藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

「明日へ」

●むこう向きのおっとせい その383


今島から帰りのフェリーの中にいる。


島に行く事になった理由は、島でお世話になっている金両石油の会長さんからの電話にある。


島を舞台にした映画撮影があるらしく、そのスタッフの泊まるところとして、「星くずの村」を使わせてもらえないかと言ってこられたのだ。


会長さんが何故そんな世話を焼いておられるかは聞かなかったが、昔から人の世話を親身になってされる方だったので、おそらくどこからかの依頼に応えようとされたのだろう。


総勢20名、15日間の宿泊。


父の代からお世話になっている会長さんからのお話となれば、応えない訳にはいかない。


しかしながら、今まで教育関係以外の一般の人を泊めた事はなかったし、映画の内容もどんなものかよく分からない。


おかしな映画ならやはり宿泊はしてもらいたくない。


それに学園スタッフが全くいない状態で、ちゃんと使ってくれるのかとの心配もある。


先ずは話を聞いてみようということで、島に向かったという訳だ。



そして今日、会長さん、映画監督とスタッフの皆さんとお会いした。



先ずは私の方から村の歴史、設立趣旨を簡単に説明した。



ヒゲ先生の教育にかける熱き思い、そしてこの村がどのような存在なのかを出来るだけ理解してから使って欲しいという思いを伝え、ヒゲ先生へのインタビューをまとめた「学問の芽をつまないて」を是非読んでおいて欲しいとチーフディレクターにお渡しした。



チーフディレクターからは映画の説明を受けた。


タイトルは「明日へ」。内容は反戦。


今世の中が、戦争がなかったかの如く、戦前の感じに似て来ているということに対する警鐘を鳴らすというものだった。


戦前に、周りが戦争一色になって行く中、戦争反対を訴え続けた1人の僧を回顧するという形で物語は進められていく。


台本を読ませてもらったが、共感できるところは多々あった。


大きな流れが出来ると、それに抗うことは非常に難しい。


最近そんなことを感じることが多かったので、こんな映画は今だから必要なのではないか、出来れば応援したいと思った。


話をした後、村を案内した。


スタッフの方々は宿舎を案内するたびに、その設備に大変に驚いておられた。


案内の後、出来るだけ協力するということをお伝えして別れた。



移動に使う車が大きいので、それが村に入って来るのが難しいかもしれないと仰っていたので、どのような結果になるかは分からないが、映画は完成したら見てみようと思っている。


世の中には熱き思いを持って行動している人達がいるという事を感じさせられた時間だった。


ではまた。


Newest

Comment

Leave a comment

Designed by Akira.
Copyright © 藤原学園の『年中夢求』日記 All Rights Reserved.