藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

思わぬ再会

●むこう向きのおっとせい その396

金曜日と土曜日にジュニアサイエンスの授業で、ふ入りの葉を使った光合成の実験をした。


その準備のために若江校前の岩田公園にある、紫陽花の葉を金曜日の午前中に取りに行った。


そこには昔から斑入りの葉があって、
ずっと重宝して来た。


ただ誰に断りを入れるでなく勝手に取っているので、いつも若干後ろめたくはある。


公園に行くと、紫陽花の花の前のベンチに複数の人が座っている。


うーむ、ちょっとまずいなと思いながらも、
取らないで帰る訳にはいかない。


ベンチの人達に背を向けて、なるだけ怪しまれないように、出来るだけ動きを少なくして、こそこそと葉を切っていた。


何しろ2日分だから、結構な枚数を切らないといけない。


一箇所に偏らないように、あっちこっちの葉を動き少なく取っていた。



その時に子ども連れのお母さんが私の側に近づいて来た。


お母さんはじっと私を見ている。



これはまずい、怪しまれないように何か言わねばと思ってそちらの方を見た時、そのお母さんが


「真也先生!」と私の名を呼んだ。



予期せぬことに驚いた。


名前を呼ばれたけど、一瞬誰か分からなかった。


そしたらそのお母さんが「◯◯の姉の智子です」と言ってくれた。


瞬時に記憶が蘇った。


彼女が卒業してから会っていないので、26年振りの再会だった。


話をしていたら、彼女は今は東京に住んでいるとの事で、たまたま実家に帰って来ていたらしい。


私も朝から公園に行って、こそこそと葉を取る事は普段ないので、奇跡的な再会ということになった。


あれこれと話をした。


彼女は管理栄養士をしていたとの事で、
「学園で学んだ事は生きています。卒業生は頑張っていますよ。」と言ってくれたのが嬉しかつた。


別れてから彼女と一緒に撮った写真を簡単な文を添えて送ったら、彼女から返信が届いた。


「ありがとうございます。まさに奇跡のタイミングでしたね。大阪に戻る度色々なものが変わっていますが、変わらないものがあると懐かしくほっとします。妹にも写真見せておきますね。またの再会を願っています。」


卒業生に会うと、時に自分の来し方に思いが至る。


滅多とないが、時に天才バカボンのパパのように、

「これでいいのだ!」

と思える事があるとまた頑張れる。


思わぬ再会だったが、元気をもらえた。


ではまた。

Newest

Comment

Leave a comment

Designed by Akira.
Copyright © 藤原学園の『年中夢求』日記 All Rights Reserved.