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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

子どもの世界1

●むこう向きのおっとせい その79



私が小学校の頃,「忍者部隊月光」というテレビ番組が人気を博していた。
「忍者部隊」が忍術等の能力を駆使して悪事と戦う物語である。

 

これには無茶苦茶はまった。

 

忍者部隊に入りたくて、日々近所のがきんちょと集まって訓練に励んだ。

 

 今から考えれば危険な事を一杯していた。

 

地蔵さんを祭ってある祠の屋根から飛び降りる。

今見ればそんなに高くはないが、小学生からすれば結構な高さだ。



 城東運河の防波堤の上をかけ足で渡る。

転落すればヘドロの川にまっさかさまである。

 

そして何よりも工事現場はかっこうの訓練の場であった。

 

渡してある木にぶら下がってわたり始め、

砂山の所で手を離して下に落ちるというのはメインの訓練であった。

 

そして工事現場のおじさんは極悪非道な悪人として、我々の敵役だった。

実際はただのおじさんなのだけど。

 

影に隠れながらおじさんたちの動きを見ることは、

見つかったらやばいというハラハラ感一杯で、わくわくする時間だった。

 

ある日曜日、いつものように訓練に励んでいたら、

その日にはいないはずの悪人が突然現れて、

 

「こらー!」と怒鳴ったのだ。

 

我々はクモの子を散らすように、一目散に逃げた。

 そしてしばらくして、みんなが顔をそろえたとき、一人足らなかった。

 

「K坊がいない!」



 彼はおじさんが「こらー!」と言った時に、

ちょうど木にぶら下がっていたのである。

 

そして彼は捕まった。

 

後でおそるおそるK坊の家に様子を見行ったら、

泣きはらした目をした彼が無事にいたのを見て、

みんなでほっとした事を覚えている。

 

 

「大人からすればたわいない事でも、



子どもはわくわく、ドキドキときめくものなのだ。」

 

 

というのをテーマに

 

「火おこし」に挑戦した実験学校の生徒たちの事を書こうと思っていたら、

前振りが長くなってしまった。

 

 

続きは次回書くとしよう。

 

 

ではまた。





(釣りをしているときは子どもに戻っている気がする)





 

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