FC2ブログ

藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

ああ怖かった・・・

森山's Honey Bucket 182

 
 たいへん恥ずかしい内容のブログです。


中学1年生と「炎色反応ろうそく」を作る授業をしていた時の出来事です。



 炎色反応とは、金属が燃えるとき、それぞれの金属特有の色を放つ反応をいいます。

例えば、花火の持つさまざまな色彩もこの炎色反応の応用です。

(ここから、文体変わります)


実験は

① メタノール

② ステアリン酸(ろうそくの成分になる脂肪酸の一種)

③ 発色剤としての各種金属化合物

  (硝酸ストロン千ゥム→赤・ヨウ化カリウム→淡紫・塩化ナトリウム→オレンジ色・塩化銅→青緑など)

 などを、メスシリンダーや上皿天秤などを正しく使って計量する。


④ 半分くらいの高さに切ったアルミ缶に①~③を入れ、湯煎して溶かす。

⑤ 薬品の全てがメタノールに溶けたら、湯から出し、今度は氷水で冷やして固める。


 生徒諸君は正しい過程を踏んで、炎色反応ろうそくを完成させた。


 大成功だ!


 
 実験室の明かりを落とし、いよいよマッチで点火。


 
 各自が、希望した発色剤を選んで調合したので、

 机には色とりどりの炎が灯る。



 中1生からも歓声が上がるほどの美しさだ。

 
 燃えているろうそくを慎重にひと所に集める。(これは僕の役)

 色々な色が重なりあいながら炎が背丈を増す。


 一段と美しさをました気がする。
 

 
 (やや時間が経過)


 燃料が尽きていないので、それぞれはまだ色を放っていたのだけれど、


 そろそろ消火すると発表。


 消火には、今だ炎を上げるアルミ缶の上に木の板をかぶせることにした。


 板をかぶせてしばらくのあいだ、

 僕・・・「どうして板をかぶせることで火を消すことができるのかな?」

 生徒・・「酸素がなくなるから。」

 などの問答をしていた。


 
 僕の頭の中では、もう充分「消火に必要な時間」は経過していた。


 「さっ、消えているかな?」と板を上げたとき、


 予想外のことが2つ起こった。



 
 ひとつ…



 火はまだ消えていなかった。




 そして、もうひとつ…

 
 アルミ缶の一つが

 かぶせた板の裏側に引っかかっていたのだ。

 木のフタを持ち上げた勢いで、まだ火がついたままの缶がひっついてもちあがり、

 すぐに外れて、実験机の下に落下した。



 床のカーペットに一瞬で青緑の炎が上がった。

 
 板や濡れ雑巾をありったけかぶせ鎮火した。



 炎はカーペットを溶かし焦がしたが、


 幸い、火事には繋がらなかったし、


 横にいた生徒たちの誰一人も火傷はしなかった。

 
 ほっ…



 
 もし、消し止めることが出来ず大きな火事になっていたら・・・


 横にいた生徒に、大きな火傷をさせていたなら・・・



 後から考えれば考える程、恐ろしくなった。




 
 生徒諸君と一緒に「どうして?先生は失敗したか?」を考えた。




 アルミ缶を半分の高さに切るときに、


 ハサミで切った切り口が曲がっていたことで、

 板との間に大きな隙間ができ、空気をしっかり遮断できなかった。


 また、缶の切り口がささくれだっていたために、板の繊維に引っかかった。


 生徒たちが指摘した物理的な要因はそのようなことだった。




 しかし、もっとも大きな落ち度は、


 実験担当者である自分が、

 このような事態を招くかもしれない可能性について、

 まったく考え及んでいなかったことである。


 アルミ缶の切り口がまっすぐにならないこと。


 ハサミで切った切り口がささくれ立つこと。


 そのいずれもを予想しなかった。


 はじめから、濡れ雑巾を使って消火するべきだった。


 反省点ばかりだ。



 恥ずかしながら、しっかり学んだ。

 
 生徒たちと教室を守ってくださった神様に心から感謝したい。


炎色反応




 

 

 
 



 
  
 

Newest

Comment

SHIGE母 #-

こんにちは

いつもお世話になります。

子どもは帰ってきて、「あのな、今日な~・・・・・・!」と興奮気味に教えてくれました。

いろいろハプニングが起こるとその日の出来事を鮮明に覚えてくれるので、この実験のこともきっと忘れないでしょうね。

そして、これが普段の生活の中で起きた時に、慌てずどうしたらいいかを学んでくれたと思います。

誰も怪我をしなくてよかった~と思ったのと同時に、先生、また煙検知器を止めて実験されたのね・・・管理人さんに叱られなかったかしらと、母はそちらの心配をしました(笑)

2013/07/08 (Mon) 13:20 | URL | 編集 | 返信 | 

Leave a comment

Designed by Akira.
Copyright © 藤原学園の『年中夢求』日記 All Rights Reserved.