藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

やりきれない思い

森山’s Honey Bucket 336


那須高原で雪山の安全講習を受けていた高校生と引率の先生の尊い命が、雪崩によって奪われた。

若くして亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、最愛の人を亡くされたご家族に心からのお悔やみを申し上げたい。



一方で、行事を主催した先生方の後悔の大きさは計り知れず、押しつぶされそうな心の置き場所が見つけられないことだろう。



「雪崩注意報の発令される中、どうして子どもたちを訓練をさせたのか?」



我が子を永遠に奪われた親御様のみならず、世の大方の方々は、無理に行事を進めた指導者への憤りを感じておられることだろう。



確かに、いくら責められようとも、なじられようとも、引率者は反論の言葉を発することは決して出来ない。


子どもたちの命と引き替えにして、なお価値があるような行事など決してないからだ。




しかし…しかし…敢えて…


「訓練に連れて行こう!」と言った先生方の気持ちが僕には少し分かる気がする。



「子どもたちに満足出来る体験をさせたい。一生の思い出となり、それがそれぞれの子どもたちの人生に役立つものでなって欲しい…。
自分たちは、そのために子どもたちをここに連れて来たのではないのか…」と。



大雪・雪崩注意報が発令される事態で、メイン行事だった登山の中止は決定した。

このままでは、生徒たちは大きな満足が得られないのではないか?

登山を諦めさせる代わりに、他の貴重な経験を、ここに居る子どもたちに是非させてやりたい…


引率者は、おそらく子どもたちの気持ちを第一に優先したのだろう…


そんな引率者の思いが痛いほどわかる…


だけれども、結果において、その思いやりは取り返しのつかない誤った判断に繋がる。



子どもたちのためを思い、良かれと信じて決断したことが、最悪の結果に繋がる…

引率者にとってこれ程までに辛いことは無かろう。



今回の引率者には、業務上過失致死などの責任が問われるだろう。
何年もの服役を命じられるかも知れない。


しかし仮に刑を全うしても、引率者にとって、教え子たちの命を奪ってしまった…という後悔は一生消えることはないだろう。


誰にとっても辛く悲しい事故だった。




どうか、安らかにお眠りください…

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