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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

「星くずの村」に舞うホタル

森山’s Honey Bucket 84

 

 

 今回の実験学校・特別回から

 

 

 ホタルまつりに出発するとき、虫かごを持っている子がいた。

 

「これこれ!ホタルは観るだけ、採ってはいけないんだよ。」

 

「ホタルは命が短いし、子孫を残すために一所懸命に光ってるんやから、自然の中で自

 

然に光らせてあげないとあかん。」

 

と注意するぼくに、

 

「わかってる。かごに集めて見るだけやから…」

 

「だいじょうぶ。あとでぜったい逃がすから!」

 

と屈託の無い、元気な返事が返ってきた。

 

 

 

 

 

温泉・・・

 

    屋台・・・

 

        川べりや林に飛び交うホタル・・・

 

 

 

いっぱいいっぱい素敵な時間が流れた。

 

 

 

 

やや?? あれは…

 

ふと、たくさんのホタルで輝く虫かごが目に入った。

 

 

しばし離れたところから様子を伺っていると、

 

何人もの子たちが、

 

飼育小屋のおじさんにプレゼントしてもらったホタルや、

 

ナイスキャッチ?したらしいホタルを、

 

例の子の持つ虫かごに集めている。

 

たしかに、たくさん光っている。

 

 

複数犯だ!

 

 

 

彼らに近づいて、「これ、採ったらあかんやろ!」と言いかけたとき…

 

 

 

「これで『星くずの村』もホタルの村になったらええのになあ…」と言う子どもたちの会話

 

が聞こえてきた。

 

 

この子たちは力を合わせてホタルを集め、

 

「星くずの村」で放とうと計画していたのだ。

 

 

正しい行いでないことはわかっていた。でも…

 

「何年か後に『天の川』※に飛び交うたくさんの光を想像した」彼らの純粋さに、ぼくは打たれた。

 

 

 

帰りの車で大切そうに抱いていた虫かご。

 

 

彼らは「星くずの村」に帰り着くやいなや、

 

天の川の岸辺でその扉を開いた。見事なまでの潔さで。

 

 

開かれた扉から、たくさんの光が舞って出た。

 

 

「星くずの村」で初めて見たその景色の美しさにしばし見とれていた。

 

 

 

子どもたちの共犯者になれたことを嬉しく感じた。











                              ※天の川…「星くずの村」にある人工のせせらぎ




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