藤原学園の『年中夢求』日記
〜今日も顔晴るみんなへ〜
鹿の王
●むこう向きのおっとせい その502
先ほど卒業生に借りていた
『鹿の王』(上橋菜穂子作)をようやく読み終えた。
借りてからちょっと時間が経ってしまった。
「人は自分の身体の内側で何が起きているのかを知ることが出来ない」
「一人(あるいは生物の身体は、細菌やらウィルスやらが、
日々共生したり葛藤したりしている場である」
「それは社会に似ている」
とこの3つが重なって、物語が生まれたらしい。
見ることのできない体の中で起こっていること、
国と国の関係、個人と国、
死となり合わせで生きている人間への愛おしさ、
人と人とのつながり、危機に瀕したときにどのように行動するのか、
などなど、多くの物事ががリンクしながら、
壮大なスケールで物語が展開していく。
ここまでのストーリーを作る作家というのは、
本当にすごいなと思う。
これを読んだときにちょっと前にNHKで見た
「彼女は安楽死を選んだ」という番組がオーバーラップした。
日本では認められていない安楽死だが、
スイスでは認められている。
ある女の人が安楽死するまでを追ったドキュメントだったが、
薬剤注入後ものの2,3分で死を迎える姿は、
とてもインパクトがあった。
病や死にどのよう向き合っていくのか、
大きな課題だ。
こんなことを書いていると、
新婚ほやほやのY君は、またか思うのだろうなぁ。
でもこの年になってくるとこのテーマに敏感になるのは
致し方ないことなのだ。
確かなことは、
今をしっかり生きる、ということしかないのだろうけどね。
本を貸してくれたRちゃん、ありがとう!
とても素敵な本でした。
ではまた。
先ほど卒業生に借りていた
『鹿の王』(上橋菜穂子作)をようやく読み終えた。
借りてからちょっと時間が経ってしまった。
「人は自分の身体の内側で何が起きているのかを知ることが出来ない」
「一人(あるいは生物の身体は、細菌やらウィルスやらが、
日々共生したり葛藤したりしている場である」
「それは社会に似ている」
とこの3つが重なって、物語が生まれたらしい。
見ることのできない体の中で起こっていること、
国と国の関係、個人と国、
死となり合わせで生きている人間への愛おしさ、
人と人とのつながり、危機に瀕したときにどのように行動するのか、
などなど、多くの物事ががリンクしながら、
壮大なスケールで物語が展開していく。
ここまでのストーリーを作る作家というのは、
本当にすごいなと思う。
これを読んだときにちょっと前にNHKで見た
「彼女は安楽死を選んだ」という番組がオーバーラップした。
日本では認められていない安楽死だが、
スイスでは認められている。
ある女の人が安楽死するまでを追ったドキュメントだったが、
薬剤注入後ものの2,3分で死を迎える姿は、
とてもインパクトがあった。
病や死にどのよう向き合っていくのか、
大きな課題だ。
こんなことを書いていると、
新婚ほやほやのY君は、またか思うのだろうなぁ。
でもこの年になってくるとこのテーマに敏感になるのは
致し方ないことなのだ。
確かなことは、
今をしっかり生きる、ということしかないのだろうけどね。
本を貸してくれたRちゃん、ありがとう!
とても素敵な本でした。
ではまた。
令和元年 桐蔭中学理科実験合宿
●むこう向きのおっとせい その501
14日・15日に桐蔭中学1年生の合宿があった。
今年の生徒たちは桐蔭の25期生なので
この合宿も25年続いていることになる。
今年は7クラスになったので
実験も去年から2つ増えた。
実施した実験は
「カエルの解剖」「薬品の怖さと面白さ」「金貨銀貨作り」
「LEDの研究」「琥珀磨き」「炎色反応」「レンズカメラ作り」
の7実験。
私は今年も「薬品の怖さと面白さ」の実験を担当。
1クラス43名から45名と相当な生徒数だが、
いつもながらの、それを感じさせない一体感のある、
とてもいい反応だった。
授業をしていて、こちらも気持ちよくなってくる。
最初の日は、90分授業が5つ続くという、
超ハードスケジュールだったが、
彼らの素直な反応のお陰で、
楽しくやり切ることが出来た。
今年は、まだ就任されたばかりの校長先生もお越しになって
授業を見ていかれた。
令和になって最初の合宿だったが、
学園の先生方の奮闘により、
無事に終えることが出来てほんとによかった。
またこれからも続いて欲しいものだ。
ではまた。
14日・15日に桐蔭中学1年生の合宿があった。
今年の生徒たちは桐蔭の25期生なので
この合宿も25年続いていることになる。
今年は7クラスになったので
実験も去年から2つ増えた。
実施した実験は
「カエルの解剖」「薬品の怖さと面白さ」「金貨銀貨作り」
「LEDの研究」「琥珀磨き」「炎色反応」「レンズカメラ作り」
の7実験。
私は今年も「薬品の怖さと面白さ」の実験を担当。
1クラス43名から45名と相当な生徒数だが、
いつもながらの、それを感じさせない一体感のある、
とてもいい反応だった。
授業をしていて、こちらも気持ちよくなってくる。
最初の日は、90分授業が5つ続くという、
超ハードスケジュールだったが、
彼らの素直な反応のお陰で、
楽しくやり切ることが出来た。
今年は、まだ就任されたばかりの校長先生もお越しになって
授業を見ていかれた。
令和になって最初の合宿だったが、
学園の先生方の奮闘により、
無事に終えることが出来てほんとによかった。
またこれからも続いて欲しいものだ。
ではまた。
祝500回!
●むこう向きのおっとせい その500
ブログ更新が大幅に遅れてしまった。
2009年11月2日に1回目のブログを書いてから
今回が500回目となった。
約10年間、我ながらよく続いていると思う。
ブログを書き始めたころから考えると、
自分を取り巻く環境は大きく変わった。
多くの出会いや別れがあったけれど、
やはり別れの方が心に残る。
このままずっと続いて欲しいと願うことも、
「時」には感情がないのか、容赦なく押し流してしまう。
万物流転。
全ては移り変わっていく。
なぜなんだ、どうしてだと叫んでも、
時は戻ってはこない。
どんなことも受け入れていくしかない。
そうやって今までも来たはずなのだが、
ヒゲ先生が亡くなってから、
大きなことが次々に起こるので、
まったく消化しきれないまま時は過ぎていく。
でも元には戻らないということは自明の理なのだ。
だから前を向いて歩いていくしかない。
「我この道を行かん、この道よりほかになし」
昔ヒゲ先生がよく色紙に書いていた言葉だ。
スケールはうんと小さいが、
自分もこの道を突き進んでいこうと思う。
これからもいろんことが起こるのだろうけど、
自分らしく受け入れながら、
頑張っていこう。
1000回のブログを目指して、
これからもどうってことのない、日々の出来事を書いていくので、
よろしくお願いします。
ではまた。
ブログ更新が大幅に遅れてしまった。
2009年11月2日に1回目のブログを書いてから
今回が500回目となった。
約10年間、我ながらよく続いていると思う。
ブログを書き始めたころから考えると、
自分を取り巻く環境は大きく変わった。
多くの出会いや別れがあったけれど、
やはり別れの方が心に残る。
このままずっと続いて欲しいと願うことも、
「時」には感情がないのか、容赦なく押し流してしまう。
万物流転。
全ては移り変わっていく。
なぜなんだ、どうしてだと叫んでも、
時は戻ってはこない。
どんなことも受け入れていくしかない。
そうやって今までも来たはずなのだが、
ヒゲ先生が亡くなってから、
大きなことが次々に起こるので、
まったく消化しきれないまま時は過ぎていく。
でも元には戻らないということは自明の理なのだ。
だから前を向いて歩いていくしかない。
「我この道を行かん、この道よりほかになし」
昔ヒゲ先生がよく色紙に書いていた言葉だ。
スケールはうんと小さいが、
自分もこの道を突き進んでいこうと思う。
これからもいろんことが起こるのだろうけど、
自分らしく受け入れながら、
頑張っていこう。
1000回のブログを目指して、
これからもどうってことのない、日々の出来事を書いていくので、
よろしくお願いします。
ではまた。
運動会を見に行った
●むこう向きのおっとせい その499
日曜日W中学の運動会を見に行った。
中3生に見に来て欲しいと言われたからだ。
学園卒業生で、現学園保護者のIちゃんが正門まで迎えに来てくれた。
昼から行ったので競技はリレーが中心で、
クラブ対抗リレー、混合リレー、学年対抗リレーとあった。
生徒たちを何人か見たが、
懸命にグランドを駆けている姿は、普段の様子とは違っていて
新鮮だった。
また彼らを見る目が少し変わりそうだ。
最後は中3生全員によるダンス。
今はみんなダンスをするみたいだが、
今の時代に生きてなくてよかった。
昔ディスコで踊っている自分の姿を見て、
人前で踊るのはやめようと思ったことを思い出す。
あんなのはやりたくないなぁなんて思いながら見ていたが、
相当練習も積んだのだろう、見事に統率が取れていたし、
真剣に踊っている姿は感動的だった。
見ている分にはいい。
来週はT中学の運動会がある。
また見に来て欲しいと言われたので、見に行くことにした。
こうして誘ってくれるのは嬉しいことだ。
彼らがどんな姿を見せてくれるのかを、
また楽しみにしておこう。
ではまた。
日曜日W中学の運動会を見に行った。
中3生に見に来て欲しいと言われたからだ。
学園卒業生で、現学園保護者のIちゃんが正門まで迎えに来てくれた。
昼から行ったので競技はリレーが中心で、
クラブ対抗リレー、混合リレー、学年対抗リレーとあった。
生徒たちを何人か見たが、
懸命にグランドを駆けている姿は、普段の様子とは違っていて
新鮮だった。
また彼らを見る目が少し変わりそうだ。
最後は中3生全員によるダンス。
今はみんなダンスをするみたいだが、
今の時代に生きてなくてよかった。
昔ディスコで踊っている自分の姿を見て、
人前で踊るのはやめようと思ったことを思い出す。
あんなのはやりたくないなぁなんて思いながら見ていたが、
相当練習も積んだのだろう、見事に統率が取れていたし、
真剣に踊っている姿は感動的だった。
見ている分にはいい。
来週はT中学の運動会がある。
また見に来て欲しいと言われたので、見に行くことにした。
こうして誘ってくれるのは嬉しいことだ。
彼らがどんな姿を見せてくれるのかを、
また楽しみにしておこう。
ではまた。