FC2ブログ

藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

水と塩水

森山’s Honey Bucket 102

 
「水溶液とは?」というテーマの実験授業の最後半、

小学生たちに次のような質問をしてみた。


 「2つのビーカーに同じ分量の水と塩水が入っている。

どうしたら区別できるかな?」

 

 授業終了までのわずかな時間に子どもたちが出したアイデアは4つ。

① 味を確かめる

② 水分を乾かして、あとに塩がのこるかどうか確かめる。(スプーンに少々)

③ 同じ分量ならば、重さ比べをする。食塩が溶けている分重くなる。

④ 両方のビーカーに同じ分量ずつの塩を溶かし、先に溶け残りが出る方を確かめる。


 「素敵なアイデアが出た!でももうそれ以外に方法はないかな?」

 「では、めずらしく宿題を出します!来週までに他のアイデアを持ち寄ること。」



 (さて、これを読んでくださっているあなたはどんな方法を思いつきますか?)


 と、いうことで1週間後…

 
 おおかたの子が、自分なりの方法を考えてきた。

各班で班員が相談し、アイデアが発表できなくなった班から失格?

というルールを設けた。


 ある女の子が、家でしっかり頭をひねってきたようだ。

周りの男子チームがアイデアを出しつくした後も

女子の班は強かった。


 彼ら彼女らの方法を、できるだけ実験で検証しながら授業を進めた。

その場で実験できないものは、裏付けとなる理屈を説明した。


 面白かった…



 ともかく下のようなアイデアが新しく示された。


 授業を進めるごとに、とても嬉しくなった…


① 玉子を入れて浮くかどうかしらべる。(浮力の違いに注目)

② 電気を通すかどうか(電球がつくかどうか)しらべる。

③ 鉄にかけて「さび」やすさをくらべる。(う~ん時間はかかる~)

④ 氷にかけて温度の下がり方をくらべる。(寒剤としての働きに注目) 

⑤ 振ったりかき混ぜたりしたときの小さい泡の出方をくらべる。
   ※ 塩水の方が気泡がたくさんつく。
      もともと水に溶けていた空気が追い出され、気泡になって出やすい。

⑥ 水温を下げて溶け残りの出方を調べる。
   ※ 食塩についてこの方法は難しいのだけれど…

⑦ 薬との反応を調べる。
   ※ 硝酸銀水溶液との反応を演示

⑧ 音の伝わる速さをくらべる。
   ※ 塩水 > 水 > 空気 の関係がある。

⑨ 光の屈折率の違いを利用する。
   ※ 塩水を水に静かに注ぎいれると、ゆらゆらとした流れが見える。

⑩ 氷になる温度を調べる。
   ※ 真水が凍る0℃でも、塩水は凍らない。

⑪ ナメクジにかける。
   ※ 野菜にかけてもよい。中の水分が外にしみだしてしまう。

⑫ 傷口にかけて痛さをくらべる。
   ※ これは笑いました!



 どうですか?

 楽しいでしょ…


 
 調べること

 友だちの言葉に耳を傾けること

 考えること

 試してみて確かめること

 納得すること



 大げさかもしれないけれど、

 子どもたちの表情の中に

 彼らの成長を感じることが出来ました。

 
 「う~ん 実験って素敵ですね。」  (水野晴男 風   古!)

Newest

Comment

Leave a comment

Designed by Akira.
Copyright © 藤原学園の『年中夢求』日記 All Rights Reserved.