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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

ルール作りは難しい…

同じ局の同じ帯のニュース番組を見ていて奇妙な心持ちになってしまった。
「歩きスマホは重大なマナー違反」との立場から東京都内のとある自治体の皆さんが、街行く人たちに熱心に啓発のビラを配布していた。
アナウンサーは勿論ニュース内容に自分の感想は添えないが、ニュース内容それ自体が、歩きスマホの蔓延する今の時勢に苦言を呈する感があった。
確かに自分が車や自転車を運転しているとき、スマホの画面に目が釘付けのまま道路を横断する若者に辟易したことは何度かある。
がしかし、世話役の方の「歩きスマホ=悪」の主張に便乗し、ポケモンGOに熱心な人たちへ一方的に警鐘を鳴らすかのようなニュース報道に、ポケモンに関心薄い僕ですら「そこまでしないといけないの?」と違和感を感じた。
幾つか別の話題が取り上げられあとに続いたニュースに「えっ?じゃあどうすれば…」と言う気持ちになった。
場所はとある城下町。小山の上に立つ天守は街のシンボルであり市民の誇りでもあるらしい。
天守や城下を訪ねる観光客も少なくない。そこで観光客に喜んでもらおうと地元の若者が考案・作成したのが、かのポケモンGOで話題の最新技術「AR」(拡張現実)を利用した「城の解説」らしい。
道を行きながらスマホの画面をかざすと、図や史料が表示されたり、丁寧な音声解説が流れたりする。
感想を求められた観光客は異口同音「親切でありがたい」「詳しく説明され興味が深まった」と感謝の弁。
しかし、これも立派な?歩きスマホだ…と、ひねくれ者の自分は感じた。
ある視点から見れば人迷惑なこと。別の視点から見れば人に役立つこと。そんな矛盾のある事柄は世の中にたくさんあるだろう。
だからこそ、ルールを作ろうとする人たちは、その矛盾と向き合って、例外のないルール作りを目指さねばならない。
同じことでも、あるときは善、あるときは悪、とケースバイケース判断されるような事柄が想定されるときは、細部まで詰めて矛盾が生じる余地をしっかり埋めるべきだ。
皆が守るべき「ルール」を制定するのに性急さはご法度だ。
そして、じっくり決められた自分たちのルールはしっかり守る…そんな社会でありたい。

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