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藤原学園の『年中夢求』日記

〜今日も顔晴るみんなへ〜

恩人

森山’s Honey Bucket 152

 
 「森山くんの奥さんになる人なら採用しよう。」


 当時、専任であれ助手であれ、小豆島に付添をしてくれる方々であれ、

学園に関わるスタッフは、例外なく学園出身のOB・OGだった。


 にもかかわらず、如先生は僕の申し出を、笑顔で快諾して下さった。

その年に結婚が決まっていた人を、如先生が経営される藤原学園深江教室(当時の呼称)で

「働けせていただけないでしょうか?」と、如先生にお願いしたのだ。


 妻となる人にも、

 藤原学園の素敵さを知って欲しい…

 世の中にこのような世界があることを理解してほしい…

 藤原学園を二人の共通の職場にしたかった。

 とはいえ…
 
 今、思えば若気の至りもいいところだった。

 一国一城の主の如先生に対し、学生上がり(卒業すらまだしていなかった)の自分が、

 よくもまあ、そんなずうずうしいお願いができたものだ…

 
 そんな突然の申し入れを、1週間程後如先生は受け入れてくださったのだ。



 
 小さな頃(僕は小4生の春、学園に入学した)からお世話になってきた如先生に、

 僕は、絶大な信頼の気持ちを寄せていた。

 
 ぼくは小中高を通じて、他の友人に負けてなるものか…と秘かに心する科目が一つあった。

 そうした気持ちは藤原学園で受けた如先生の授業で養われた。 

 先生はたいへん厳しかったが、授業はとてもわかり易く、お話はいつもおもしろかった。

 
 授業が楽しみだった以外にも、如先生が素敵だったのは、
 
 すべての生徒に対して完璧に平等で、

 子どもの鋭い目から見ても、いっさいのえこひいきがなかった。

 また豪快で、曲がったことが大嫌い。

 太い芯棒を心に持たれた、これぞ男!のような先生だった。

 
 
 学園の助手時代にはたくさん、

 専任になってからも何度か、

 如先生には、こっぴどく叱られた。

 その都度先生は、

 「君らしくない!」

 「君がそんな行動をするとは思ってもいなかった!」

 とおっしゃった。

 先生の期待を裏切った自分が馬鹿だった…

 心から反省できる「叱り方」をいつもしてくださった。

 
 こんなに早くしかも唐突にお別れの日が来るとは信じがたい…


 
 長い間お世話になりました。

 ありがとうございました。

 心よりご冥福をお祈りいたします。
 


 

 



 

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