝は兵庫県養父市にある滝で、「日本の滝100選」にも選ばれ、兵庫県一98mの落差を誇る名爆だ。
以前ホタル観賞に行く途中立ち寄ったことがあり、その威容に心奪われたことを覚えていた。
「少し足を延ばしてみるか!」と、相談がまとまり、急遽行き先を変更した。
ほぼ満車状態の天滝駐車場に辛うじてスペースを見つけ、そこに降り立つと、もう正午だと言うのに早朝の様な冷気に震えた。
ここからほぼ40分、天滝渓谷を上流へと登って行く。息の上がる箇所もあったが、随所に見所の滝が現れたり、山の木々の紅葉が目を楽しませてくれたたりしたので、苦痛なく足を進めることが出来た。
到着。
「天から降り注ぐかのような滝」まさに「天滝」
紅葉の赤や黄
空の青
流れ落ちる滝の白
美しすぎる自然にしばし見惚れて、そして無心にスマホのシャッターを切った。


もしあなたがまだ天滝をお訪ねでないなら、どの季節でも良いので、一度ご覧になってください。
さて、美しすぎる…と言えば、次回12月の「星くずの村」実験学校は「美しすぎる実験スペシャル!」だ。
結晶の美しさ

光の反射織りなす美しさ

幻想的な淡い灯の美しさ

幾何学的な造形の美しさ

そして降るような星空の美しさ

などなど
(天体観測を除けば)どれも実験・実習によって「科学的&造形的な美しさ」を堪能してもらうつもりだ。
どうぞご期待ください。
紅葉・滝・青空・星空・山・流れ星…自然の織りなす美しさにも…
また、人の手によって科学的に造形されたものの美しさにも…
どちらにも心動かされる子どもたちであってほしいと思う。
11月実験学校
●むこう向きのおっとせい その469
3日・4日と実験学校だった。
今回のテーマは「植物「スペシャル」
1時限目は「オリーブの葉を使った草木染」
白のバンダナがきれいなうす緑色に染まった。
温かみのある淡い色だった。
2時限目は高学年と低学年に分かれての実験。
低学年は「ドングリトトロを釣ろう」
島にあるドングリを使ってのトトロ作り。
子どもたちは夢中になって作っていた。
高学年は「植物の体のつくり」
顕微鏡を使って維管束や気孔、葉や花びらを観察。
葉のふちには刃物のようなとげがあるのだが、
見ていた子どもたちは驚いていた。
すき焼きパーティーを挟んで3時限目は
「葉脈標本作り」
ヒイラギの葉を水酸化ナトリウムの水溶液で煮て葉肉を取ると、
葉の隅々まで葉脈が行きわたっている。
それだけでも美しいのだが、今回はそれに色を付けてパウチした。
出来上がりはとても綺麗だった。
4時限目は「おうし座流星群の観察」
日本庭園にシートを敷いて、マットを置き
布団にくるまって観察した。
空は見事に晴れ、冬の星座が煌めき、天の川も見ることができた。
流れ星は5日がピークなので、なかなか流れなかったが、
観察を終わる寸前に、大きな流れ星を見ることができた。
諦めかけていた子どもたちは、大きな歓声を上げていた。
翌日7時に起床。
5時限目はフィッシング。
サビキ釣りでアジを狙ったが、
水温がだいぶ下がってきたのか、
残念ながら、釣果はいまいちだった。
6時限目は「ドングリを使ってのクッキー作り」
担当は関西教育学会のU先生。
主にマテバシイからたんぱく質を取り出して、
クッキーを作った。
7時限目は村の渋柿を使っての吊るし柿作りと
村内にある食べられる植物や危険な植物の観察をした。
ちなみに、吊るし柿の吊るし方はU先生のオリジナルだ。
今回も盛りだくさんの実験をしたが、
この合宿を通して、
子どもたちが植物に関心を持つようになてくれればいうことはない。
次回12月は「美しすぎるスペシャル」
反応の美しい実験、見た目の美しい実験などを通して
子どもたちと感動を共有したいと思っている。
ではまた。
3日・4日と実験学校だった。
今回のテーマは「植物「スペシャル」
1時限目は「オリーブの葉を使った草木染」
白のバンダナがきれいなうす緑色に染まった。
温かみのある淡い色だった。
2時限目は高学年と低学年に分かれての実験。
低学年は「ドングリトトロを釣ろう」
島にあるドングリを使ってのトトロ作り。
子どもたちは夢中になって作っていた。
高学年は「植物の体のつくり」
顕微鏡を使って維管束や気孔、葉や花びらを観察。
葉のふちには刃物のようなとげがあるのだが、
見ていた子どもたちは驚いていた。
すき焼きパーティーを挟んで3時限目は
「葉脈標本作り」
ヒイラギの葉を水酸化ナトリウムの水溶液で煮て葉肉を取ると、
葉の隅々まで葉脈が行きわたっている。
それだけでも美しいのだが、今回はそれに色を付けてパウチした。
出来上がりはとても綺麗だった。
4時限目は「おうし座流星群の観察」
日本庭園にシートを敷いて、マットを置き
布団にくるまって観察した。
空は見事に晴れ、冬の星座が煌めき、天の川も見ることができた。
流れ星は5日がピークなので、なかなか流れなかったが、
観察を終わる寸前に、大きな流れ星を見ることができた。
諦めかけていた子どもたちは、大きな歓声を上げていた。
翌日7時に起床。
5時限目はフィッシング。
サビキ釣りでアジを狙ったが、
水温がだいぶ下がってきたのか、
残念ながら、釣果はいまいちだった。
6時限目は「ドングリを使ってのクッキー作り」
担当は関西教育学会のU先生。
主にマテバシイからたんぱく質を取り出して、
クッキーを作った。
7時限目は村の渋柿を使っての吊るし柿作りと
村内にある食べられる植物や危険な植物の観察をした。
ちなみに、吊るし柿の吊るし方はU先生のオリジナルだ。
今回も盛りだくさんの実験をしたが、
この合宿を通して、
子どもたちが植物に関心を持つようになてくれればいうことはない。
次回12月は「美しすぎるスペシャル」
反応の美しい実験、見た目の美しい実験などを通して
子どもたちと感動を共有したいと思っている。
ではまた。
ドングリコロコロ
森山's Honey Buket 373
ドングリコロコロ♬の季節到来だ。
小学1年の秋の遠足で枚岡公園に行ったとき、人生初の叩き合いの喧嘩をした。
相手は同じクラスのH君。
「これは僕のドングリや!」とお互い譲らず、口論の末の刃傷沙汰になったのだ(笑)
懐かしい。
ドングリって、形?色?艶やかさ?顔つき?どうしてあんなに可愛く思えるのだろう?
週末の実験学校の低学年向けの授業に「星くずの村」のドングリで「トトロ」を作ろう!というのがある。
授業担当は学園が誇る美の巨匠N理先生。
彼女の試作品を眺めたが、「さすが!N姫!」と思わず唸る。

低学年の子たちの作品も楽しみだ。
さて、ドングリの中には美味しく食べられるものとそうでないのがある。
食べられないのはタンニンが多く渋い。クヌギのドングリはこれだ。
美味しい方の王様は「栗🌰(ニホングリ)」。これはドングリの兄弟分だ。
それ以外ではシイ類のドングリ(スダジイやツブラジイ)はかなり美味しいらしい。
星くずの村には「マテバシイ」というのがある。
マテバシイの語源のひとつに「待っていればシイのように美味しくなる!」って昔の人が信じてたってのがあるらしい。面白い。

今回実験学校では環境教育学会のZちゃん先生が、このマテバシイを使ったクッキー作りの指導をしてくださる。
「星くずの村」の収穫物、マテバシイの味わいに期待したい。
ドングリコロコロ♬の季節到来だ。
小学1年の秋の遠足で枚岡公園に行ったとき、人生初の叩き合いの喧嘩をした。
相手は同じクラスのH君。
「これは僕のドングリや!」とお互い譲らず、口論の末の刃傷沙汰になったのだ(笑)
懐かしい。
ドングリって、形?色?艶やかさ?顔つき?どうしてあんなに可愛く思えるのだろう?
週末の実験学校の低学年向けの授業に「星くずの村」のドングリで「トトロ」を作ろう!というのがある。
授業担当は学園が誇る美の巨匠N理先生。
彼女の試作品を眺めたが、「さすが!N姫!」と思わず唸る。

低学年の子たちの作品も楽しみだ。
さて、ドングリの中には美味しく食べられるものとそうでないのがある。
食べられないのはタンニンが多く渋い。クヌギのドングリはこれだ。
美味しい方の王様は「栗🌰(ニホングリ)」。これはドングリの兄弟分だ。
それ以外ではシイ類のドングリ(スダジイやツブラジイ)はかなり美味しいらしい。
星くずの村には「マテバシイ」というのがある。
マテバシイの語源のひとつに「待っていればシイのように美味しくなる!」って昔の人が信じてたってのがあるらしい。面白い。

今回実験学校では環境教育学会のZちゃん先生が、このマテバシイを使ったクッキー作りの指導をしてくださる。
「星くずの村」の収穫物、マテバシイの味わいに期待したい。