●むこう向きのおっとせい その227
昨日、卒業式で演奏するための、バンド練習があった。
私は、ここ2年、「カントリーロード」ともう一曲歌わせてもらっている。
昨年と一昨年は「斉藤和義」の曲を歌った。
今年はどうしようかと思ったとき、
大昔にやったことのあるオリジナル曲が頭に浮かんだ。
もうかれこれうん十年前に作った曲だ。
曲名は「時は流れても」。
卒業式でオリジナル曲をやろうということになって、
私と15期生の佐々木君が歌詞を作り、19期生の大東君が作曲することになった。
佐々木君も大東くんも学園卒業生で作った「蒐英(しゅうえい)バンド」の面々だった。
(蒐英バンドについてはまた別の機会に書くとしよう)
歌詞は二人のフレーズを合体させて作った。
うん、うん唸りながら作ったのだが、結局1番しか出来なかった。
曲の方は、なかなかいい感じの出来だった。
何度かの練習の後、卒業式で披露した。
1番しかないので1番を繰り返して歌った。
評判は悪くなかったと思うのだが、何故かその後、卒業式で歌うことはなかった。
今年は特別の思い入れのある卒業式なので、この曲を復活させたいと思って、
Yに言ったら、歌って送れと言うので送ってみた。
そしたら「いい曲ですね。ぜひやりましょう。」と言ってくれたので、やることにした。
1番しかないのが寂しいので、2番を作ると言ったものの、なかなか言葉が浮かばず、最終練習の昨日、どうしたものかと思っていたら、急に歌詞が舞い降りてきた。
何と3番まで出来てしまった。
練習場に行って、Yにそのことを言ったら、「3番まである?!覚えられへんやん。もうええって。」と非難めいたことを言うので、無視する。
曲の方はこれまた蒐英バンドのメンバーである24期の橋詰君がアレンジしてくれた。
そしていざ歌ってみると、ピアノのなりちゃんの前奏、ケンちゃんのベース、池畑先生のドラム、橋詰君のギターに、Yのハモリが抜群のハーモニーを醸し出し、とってもいい曲に出来上がった。(と思う)(自画自賛)
ただ卒業式の時に、最近とみに涙腺の緩んでいるこのボーカリストが、最後まで歌えるのかが、懸念材料ではある。
ではまた。