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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

森山’s Honey Bucket 157

 
 カエデ
 
 
  写真のカエデは今から5年前、「星くずの村」から持ち帰らせてもらったものだ。

 当時は、発芽して間もない高さ10cmばかり、茎がひょろりとしその先端付近に葉が2枚程ついているだけの幼木だった。

 父に病気があることが判明し、その病気に効くとされる「さるのこしかけ」を「星くずの村」の林で探しているとき、カエデの成木の根元でその赤ちゃんカエデを見つけた。風に舞って飛び立っていく予定の種子が、親の足元に着地し、そのまま発芽した?そんな感じだった。

 雨で煙る「星くず」の裏山で偶然発見することのできた「さるのこしかけ」と赤ちゃんカエデを、島の営繕担当の田村さんに断っていただいて帰ることにした。

 せっかく見つけたさるのこしかけだったが、既に進めていた化学療法に良くない反応が現れるかもしれないからとお医者様からご指摘があり、結局父に服用を勧めることはできなかった。

 一方、赤ちゃんカエデはプランターに植えて育てることにした。

 どこかはかなく弱々しい苗木だったけれど、父の命との関わりを想像し、「決して枯らせるわけにはいかない!」と妙な責任感を感じていた。

 カエデ自身からすれば、自然に満ち溢れ空気の美味しい小豆島の土で育ちたかったろう…ごめん。

 
 このカエデ、今年の秋に初めてしっかり紅葉した。島のお父さんお母さんカエデの美しい紅葉を真似て、我が家のカエデもいっちょまえに葉の色を変えてくれた。


 これからも毎年幹を太くしつつ、立派に生き抜いて欲しい。そして来年も紅葉を楽しませて欲しい。




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