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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

卒業式

●むこう向きのおっとせい その626

21日、2年振りの卒業式を3学年合同で、
東大阪のキラリという会場で実施した。

ここ2年コロナのせいで出来なかったが、
ようやく実施することが出来た。

祝辞後、職員によるバンド演奏。
そして記念映画上映、答辞と
47年前から同じパターンでやっている。

卒業生代表は各期から2人ずつ、
6人が出てきて
メッセージを読んでくれた。

どの子の文章も学園愛に溢れていた。

懸命に読んでいる姿を見ていると、
この子たちの出会った頃の
幼い姿を思い出し、
涙腺が崩壊する。

1人の男の子が、
私のブログを読むのが趣味だと言った。

彼が入試を受けた時の、
私の書いた文を読み返すと、
涙が出るらしい。

こんなのを聞くと、
またしっかりと書かないとと、
最近書けていない自分を反省する。

1人の女の子のは長文だった。

自分の印象に残っている出来事を
2つ挙げていた。

一つは中1の夏合宿の
20キロのオリエンテーリングで、
周りからはきっと遅いだろう、
最後だろうと思われていたのに、
全力でやり抜いて2番でゴールしたこと。

途中まで1位だったのが抜かれて
2位になった事が悔しくて悔しくて
仕方なかったらしい。

そしてもう一つは冬合宿で
単語100個覚える課題に
チャレンジしたこと。

彼女は英語は余り得意ではない。

なので100個というのは、
彼女にとっては、
大変にハードルの高い数だ。

それを周りの励ましもあり、
何度も泣きながら、100個覚えきった。

満点をとった瞬間、
周りからは大きな拍手が沸き起こった。

私が人生で一番頑張って、
一番泣いた忘れられない思い出でしたと
彼女は話してくれた。


それぞれが、それぞれの思い出を持って
学園を巣立って行く。


これから様々なことに出会っていくだろう。

決していい事ばかりではない。
辛いこともいっぱいある。

彼、彼女たちがこの学園での思い出を胸に、
これからの人生を
力強く歩んで行ってくれることを願う。

彼、彼女たちに幸多かれ。


ではまた。

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