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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

薫風の中で

●むこう向きのおっとせい その341


昨日は朝の10時から昼の3時までテスト対策だった。



昼食時間を挟むので、みんな弁当持参または下のスーパーで買ってくる。



昼食時、ご飯を食べながら、わいわい言っている彼らの声が
職員室まで聞こえてくる。



学年、男女関係なく仲良くやっているのが伝わってくる。



穏やかな、のどかな時間だ。





私は食事が済んだあと、廊下に出てみた。



何とも心地よい風が吹いている。



あまりに気持ちがいいので、廊下に置いてあるベンチに座って、
お茶を飲みながらひと時を過ごした。



以前から5月てこんなに気持ちのいい季節だったのかなと
思わず考えてしまうくらい気持ちがよかった。



となりに座っている中1のM君も、
72キロの巨体を揺すりながら、これまた風に吹かれている。



彼も気持ちよさそうだった。



でも同じ様に気持ちいいなあと言いながらも、
私が感じているほどの感動を、彼が感じているとはまず思えない。



彼は若すぎるのだ。



あり余る可能性の中で、
吹く風のなんたるかを考えている時間などないのだ。




歳を取ると感受性というのは鈍くなるのではなくて、
研ぎ澄まされていくのではないのだろうか。



残り少なくなった時間の貴重さを、
自分が意識する、しないに関わらず、
心の方は感じ取っているのではないか。



薫風に吹かれながら、ふとそんな思いが頭を巡った。



「薫風に右脳ふんわりふわふわと」
            (鶴濱節子)



ではまた。

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