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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

原点

森山’s Honey Bucket 215

 二十数年ぶりに卒業生(31期生)のSさんが本部校を訪ねてこられた。

中3生だけで5クラス150人は在籍していた頃の卒業生である。

 
 今は飛ぶ鳥を落とす勢いの某進学塾で算数・数学の教鞭をとっておられるらしい。

企業化した進学塾にあっては、難関校への進学実績こそが全てに優先され、

授業の進度に付いていくのが難しい子に対して、時間を掛けてじっくり付き合ってやることは困難なのだそうだ。

「先生、わかった!」と目を輝かせる子どもを見るのが生き甲斐のひとつだなのだが、(成績上位者に合わせた)カリキュラム上、それも難しい・・・。ときおり、これでいいのかなあ?と自問してしまうときがある・・・、と。

そんな折、偶然『となりの人間国宝さん』の放映を観た。

そこには、子どもたちのキラキラ輝く目があった。

藤原学園で過ごした日々が、自分を教師という職業に向かわせたのだ。

教師になりたいと思ったはここでのさまざまな経験があったからだ。

たまらなくなってここを訪ねさせてもらった・・・

彼は、静かにしかし熱く語った。



実験室の隅々まで、舐めるように見渡した彼が、最後にこんな話をしてくれた。



小豆島の夏合宿に参加したとき、あまりの興奮でいつまでも寝られず、同室の仲間たちと夜通ししゃっべっていた。

そこにヒゲ先生が見回りに来られた。こっぴどく叱られた。

もちろん痛い痛いヒゲももらった。

ヒゲ先生は、ぼくたちに部屋から外に出るように言われた。

外でもう一度叱られるの?と一瞬ドッキリしたが・・・

ヒゲ先生はぼくたちに星空を見上げるようにおっしゃった。

真夏の夜なのにそこにはオリオン座が輝いていた。

星空の下、しばらくの間、ヒゲ先生はぼくたちだけに天体の授業をしてくださった。


これは、ぼくが大切にしている思い出であり、ぼくの教師人生の「原点」となったできごとです。


彼のお話を聞きながら、自分がこの学園の一員でいられる喜びを静かに感じることができた。
森山’s Honey Bucket 215

 二十数年ぶりに卒業生(31期生)のSさんが本部校を訪ねてこられた。

中3生だけで5クラス150人は在籍していた頃の卒業生である。

 
 今は飛ぶ鳥を落とす勢いの某進学塾で算数・数学の教鞭をとっておられるらしい。

企業化した進学塾にあっては、難関校への進学実績こそが全てに優先され、

授業の進度に付いていくのが難しい子に対して、時間を掛けてじっくり付き合ってやることは困難なのだそうだ。

「先生、わかった!」と目を輝かせる子どもを見るのが生き甲斐のひとつだなのだが、(成績上位者に合わせた)カリキュラム上、それも難しい・・・。ときおり、これでいいのかなあ?と自問してしまうときがある・・・、と。

そんな折、偶然『となりの人間国宝さん』の放映を観た。

そこには、子どもたちのキラキラ輝く目があった。

藤原学園で過ごした日々が、自分を教師という職業に向かわせたのだ。

教師になりたいと思ったはここでのさまざまな経験があったからだ。

たまらなくなってここを訪ねさせてもらった・・・

彼は、静かにしかし熱く語った。



実験室の隅々まで、舐めるように見渡した彼が、最後にこんな話をしてくれた。



小豆島の夏合宿に参加したとき、あまりの興奮でいつまでも寝られず、同室の仲間たちと夜通ししゃっべっていた。

そこにヒゲ先生が見回りに来られた。こっぴどく叱られた。

もちろん痛い痛いヒゲももらった。

ヒゲ先生は、ぼくたちに部屋から外に出るように言われた。

外でもう一度叱られるの?と一瞬ドッキリしたが・・・

ヒゲ先生はぼくたちに星空を見上げるようにおっしゃった。

真夏の夜なのにそこにはオリオン座が輝いていた。

星空の下、しばらくの間、ヒゲ先生はぼくたちだけに天体の授業をしてくださった。


これは、ぼくが大切にしている思い出であり、ぼくの教師人生の「原点」となったできごとです。


彼のお話を聞きながら、自分がこの学園の一員でいられる喜びを静かに感じることができた。







 







 

 


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