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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

むこう向きのおっとせい その17

●プラネタリウム




この土曜日プラネタリウムを使った授業のため、

八戸ノ里教室の子どもたちを本部教室へ連れて行った。

 

プラネタリウムを購入する。

いったいどこからこんな発想がわいてくるのだろう。

天体の運行を生徒がなかなか理解しない。

それを解決する手段として、父が行きついたのがプラネタリウムだった。

 

教材を作る、教え方を工夫するとかの次元ではなく、

プラネタリウム購入と、誰も思いもしないところに目をつけ、

それを実行してしまうところが常人ではない。

 

昭和45年、そのプラネタリウムを購入するために、

千葉県にある五島光学という所まで父について行った。

 

大小さまざまなサイズのドームが立ち並ぶ中、

その中の一つに入り、担当の芝山さんに上映してもらった。

大変美しい星空だった。

 

プラネタリウム購入には莫大な費用がかかった。

そしてプラネタリウムは本体だけでなく、それを映すドームもいる。

われわれの生活が裕福にならなかったはずである。

 

いったいどこに取りつけるのだろうと思っていたら

長屋の東の端にある我が家を改装し、

ドームを取り付け、プラネタリウムを設置した。

初めて設置した日、

父は芝山さんと星を映したドームの下で寝た。

 

場末の町に突如として現れたUFOのごときドームは

長い年月を経て、

一人の男のロマンと共に、

今も子どもたちに宇宙への夢を提供している。

 


ではまた。

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