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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

修理して用ゐることぞ(前編)

あけましておめでとうございます。

というご挨拶ももはや相応しくない、気が付けば一月の末。

久しぶりの更新となります。


しかも金曜日の記事を日曜日に編集しておりますが、こうなっては遅れるもなにもありません。

いえ、せめて曜日は先週の金曜日に設定しておきましょう。

今年もどうぞ、実は存在する金曜日枠にお付き合いくださいませ。




先日の国語の授業で読んだ一文。

「物は破れたる所ばかりを修理して用ゐる事ぞ」

徒然草第百八十四段 『相模守時頼の母は』からの引用だった。


鎌倉時代、第五代執権を務めた北条時頼のオカン、松下禅尼(まつしたのぜんに)の話だ。



その百八十四段がどんな内容かというと、


禅尼はすすけた障子の破れたところを自分で切り貼りしていた。

禅尼のお兄さんはそれを見て、「そんなん人にやらせたらええやん」というのだが、禅尼は自分でやると言い張る。

しかもその作業というのが破れたところだけをチマチマと貼るものだから、障子はまだら模様になっていく。

みかねた兄貴は「全部貼り替えちゃいなよ」と言う。

すると禅尼は、

「ウチもそう思うんやけど、今日は息子来るからわざとこうしとくわ。

物は破れた(壊れた)とこだけ修繕してつかうもんやって見習ってほしいねん」と言ったのだと。

天下を治める道は倹約が基本。天下人のオカンもやっぱちがうよね~。


という話。



「モノは大切にしましょう」

これに関してはだいたい賛成。
賛成するけどよくチョーク落として折っちゃう。ごめんね。

ただまぁ、今の時代からすれば、「修理」=「倹約」が必ずしも成り立つとは限らない。

修理にしたって、修理業者みたいなのもあるしね。

修理する時間を別の生産活動にあてた場合…という考え方もあるしね。


じゃあ修理するってどんな時だろう、とふと考える。

まぁ、まだそれを使いたい時・おいておきたい時かなぁ。


じゃじゃじゃじゃあ、自分で修理するとなるとどうだろう。

簡単にすぐ直せそうなものか、

あるいは――――………





***



中3生の勉強会中のことである。


「この机がったがたや!」

という生徒の声。


たしかめてみると、たしかに足がガッタガタ。

他の机もけっこうガッタガタ。

よくよく考えれば、私も受験生だったころにお世話になった机たち。

一体いつから働いてくれているのやら。

そりゃネジの一つもゆるむわなぁ、とひっくり返してみると。


KIMG2393.jpg


ぐにゃあ……



えー。まじでーーー。

ううーーーん、どうしたものか。


なおしちゃう?

後で来た子がガタガタのところに当たってもかわいそうだ。


頭をよぎる、

「物は破れたる所ばかりを修理して用ゐる事ぞ」


そうだね禅尼、天下をとる基本だ。とらないけどさ。



ネジを少しだけゆるめ、ぐにーんと伸ばす。

六角の…というかカドがあるパーツは工具でカドを削ってしまいがちなので気を遣う。

本体も変に曲がらないようにおそるおそる。

ついでにキャップらしきものも机の下から発見し、はめこんでみる。


KIMG2394.jpg


ちょっといがんでる(笑)



まぁでもこれくらいなら使える。

また曲がりそうだけど…。

そう何度も修理できるわけじゃないだろうけど(たぶん変形に耐えられない)、

割れるまではなおしてやろうじゃないの。




タイトルが「前編」になってる?ええ。次回もなにか直します。

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