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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

むこう向きのおっとせい その12



●15年

 

阪神淡路大震災から15年の年月が流れた。

 

たった15秒の揺れが6434人の命を奪った。

 

高橋幹弥君。今生きていれば35歳。

 

小学4年の時から学園に通ってくれて、中学3年まで6年間共に時間を共有した。

いつも笑顔を絶やさず、穏やかで勉強にも人一倍真剣に取り組んだ。

 

高津高校から神戸大に進学。将来を嘱望されていた。

 

普段は神戸で下宿。成人式で大阪に帰った時、みんながもうちょっと大阪にいたらというのを,

レポートがあるからと帰ったのが運命を分けた。

 

遺体はなかなか発見されなかったが、ご両親が行って探されたら、不思議なことにすぐに発見された。

 

お通夜の日、棺の前で幹弥君にずっと語りかけられていたお父さんの姿が今も目に焼き付いている。

 

15年の歳月が流れた。

 

追悼式典での遺族代表松浦潔さんの

「もう一度会いたい、会いたい。この想いは変わることはありません」

という言葉が残された人の気持ちであろう。大切な人をなくした人の気持ちを年月が癒やす事はない。

 

あれから地震予知の研究は随分と進んでいるようではある。

東南海地震が今後30年以内に40%、さらに50年以内の発生確率は80%と予測されている今、科学の粋を集めて,できうる限りこんな悲しい思いをする人の数を少なくしてほしいと願う。

 

 

Do not stand at my grave and cry;

I am not there , I did not die.

 

 

                                                                          ではまた。

 

 

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