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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

四半世紀

●むこう向きのおっとせい その119

10日は大阪私立の高校入試だった。

前日は学園各校で中3生の送り出し。

職員全員で書いた励ましカード(このカードはその後も大事に持っている生徒が多くいる)と
ヒゲ薬(ちょっと怪しい)を手渡し、
そして最後は握手をして送りだす。

中には感動して泣き出す生徒も出てくる。

みんな不安を抱えているので、これらの励ましが気落ちを揺さぶるのだろう。


そしてテスト当日は駅に立って子どもたちを見送る。


その昔、ヒゲ先生は公立高校入試の時に「力餅」を持って、
いくつかの高校を巡って子どもたちの激励をしていた。

それが学園恒例の行事となり、毎年公立高校には手分けして餅を配りに行くことになった。

今では多くの高校に、進学塾が旗を持って校門前に集まり、
自塾のアピールと共に子どもたちを励ましに来る。

子どもたちを励ます気持ちはあるのだろうけど、旗はいらないだろうといつも思ってしまう。


私学受験の時には場所が広範囲になるので、前日の励ましだけで終わっていたのだが、
何とか子どもたちを勇気づけたいという思いで、駅に立つことにした。

それから四半世紀の年月が流れた。


多くの思い出がある。
駅に来たときに、受験のプレッシャーからか泣き出す生徒がいた。
このままではいけないと思って、助手の先生に学校にまでついて行ってもらった。
落ち着きを取り戻しての受験となり、事なきを得た。

またある時、不安だから先生の持っているものを貸してくれという生徒もいた。
一人の生徒にペンを貸したら、次から次に貸してくれと言うので、
どんどん渡していったら最後には渡すものがなくなって、
たまたま持っていた給料袋を渡した子どももいた。


毎年、自分ももういい歳だから駅に立つのはやめようかとも思うのだが、
その日がくればいつものように駅に立ってしまう。


気が付けば四半世紀。


ここまで来たら、おじいちゃんになるまで(だいぶ近づいたが)立ってやろう。


子どもたちに「先生大丈夫?」と逆に励まされるようになったら、
それはそれで面白いかも。


今年もたくさんのスタッフが応援に駆けつけてくれた。

それがなんとも嬉しい。


こんなスタッフみんなの思いが子どもたちに伝わり、いい結果になりますように。


ではまた。

            (スタッフと見送られる生徒です)

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