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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

夏の合宿が始まった

●むこう向きのおっとせい その507

この夏最初の合宿が無事に終わった。


元スタッフだった北川先生の関わっておられる
サイエンスサマーキャンプ。

60人近い子どもが参加し、学年をいくつかにグループに分けて
実験に取り組んだ。


私は中学生の実験を担当した。


実験内容は「ドラゴン花火作り」「水の合成実験」「隕石大衝突」


どの実験も他ではなかなか体験できない、
迫力満点の実験ばかりだ。


子どもたちは緊張しながらも、
実験を堪能したのではないだろうか。


実験の時の生き生きした顔。


そのわくわく感に溢れた笑顔を見るために
今の自分はある。


これがなくなった時が私の終焉だろう。


今は弟の主催する1週間英語漬けの
「あずき王国」の合宿の真っ最中だ。


ネイティブスピーカーの先生も13人ほどいて、
子どもたちは英語にどっぷりとつかる。


子どもたちにとっては貴重な時間だろうと思う。


こうして外国の人と接していると、
私のような、変な外国人コンプレックスなんてのはないのだろうなぁ。


子どもたちが逞しく見える。


何事もなく無事に終えるられることを願っておこう。


ではまた。

おふくろさん

●むこう向きのおっとせい その506

昨日選挙に行った後、実家に寄って、
おふくろさんとしばし話した。

この8月11日で、おん歳95になる。

全くボケることがない。

最近人の名前が思い出せないとか、
漢字が出てこないと言うけれど、
そんなものは私の方がもっとひどい。


部屋に上がるとクーラーもつけず、
うちわで扇ぎながらテレビで相撲観戦をしていた。

意外にスポーツ番組を観るのが好きなのだ。

熱中症にかかると大変だから、クーラーつけた方がいいよと言ってみるが、
そんなに暑くないから大丈夫と、涼しい顔をしている。

私は自分が耐えられないので、クーラーをつける。


この間、ひ孫が来たと写真を見せてくれた。

年齢差90歳以上。

とてつもない年月の隔たりだ。

この子が大きくなった時には、自分もそうだったように
ひいばあちゃんのことは全く覚えていないのだろう。


小6の時、急性腎臓炎になって、4ヶ月ほど入院した。

その間ほぼ毎日見舞いに来てくれた。

今思えばいろいろ忙しかっただろうに、
よく来てくれたと思う。

おふくろさんはやはり特別な存在だ。

その無償の愛に支えられて、今まで生きて来られたとつくづく思う。


実家を出た後、車の中でなぜか涙が溢れた。

いつまでも親は親だ。

できうる限り長生きしてほしいと心から願っている。



ではまた。


令和最初の実験学校

●むこう向きのおっとせい その505

土曜日はジュニアサイエンス

そして日曜日と月曜日は実験学校だった。

今回の実験学校は
「ロケットスペシャル」

まず最初になぜロケットは飛ぶのかを、
実験を通して教える。

台車に、上の蓋をとり、下の方に小さな穴をあげた空き缶を台車に取り付る。

そしてアルコールを注入。

その後、穴の方にマッチで点火する。

するとアルコールは爆発し、コップが飛ぶ。

その反作用で、台車はコップとは逆に動く。

大きな音と共に飛んでいくコップと、反対側に動く車を見て、子どもたちは作用と反作用を実感したのではないだろうか。

何度もコップを飛ばして、その反応を楽しんでいた。


2時間目は野菜ロケット

身近なものでもロケットは出来る。

オキシドールと人参のすりおろしを、フィルムケースに入れて蓋をする。

ものの十数秒でフイルムケースはポンという可愛い音と共に飛んでいく。

実験を担当したN先生は、自宅で何度も予備実験をした。

人参をすりすぎて、手が赤色に染まっていた。

いつもながら、納得できるまで、頑張る人だ。


3時間目は、今回メインのロケット作り

担当のS之介先生が、順を追って作り方を教えていった、

作成するロケットは、
火薬エンジンを積んだロケットで、
高度150メートル以上は飛ぶ。

雨の降る中、全員のロケットが完成した。


朝は雨が上がらら。フィッシング。

今回は胴付き仕掛け。
鯛を初めとして、ガシラ、グレ、べら、ススメ鯛、ハゼが釣れた。

釣り終了後、いよいよロケットの打ち上げ。


一生懸命作ったロケットが上手く飛ぶか、
不安いっぱいの子どもたち。

1人1人、順番に発車装置のボタンを押していく。

カウントダウンの後、シュッという音を発して、空高く飛ぶロケット。

全員打ち上げ成功。

上空でパラシュートが開き、ゆっくり降りてくるロケットを見る時の子どもたちの満足感にあふれた嬉しそうな顔。

これもとてもいい実験だと思う。


最後は宮崎式ペットボトルロケット、

宮崎というのは、高2の実験学校生で、
小さな頃から参加してくれている生徒の名前だ。

彼はとにかく実験が大好きで、日頃から何かと作っては楽しんでいる。

その彼が考えた発車装置を使って、
ロケットを飛ばした。

ロケットは見事に飛んだ。

子どもたちも大喜びだった。

宮崎君に感謝である。


どの実験も子どもたちにとってな、
は刺激のあるものだっただろう。


次回実験学校は。8月17.18.19日。

いつもより1泊多い、2泊3日の合宿となる。

実験以外には、プールで泳いだり、カヤックに乗ったりと夏ならではの行事もある。


子どもたちにとって、最高の思い出になるものにしたいと思っている。


ではまた。

# 惑星のパウチ

●むこう向きのおっとせい その504

先週の土曜日のジュニアサイエンスは
小学1.2年生が「モビールを作る」
小学3.4年生は「惑星パウチを作る」
小学5.6年は「フナの解剖」
だった。

「モビールを作る」では最初に力のモーメントの話をしてから工作に入ったが、これが大苦戦だった。

何しろ、ひもをくくるということもままならない。

一緒に来ておられる保護者の方も巻き込んで、
なんとか全員完成にまで持ち込めたが、
冷や汗ものだった。


「惑星パウチを作る」は、惑星の種類、
恒星との違い、地球が奇跡的な位置にあることなどを説明した後、惑星の写真と資料を配って、
各自で惑星のカードを作成した。

台紙に写真を貼って、自分が興味を引かれた事柄を記入していく。

そのあとパウチをして完成。

地味な作業なので、子どもたちはすぐに飽きるかなと思っていたが、子どもたちは夢中になって作っていた。

どの子も真剣で、それがとても可愛いかった。


「フナの解剖」はやはり子どもたちには大きなインパクトを残したと思う。

人体模型を使って内臓の説明をしてから、
解剖開始。

子どもたちは最初は戸惑っていたが、
次第にスムーズに手が動いてくる。

浮き袋、エラ、心臓、腸、胃、たんのう、
腎臓、肝臓、目のレンズ、
と観察は進んだが、
腸の長さには子どもたちは驚きを隠せなかった。

命を頂いての実験。

最後はフナに感謝の気持ちを込めて、
黙祷を捧げ、実験は終了した。



今年は全学年全ての実験を担当しているが、
準備から後片付けまで、なかなかに大変。

ても子どもたちの反応を見ていると、
その苦労も飛んでしまう。


どうしてあんなにいい顔をするのだろう。


そんな素敵な笑顔を見るために、
これからも老骨に鞭打って、頑張るとしよう。




ではまた。

7月 夏の合宿が始まる

●むこう向きのおっとせい その503

7月になった。


いよいよ今年も夏の行事が始まる。


14日15日の7月実験学校を皮切りに、
北川先生のところのサイエンスクラブ、
あずき王国英語村、
育英西中学、
8月実験学校、
常翔啓光中学サイエンスクラブ、
8月実験学校、
本科合宿
と多くの合宿が続く。


子どもたちにとっては、
普段できないことに挑戦する絶好の機会だ。


大自然の中で、
のびのびと躍動する。


多くの卒業生がそうであるように、
おそらく一生心に残る時間になるだろう。


昨今は気候が以前とは違ってきて、
野外活動をすることが難しくなってきている。


事故があっては何もならない。


出来るだけリスクを下げ、
無理をせず、
子どもたちに飛び切りの体験をさせる。


相反する難しい課題だが、
最高の接点を見つけ出し、
よき合宿にしていきたい。


今年もつつがなくすべての合宿を終えられるよう、
スタッフ一同、心を一つにして、
臨んでいこうと思う。


ではまた。

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