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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

マラソン

森山’s Honey Bucket 156

 

 先の大阪・神戸の市民マラソンの日は、期末テストの勉強会の日でもあった。

 

 マラソンによる交通規制があると予告されていたので、僕は車ではなく電車で教室へ向かった。

 規制の内容とは、車やバイクはもちろん歩行者や自転車も、指定された時間帯にマラソンコースを横切ることはできない、というものだった。
 
 

 しかし僕はその規制に対して相当に甘い認識しか持っていなかった。つまり、「車はだめでも歩行者や自転車は、ランナーが途切れた隙をみて、警察官か実行委員の方が横断を誘導してくれるだろう・・・」とたかをくくっていたのだ。


 そのあては全くはずれた。

上本町駅の地下ホームから地上に出た瞬間、想像もしていなかった情景が目に飛び込んできた。

 3万人ものランナー(参加人数は翌日の朝刊で知った)の「波・波・波」だ。圧巻だった。

 沿道には旗を振ったり、声援を送ったりするいっぱいの人もいて、ビルのオナーや寿司屋のおかみさんもその中にいた。
 僕もしばらく沿道に佇んいると、テレビでしか見たことのないような奇抜な出で立ちのランナー(アンパンマンもルフィーもパンダの着ぐるみもいた)を目にすることができた。しばらく飽きることもなく見ていた。

 教室の前を東から西へ横切る人の波は片側の車線を埋め尽くし、かつ途切れることなく押し寄せてきた。


 僕は自分の目論見が甘かったせいで、前日子どもたちに交通規制に対する注意をしていなかった。


 案の定、勉強会開始前に「すぐそばまで来ているのにマラソンで道が渡れない!」との電話が立て続けに鳴った。「僕の周りに8人います!」と絶叫している男子生もいた。

 結局最も遠回りをしなければならなかった最後の子が、教室に到着したのは、勉強会開始30分後だった。

 子どもたちにはなんとも気の毒なことをしてしまった。


 僕は2つのことを知った。

そのひとつは、3万人という人の数の迫力。(甲子園のそれとはどこか違っていた。)

もうひとつは、通りを横断できない自転車運転者のために、地下道の入り口にボランティアスタッフがおられ、自転車をかついで階段の昇り降りしてくださるのだそうな…

 どこの世界のどんな行事にも、それを円滑に進め、成功に導くために、縁の下で頑張っておられる人がいる…ということなのだ。





 

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