藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

2017 夏

●むこう向きのおっとせい その406

15日~18日の本科合宿で今年の夏の合宿は全て終了した。


初日は雨だったので予定を変更して、勉強中心の1日になったが、
2日目以降は天気も回復し、全ての行事をこなすことが出来た。



「海辺の生物観察」「海ホタルの観察」「天体観測」「ロケット打ち上げ」
「アイスクリーム作り」「ウニの発生実験」「花火作り」「国語・算数・数学学習」
「課題学習」「寒霞渓登山」「海水浴」「プール」「ボート訓練」「ボートツーリング」
「キャンプファイアー」「オリエンテーリング」「フィッシング」


学年によって異なるが、
子どもたちは実に多くの体験をした。


スタッフもフル回転で日々の行事をこなした。



今回特に印象に残ったのは「オリエンテーリング」だ。


「オリエンテーリング」は、バディを組んで、
出発点から地図を頼りに、
チェックポイントを通過しながら
宿舎に帰って来るというもので。
18期生の時に初めて実施され、それから44年続いている行事だ。


以前は25キロほど歩いていたが、今はプールに入ってからスタートするので
距離は20キロ弱にしている。今年は18,5キロ。


別にレースではないのでどのように帰ってきてもいいのだが、
子どもたちは強烈な日差しの下、懸命にゴールを目指す。



今年はいろんな事があった。


いきなり道を間違えたグループ。
この子たちはおそらく20キロ以上は歩いているだろう。


途中で足がつりながらも、リタイアすることなく
ゴールした者。体重80キロの巨漢の彼は、
ゴールした時、涙を流していた。


余りにもペースが遅いので、到着が大幅に遅れる恐れがあるグループに、
第3チェックポイントに19時半までに着かなければ、
そこで終わりにして車で運ぶと宣言した。過去にそんな例はない。


中3の彼女たちは最後のオリエンテーリングという事もあって、
絶対ゴールしたいと、それからは周りの先生たちに励まされながら、
必死に歩いた。


これまたゴールした時に涙を流していた。



よく頑張っていたのは、予想に反して中1の女の子のバディ。
最後に中3に抜かれたが、2位という結果になったのには驚いた。
よく頑張ったと思う。


彼女たちは頑張りすぎて翌日体はぼろぼろだったが、
心地いい疲れだったと思う。



この日のために練習するでもない、たった1日のことなのだが
ゴール目指して、今ある自分の力を全力で出す。
そして自分の限界はもうちょっと先にあるのではないかというような事を
この体験から感じてくれたら言う事はない。



合宿の最終日には子どもたちに作文を書かせている。


「また来たい」、「楽しかった」、「達成感があった」
と子どもたちは異口同音に書いている。


そんな中で
5年生の女の子の作文のタイトルが
『「人生で初めて」がいっぱい』
だった。


なんという素敵なタイトルだろう。


抜粋してみると、
『人生で初めてやったことが、8こありました。海ホタルをみたこと、ウニにさわったこと、すごく遠くまで泳いだこと、ボートをこいだこと、23時まで勉強したこと、たおれそうなほど山を登ったこと、つりをしたこと、そしてジャンボフェリーにのったことです。』
羨ましいほど、初々しいですねぇ。


楽しいこと、苦しいこと、頑張ったことなどなど
そんな体験が彼、彼女たちの人生を豊かにして行くのだろう。



今年も様々な思い出を残して夏合宿は終わった。


この合宿で「体験」したことをよい「経験」に変えて、
新たな学期を意欲に燃えて迎えてくれたらと思う。



ではまた。

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