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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

元気をもらった

●むこう向きのおっとせい その568

この間テレビでNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」
で黒柳徹子が出ているのを見た。


御年87歳。


未だに現役バリバリ。


彼女が熱望していた「ハロルドとモード」という
作品を朗読劇として上演するとのこと。


老いてなお、新たなことにチャレンジする
そのエネルギーが凄まじい。


どんなストーリーなのか気になって観てみた。


これは相当にインパクトのある映画だった。


80歳の主人公ハロルドの言葉には感じるものがたくさんあった。

今日あるものが明日あるとは限らない。
どう生きるかは自分で決められる。
何でもないことも、美しく見えるんだ。
こだわり過ぎることは視野を狭めること。


最後は自分の死まで自分で決めてしまう。


意志の強さが半端ない。



インタビューの中で
黒柳徹子が言っていた


「現在だけを考えて生きている。」

という言葉とリンクした。



番組の最後にプロフェッショナルとはと聞かれて、
黒柳徹子は


「高度の知識と技術をもって、仕事を継続してやっていくこと」

と思ったけど・・・

「情熱をもって、熟練した仕事を、継続してやっていける人」

と答えていた。


長年やっていても上手くいかないことの方が多いけれど、
継続するというのは自分にも出来る気がする。


もうそろそろ潮時かと思う時もあるけれど、
とことん継続することで、
新たなことも見えてくるかもしれない。


なのでどこまでできるかは分からないけれど、
これからも、この仕事に情熱を傾けていこうと思う。


そんな元気のもらえる番組だった。



ではまた。

9月実験学校

●むこう向きのおっとせい その567

20日から23日まで実験学校だった。


今回のメイン実験は
「ロケットを作って飛ばそう」


もうやり始めて随分と日が経つが、
いまでも大人気の実験だ。


2日目に作成し、昨日フィッシングの後
近くのグランドで打ち上げた。


みんなの見る中で、
自分の作ったロケット打ち上げる。


発射スイッチを押す子どもたちは、
緊張感でいっぱいだった。


シュッ!という音を発して、
大空に吸い込まれて行くロケットを見るのは
いつ見ても楽しい。


どのロケットも見事に飛んで、
全員成功!


子どもたちに笑顔が溢れた。


ロケット以外の実験は
「天高く飛ばそう」ということで、
飛行リング、ブーメラン、グライダー
紙飛行機だこ、熱気球を飛ばした。


いずれの実験も子どもたちは
どうすればうまく飛ぶのか、
試行錯誤を繰り返し、夢中で取り組んだ。


ブーメランも飛行機も
投げ続けて、ボロボロにはなってしまったが・・・。


夜は天体観測。


1日目は曇っていたので、
観測はやめて、
望遠鏡の操作の仕方を教えた。


2日目は雲が切れたので、天体観測を実施。


夏の大三角、ペガサス座、カシオペア座、
北斗七星の星座観察と
木星、土星、火星を望遠鏡で観察した。


初めて望遠鏡で惑星を見た子どもは、
歓声をあげていた。


フィッシングはようやく涼しくなってきたこともあり、
釣果はまずまず。


アジがよく釣れた。



今回も若きスタッフの力を借りて、
無事に終えることが出来た。


わが身内ながら、
子どもたちの相手、実験助手、村内清掃と、
実によく動いてくれる。


ただただ感謝しかない。



次回は10月。


テーマは
「フィッシングスペシャル」


釣り大好き少年、少女が増えたので、
きっと喜んでくれるに違いない。


またスタッフと力を合わせて、
いい合宿にしたいと思う。



ではまた。

見つめなおすとき

●むこう向きのおっとせい その566

この間ヒゲ先生のお墓参りに行った。


生駒にあるその霊園は、
景色もよく、緑に溢れ、
厳かな空気に覆われている。


一通りお墓の掃除を終えた後、
周りのお墓を眺めてみた。


昔と違って、実にいろいろなお墓がある。


形も色もバラエティーに富んでいる。


そこに刻まれているのも、名前だけでなく、
感謝の言葉や、絵や写真まで刻んでいるものもある。


バイクやギター、たばこの絵。


全く見知らない人たちなのだが、
人柄が偲ばれて、お墓を見る目が変わる。


そんな中に、スヌーピーの小さな人形が
たくさん置かれているお墓があった。


墓石には
「また会いたいです」
と書いてあった。


後ろに回って見てみると、
その人は二十歳で亡くなっていた。


ご家族の方の、
故人を思う気持ちが強く伝わってきた。


今までこんなに他人のお墓を見ることはなかったけれど、
お墓を見ながら、
それぞれに人生があり、ドラマがあると
改めて思った。


そして、亡くなった人たちに、
残りの人生を悔いのないように生きろと
言われている気がした。


自分を見つめなおすときに、
お墓参りに行くのはいいのかもしれない。



ではまた。

変わらないもの

●むこう向きのおっとせい その565

弟がカナダから帰ってくるので、
しばらく誰も住んでいない実家の掃除をした。


結婚するまで住んでいたが、
その後弟や甥が住んでいたので、
元自分の部屋に入ることはなかったが、
久しぶりに部屋に入ってみた。


当然のことながら、
自分が使っていたものは何もなかった。
でも残っているものがあった。


学生当時、天体の写真を壁に貼っていたのだが、
なんとそれがまだそのまま残っていた。


ウン十年という年月が流れたのだが、
その写真たちは何事もなかったかのように、
そこにいた。


写真を見ながら、
ここで過ごした遠い過去に思いをはせた。


今は亡き父ちゃんがいて、今は施設に入っている母ちゃんがいて、
隣の部屋には妹がいて、3階の屋根裏部屋には弟がいて、
一つ屋根の下で過ごしていた遠い昔。


日々流れていく時間の中で、
そんな時があったのか、
今は想像しにくい。


でも写真は確かにその時が存在したことを
穏やか語っていた。


存在するものはすべて移り変わっていく。


あらためてそんなこと感じる時間になった。


掃除の後、
昔、ヒゲ先生によく連れて行ったもらった焼肉屋さんに
これまた久しぶりに行った。


ヒゲ先生が好きだったコンク汁を頼んだが、
その味は全く変わっていなかった。


変わらないものもあるようだ。



ではまた。

釣れない理由

●むこう向きのおっとせい その564


最近釣果に恵まれない。


この土日月もFFCのメンバーで釣行したが、
小さいキスは釣れるが、
青物やタイは全くダメだった。


大きなフグが釣れたぐらいだ。


気象庁が日本の南の海域で8月の海面水温が、
観測データーのある1982年以降で最も高く、
熱帯地方の海域に匹敵する高温だったと発表した。


なのでこれから近づく台風は大きく発達し、
強い勢力を保ったまま上陸する可能性があるらしい。


おととしの台風21号レベルの台風が来ると思うと、
かなりやっかいだ。


最近魚が釣れないのも、
もしかしたらこの海の温度が影響しているのではないだろうか。


調べてみると、
海水温が上がると、塩分濃度が濃くなり酸素量がへるらしい。


魚は海水中の酸素の80パーセントを必要とするので、
酸素量が少し減るだけでも魚にとってはすごく深刻で、
酸欠になってしまう。


酸欠状態に陥っている魚が、
正常な捕食活動ができるはずもなく、
食い気どころではないだろう。


というわけで、
最近つれない原因を海水温度の上昇にすることにした。


早く暑さが収まり、
穏やかな日常が戻ることを願っておこう。



ではまた。

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