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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

テルミット反応の実験をした

●むこう向きのおっとせい その546


私立高校入試が終わった。


今年も全員合格!


学校から帰ってすぐに塾に来、
授業終了後も遅くまで残って勉強に取り組んでいた彼らを見ていただけに、最高の結果になって、
ほんとによかった。



私立入試が終わったあとの実験は、
毎年学園恒例のテルミット反応の実験をすることにしている。


テルミット反応は太平洋戦争の時に、
アメリカ軍が雨あられと日本に投下した
焼夷弾と呼ばれる爆弾に使われた。


多くの人がこの爆弾で尊い命をなくした。


そんなことも話をして、
いつも実験に取り組んでいる。


酸化鉄とアルミの混合物をテルミットという。


その混合物に、
以前は濃硫酸で着火していたが、
昨年からマグネシウムリボンを使うことにした。


濾紙にテルミットを入れ、
その中にマグネシウムリボンを突き刺し、
強力ガスバーナで着火する。


激しく火花を散らし、
還元されて溶けた鉄が、
濾紙の下の、水を張ったペットボトルに落ちる。


3000度からの熱が出るので、
ペットボトルの水は火山の噴火の如く、
激しく沸騰する。


誠に迫力満点の実験だ。


今まで何度かやってきて、
何事もなかったのだが、
今年はペットボトルの水の中に溶けた鉄が上手く入らず、床を焦がしてしまうという、
ハプニングが起きてしまった。


かなり驚いたが、
テルミットの威力を再確認することになった。


こんなものが人々の上に落とされたかと思うと、
戦争の残酷さを感じてしまう。


そんなハプニングがあったものの、
実験は無事に終了。


私にとっても子どもたちにとっても、
心に残る実験となった。


寂しいことながら、
様々な実験を共にしてきたこの中3生と、
実験できる日も残り少なくなった。


あと数回、このテルミット反応のような、
印象に残る実験をして、
彼らを送り出したいと思っている。



ではまた。

今日は私立高校の入試だ

●むこう向きのおっとせい その545

今日は私立高校の受験日だ。


今頃子どもたちは入試問題と格闘していることだろう。


昨日は今日の入試に向けて激励会を実施した。


学園のスタッフがみんな集まり、
自身の体験や励ましの言葉を子どもたちに次々に伝えた。


そしてお守りとして、
スタッフ全員がメッセージを書いた
「祈合格カード」を毎年渡している。


このカードは、
卒業してからも大事に持っている子が少なからずいる。
折に触れては見て、自身の励みにするらしい。


最後は握手をして子どもたちを送り出すのだが、
中には感極まって泣き出す子どももいる。


やはり相当なプレッシャーを感じているのだろう。


でも泣いた後は晴れ晴れとした顔で帰ったので、
泣いて少しは気が晴れたのだろう。


そして今朝は早くから駅に立って、
子どもたちを見送った。


こんなことをもう30年くらい続けている。


入試前日まではそばについて見てやれるが、
テスト当日となるともう我々にはどうすることもできない。


子どもたちは自力で戦わなければならない。


そんな不安でいっぱいであろう子どもたちにとって、
少しでも励みになればと思って、
今までやってきた。


これからどうなるかは分からないが、
自分が生徒と向き合っていられる限りは、
続けようと思っている。


さていっぱいの応援を受けた子どもたちは
精一杯問題と向き合っているだろうか。


健闘を祈っておこう。



ではまた。

やはり実験はいい

●むこう向きのおっとせい その544

金曜日中2の理科実験だった。


今は天気の単元なのであまり実験らしい実験はない。


でも実験大好きな生徒はとにかく実験をしたがる。


今回のテーマは気団と風について。


陸と海ではどちらが温まりやすいのか、
今までなら海に行った時の体験を話して済ますのだが、
今回は実験で確かめることにした。


2つのボールに水と砂を入れて
電球で温めて温度変化を記録した。


思ったほどの結果ではなかったが、
子どもたちは納得したことだろう。


その結果を踏まえて、
海風陸風、そして季節風について説明をした。


その後ケースに線香を入れ、
ケースの上には氷を置いて
空気の循環を見る実験をした。


空気の動きがはっきり見えるので、
子どもたちが喜んで取り組む実験だ。


いつもなら私の書いた図を見て、
空気の流れを見るだけなのだが、
H君は好奇心旺盛で、
線香の位置を変えたり、氷の位置を変えたり、
線香をもう1本欲しい、
氷をもう1つ欲しいと
次から次にアイデアが浮かぶ。


一緒に実験しているK君も同じく夢中になってやっている。


私もやったことのないことだったので、
彼らの作る空気の流れを見ることはとても面白かった。


H君は、
「めちゃ面白い3時間でもやってられる。」
と飽きずに取り組んでいた。


時間が来たので切り上げたが、
後始末もきちんとして、
二人とも晴々とした顔で帰って行った。


可愛かったH君もここ最近、ちょっぴり反抗期だったが、
こうして実験に取り組んでいる姿を見ていると、
小学校の時とちっとも変っていない。


好奇心旺盛な彼の特性を伸ばしていけるように、
これからうまく付き合っていかなければと、
改めて思った。



実際に体験することは、
子どもたちの好奇心に火をつける。


やはり実験はいい。



ではまた。


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