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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

 

●むこう向きのおっとせい その524

ブログの更新が遅れてしまった。

今年はなかなか涼しくならないなと思っていたら、随分と冷えてきた。


季節は確実に本格的な冬に向かっている。


そろそろ紅葉も見頃かと思って、
奈良まで行ってみた。


奈良はいつ行ってもいい。


奈良駅を出ると、大阪とは全く雰囲気が変わる。


今回は正暦寺というところに行ってみた。


正暦寺は古来より『錦の里』と呼ばれた寺で、
3000本を超える楓があり、
川が流れるとても自然豊かなところだった。


紅葉はまだもうちょっとという感じだったが、
それでも見事な色づきだった。


特に、寺にある建物の福寿院の借景庭園は圧巻だった。


入った瞬間にその美しさに目を奪われた。


しばらくぼーっと座って、その景色を眺めた。


その部屋には孔雀明王像というのがあった。


これまた魅力的な像で、
孔雀の上に観音様が乗っておられる。


孔雀という鳥は毒蛇をも食すとされ、それが転じて罪業を消滅させる力のあるものとして神格化されたとのこと。


私の罪業も食してくれたらありがたいのだが。


2時間ほどの滞在だったが、
行ってよかったと思った。


帰ってから、また太刀魚が釣りたくなって、
神戸まで行った。


前回も渋かったが、またまた渋かった。


周りも誰も釣れていない。


もうちょっとして釣れなかったら諦めようと思ったら、ガツンとあたりがあって、
太刀魚が釣れた。


なかなかのいいサイズだった。


釣ってすぐに血抜きのために頭を切って、
水につけた。


しばらくして、何気なく見てみたら、
太刀魚はまだピクピクしていた。


その生命力には驚いた。


一つの命が自分のせいでなくなろうとしている。


いつもはそんなことを感じることなく釣りをしているのだが、ちょっと心が揺らいだ。


昼に寺に行ったせいかもしれない。


また釣りに戻ったが、
釣りの気分ではなくなったので、
納竿とした。


帰ってからもう一度その太刀魚と向き合った。


彼はどのような思いで死んでいったのだろうか。


あの時あのルアーに目を奪われなかったら、
こんなことにはならなかったのにと思ったのだろうか。


なんてことを考えながら、
太刀魚を捌いた。


あまり考え過ぎると釣りが出来なくなりそうなので、思考を停止させ、
太刀魚に感謝しつつ、
胃袋に収めた。


紅葉を見ると、どうも命というものに敏感になるようだ。



ではまた。

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