FC2ブログ

藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

青年は荒野をめざす



●むこう向きのおっとせい その81



5月に入ってから卒業生がちょくちょく顔をだしてくれる。





卒業生が来てくれる事は、大変にうれしい事である。

 

 

「目指す進路はなんと東京になりそうです。しかも大学ではないので、

普通の受験勉強ではなく厳しい毎日です。



上京したらもう会えないだろうから、ふるさとの見納めと

お世話になったお礼を言いに行きたい」というメールをくれたNちゃん。



なんだかよく分からんなと思っていたら、先日久しぶりに顔を出してくれた。




聞けば声優の道を目指して、東京の専門学校を受験するとのこと。



進学校に通っている彼女が、そんな選択をするとは思いもしなかったので大変に驚いた。



御両親の反対も押し切っての進路選択だったようだ。




声優になり、その道で食べていけるのはほんの一握りの人間だろう。




普通に大学に行って、大学に通いながら、専門学校に行けば、潰しも利くだろうにと思うのだが、

退路を断って自分の夢に向かって行くという彼女の熱意に、

そんな思いは話をしていくうちになくなっていった。




 

その二日後今度はAがやって来た。



「先生ちょっと聞いて欲しい事があるんやけど。」と切り出した。




彼女は今ブライダルの勉強をしている。



将来は海外で結婚式を挙げる人たちの世話をするのが夢だという。



そのためには1年間オーストラリアに留学しなくてはならない。



そこで留学するべきかどうか、私の意見を聞きに来たのだ。



1年間自分の身近な人たちと離れ、見ず知らずの人たちの中に入って、

果たして自分はやっていけるのか。



残していく人の事も気になるなど、不安な要素が一杯のようだった。



「先生どうしよう」と言いつつ、気持ちは半ば決まっているように思われた。



誰かに背中を押して欲しかったのだろうと思う。

 

「ここまで気持ちが高まったのなら、行くべしだろう。



君なら何とかいろんな困難は乗り切って行けると思うよ。」と答えた。




 

最後は彼女が判断する事だが、後悔のない選択をすることを願うのみである。人生は短い。

 

 

それぞれが不安を抱えながら、自分の夢に向かおうとしている。




そんな彼女たちの夢が叶うことを祈りたい。 



  

    ひとりで行くんだ 幸せに背を向けて

  さらば恋人よ 懐かしい歌よ友よ

  今 青春の河を越え

  青年は 青年は 荒野をめざす

     

     もうすぐ夜明けだ 出発の時が来た

  さらば故郷(フルサト) 想い出の山よ川よ

  今 朝焼けの丘を越え

  青年は 青年は 荒野をめざす

 

     「青年は荒野をめざす」五木寛之

 

ではまた。







今日はヒゲ先生の誕生日でした。










Newest

Comment

Leave a comment

Designed by Akira.
Copyright © 藤原学園の『年中夢求』日記 All Rights Reserved.