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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

小倉百人一首

森山's Honey Bucket 202

 
 「とうふ作り」が藤原学園の秋の恒例行事であるように

 「先輩を囲む会」が初冬の恒例行事であるように

 「百人一首大会」もまた、新春を飾る学園の伝統行事である。


 
 五・七・五・七・七の31文字で歌われた和歌を短歌という…とか、

 初めの五・七・五を上の句、続く七・七を下の句という…とか、

 まずは基本的な説明をして、

 次に、歴史的仮名遣いと現代仮名遣いの違いを話したり、

 選者、藤原定家のことを伝えたり、

 「恋の歌」のきわどい解説だってする。




 カルタ取りは初めてだ、という子もいるので、

 もちろんルールの説明もするにはするが、
 
 できるだけ手短に、「習うより慣れよ!」と早々に大会に移る。



 たいていはじめの数首は緊張感漂う中でのやりとりになる。

 
 しかし、開始5分と経たないうちに、場はだんだん和んできて

 10分も経てば、活気と喜びと、

 そしてそれぞれの子たちの負けん気が満ち満ちた

 素敵な素敵な空間に変わってくる。



 たまに「百人一首で大活躍する子」が現れる。


 詠み人の名を伝えるだけで、誇らしく「はい!」と取札に手を伸ばすのだ。

 立て続けにそんなことやって見せると、その子はたちまち班のヒーローに祭り上げられる。

 
 でも、そんなヒーローになるのは、必ずしも普段の成績優秀者ではない。

 「この子にも意外(失礼)にこんな力があったんだなあ」と感心し、

 どこか百人一首は運動会に似ているな…と思ってしまう。



 子どもたちのそれぞれが、何かしらの得意分野を持ち、

 おのおの活躍の場が認められるということは、

 本人にとってはもちろん、周りの我々にとっても嬉しいことだ。

 

 残りの取り札がだんだん減ってくると、会場の盛り上がりは最高潮に達する。

 そこで、ちょっとおもしろいルール変更をすることにしている。


 
 取るべき札を見つけたら、すぐに「はい!」と手を出すのではなく、


 その場で3回回転してから取ることとか、

 10回拍手してから取ることとか、

 腕立て伏せ5回のあとに取るとか、

 教室の端までダッシュして戻って来てから取るとか、

 履いている靴下を脱いでから取るとか…


 バカバカしいと思われる方もお在りだろう…

 どれ一つとっても本来の競技の作法?から甚だしく逸脱している。


 しかし、どの子も変なルールに従って、必死に争って札を取る。



 なんて健気!なんと可愛い!



 小学校の4年から中3まで、

 クラスの皆が真剣に取り組んで競い合い、

 かつ和気あいあいとして、一体感が生まれる…


 恐るべし百人一首!


 恐るべし日本の伝統行事!

 
 今年もたっぷり楽しませてもらった。


 



 




 



 


 

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