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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

やさしさ

森山’s Honey Bucket 101

 
 我が家の北に隣接する中小阪公園(通称三角公園)の一角に

季節ごとに色とりどりの花を咲かせているミニ花壇がある。

 公園の南東の入り口付近にある花壇なので、

日向ぼっこに来る老人や犬を連れた散歩のおばさん

われわれ近隣の住人なども

日々その花たちを目にすることができ、心を楽しませてもらってきた。

 花壇

 

 花壇の世話は、いつも決まったおじさんが一人、

土を作ったり、苗を植えたり、支柱を立てたり、雑草を抜いたり、

頑張ってくださっている。


 おじさんは、市役所の環境課か市民課の職員の方で、

市民サービスの一環として働いておられるのだろう…

そんなふうにずっと思い込んでいた。



 しかし実際は違った。


おじさんはまったくの一般市民だった。


お話を聞いていると

「いやあ、好きでやっとりまんのや。なんもかんもボランティアでんがな…」と

にこやかにおっしゃる。


花の世話をするという労働のみならず、

花壇の土・たくさんの花の苗・肥料…

花壇作りと世話にかかるすべての費用を

自己負担で賄っておられるとのことだった。


いちいち驚きながらお話を伺っていると、


「花を見て、きれいなあ…と喜んでくれる人がいたら、それだけで満足ですねん。」と、

やはりにこやかな笑顔でおっしゃった。



大いに感心し、お礼の言葉を言ってからその場を離れ、

出勤のため車に乗り込んだ。



布施駅近くの消防署前まで車を走らせ、前方の赤信号で停車したときのこと。

何気なく右手にある消防署に目を向けた。

(消防車は格好いい!常々そう思って観察することが多い)


するとそこには、スタンドを立てた自転車の横でたたずむおじいさんと、

自転車のそばで屈んでいる消防署の職員の方の姿があった。


何をしているのだろう…



職員の方の手の動きを観察していて、気づいた。

おじいさんの自転車の外れたチェーンを直してあげているのだ。


奥から別の職員の方が工具らしいものを持って来て、また自転車の横に屈んだ。



消防車や救急車の出動要請のない平安な時だったから対応も可能だったに違いない。

しかし、しかしである。

困り果てていたのだろうお年寄りに対して

消防署の方々が自然にとられたその行動には

深い思いやりを感じることができた。


胸がほっこりした。

 消防署前   


また同じ日に、

学園54期生(卒業生)のとある女の子が、

連休などを利用して、東北へ向かい、

東日本大震災で被災された方々のため、

ボランティア活動に汗を流してきた…と知った。



この日出会った

花のおじさん

消防署の方

卒業生の女の子


これらの方の行動には、

「他の人に対するやさしさ」が心の根っ子に共通して存在している。



昨今、ある政治グループの方々が、

「教育は2万%強制だ」とか、

「将来この国を牽引するリーダーを育てるための教育こそ、今必要なのだ。

『やさしさ』育てるなんて目的の教育を続ければ、

この国は近い将来他のどの国からも相手にされない存在になる。」


との発言をなさっていると見聞きした。

その真意は、不勉強のぼくにはよくわからない。


しかし


人にたいする「やさしさ」は

人が人として持ちうる資質のうちで

うんと大切なものだ。


人は人から受けた「やさしさ」に応えようとして、

自分を奮い立たせ、

やがて「厳しさ」の必要性も「内なる声」として聞くことになるのだ。



自分の「内なる声」を聞くことができる人に育ってくれ!と

子どもを応援することが教育という営みだと思う。



教育は決して強制ではない…と僕には感じられる。

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