藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

いつかまた

●むこう向きのおっとせい その408

30日、講習会が終わってから、FFCの面々と神戸に釣行した。


夜中の2時に着いて、そこから昼前まで
暑い日差しの中、太刀魚を狙ってロッドを振り続けた。


根がかり連発の上、全く釣れずで、ちょっとめげた。


昼前にいったん納竿して食事をすることになった。


私はみんなとは別行動で、
学生時代にとても仲がよかった、
今は行方の分からない友達を探しに行った。


その友とは大学1回生の時に出会ったのだが、
テニスのパートナーで、ものすごく気か合って、
一緒にいる時間が楽しすぎて、
四六時中一緒にいた。
もう恋人状態だった。


見た目は『小さな恋のメロディー』に出ていたジャックワイルド。
軽くかかったパーマがかっこよく、
優しく、お洒落だった。


私もまねしてパーマをあてたが、大阪のおばちゃんみたいになって
みんなの失笑をかった。


好きだった子に振られた時、
何も喋らず落ち込んでいる私に、一日中黙って付き合ってくれた。



随分たってから
「ちょっと落ち着いた。」と私が言ったら
「よかったなと。」笑顔で応えてくれた。


とてつもなくいい奴だった。


その後私に彼女が出来て、そっちの方に気が行ってしまって
彼と会う機会が激減したのだが、
今思えばなんて身勝手だったのだろうと思う。



お互いの結婚式には出たが、
その後私の無精のせいで、音沙汰がなくなってしまった。


ずっと気にはなっていた。


それがこの間、なりちゃんが教室の引き出しの中に
こんなのがありましたと、彼からの葉書を持って来てくれた。


懐かしい文字がそこにあった。


デザイナーをやっていて、
事務所の移転の知らせだった。


事務所は元町だった。


それで今度釣行するのが神戸だったので、
探してみる事にしたのだ。



もううん十年も前だから、
様変わりしているだろうなと思いながら、
葉書を手に探した。


しばらく、めぼしいところを探したが見つからない。


古くからありそうな酒屋さんがあったので、
だめもとで聞いてみようと思って尋ねたら、
葉書の住所を知っていて、教えてくれた。


高鳴る胸を抑えて、彼がいるかもしれないビルに向かった。


ビルは思ったより質素なところだった。


こんなところで仕事をしていたのか、
彼も苦労したのかなと思いながら、
部屋の前に立った。


やはりと言うべきか、
そこには違う名前のプレートがあった。


外に出てから電話をかけてみたが、
「おかけの番号は現在使われていません」と無機質な声が返ってきた。


強い日差しが悲しかった。



しばらくぼうと車を走らせていたら、
S之介先生から
「みんなまだ帰らないと言っています!」
と明るい声で電話がかかった。


その声にちょっと元気が回復した。



今回は会えなかったけれど
いつかまた会えると信じたい。



なぁ、内井。
もしこれを見ることがあったら連絡くれませんか。
会いたいです。

Newest

Comment

Leave a comment

Designed by Akira.
Copyright © 藤原学園の『年中夢求』日記 All Rights Reserved.