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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

素敵な番組に出会えた

●むこう向きのおっとせい その646

授業が終わり、土曜日のジュニアサイエンスの準備をして、
家に着いたのが0時半。

それからビールを飲んで、
遅い晩御飯。

ビールの後は日本酒の燗を吞む。

テレビをつけてはいるが、あまり気を引く番組がない。

と思ってリモコンをいじってたら、
画面に渡辺貞夫が出てきた。

子どもたちと舞台の上で演奏している。

まだ元気で活躍してるんだと、
思わず見入ってしまった。

故郷の栃木県の子どもたちとの演奏会だったようだ。

もう相当な歳だろうなと思って調べたら、
なんと89歳。

矍鑠として、演奏している姿に年寄りの気配が全くない。

昔と変わらず、相当にかっこよかった。

番組を見たのは終わりの方だった。

ウクライナでの戦争に触れた後、
子どもたちと演奏したのは、
「IMGINE」だった。

その後で「GIVE PEACE A CHANCE]
が演奏された。

子どもたちと演奏する渡辺貞夫の顔は、
目の前の子どもたちに対する優しさ、
戦争の最中にいる子どもたちへの思い、
そして戦争を遂行する者への怒りとが
入り混じった表情のように見えた。

アンコールで演奏されたのは
「花は咲く」だった。

そのサックスの音色は本当に心にしみた

自然と涙が出た。


この演奏会前のインタビューで
来年90歳になる渡辺はその原動力を何かと問われて

「自分に納得していないから続いてるんじゃないですか。
どんな世界でもそうだと思うんですが、
やはり完成というか、いいていうのはないんじゃ
ないでしょうかね」

と答えていた。


こんな風に歳を重ねたいと心から思った。


渡辺貞夫に比べたら、まだまだひよっこだ。

前を向いて頑張ろうと元気が出た。

いい番組に出会たものだ。


ではまた。

子どもたちの笑顔

●むこう向きのおっとせい その645

土曜日はジュニアサイエンスの授業があった。

小1・2は「ミニジェットコースターを作ろう」
小3・4は「乾電池作り」
小5・6jは「肺と血流について」
の実験をした。

小1・2の「ミニジェットコースターを作ろう」は
小さい子にとっては
なかなかにハードルの高い工作だ。

最初に、ジェットコースターが
どのようにして動いているのかを
エネルギー保存の法則にも触れながら説明。

その後で工作開始。

まずはハサミを上手く使って
型紙を切らないといけない。

出来たコースにおもりを乗せる。

上手くいくとゴールまでクルクルと
ゆっくり回転しながら転がっていく。

型紙を上手に切らないと、
途中で止まってしまうよと最初に話したら、
子どもたちは思いのほか慎重になった。

型紙を切りながら
「緊張する。」「あっ、ちょっとずれた。」などなど
真剣な顔で型紙と格闘している。

その様子がとても可愛かった。

他にもたくさんの作業をこなしながら工作は進んでいく。

出来る時間に個人差はかなりあるが、
それぞれのペースで黙々と取り組んだ。

出来上がったコースにおもりを置く時の
子どもたちの緊張感がまた可愛い。

そして最後まで転がってゴールした時の喜び方が
またまた可愛い。

子どもたちの笑顔は
他のどんなものより素敵だと思ってしまう。

こんな笑顔に触れることが出来るのは
ほんとに幸せなことだ。
子どもたちに感謝である。

次回も笑顔に溢れる時間になるように、
しっかりと準備をして、
子どもたちを迎えよう。


ではまた。

フィッシングスペシャル

●むこう向きのおっとせい その644

5日6日と実験学校だった。

今回のテーマは
「フィッシングと浮力」

実験学校の生徒の中には、
実験学校のフィッシングを通して
釣り好きになった子どもたちが結構いる。

普段のフィッシングの時間は朝の小1時間程度。

もっと釣っていたいと思う子どもたちの思いに応えるために、
2年前からフィッシングスペシャルを実施している。

「永遠に幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。」
という言葉があるが、
釣りはやはり魅力に溢れている。

海を前にして、
時間と共に移り変わる景色を目の当たりにしながら、
自然と対話をする時間は、
子どもたちの心を豊かにすると心から思う。

いつもなら仕掛けはこちらで作って、
子どもたちは釣るだけになるのだが、
今回は自分たちでロッドに糸を通し、
仕掛けも自分たちでセットさせることにした。

初めての子にとっては難しかったと思うが、
どの子も真剣に取り組んでいた。

自分でセットできるようになれば、
島から帰ってからも、釣りをする機会が増えるだろう。

そうなればいうことはない。

釣果の方は残念ながら、
今一つだったが、
楽しかったかと子どもたちに帰りに聞いたら、
多くの子どもたちが楽しかったと答えてくれた。

釣れなくても釣りは楽しい。

子どもたちも
そんな風に感じてくれていたことが嬉しかった。

この間38年振りに訪ねてくれた卒業生も
フィッシングの応援に来てくれた。

彼に聞くと
最近島での釣果もかなり厳しいらしい。

やはり水温が変化しているのだろうか。

次回はいっぱい釣れて、
子どもたちの歓声に包まれることを願っておこう。


ではまた。

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