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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

今星くずの村にいる

●むこう向きのおっとせい その593

先週に引き続き、春合宿で小豆島にいる。

先週は実験学校。

1月に実施出来なかった分の振り替え合宿だ。

恒例の「ロボット作り」と「綿菓子作り」
「フィールドビンゴ」「表彰式」を実施した。

ロボットは今までて一番難しいものだったが、
子どもたちは完成目指して、ほんとによく頑張った。

小さい子たちも、
先生の助けを借りながらも、
全員が完成させた。

苦労して作り上げたロボットが上手く動いた時の、子どもたちの喜びに満ちた顔は最高だった。

こうした達成感を味わうことが、
子どもたちの自信にも繋がるのだ。


そして今は、本科の春合宿。

在校生は、朝から夜まで勉強が続く。

合間に理科実験もあるが、
新たに受験生になった中3生は実験もなく、
超ハードな勉強スケジュールになっている。

でもみんなよく頑張っている。

そんな在校生とは対照的に、
ついこの間受験の終わった新高1生は、
自分たちで行動スケジュールを組み、
朝から夜まで、完全に自由な時間を過ごしている。

あのプレッシャーのかかった受験から解放され、
実に伸び伸びとしている。

先ほどは、朝4時に起きて星の写真を撮りに行った生徒が帰って来た。

またつい今、
島内観光に行く生徒が出発した。

いずれも学園スタッフが付き添っている。

彼らは、生徒たちに飛びきりのいい思い出を作ってやろうという気持ちに溢れていて、
寝食を忘れて付き合ってくれている。

その奮闘振りには頭が下がる。

信頼のおける先生たちと共に過ごす時間は、
子ども達にとってかけがえのない
時間になっていることだろう


合宿も残り後1日。

怪我、病気なく終えたいものだ。


ではまた。

最高の結果だった

●むこう向きのおっとせい その592

昨日は公立高校の合格発表だった。


結果は、大変大変嬉しいことに、
全員合格だった。


ほんとに嬉しかった。


学校から帰ったらすぐに塾に来て、
授業終了後も残って問題と格闘した。


そんな姿をずっと見てきただけに、
彼らの希望が叶うことを、
心から願っていた。


発表の結果を知らせて来た彼らの声は、
明るく弾んでいた。


夢叶い、新たなスタート位置に、
気持ちよく立てたことだろう。


よく晴れた青空も、
彼らを祝福しているかのようだった。


そんな空を見ながら、
合格の喜びに浸っている生徒がいる反面、
夢叶わなかった受験生も少なからずいただろうことに思いがいった。


学園の生徒と同じように
合格目指して懸命に頑張った生徒もいただろう。


そんな子達のことを思うと、
たまらないものがある。


彼らには昨日の青空は、
どのように映ったのだろう。


入試はやはり残酷だなと思ってしまう。


少しばかり違ったスタートにはなるけれど、
前を向いて次のステージに向かってくれることを願うばかりだ。


いずれにしても、ようやく受験が終わった。


自分としては、足らずはあるけれど、
やれることはやったのではないかと、
小さな満足感を味わっている。


でもそれも束の間、
また次が始まる。


明日からは久しぶりの実験学校。
帰った翌日は新中3生との懇談と
また慌ただしく、日々が流れていきそうだ。


気持ちを切り替えて、
自分も次のステージに向かわなくては。


ではまた。

いいやつだ

●むこう向きのおっとせい その591

10日に公立高校の受験が終わった。


当日いつものようにスタッフが手分けして、
各高校に応援に行った。


そんな中、友達の応援にスタッフと共に参加した中3生がいた。


入試前日、彼は応援に行くかどうか迷っていた。


というのも、私立専願組は入試の日は、
学校に登校することになっていたからだ。


どうするのかなと思っていたら、
友人の受ける高校前で、
機嫌よく写真に収まっている彼の写真が送られてきた。


やはり応援に行ったのか、いいやつだなと思っていた。


でもいいやつどころではなかった。


後で聞いて驚いたのだが、
彼は中学1年から3年まで、
無遅刻、無欠席だったのだ。


学校は12日が卒業式だったので、
後3日で完全な皆勤だった。


にもかかわらず、
彼は友人の応援の方を選んだ。


なんていいやつなんだろう。


自分のことより、
友人を思いやる気持ちがほんとに素敵だと思った。


少し緊張気味だった友人のK君も、
きっと大きな励みになったことだろう。


小学校の時からのお付き合いだが、
この話を聞いて、
いい生徒を持ったなと改めて思った。



それぞれに心揺れ動いた入試も
18日の発表で全てが終わる。


いい結果でありますように。



ではまた。

受験まであと3日

●むこう向きのおっとせい その590

今日も高校入試対策で2時から教室に行った。


今年に入ってからずっと続けてきた
日曜日の質問会も今日で最後。


3日後には入試が待っている。


昨日は出願状況も新聞に載った。


子どもたちの受験する高校には、
1.4倍前後の学校が複数ある。


なかなか厳しい受験だ。


子どもたちの緊張もいやがうえにも高まる。


質問を聞いていると、
まだこんなことも覚えていないのかとか、
こんな基礎的なことも解けないのかと、
こちらが焦ることがしばしばある。


あ~ぁ、こんな問題も解けないまま受験を迎えさせるのか、
俺は一体何をしてきたのだと
頭を抱えてしまう。


しかしだ、足らずはあるが、
子どもたちは頑張った来たのだ。


そのことを信じずしてどうするというのだ。


不安いっぱいの子どもたちを
少しでも勇気づけられるように、
あと2日、しっかりとつき合っていこう。


どうか、みんなの希望が叶いますように。



ではまた。

子どもたちの笑顔に後押しされて

●むこう向きのおっとせい その589

今日から3月。

昨日も2時から9時半まで質問タイム。

年頭に、今年はできうる限り生徒と時間を共にすると決めた。

新学期が始まってから、まる2か月。

休んだのは1日だけ。

ずっと生徒の相手をしてきた。

よくなりたいという子どもたちの気持ちに応えたい。

そんな思いでつき合っている。

分からなかったことが出来るようになった時の、
子どもたちの笑顔が何よりの原動力になっている。


子どもたちの笑顔は、今の自分にとって
何よりもエネルギーをくれるものだ。

休みがなくて辛いというより、
楽しいことの方が多い。

こんな思いを持てるというのは、
ある意味幸せなことのだろう。



土曜日のジュニアサイエンスに小3の女の子が
お母さんに連れられて体験に来た。

受付表を見ると、お母さんは学園の卒業生になっていた。

30数年ぶりの再会だった。

「Gちゃんか。」と言ったら、
「憶えているんですか。」と驚いた声が返ってきた。

昔の卒業生のことは本当によく憶えている。

それだけ自分もがむしゃらにやっていたのだろう。

娘さんと一緒に実験に参加した彼女は、
この教室もまるで変わっていないと、
感慨深げだった。

親子2代という生徒が増えた。

嬉しいし、有難いことだ。


実験が上手くいった娘さんが、
ほんとにうれしそうな顔をして
お母さんと話しているのが、
とてつもなく可愛かった。


こんな笑顔に出会える以上、
まだまだ頑張れそうだ。


公立高校入試まであと、10日。

そこまでは休まずに子どもたちに付き合っていこう。

希望が叶った子どもたちの笑顔を見るために。


ではまた。

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