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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

願う

●むこう向きのおっとせい その159

昨日は雨だった。

これといった予定がないので、何をしようかと、
酔いの残った頭でぼんやりと考えた。


最近始めた「断捨離」


そうだ、またいっぱい部屋の中のものを捨ててしまおうと思って動き始めたが、
どうも気持ちが乗らない。


雨のせいか、日曜日だからか。


そこそこに掃除を済ませ、雨を眺める。


またぼんやりしているうちに一日が終わってはもったいない。


気を入れ直して本を読むことにした。


上巻を読み終えた「のぼうの城」の下巻を読み始める。


話の展開の面白さに引きずり込まれ、一気に読み通した。


実際にあった出来事だというのも、感動を大きくする。



「のぼうの城」は秀吉が天下統一を果たす頃の話で、
2万人の大群を引き連れた石田三成とそれをわずか500人の軍勢で迎え撃った
忍城の成田長親を中心とした坂東武者の戦いを描いた物語である。


忍城側は戦には勝利するが、結局最後は城を開け渡すことになる。


共に戦ったもの同士、愛するものとの別れはさりげなく書かれているが、
とても切なかった。


主人公である長親が、秀吉の側室になってしまう
甲斐姫への気持ちを尋ねられた時の場面。


「長親は寂しげに微笑んだ。そして、小さくうなずいた。」
この一行が心に残った。


その後の長親の気持ちがどのようなものであったのかは、
何も書かれていない。


きっと愛した人の幸せを祈り続けたのだろうな、
なんて勝手な想像をしながら本を閉じた。


映画にもなって上映中なので、一人で観に行ってみよう。


ではまた。

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