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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

梅の香り

森山’s Honey Bucket  67

 

 

 私立高校入試が一段落…と思いきや、来週は公立前期入試だ。

私立専願で合格を手にできた者は、我が世の春を迎えているが、

あとに入試を残す者にとっては、なかなか気の休まるときがない。

 来週の前期入試こそ本番と、懸命に取り組んでいる子らもいる。

どうか彼らの夢も叶い、最高の春を迎えて欲しいものだ。

 

 

 暦では春とはいえ、毎日冷える。

何年かぶりに、しかも二度、積雪の体験もした。

 はしゃぐ齢では無いが、家々の屋根が白くなったり、

緑の葉に積もった雪が陽の光に輝いていたり、

誰かさんが作った可愛い雪だるまが公園にちょこんと立っていたり、

そんな場面に出くわすと、なんだか楽しい気分になる。

 

 

 ぼくには、立春過ぎに毎年楽しみにしていることがある。         

我が家に一本植わる「梅」の花の香りをかぐことだ。

 

 長男が生まれた年、市から「記念樹」としてプレゼントしていただいた。

ひ弱な感じだった幹も今や随分太くなり、背も高くなった。

 

 うちの梅は今年、タイミングを計ったように息子の誕生日に咲きはじめ、

雪の日には何輪かが白い帽子をかぶった。

 

 花が少ないときには、こちらから鼻を近づけ、「この香り、この香り…」と幸せ気分を味わっていた。 

が、今日などは随分花も増え、近くを通るだけで香りの方からこちらを包んでくれる。

 なんとも甘い香り…素敵だ。

 

 

 嗅覚が存在を主張をするときと言えば、もっぱら「食」に絡むときだけのぼくではあるが(笑)、

「梅の香り」に安らぎを感ずるといった嗅覚と心の連携は大切にしたい。

 

 

 この風土に住まうことを許された者の特権として、

 

若葉の香り、夏草の香り、夏の磯の香り、カブトムシやクワガタムシの香り、

 

籾がらを焼くにおい、落ち葉の香り、落ち葉焚きのにおい(ついでに焼きイモ)、

 

そして花々の香り…、など季節の香りをかぐことに喜びを感じ続けたい。

 

 

 そして、季節を感ずるための「嗅覚」は、進化のスピードを緩めることのない情報化社会に生きる現代っ子たちにこそ、しっかりと磨き鍛えて欲しいものだと思う。





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