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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

「宿題」

森山's Honey Bucket 292

A新聞の声の欄に〝長期休暇中の学校の宿題〟についての意見が交わされている。

とある中学生(15歳)が

「お願いだから先生、長期の休みに宿題を出さないで!

学校がある日には出来ない、まったく違ったことを体験したいから。」

と声をあげたことが、そもそもの始まりだ。


この中学生は

「教科書以外にも学ぶことはたくさんある。

これからの時代は、これまでにはなかった新たな職業が人々を支えていくと言われる。

長期の休みにこそ、夢中で好きなことに向かい合ったり

ふだん出会えない人と協力し合ったりしたい。

そういう機会が、私の生涯を支えてくれるのだ。」

と主張している。




これに対して、さまざまな方の意見が掲載されていた。興味深く読ませてもらった。

中学生の意見に対し「それはもっともな言い分である・・・」というのは共通認識であったが・・・


大きく、「全面支援」派と「ちょっと待った」派に分かれた。




全面賛同の方

「子供は下校すれば、学校から自由な存在だ。」

「家庭での時間に、宿題という形で学校が介入するのはおかしい。」

「教科書以外に学ぶことはたくさんある!」という中学生の主張に大賛成・・・

「外国で小中時代を過ごしたが、宿題の無い3か月の夏休みを、気を失うほど遊び、貴重な体験を積み重ねた。その体験が今の自分の支えになっている。」

「教育が、子供をもっと解放することだ。好奇心を養い興味の幅を広げた子供たちが、日本を豊かにしていく。」

「主体性を育む好機が長期休暇にあるのは間違いない。長期休暇のあり方を見直すときだ。ただ、好きにしなさいではなく、適切なプログラムを用意するなど、社会のお膳立てが必要だ。」



「ちょっと待った!」派

「時期が違う。15歳くらいであれば、やらなければいけない宿題を自主的計画的に進め、規則正しい生活習慣を身に着けてほしい。長期休暇はそのための大切な機会だと考えよう・・・」

「長期休暇で培った基礎学力や生活習慣こそが、生涯を支えてくれるものになる。」

「宿題をすることは、体験ができないことの言い訳にはならない。」

「宿題をやりながら、日ごろできない体験や学びをする。そのために時間の使い方を工夫する・・・試行錯誤が成長になる。」





「藤原学園」は殆ど宿題を出さない稀有な塾だった。


子どもたちは彼ら彼女らの本業たる「学校」で朝からしっかり仕事をこなしてきている。

学習もしかり、友だち付き合いしかり・・・しっかり学び・活動してきているのだ。


その上に塾に来る。

それは子どもたちにとっての「残業」ではないのか?

そこでうんと宿題を出したのでは、「残業の上に残業」を強いていることになりはしないか?

僕はずっとそう考えてきた。


だからこそ藤原学園は、楽しく学び、豊かな経験をし、笑顔で学習できる環境を準備してきたつもりだし、

「宿題」は学習内容の定着を図る目的以外に、「よく頑張ってきたね!」と認め褒める材料だった。



新年度からは学習過程にしっかり「宿題」を位置づける新たな方針に移行する予定だが、

藤原学園での学びの本質を変えるつもりはない。


「やらされる」宿題ではなく、それぞれの「励み」となる宿題。理想ではあるがきっとできるはずだ。

子どもたちと共にコツコツと作っていきたいと考えている。

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