●むこう向きのおっとせい その141
九州では記録的な大雨。
雨が心配だったが、幸運にも雨は降らなかった。
1時間目の実験が終了後、すき焼きパーティー。
今回初参加の子どもが、こんなに食べたことがないと、
お腹をキンキンにさせている。
2時間目の実験では小3・4、研究科が苦戦。
予定の時間が過ぎても出来ない。
しかし子どもたちは粘り強く取り組んで、何とか完成させた。
次の日は6時に起床。
起きてすぐに、今回の共通実験の「飛行機」を作成。
飛行機はすぐに完成。
その後坂手港の近くの広場で飛行大会。
説明書には上手くいけば30秒は飛ぶと書いてある。
しかしながら、なかなかそうはいかない。
子どもたちは翼の角度を変えたり、尾翼に角度をつけたりと
飛ばすための工夫を凝らして、夢中で飛ばしている。
飛ぶというのは人の心をくすぐるものがあるのだろう。
その後は釣り。
最近はどうも釣果が悪い。
初めての子どもにどうしても釣らせたくて、最後まで粘る。
釣れたのはフグだったが、子どもたちは大変喜んでいた。
こういうワクワク感と達成感が子どもたちを元気にするのだ。
最後の実験も元気よく取り組んで、実験学校は終了。
朝起きて子どもたちの泊まっている宿舎に近づくと
子どもたちの楽しそうな笑い声が響いてくる。
何だろうと思ってしばらく様子を見ていたが、
子どもたちの笑い声は随分長い間続いた。
その声を聞きながら、すごく幸せな気持ちになった。
子どもたちが、実験だけでなく、
この村での生活を楽しんでくれているというのが嬉しかった。
次回は8月。
夏休みに入って2泊3日の合宿となる。
子どもたちにとって、夏休みの最高の思い出に残る合宿になるよう、
しっかり頑張ろう。
ではまた。